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月組宝塚大劇場公演
『ゼンダ城の虜』『ジャズマニア』
                     10月17日 13:00公演 観劇

     一回きりの観劇だったので詳しいところ(お衣装とか…)までははっきり覚えていません。(ごめん
    なさ〜い!)
     あと2、3回観られたらもっとじっくりご報告もできたと思うのですが…。
     と言っていても仕方がないので(笑)記憶の断片をたどってわたしの観劇報告(というか感想ですね)
    を…。忘れてしまわないうちに早く書いちゃおう。
     私事ですが、なんと宝塚大劇場で観劇するのは20年半ぶり!(前回はバウだけだったので…)
     場所も同じように上手側の2階席で(ありゃ?前は3階席だったカナ?)、席に着いたらしばらくの間、
    気分が20年前にタイムスリップしちゃいました。

    『ゼンダ城の虜』 (『ジャズマニア』の感想はこちら
      物語は割とわかりやすいですね。
      わたしは原作をチョロっと流し読みしてから観ましたが、プログラムに載っているあらすじだけでも
     十分理解できます。(「更に狂はじ」に比べれば、もう…(笑))
      善玉と悪玉がはっきりわかれていて、勧善懲悪、正義は勝つ!(笑)
      そこに王の替え玉、ルドルフと彼を愛してしまったフラビア姫の悲恋が重なって…という話。
      まあ、その中に王様の異母弟や、その家臣の悪い伯爵なんかがいて、王位継承とか、陰謀が
     渦巻いたりしていくわけですね。
      わたし的にはなかなか楽しいお芝居でした。
      何も考えずに観れたのでお芝居に入りこめたし。 
      でも、場面転換が多く、カーテン前のお芝居がちょっと多いかなあという気もしました。
      盆を上手く使っていて、王が民衆に手を振ってる場面が盆ごと回って謁見の間に変わったり、
     決闘の舞台となるゼンダ城砦(コレが結構シブイ作り(?)でわたし好み)が4分の1ぐらいづつ回転
     していき、戦っている場面が次々変わっていくっていう(こんな説明でわかります?)演出はおもしろ
     かったです。

      それでは主な出演者について少しずつ感想を…

     ・真琴つばさ(ルドルフ・ラッセンディル)
       
マミちゃんはやっぱりすごいですね。お上手です。
       王を演じている所から素のルドルフに戻る時の変わり方が笑える。
       他にもちゃんと笑いのツボを抑えています(笑)
       フラビア姫との場面はもう、お二人とも絵本から抜け出たようにお美しい〜〜〜。
       舞踏会のあとの庭園の場面はしっとりとしていい場面ですネ。
       最後、愛していながら姫と別れるところはグッと来てしまいました。
       この、ラッセンディルって人、すごく強い人なんですよ〜。短剣両刀遣いで悪者を次々とやっつけ
      ていっちゃうんだから。(相手は長い剣持ってる) ついでに言うと、ヘンツォ側は何十人と味方が
      いるのに、ルドルフの方はたったの7人…それでも勝ってしまうとは!かなり現実離れしていますが
      まあ、お芝居だから良しという事で(笑)
     ・壇 れい(フラビア姫)
       
ダンちゃんのお姫様…きれいはきれいだけどいまいち印象が薄かった。(ダンちゃんファンの方、
      ゴメンナサイ…)わたしは「LUNA」のアイリーンの方が良かったなあ。ダンちゃんは受身のお芝居
      より自分から動いていく役のほうが合っているような気がしました。
       でも、きれいなのは素晴らしい!(あんまりフォローになってない?)
     ・香寿たつき(ヘンツォ伯爵)
       
原作ではこの伯爵は結構若い人みたいなんですが、このお芝居では設定はいくつぐらいなんで
      しょう?タータンが演ると、貫禄があってあまり若くは見えなかったですね。
       という事はおいといて、技術的にはホントに上手です。悪役だけどミョーに色っぽい。銀橋で歌う
      「楽しめ!生きつくせ!」は、もう上手すぎ!
       ルドルフとの対決が2回ありますが、どちらとも迫力がありました。
     ・初風 緑(フリッツ)
       
ガイチくん、専科なんだからもう少しオイシイ役はなかったんでしょうか?
       ちょっとかわいそうです。見せ場らしい見せ場がほとんどなくて…
       フリッツというのは王様の側近で最初はラッセンディルをうさんくさい目で見ているんだけど、
      だんだん信頼していって最後は親友になる(原作ではそう)らしいんだけど、そういう過程が全然
      なくて、そんなに仲良くなったとも思えない(笑)
       でも、そんな仕様のない役でもきっちりガイチくんは演っていて、好感が持てました。
       もう一人の側近、サプトを演られた未沙のえるさんは、専科だっけあってうまくて存在感があり
      ました。ガイチくんの役よりずっといい役よ〜。替われば良かったのに…(でも老けすぎ(笑))
      ・汐美真帆(ミカエル大公)
       ケロちゃんは…はっきり言ってオイシイ役です。 
       王位を狙って国王をゼンダ城に幽閉してしまう異母弟。でも、ヘンツォに操られているような所
      もあって、結構小心者っぽい。いろいろ工夫しがいがありそうな役ですね。
       愛人のアントワネット・ド・モーバン(美原志帆さん)の前で見せた号泣はありゃちょっと泣きすぎ
      かもしれませんでしたけど…(でもヘンツォに「泣き虫」って言われるからあれで良いのか?)
     ・大空祐飛(ド・ゴーテ)、大和悠河(アンソニー)
       ユウヒくんは大公側、タニちゃんはルドルフ側の家臣役、なんですが…。あまり(というかほとんど)
      見所はないですね。他の仲間たちと一緒に出てくるので、台詞も振り分けられているという感じ。
      あれだけの台詞ではなかなか役の個性を広げていくのは難しいのではないかと思ったりして。

       えー、そして最後にわれらが霧矢大夢さま。
       
きりやんもタニちゃんと同じくルドルフ側の家来、名前はウィルヘルム(ちょっと覚えにくい?)
       上に書いたお二人と同じようにあまり目立ったシーンはありません。でも、主人公の仲間という
      ことで、出ている場面は結構多かったので、わたしはそれだけでもうれしかったです。
       唯一、(“唯一”かい…)きりやんで印象に残っているのは舞踏会でフラビア姫に求婚するように
      ルドルフを囃し立てる歌の所かなー。♪最高の女〜 って歌うところで手を胸に持っていって
      “ボイン”(もしかして死語か?)の真似をするんですけど。それはなかなか良かった…カナ。
       それと、立ち回りの場面はすごく活き活きとやっていましたね。家来6人みんな武器が違うという
      事だったんですけど、きりやんの武器は…なんだっけ?…長い棒?
       最後にもう一つ、すごく私的な事なんですが…
       ミカエルを倒しに行こうとみんなで決起する時に「明日」という歌を唄います。
       歌詞の中の「時間、力、知恵、友情、信頼、名誉」を家臣一人一人が歌い継いでいくのですが、きり
      やんのウィルヘルムくんは「知恵」の担当。
       きりやんが朗々と「ちえ〜」と唄ってくれて、わたしは“きゃー、きりやんがわたしの名前を歌って
      くれてる〜”と内心ムフフと喜んだ。(バカですね)
       全国のきりやんファンの「ちえ」さん「ちえこ」さん「ちえみ」さん、必聴です!(笑)     


     『ジャズマニア』
       わたし、ジャズが大好きなんですよー。
       という事で、今回のショーはかなり楽しみにしていました。
       それに配役表をみたら、“霧矢大夢”の名前がいっぱい載っていて、相当きりやんが活躍
      するみたいだったのでそれもすごく楽しみでした。
       で、実際見たところ…
       楽しかった!全編ジャズで、聞き覚えのある曲も多かったし、“うれしー”って感じでありました。
       ただ、割とスローなナンバーが多かったような気がして、公演案内にあるような“スイングしっぱ
      なし”ではなかったんですけど(スロージャズもいいんですけどね)
        
       今回のショーで一番思った事、それは「タータン活躍しすぎとちゃうん?」(どうして関西弁…)と
      いう事でしょうか(笑)
       とにかく唄いまくりでしたねー。確かに上手ですし、タータンは好きな生徒さんなのでいいんです
      けど、タータンが唄った内の一曲(中詰めの42NDストリートあたり)でもガイチくんに唄って欲しか
      ったかなー、などとも思ったりしたりして…。ガイチくんももっと活躍させてほしかった。
       それでもタータンの唄った「シャレード」は絶品でございました。
       もう一つ感じたのは、三恵ちゃんがすごく活躍していた事かなー。
       月組の2番手の娘役は三恵ちゃんで決まり…って感じですかね。
       そしてもう一人、目立っていた紫城るいるいちゃん。
       フィナーレ、銀橋で男役さんで唄っていたと思ったら、デュエットダンスでは女役…。(月組は
      娘役いっぱいいるんだから、るいちゃんじゃなくてもよくないかい?)彼女はこの先どうなっていく
      のか、結構興味はありますが…(笑)

       マミちゃんはやっぱりエンターテナーですねえ。
       今回のショーも楽しませて頂きました。
       エリオット・ネスのギャングの場面はすごくカッコよかったですね。でも、マシンガンぶっ放して
      全員殺してしまうというのはわたし的にはあまり好きではないんですが…。
       フィナーレ「シャレード」で踊るマミちゃんとだんちゃんはため息モノでありました。

       さてさて、きりやんです。
       とにかく出演場面が多い、多い!ほとんどの場面に出ていたので(出てなかったのは“スターズ
      &ストライプ”の場面だけじゃないですか?)わたしはずっとオペラグラスが手放せませんでした。
       “アドリブ”の場面は走って走って「あー、大変そうだなー」って感じ。
       きりやん売りだし大作戦(?)はとてもうれしいのですが…。舞台人は体力勝負なんですネ(笑)
       そのアドの中でも、ピアノになって(?)踊る場面はカンドーしました。だって、カーテン前とはいえ
      きりやんが舞台でひとりっきりで踊ってるんですから!(時間にすれば1分足らずですけど)
       他の場面でよかったのは「ハーレム・ノクターン」かなー。
      真っ赤なスーツを着たきりやんはなかなかオトナっぽくってセクシーでドキドキしてしまった。
       そしてもう一つはロケットボーイ!こちらは元気なきりやん全開場面ですネ。やっぱりきりやんの
      笑顔は最高です。かわいかったー。本公演で一曲唄うのはわたしはじめて聞いたような気がす
      るんですが…どうなんでしょう?
       「ブラック&ホワイト」ではタップも見せてくれたし、いろんなきりやんを観ることが出来てとても
      シアワセな1時間でしたねー。

       ちょっと話はそれるんですが、昔(わたしが宝塚を見始めた頃)当時汀夏子さんがトップだった
      雪組で「マンハッタン・ラグ」っていうショーがありまして、今回パレードで歌われた曲にそのショーで
      使われていた曲が何曲かあって、すごく懐かしかったです。(古くてゴメンナサイ…)

       今回『ジャズマニア』を観て思ったこと。
       いやー、やっぱりジャズっていいもんですね〜(わたしは水野晴郎か…)
       そして、
       
きりやんだ〜〜〜〜い好き!    って事でした(笑)  
    .

 

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