花畑営業所の主力系統であり、花畑車庫〜北千住駅を花畑街道経由で結ぶ。かつては花畑大鷲神社〜花畑車庫〜北千住駅間を結んでおり、昭和50年代後半には終点が花畑大鷲神社から花畑桑袋団地へと延伸された。大鷲神社始発の頃、今では想像もつかないが、満席で北千住行が到着し、花畑車庫からでは座ることができずがっかりしたが、運がよければ車掌ポストに立てたり、車庫の前の道路を横断し綾瀬川の堤防側から乗車することもあり、いつもと違う乗り場は、子供心にワクワクしたものであった。しかし、花畑桑袋団地〜花畑車庫間は、その後の減便や乗客減により末期は1日数便となってしまい、2005年(平成17年)8月23日、つくばエクスプレス開業前日をもって廃止されてしまった。
北11は、朝夕のラッシュ時、千住新橋の混雑が酷かったため、早朝を除く朝は途中の五反野駅止の五28が運行され、夕〜夜も五28がメインで北11は1時間に2本程度の運行頻度であった。しかし2004年(平成16年)2月27日、北千住の再開発完成により、乗客の北千住への直通需要の高まりから同年12月20日のダイヤ改正で、平日の朝以外はすべて北11での運行となった。前述のように、長らく朝の北11は運行されてこなかったが、
つくばエクスプレス開通に伴うダイヤ改正で、朝7時、8時台に各1便北11が設定され、同時に北11、五28あわせて1日89便だったものが、67便へ減便された。
なお、足立区の都市交通懇話会では、つくばエクスプレス開通時にこの系統を六町駅経由とするつもりであったようであるが、花畑車庫から六町駅までは迂回して入れるものの、区画整理の遅れにより六町駅から花畑街道へは、出ることが不可能なため,北11は現状維持となり、代わりに六18系統 六町駅〜花畑桑袋団地線を新設したようである。

 北11の行先表示。
 長年、花畑車庫〜四ツ家町〜北千住駅とシンプルなものであったが、2005年(平成17年)
 の方向幕のLED化改修時から画像のような表示となった。

 
 
 

 車庫を発車したバスは、通称花畑街道をどこまでも直進して北千住へ向かう。
 六町駅入口(旧六町)までは、綾瀬川沿いの側道となっている。
 画像は2005年(平成17年)の足立の花火大会開催日に、車庫より乗客満載で北千住へと
 向かうところです。

 綾瀬川沿いの側道を行く大型車。
 この側道は、綾瀬川側にバス停を設置できるスペースがないため、およそ800メートルバス
 停がない。

 

 2005年(平成17年)8月23日までは、六町を名乗ったが、つくばエクスプレス六町駅開業の
 ため、六町駅入口へと改められた。

 加平小学校〜加平町間の環七西加平交差点を行く花畑車庫行。
 

 環七を超えてすぐの加平町。綾24、綾40の発着する環七上の西加平バス停とは至近で
 ある。
 ここは上下線のバス停が環七の南北に分かれており、花畑車庫行は環七の北側に、
 北千住行は環七の南側にバス停がある。

 

 二ツ家町付近を走る。五反野駅まで歩いて歩けない距離でもない。
 対向する乗用車の後席より撮影。

 東武線のガード下にある末広町バス停。五反野駅までは徒歩2分。
 「五反野駅入口」といった名前でもいいと思うが、なぜか昔から末広町である。
 しかも前述のとおり方向幕には入らない。ただし、車内放送や乗務員氏の肉声案内で乗り換え案内
 はある。
 北千住の再開発前までは、かなりの乗客がここで下車して五反野駅へ急いだが、再開発後は北千
 住志向が強まり、ここでの乗降が減少した。
 次の高砂町は、都営バス千住車庫と至近のため、あまり乗降はない。
 

 

 千住新橋を行く。
 千住新橋架け替え前は、花畑側に千住新橋北詰というバス停もあった。
 ここまで来れば、北千住駅まではあとわずかである。

 

 千住新橋を下る。
 千住新橋を渡ると既に千住の市街地であり、駅までは歩いても10分から
 15分程度のため、この先乗る人はほとんどいない。

 再開発された北千住駅ロータリーへ20分から25分程で到着。
 つくばエクスプレスの開業に伴う区内の道路整備や開通により、道路混雑も以前ほど酷く
 はなくなった。乗客が減少してから定時制が保たれるようになるとは、なんとも皮肉なもの
 である。
 北11の乗降場所は、千代田線出入口前(大東通運ビル)やびゅうプラザ前(ルミネ)と事
 あるごとに移動させられた。現在はマルイの前で北02(ポールは別)、東北急行の夜行
 高速バスと同居している。
 



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