【コーセーアンニュアージュトーク第167回】
霧矢大夢vs山本浩未(メークアップアーティスト)
"当たって砕けるな!"
at 恵比寿ガーデンルーム 2004年12月15日
Special thanks あずきさま
あずきさんから12月15日に開催されたコーセートークショーのレポートを送って頂きました。
どうもありがとうございました〜〜〜。
早速読んでみてくださいねっ!
まず会場が狭くてびっくりしました。
恵比寿ガーデンホールのつもりで行ったら、ガーデンルームの方でした。
400人も入れば一杯のようで、何でこんなに狭いんだろうと思いましたが・・・
理由は後でわかりました。
まず司会の、まあくさんが登場し、そしてさっそくきりやん登場!拍手〜。
やった〜!きりやん、かわいいぞ!
お洋服は、深緑ベロアの姫袖で襟にフリル付きのソフトなジャケットに、インナーは黒のハイネック。パンツはグレー。
全体的にタイトな感じ。青緑の玉のブレスレット&白パールのすごく長いネックレスを3重にして巻いていました。
足元は見えませんでした。でも何か違う・・・お顔が違う。
続いてトークのお相手、メークアップアーチストの山本浩未さん登場。
山本さんは、きりやんがお会いしたかった方なんだとか。
司会者「皆さんお気づきかもしれませんが」
きり「はい、今日の私のメークは山本先生がしてくださいました」
なるほど。だからなんか違う感じがしたんですね。
私の印象では、眉がいつものきりやん眉ではないのと、肌のツヤ感がプロメイクって感じがしました。
とにかく、ツヤッツヤなのです!
山本さん的には、自分の中で今は「エロ」がテーマなんだそうで、今回のきりやんのメイクのテーマも
山本「エロっぽくしてみました」(客席爆笑)
きり「私も、昨日までディナーショーをしておりまして、多分今日の客席にも居らしてた方がたくさんいらっしゃるのではないかと
思いますが(笑)、それから昨日は打ち上げもありましてね(笑)今日はかなりくたびれた顔でやって来たのですが、
このような素晴らしいメイクで・・・」
ここで、お2人とも座ることなくきりやんメークの解説タイムへ。
山本「さっきも言いましたようにテーマはエロなので(笑)目じりにシャドウを入れて垂れ目っぽくするんですね。
今日は霧矢さんが緑のお洋服なので緑のシャドウを使いました」
とおっしゃり、きりやんがお客さんに良く解かるように目を見開くと、お客さんが一気にオペラを上げます。
きり「あっすごい、オペラが(笑)!」
メイク解説が始まると、なぜ今日の会場が小さいのかわかりました。私は真ん中あたりでしたがオペラがなくても良く見えました。
山本「霧矢さんは素顔は薄いので、彫りはあるんですけども、なので目元は目頭に白を入れて中央に引き締めて見せます」
きりやんが上を向いてアイラインが良く見えるような顔をすると・・・
きり「(吹き出す)オペラが!ハハハッ!(爆笑)一斉に上がりましたね、すごい!(笑)」
と、このように
山本先生解説→きりやんが表情を作る!→一気にオペラが上がる!!→舞台も客席も爆笑。
という、大変面白い光景が繰り返され…
山本「で、実は今日びっくりしたことがあって(笑)」
きり「(笑)私こっちの(左の)まつげがないんですよ!あっ、ない!って。目の上の5ミリ位ないんです!なんでかなぁ。
たぶんビューラー使ったときに抜けちゃったのかもしれないんですけど」
山本「なので、つけまつげを付けました。全体のも試したんですけど、あまり効果がなかったので部分的に」
きり「はい、移植して戴きました(笑)目の上の5ミリ、7ミリくらいだけ。このへん。」
と言ってまぶたを押さえて得意げに披露するきりやん。すかさず、皆様のオペラも上がります(笑)
きりやんも「もう、怖いわ。どこまで見せてんねやろ」みたいなことを言ってました。
やっと、お2人着席してのトークが始まります。
きりやんがなぜ宝塚を目指したのか等の話(姉の影響でバレエやってたけど大きくなってしまって、性格的にも男役あってる
かもな云々)や山本さんがメイクさんを目指した話が続きます。
きり「(大きかったから)王子とかもやったんですよ。すっごい嫌でしたけど、いざ舞台に出たら、回りがみんな「ハハァーッ」って
傅いたりして「ちょっと気分ええやん」みたいな(笑)そんな事はいいんですけど(笑)」
と、ちょっと王子っぽく振舞いながら話すきりやん(^^)
で、バレエメーキャップの話になり、宝塚のメイクも好きだったと話すきりやん。中2、3年の頃の話。
きり「日本のバレエはロシアバレエの流れを汲んでる部分が大きいので、メイクもロシアバレエの影響が強いんですね。
で、ロシアバレエはシャドウもすごくてアイラインもすごくこんな長く描いて、元の顔があんなはっきりしていてさらに書くので。
日本人の顔には合わないと思うんですよね。
だから、私は宝塚のプログラムを(バレエの楽屋へ)持ってって、宝塚のプログラム見ながらメイクしてました(へぇ〜)
そしたら、みんなが「何見てんのん?」って寄ってきて、「これな〜、宝塚のプログラムやねん!」って見せて。
それで、私のメイクも「きれいね〜っ」て言われましたよ。」
そして、いすに座り評論家のような姿勢になって
きり「私は日本のバレエ界に言いたい!もうちょっとメイクを頑張って欲しい!」
と、高らかに声を上げてらっしゃいました。
つづいて
司会者「お客様からの質問の中に、是非男役メイクを教えて欲しいという方がいらっしゃいましたので」
ということで、何と!きりやんの男役メイク実演講座のはじまり!
その質問を書いた実演台になるお客さん(という設定の恐らくモデルさん。そりゃそうだ)が呼ばれて舞台へ。
きりやんは、自分用の舞台メイク道具を持参したそうで
きり「昨日、ディナーショーが終わって、メイク道具片付けよと思って、ふと、あっそうだ明日これあるんだわと思い出して、
持ってきました」
お客さんが舞台上のスツールに腰掛けます。全体ではなく左の目周辺のみメイクするようです。
パフやパンケーキなど取り出して準備します。
きり「まずパンケーキは水で溶きまして・・・目つぶってください・・・あまりパンパンはたいたらいけませんね」
と言いながらも、パフでお客さんの顔をパンパンはたくきりやん。
あれから察するに、普段自分の顔では相当な勢いでパンパンやってんだろうなと思いました(^^;)
きり「コンタクトしてないですよね?(してます、とお客さん)はっっ!!(客席爆笑)
目の上とか、あんまりはたいちゃマズいですね(焦)」
司会「普段、人のメイクをすることはあるんですか?」
きり「いや、ないですね。下級生のメイクを見るときくらいですね」
今回のトークの中で窺えたのは、きりやんは下級生のメイクの面倒をよく見ているということ。
下級生を例に挙げて説明することが何度もあり、ちゃんと見ているんだなぁと感心しました。
で、パンケーキの後に、ふかふかの大きなパフでもはたいていたような気がするのですが
あれはパンケーキ?お粉?(あやふやですみません)やはりこちらも盛大にパンパンとやってました。
きり「アイホールに濃いピンクのシャドーを広く入れます・・・」
と言って、客席にアイシャドーを見せてくれます。ヒューシャピンク系のピンクに見えます。
で、そのピンクシャドーを眉下からアイホールの上半分位に広ーく入れます。
これがすっごく濃いんです!お客さんがざわついたくらい濃い。特に目頭よりが濃いです。
そして、メイクするきりやんの目はとても真剣で素敵なのです。私にはきりやんってあまり大きいイメージはなかったのですが、
こうやって一般女性の間にいると、やっぱりきりやんって男役のしっかりした身体なんだなぁと思います。
素敵だなぁ。それに手も大きかったなぁ。
きりやんのメイク手順にあわせて、山本先生が日常メイクにも応用できるようなテクニック解説をしてくれます。
はっきり見せたい時はアイライン、パッチリ見せたい時はマスカラ等と合いの手のように教えてくださいます。
ピンクの次にブルーのシャドーを入れます。ピンク同様、眉の外側まで広ーく入れています。
それから、ダブルラインを描きます。
ダブルラインを引く手もすごく慣れてて、スラスラっと引いてます。
このあたりから、客席からも少しずつ「あぁ〜ぁ」とため息が。だんだん、私たちの知った顔に近くなってきましたよ。
ダブルライン効果はすごいです。明らかに目がでかくなった!
でも、ピンクとブルーのシャドウとダブルラインだけだと何だか
シルク・ド・ソレイユみたいだと思ってしまった(笑)
そして、アイライン。
きり「これがそのルボタンというものなのですが…(ルボタンの筆?軸?を引き出して見せて)こーんな太いんですよ」
はじめてみたルボタンは本当に太かったです。インク壷タイプのアイライナーがありますよね。
あの筆部分が、軸と同じ位の太さと言うと伝わるでしょうか。今度チャコットか何処かで実物見てみたいです。
きり「ブルーとかブラウンとかもありますが、今日は普通に黒を使いましょう」
ルボタンを引くきりやんはとても真剣で美しいお顔。ですがそのポーズは、ルボタンを持つ右手をお客さんの左肩に
当てて固定し、足はお客さんの足をまたぎ、足腰を踏ん張るというすごい体勢で、思わずお客さんから笑いが起きます。
「え?何?何?」と、なぜ笑いが起きているのか一歩遅れて気づくきりやん。
客席に「安定しないとね」と言うようなことを言って、また同じ姿勢に戻ります。
ライン引きながら、一度「あっ…!」とか言ってましたが(笑)…一旦引き終えて
きり「ゆーっくり目を開けてください。ゆーーーくりですよ。ゆーーーっくり。(客席笑)
パッと開けちゃうと、まぶたについちゃいますから。バレエみたいな、まぶた全部アイラインの状態になりますからね」
目を開けたお客さんからちょっと離れて見て、
きり「あー、まぶたに隠れてしまいますね。もっと引いてもぜんぜん大丈夫ですね」
と、ルボタンをスッスッと足します。
山本「さっきから、霧矢さんは一回一回離れて確認してますよね。メイクするときは、必ず、一つやったら目を開けて
確認しながらやることが大事です。流れ作業にしてはダメです!」 なるほど…
この、離れて確認しながらメイクする様子が、デッサンしている絵描きさんみたいでカッコいいのです。
きり「このルボタンが乾くのをちょっと待つので、ドライヤーの冷風あてたり、あたしなんかはちょっとでも早く乾かそうと思って、
あぁーーって扇でこんなん扇いだり(半目でパタパタ扇ぐ仕草)してます。宝塚って、30分で化粧替えしたりしますからね〜」
山本「え、そうなんですか!?」
きり「ええ、日本物のときなんか全部落としてやり直しますから。
なので、あっ!これをやりながらこれが出来るわ!みたいな発見が(笑)」
と、メイクの同時進行のテクニックが色々身についているそうで、
説明しながらいろんなメイクの仕草を同時にするきりやんが面白いです。
きり「下まぶたにも引きますが、さっきの私のメイクじゃないですけど」
司会「エロメイクですね…(笑)」
きり「やっぱり目じりは大事で、日本物の、若衆のときとかですけど、目じりに赤を引いたりして、
はんなりとした感じを出すんです。色気を。」
山本「同じなんですね」
きり「私は左右のふたえの幅が違うので、片方にアイプチってありますよね?あれで貼って幅を揃えています」
これは全く意外でした。お客さんからもへぇ〜の声が上がりました。そんな細かいことまで配慮されていたとは!
宝塚メイクはすごい。
きり「奥二重の人は、(アイラインが見えにくいので)引きにくいですね」 奥二重…祐飛ちゃんとか?
アイラインも乾いたところで、いよいよつけまつげです。
きり「宝塚では「つけまつげを咲かす」って言うんですけど。つけまつげは咲かすようにつけるんです。」
つけまつげにのりを付け、のりを程よく乾かすために両手で持って「ふぅ〜〜っ」とつけまつげを吹くのが可愛い!!
やたらと可愛い!!ものすごく小さなハーモニカを吹いているみたいです。
ほっぺが膨らんで、でも目はメイク途中の顔をしっかり見てて、何だかペコちゃん、いや、むしろポコちゃんみたいです。
こんなところにツボがあったなんて(笑)いつも、楽屋で「ふぅ〜〜っ」をやってるのかしら。
で、つけまつげを貼ります。
きり「本当は、ビューラーで下のまつげも咲かせておきたいんですけども…(つけまつげを押し上げて)こう咲かせるように」
と言って、指でカールになるように整えます。
きり「下まつげもつけますね」
で、また「ふぅ〜〜っ」をやって…
きり「目の下より少し離したとこに…したまつげはあまり咲かせません。影が出る程度がいいです」
この、つけまつげをつけた途端に、一気に男役の顔になるんです!
一段階終わるたびに客席に見せているのですが、つけまつげを付けた顔を見たお客さんのリアクションがひときわ大きい!
客席「おぉ〜!」
男役の顔です。でも、モデルさんの顔があっさり顔なので、きりやんっぽい顔にはなっていませんでした。
同じやり方でも、元の顔次第で出来上がりが全く変わるんですねぇ。
きり「下級生でたまに、びっくりした顔の子がいるんですけど、あれは下まつげを咲かせすぎなんです。
一日中なにびっくりしてんのん?みたいな顔になってしまいますからね(笑)」
最後に眉毛を書きます。
まず、濃い目のブラウン(だったかグレーだったか)を使用。一本一本生えているように書くのだそう。
その上で、さらに濃い色(黒とか)で芯を書くそうです。
かなり一本一本はっきり書いているようです。
眉を書いて、霧矢先生のメイクが完成。お客さんが正面を向いて拍手が起こります。
ファントムの仮面を反転したような、一部分だけ見事な男役顔!お客さんも手鏡で確認してびっくりしています。
司会者がお客さんに「是非、このテクニックを生かしてみてください」と言って締めますが
きり「何の役に立つんでしょうね!?」
うん、確かに。見事なオチに場内爆笑で、メイク講座は終了しました。
きりやん・山本さんが着席してトークの続きが始まります。
山本さんにとっての宝塚の話。子供の頃ベルばらブームだったけれど、田舎なので見に行くことはできなかった、
と言う話から、「ベルばら30」の話へ。
きり「オスカルやアンドレのメイクは、たっくさん決まりごとがあるんです!
肌の色とかもオスカルはこの色!とか、アンドレの前髪の感じとかみんな決まりがあるんです。
だから私も、オスカルとアンドレでは全部メイクを変えました」
(共演した)水夏希さんはベルばらの経験者なので色々教えていただいたそうで、
きり「水さんは、鏡の前に(漫画の)オスカルとかのポストカードを置いて、それを見ながらメイクするんです。それで・・・」
水くん(のまね)「オスカルはねっ!眉毛が顔からはみ出るくらい長くないといけないのっ!」
きり「そうなんだっ・・・!(感嘆)」
水くん「オスカルはねっ!ここの髪が、こう、はねてないといけないのっ!」
きり「そうなんだっ・・・!!」
大爆笑でしたが、ベルばらの伝統を垣間見ました。
山本さんのメイクアップアーティストになる過程の話もでまして、その中で、自分のアドバイスで母親が
綺麗になっていったのを見て、自分の身近な人からきれいにしていきたいというエピソードに続けて
きり「この間、母親と旅行に行きまして、うちの母親も外で仕事をしていますが、使っているバッグがビニールバッグ
みたいなのを使っているので、空港でバッグを買ってプレゼントしたんです。
そうしたら、とても喜んでくれまして、この間のディナーショーを観に来てくれたのですが、そのバッグを持って来てくれました」
との、ほほえましいエピソード。
きり「私も身近から母親から綺麗にしていきます」
このあとは、開演前に集めたお客さんからのアンケートに答えていきます。
司会「(一枚目のアンケートを読む)えー、最近空き巣などの被害が多いですが、お2人はどんな防犯対策をされてますか?」
全く脈略のない質問に、きりやん&客席爆笑。山本さんも噴き出して飲んでたお茶をこぼします。
きり「大丈夫ですか(笑)」と立ち上がり、机にこぼれたお茶をおしぼりで拭きます。
きり「その質問が面白い!」(大ウケ)
で、きりやんの防犯対策は?
きり「最近セコムをつけました。でも、スイッチ入れて出かけるのを忘れるんです(笑)
あのセコムのシールあるじゃないですか、あれも悪用されるといけないんで、(シールの為に)書類一杯書かされました。
なのにスイッチ入れるのを忘れる・・・」
質問「乾燥肌なのですが冬のお手入れはどうしたら良いか?」
山本「クレンジングをきちんとして、泡洗顔をしないことです。洗顔は週1,2回くらい」
きり「私も乾燥肌なんですよ」と言って真剣に聴いてらっしゃいました。
質問「たくさんあって化粧品の選び方がわからない」
山本「自分のなりたいイメージを持って、選ぶ。例えば"かわいい"なら、やっぱりピンクだろうと。
で、ピンクの中から選んでいく。そうすれば、100の中から選ぶのは難しくてもそのうちの10がピンクなら
10の中から選ぶわけだから、選べるでしょう」と。
今日のきりやんのメイクはピンクのチークを使用していると説明。ピンクを最後にふわっと入れると良いと。
きり「普段のチークは、男役だってこともあるんですけど、ベージュとか、ブラウン、オレンジ。ピンクのチークは持ってないです」
と、自分にピンクが似合うとは思っていないようで、ピンクチークが新鮮なご様子。今度から使ってみたいそうです。
山本さんは、コーセーの「グランディーヌ」の安田成美さんのメイクをずっと担当しているそうです。
で、コーセーの特にお薦めは「プレディア」のクレンジングクリーム。
ここでたまたま、この日のお客さんへのお土産が「プレディア」のサンプルだったので
山本「あっ、みなさんのお土産になっているんですね」
そして、お客さんが全員プレディアを持っていることに気づくきりやん。
きり「みんなお土産あるんや〜。ワタクシは戴けないのかしらっ!?」(爆笑)
司会「では楽屋にご用意いたします・・・」
椅子から身を乗り出して、ちょっと〜頼むわよ〜っという態度をとっています(笑)
きりやんならサンプルと言わず、きっと『箱』で貰えると思いますよ・・・。
質問「運動会、優勝おめでとうございます(大拍手)その後、花組ではいかがでしたか」
きり「歌劇のえと文にも書かれてましたけど、私が優勝で水さんが準優勝で、花組さんが帰りのバスの中で、
2人が居辛くしてやろうみたいな話になったようなんですけど、もちろんそんなことはなく。
でもね、何やかんや言うたところで、所詮優勝にはかなわんのですよ!!」(みたいなことを言い、してやったりの顔。客席喝采)
きり「トロフィーがほんとに凶器で(閉会式で)みんなで交代で持ってたんですけど、手がザクザク切れて彩輝さんなんて
手が真っ赤で(客席ひぇー)。私も公演で化粧してると手に化粧が滲みるんですよ。
で、(得意げに)「滲みるわぁ〜〜」って。」(爆笑)
花組さんは入場行進でアイガッチャの替え歌を歌いましたが、
きり「同期の彩吹真央が、本公演で間違えて替え歌のほうを歌いそうになりまして(笑)
なので、私も「月組優勝、悪いね〜♪」って返しました」
質問「霧矢さんは最近どんな舞台を見ましたか?」
きり「東宝のエリザベートと、えー10日にエリザベスレックスを観ました。日付まで言わんでいいですね(笑)」
舞台は良く観るそうです。エリザベスレックスが大変良かったそうです。
麻美れいさんが大好きで、宝塚時代の生の舞台は見ていないけれど、舞台に現れる人間性が好きだとおっしゃっていました。
東宝エリザについては、一路さんのトートを経験したエリザならではの不思議な雰囲気等をおっしゃっていました。
質問「ルキーニへの意気込みを」
きり「ねー、ついに月組で。またひげです。」ひげに関しては大丈夫だと。
きりやん自ら、山本さんに月組のエリザベート上演と、ルキーニ役の説明をします。そして、
司会「エリザベート役が瀬奈じゅんさん」
きり「はい」
司会「ずいぶん気の強そうなエリザベートで」
きり「・・・・・。」そこはノーコメントで、みたいな表情(笑)
再びきりやんが山本さんに、あさこさんがエリザ役である説明をします。で、あさこさんについて
きり「タッパがあるからドレスが似合う!ってのがまずあるんですね。」
と言ってから、あさこさんにはルキーニの経験があるので云々や、ご自身の意気込みなどをおっしゃいました。
ここの部分は特に真剣な口調で話されてとても印象的でした。エリザ役を男役がやる意味を、はっきり認識している口調でした。
そんなところを見ていたので、肝心な話した内容は忘れてしまいましたが・・・。
でも、月エリザがさらにさらに楽しみになりました。
最後に何ときりやんの歌が!
山本さんのリクエストで、宝塚を知るきっかけになったベルばらより「愛あればこそ」
幸せ〜。なんていい声。歌う瞬間スイッチが入るような、さっきまで爆笑トークをしていた人とは思えない(^^;)
歌う姿も美しくて、しかも音程の正確なこと!次に聴く歌声はルキーニなんですね!ワクワクしてきます。
歌い終わって山本さんの一言。
山本「ヒーローの声だわ!」
納得です。
このあと、お客さんへのプレゼントの抽選会がありました。抽選券は質問を書いたアンケート用紙。
抽選箱をを持つスタッフさんをしっかり見て、選ぶ枚数などを一つ一つきっちり確認しながら、
声こそ聴こえませんが『(頷いて)3枚ですね?』『(頷いて)1枚ですね?』みたく選ぶきりやん。
きりやんって、本当に頷いて確認するんだ、と変なところで感動。(頷くのが癖だってどこかで言ってましたよね)
山本さんがお名前を読む間、自分で選んだアンケート用紙に目を通しながら、こっそり吹き出しています。
何か面白い質問を発見してしまったようです(笑)
最後はお客さんへの一言メッセージです。
きり「宝塚を観て美しくなってください」
山本さん、きりやん退場。
客席に手を振って、ワッシワッシと下手に歩いていかれました。(←このバレエの人な歩き方が好きです)
とても楽しい1時間45分でした。これで何とか年が越せます(^^)
ところで、テーマの"当たって砕けるな!"は全く出てきませんでした。何だったんだろう???
家に帰って初めにしたことは・・・やっぱり、きりやんのメイクの確認。
プログラムを開いてジョゼッペの顔を見ると、確かにふたえが素顔より深くなってる!おぉ、ここがアイプチテクニックか。
きりやんの説明を思い出しながら、感心して眺めてしまいました。
お疲れさまでございました〜
…実は私、このトークショーの事をぜ〜んぜん知りませんでした(^^ゞ←「きりやんファン失格だ!」なんて言わないでね〜
いやーん、きりやんったら私の知らない間にこんな楽しいお話をしてたのねー。
きりやんの「舞台メイク講座」生で聞きたかったなあ…ってかモデルになってメイクして欲しかったなあ。
冬はあまり泡洗顔しちゃいけないのか…勉強になりました!
観劇・お茶会報告へ戻る
|