FSASみたいなASAS
ASAS
アジア地上解析天気図
(Surface analysis Asia)
等圧線・高気圧・低気圧・
熱帯低気圧・台風・前線に加
え、主要地点の地上気象観測
の結果が記入されている。
1日に4回配信される。
FSAS
アジア地上予想天気図
(Surface prognosis Asia)
数値予報をもとに、等圧線・
高気圧・低気圧・熱帯低気圧・
台風・前線が記入されている。
FSAS24(24時間後)とFSAS48
(48時間後)の2種類あり、そ
れぞれ1日に2回配信される。
右は10月25日に配信された
4枚のASAS。03時と21時は通
常通りだが、09時と15時は明
らかいつもと様相が異なる。
何が違うかというとプロッ
トされている地上気象観測デ
ータの数。09時の天気図は日
本列島と太平洋域の一部にし
か観測データがなく、大陸は
実況値がまったくない。15時
の天気図は多少まともになっ
たが、バイカル湖周辺〜シベ
リアは依然、空白域のまま。
これは当日に行われた気象
庁のシステム切り替えにより、
観測値を正常に配信できなか
ったことが原因らしい。
<09時対象のFSAS> |
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それにしても09時の実況天気図の大陸の部分は観測データが
ないので、妙にすっきりしていて、まるでFSASのようである。
実際、観測データがほかの手段でも入手できていないとしたら、
「予想」もかなり入っていたはず。とは言うものの、前後と連
続性が保たれているのは当然か。