歯ブラシは1日何回すればよいの?
 実は回数の問題ではないのです。でも1回でよいかというと1日の汚れをそれだけで落とすのはなかなかしんどいことです。
 最近、近くのオフィスでは、昼休みにも磨いている人も多く見受けられるようです。もちろんとてもよいことだと思います。
 気を付けていただきたいのは、朝や昼休みの忙しい中で、同じウェイトで何回磨いても、磨き残してしまう場所は、いつもいっしょだということです。

1日に1度は時間をかけて歯を磨こう
 口の中の万病のもとである歯垢は、歯に付着してから変化をしてゆくのをご存じですか?
 歯垢を構成する菌は様々な菌がありますが、歯に付着してから時間がたつと、だんだん毒性の強い菌が増えてきます。もし磨き残している場所があると、そこは何年もずっと磨き残されていることが多く、そこから歯周病や虫歯が起きてくるリスクが高まります。
 朝や昼に時間がなくて磨けなかった歯と歯の間や歯の裏側などをよく落とし、翌日に汚れを残さないことが大変重要です。
座ってじっくりやってください
 洗面所を脱出し、練り歯磨きの使用をやめれば、居間や自室で歯ブラシをすることができます。お行儀悪い、と思われるかもしれませんが、ゆったりソファーにでも腰掛けてやってみてください。5分や10分は楽に磨けるはずですよ。体をきれいにすることは、お風呂がそうであるようにリラクゼーションの効果もあるのです。是非取り入れていただきたい習慣です。