2009年8月初旬 取材
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| 煙草を燻らす精悍なイ族の女 |
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| 写真4 イ族の家 不思議なマーク | 写真8 イ族が居住する大涼山付近の金沙江 |
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| 写真9 煙草を燻らす精悍な農家の主婦 | 写真10 天理であったイ族 水煙草 |
| 旅行の終盤、大理から昆明に高速道路113号線を走る。途中、楚雄イ族自治州を通る。 楚雄のインターを通り越すと大涼山付近で見たあの白壁にかかれたような絵が見える。 壁に描かれたライオンらしき絵、次に見たのは“きのこ”の絵、である。(写真12,13)“きのこ”はこの地域の名産のようである。ということは不思議な絵は魔よけを意味するものだけでなく何か遊び心もあっての事かと思い巡らしながら広大な畑を右に見ながら走る。高速道路沿いに農産物の売り子がでる。(写真14 、24、11) |
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| 写真12 ライオンが描かれた白壁 | 写真13 土地の名産“きのこ”の絵 |
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| 写真11 高速道路での農産物売り | 写真14 広大、豊かな畑 | 写真24 のどかな時が動く |
| この地の近くに180万年前の元謀原人の洞窟や古代恐竜の遺跡があることでも知られているところである。(写真23) 白壁に次の絵を捉える。家の側面にユーモラスな“ひょうたん”の絵が描かれている。(写真15) |
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| 写真23 遺跡を恐竜谷で見せている | 写真15 ひょうたんの絵 |
| 次は 横幅4m近い大きな絵が目に入る。(写真16)実に明るい楽しい綺麗な絵だ。 内容はイ族の生活ぶりを表しているようだ。回廊のように次々に素敵な絵が目を楽しませてくれる。(写真17,18) 作物の収穫を祝っているのだろう。特徴の黒い帽子、何よりもエキゾチックに描かれたイ族の女性が美しい。 恐竜と鶏、走る恐竜(写真19,22)も面白い。 |
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| 写真18 エキゾチックな顔が印象的 |
写真19 鶏・恐竜がそれぞれ描かれている |
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| 写真22 走る恐竜 |
(写真20)は敬老精神が家庭の幸福の基本 。(写真21)は一年の計、一生(生涯)の計が描かれている。いずれもこちらは漢民族によるものだろう。特に一年の計は春にあり、一生の計は働くことにあり、労働は宝。一生一世働くことはやめられないという教訓は誰にも分かりやすく描かれている。
絵はなんと数キロに渡って描かれている。道端の絵はすべて望遠レンズで捕らえる。これらは観光を目的に描かれたのではなく生活を楽しむ為のものだろう。いずれにせよ大量の絵は”道端の美の回廊”と呼んで良いだろう。私にとって長旅の疲れが癒された一時でもあった。 発想豊かな回廊、ユーモア溢れるそれぞれの絵、は近づきがたいといわれるイ族の人たちの予想外の一面を表しているが、彼等には厳しい民族の歴史を歩んできた中で培ってきた何か大きなものを持っているのかもしれない。 イ族は総人口が約657万人。中国少数民族の中で6番目であり、雲南省・四川省・広西チワン族自治区など、広範囲に居住している。祖先は黄河上流域をその発祥の地とし、その後次第に南下し長江原流域の金沙江域に到達、定着したと言われている。古代西南地区を支配し王国を築いたこともある。独特なイ文字を持ち、中国解放迄は奴隷制度を持っていたことでも知られ、強い民族意識を持つといわれている。 |
次回はトンパ文字の納西族の故郷、水の都 麗江(リージャン)を予定しています。