トップページへもどる

サイトマップ

『ゼンダ城の虜〜新人公演〜』
                       10月17日 18:00 観劇

     本公演の方は割と客観的、冷静に観れたのですが、新人公演はそうはいきませんでしたね〜。
      なんてったってきりやん主演、おまけに最後の新公。きりやんファン初心者のわたしにとっては
     最初で最後のきりやんの新公です。
      きりやんのちょっとした表情も見逃したくなくて、最初から最後までオペラグラスが放せません
     でした。(はっきりいってきりやんしか見ていなかったという話も…^_^;)
      ということで、ファンモード全開で書かせてもらっちゃいます!

      まず、観劇前からドキドキしてましたね〜。主役のきりやんが見れるうれしいドキドキと「大丈夫か
     なあ」っていう保護者的なドキドキ。まあ、わたしがドキドキしてもどうしようもないんですが…(笑)
      座席は23列目でしたが、センターだったので結構よく観れました。
      開演3分前ぐらいにマミちゃんはじめ上級生の皆さんも入ってこられ、いよいよ開演!
    
      きゃ〜、きりやん、なんてカッコイイのー!っていうよりカワイイのー(笑)
      王さまというより「王子さま」って感じ。戴冠式のマントがやたらと大きく感じたのはわたしだけ?
      本役のマミちゃんとだんちゃんが並んでると“まあ、なんて麗し〜〜〜”って思ったけど、きりやんと
     三恵ちゃんの二人は絵本の中の王子さまとお姫さまのように初々しくてかわいらしくて、やっぱり新人
     公演なのねー、と思いました。その分二人の“純愛”(なんですよね)の部分が際立ってそれはそれで
     すごくよかったんじゃないかなあ。いかがなもんでしょーか? 
      で・も、いくら新人公演といえども、やっぱりきりやんの実力は新人の域を超えていましたねー。
      わたしはきりやんの歌が大・大・大好きという事はご存知と思いますが(え?知りません?実は
     そうなんです(笑))今回も聴かせてくれましたヨ!
      はじめの戴冠式の歌は少し緊張していたようでしたが、銀橋で歌う主題歌「止められぬ思い」を聴
     いた時には“やっぱりじょうずね〜”と惚れなおしました。それに主役だけあって歌が多い多い。
     きりやんの歌聴いてるだけで、もうわたしはシアワセ〜〜〜状態。 

      もちろんお芝居のほうも、ちゃんと感情を台詞に乗せながら、マミちゃんの真似ではない霧矢大夢
     の“ルドルフ・ラッセンディル”を作り上げていたと思います。
      王としての台詞、ラッセンディルとしての台詞もきちんと演じ分けられていたし。
      中でも特にわたしが好きだったのはフラビア姫との場面。
      ほんっとに優しいのー。どうしてあんな包容力が出せるんでしょう。
      舞踏会の後の庭園で二人で「この世の光」を唄う場面は夢のようでしたわ〜。
      「夢から覚めたら…わたしはいつもあなたのそばにいますよ」とか、「王冠よりも、命よりも…あなた
     を愛しています」なんてきりやんの声で言われた日にゃー、もう、メロメロよー(あ、壊れてしまった)
      その分、別れの場面が辛くてねー、きりやんの切なそうな表情が忘れられません(T_T)フラビア姫
     と抱き合うところはこちらの胸まで痛くなってきちゃいました。それだけきりやんと三恵ちゃんの演技
     が素晴らしかったという事でしょうか。

      適度に笑いもとって(わたしのツボにはまったのは“くしゃみ”をフラビア姫にまともにひっかけちゃ
     ってお鼻を拭いてもらう所ですかね。かわいかったです。それと、髪の毛を触られて「セットが乱れ
     る!」って言うところ)フェッテも回ってくれ、サービス精神も発揮して“さすがきりやん!”でした。 

      ではその他の出演者についてもちょっとづつ…
      ・西條三恵…フラビア姫(壇 れい)
       今まで三恵ちゃんのお姫さまなんて見た事がなかったので新鮮でした。三恵ちゃんもお姫さまに
      なりきって声を高めに出すなど頑張っていましたね。すごくけなげなお姫さまで、かわいかったです。
      新境地開拓で、これからもっともっと活躍されるでしょうねー。
      ・大和悠河…ヘンツォ伯爵(香寿たつき)
       これまためったに見られないタニちゃんの悪役。どうなることかと思っていましたが、タニちゃん御
      本人はやりたかった役らしく、結構ステキでしたよ。本役さんほどドスは効いてませんでしたが、時々
      「お、上手い!」と思う所も。(タニちゃん芝居心あるよねー)銀橋の歌も上手くはないけど(笑)味が
      ありました。新公当日の入りの時、タニちゃんがすごくお疲れの顔をしていて、きっとすごいプレッシ
      ャーだったんでしょうね。
      ・遼河はるひ…ミカエル大公(汐美真帆)
       オイシイ役のミカエル。あひるくんの最初の台詞を聞いて「お、結構いいかも…」と思いました。
      「更に狂はじ」の元能とは全然違う悪い役でしたが、なかなかよかった。殺される前に唄う歌も上手
      でした。彼女は愛知県出身だし、実はひそかに(?)応援してます。
      ・花瀬みずか…アントワネット・ド・モーバン(美原志帆)
       出の最初の歌は少々音が不安定でしたが、あーちゃんはやっぱり歌が上手ですね。それと、ミ
      カエルを包み込む優しさも出ていて◎。「泣いてもいいのよ」って言われてミカエルが泣くのもわか
      ります。
      ・白羽ゆり…アマンダ(美々杏里)
       申し訳ないんですけど本役の美々さんは歌は上手なんだけどあまり印象に残ってないんですが、
      なぜか新公でアマンダを演ったとなみちゃんは印象深い。それだけ存在感があるんでしょう。
      歌も美々さんが歌われているだけあり難しいんですが、ちょっとカマシたりもしながらも何とか唄
      っておりました。期待大!ですね。
      ・あゆら華央…サプト(未沙のえる)
       今回、わたしが一番“うまい!”と思ったのはROSSさんでした。今まではきりやんの同期生だと
      いうくらいであまり知らなかったんですけど、お上手なんですねー。歌も結構うまいというお話。
      退められた星組の千秋慎さんみたいに、名バイプレーヤーになってくれるかも。

       というわけで、そろそろまとめないと(笑)いけませんね。
       今回の新公、本当に観る事ができてシアワセだったな〜って思っています。
       新人公演ながらとても感動できましたし、出演者の皆さんの熱気もヒシヒシと伝わってくるとても
      ステキな舞台でした。
       きりやんも多少の失敗(台詞を忘れそうになったり、「フラビアとおよびください」って言われる前に
      「フラビア!」って言っちゃったり、「止められぬ思い」の1番と2番の歌詞をごっちゃで歌ったり…)は
      ありましたが、最後まで崩れることなく堂々とした主役で素晴らしかったです(^o^)
       更に更にきりやんのファンになってしまいました。

       では最後に新人公演の長であり主演の霧矢大夢さんの終演後のご挨拶を。
       (すべて正確ではありませんが、そのへんの所は許してくださいね)
       『みなさま、本日はようこそ月組新人公演にお越しくださいました。
        冒険活劇という事で…あ、ロマンスですね(笑)
        笑いあり、涙あり、ロマンスあり、そして男の友情あり、いろんな物が盛りだくさんに含まれていて
        新人公演メンバーでできる“冒険活劇”というものを目指しながら日々お稽古に励んできました。
        冒険活劇ということで、ハラハラドキドキ、立ち回りが今回はたくさんございまして、
        見てもおわかりの通り、今回娘役もすごい頑張って立ち回りに励んでくれました。
        きっとこの事は、娘役にまた戻っても何かの役に立つと思います(場内爆笑)
        ストーリーとは関係なくハラハラドキドキ、今日はして頂けたのではないでしょうか。(拍手)
        でも、みんなすごく新人公演らしくのびのびと楽しくできたのではないかと思います。
        今世紀最後の月組の新人公演です。わたくし達の学年もこれが最後となります。
        えー、わたくし達、次に何をしなければいけないかといいますと
        ……21世紀を担わなくてはなりません、ので。(大爆笑&大拍手)
        まだまだ…、まだまだ未熟ですが、更に更にがんばっていきたいと思います。
        本日は本当にありがとうございました!』

       新人公演ご出演の皆さんお疲れさまでした。
       そして、月組80期生の
       あゆら華央さん、花暢しおりさん、麻真もゆさん、秋月章さん、そして霧矢大夢さん
      
 新人公演ご卒業おめでとうございます!!
    

観劇・お茶会報告に戻る