簡単なHTML文書作成


HTML文書を書いて、インターネットで公開することを、「ホームぺージを書く」とか、「ホームページを作成する」とかと言ったりします。

ここでは、ごく簡単な、HTML文書を作ってみましょう。

まず、自分のホームディレクトリである"F:\"に、"html"というフォルダを作成します。ここに、これから作るHTML文書を格納します。このフォルダの下にフォルダを作成することで、文書を階層的に管理することもできます。

先ず、次の内容の文書を作成します。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
<html>
<head>
<title>練習</title>
</head>
<body>
<p>こんにちは、HTMLの世界へ</p>
</body>
</html>

これを、フォルダ"f:\html"に、ファイル名"rensyuu.html"で保存します。

これを、Netscape Communicatorを使って、表示させてみます。"rensyuu.html"をダブルクリックします。

エレメント

文書を構成するひとかたまりの物を要素(エレメント)と言います。 この要素を指定するのにタグとよばれるものを使います。 要素の先頭で、"開始タグ"、要素の終わりで、"終了タグ"を指定します。 上の例では、<と>で囲まれたものが、タグです。 <body>の様なものが開始タグで、</body>の様な物が終了タグです。 ようするに、要素の種類を<と>で囲って、その要素の始まりを示し、 その要素の終わったところを終了タグで示します。 この程度知っていれば、簡単な物なら直ぐに書けてしまいます。

課題1 上の例のタイトルを自分の名前に変えてみなさい。

課題2 上の例でbody要素の中に自己紹介を簡単に書いてみなさい。

タイトル

文書にタイトルを付けるには、<head>と</head>の間に<title></title>で囲って入れてください。Windows 95では、タイトルバーに表示されます。

段落(パラグラフ)

段落要素は、<P>と</P>で囲みます。

見出し

見出し要素を指定するには、<Hn></Hn>を使います。 nのところには、見出しのレベルを示す数字(1から6)を入れます。 ブラウザによっては、レベルに応じて文字の大きさが変わります。 しかし、文字の大きさを変えるという決まりは見出し要素にはありません。 文字の大きさを変える目的で、見出し要素を使うのはやめましょう。

特別な文字

HTML文書の中では、そのまま入力できない特別な文字があります。 この文書の中で、<>が使われていますが、これをそのまま書いたのでは、タグと間違えられてしまい、思った様には表示されません。 HTML文書中では、<>と書く代わりに&lt;&gt;と書きます。 &を書きたいときには、&amp;と書きます。また、"は&quot;と書きます。

改行

HTML文書内では、(エンター・キーを押して)物理的な改行を入れても、表示されるときには改行されません。強制的に改行をさせるには、改行位置に<BR>を書きます。 このエレメントには終了タグはありません。

横線

文章の区切りとして、横線を引きたいときには、<HR>と書きます。 この要素には、終了タグはありません。本当に線を引くという保証はないので、線を引くことで何かを表現しようとしても無駄です。

図の貼り込み

文書の中に図を貼るには、イメージ要素を使います。 <IMG SRC="p" ALT="">のpの部分に、画像ファイルの場所を示すURLを書きます。 この要素にも、終了タグはありません。

課題3 上の例のbody要素の中に、<IMG SRC="http://bm.ishikawa-pc.ac.jp/graphics/sample.gif" ALT="">と書いて、Netscape Communicatorで表示させてみなさい。


問い合わせ tanioka@ishikawa-pc.ac.jp

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