ブラシの時間とブラシ圧
朝や昼休みの忙しい中、歯ブラシをしていただいている方が大勢いらっしゃいます。
すばらしい習慣です。
しかしながら、ここでちょっと意識していただきたいことがあります。
(きれいにしたい)+(時間がない)=(力が入る)
という図式です。
隅々まで磨くのは夜にとっておいてもらって、
時間がないときは完全にきれいにしようとは思わない方がよいのかもしれません。
夜は時間をかけ、弱い力でじっくりとやっていただきたいのです。
 朝や昼は人のため(エチケットとして)夜は自分のため(予防として)と考えていただけるとよいと思います。

力を抜くのは難しい・・・
硬いブラシでゴシゴシ磨く
もうこの危険性に関してはご理解いただけたかと思いますが、
これが気持ちいいという人がいます。
クリニックで指導していても
「こんなんじゃ磨いた気がしない!」というわけです。
どうぞ一度ご自分の歯や歯肉を鏡でよく見て下さい。

歯ブラシの持ち方とブラシ圧
かなり関係あります。手のひらの中にがっちり持ったり、
親指を添えたりすると力が入ります。
指だけで持って下さい。
持ち方は鉛筆持ちが基本です。
毛束が曲がってしまうような力をかけてはいけません。