チェスのページ 
<ようやく2勝目>  盤がないと辛い・・・と言いつつ、戻ってからも盤に並べるわけでもなく、ソフト相手に対戦。やっぱり実戦のほうが面 白い。ただし、適当に勝てれば、勝てなくても勝負になれば、の話。相変わらず、駒をただ取りされてばかりで、将棋への 影響も気になってきた。気付けば、次の例会まであと1週間。このままでは自分の歩の頭に進んできた駒を取らずに駒損し たり、あるいは自分の歩の斜め前に進んできた駒を取ってしまったり、おまけにそれが二歩だった日には(チェスでは同じ 筋にポーンがあるダブルポーンは反則ではない)「気でも触れたか」と心配されるのがオチだ。これは非常にまずい。  この一局を最後に次の例会までチェスから離れよう・・・。固い誓いを胸に最後の一局に向かった。すると、負けたけど、 これが結構いい勝負に。こうなると欲が出てくる。・・・も、もう一局、今度こそ最後。・・・誓いはあっさり破られた。 そして、何度か繰り返していたら、なんと「最後の一局」で勝ってしまった! ラッキー! 14手目 Bf5が指せただけでも よかった。エンディングではおよそ200局目にして、初めてポーンをクイーンに昇格させることができた。アンドリアン・ フィリドールの「ポーンはチェスの魂だ!」の意味が少しは分かったような気がする?! というのはあまりに単純か。  ともかく、これで気分よく、チェスから離れることが出来る。  2勝目の棋譜(VS.Kishido) <連戦連敗・・・>  「次はいつになるか分からない」とは思っていたものの、こんなに負け続けるとは思わなかった。1引き分けを挟んで、 軽く100連敗はしただろうか。ほとんどが駒をただ取りされて、序盤で終わり。たまに終盤に入ってもどこかでポカが出て しまう。やってもやっても勝てない。熱い。  熱い時は距離を置くしかない・・・というか帰省のため、ソフトと対戦できない。『将棋ファンにも楽しめる 初めての チェス1手・2手詰集』で勉強することにする。買った時に初めの「やさしい1手詰」しか解いていなかったが、ふと目次 を見ると第4章にオープニングがあるではないか! 今まで気づかなかったとは・・・。将棋と同じで(?)、終盤よりも 序盤が課題なので、1手詰を解くのはやめて、オープニングの部分を読み始める。しかし、盤に並べないとちょっと辛い。  実家で本棚をあさっていたら、大昔に買った『図解 早わかりチェス』(渡井美代子:著、松本康司:監修)が出てきた。 奥付を見ると発行は1990年。何で買ったのか、経緯を全く思い出せないが、勉強の題材が出てきたのはありがたい。ただ、 後半はなかなか難しく、これも盤がないと辛い・・・。  連敗中の貴重な引き分け(VS.Kishido)・・・途中ははっきり良かったはずだが、                        Rd7(24手目)のような手を指しているようではいけない。 <初勝利>  時間がある時はひたすらKishidoに挑戦。しかし、あっという間に駒を取られ、投了。何局やっても同じパターンの繰り 返しで、まったく勝負にならない。人間相手なら少しは遠慮するところだが、ソフト相手だとこちらの精神力が耐えられる 限り挑戦、ということになる。一局5分も持たないので、あっという間に負けの数が増えていく。  やっているうちにキャスリングの方法は分かったが、将棋にはないクイーン・ナイト・ポーンの動きには戸惑い、駒をた だで取られてしまう。特に将棋の歩はどんな時にも真っ直ぐに一歩ずつなのに対し、ポーンは駒を取るときは斜めに動ける。 これをうっかりし、何枚駒を取られたことか。逆に相手の駒がポーンの頭に進んできたので、取ろうとしても、当然取れな い。とりあえず、駒損しないように注意深くしていると、押さえ込まれて手も足も出なくなる。  少しは定跡も勉強しないと勝てないかな・・・と思っていたら、30連敗くらいした後、偶然、ラッキーパンチが入った。 最後は自玉(この表現は将棋だけ?)に詰みがないのを何度も確かめて、考え込む。将棋ではこんなに緊張しないって・・。 「負けました」の表示が出たときは・・・!!、初勝利ってこんなにうれしいものだっけ!? 何しろ将棋で初めて勝ったのは 四半世紀以上も前のことなので、覚えていない。棋譜も忘れずに保存しておこう。次はいつになるか分からないから・・・。  初勝利!の棋譜(VS.Kishido)・・・もう少し強くなってから見直したら、ツッコミどころ満載に違いない。 <チェス始めました>  3月某日―――。やんごとなき理由で大掃除。例によって色々なものが出てくる。埋もれていた本の山から出てきたのは 2冊のチェスの本。チェスを指そうというわけでなくても、書店で「チェス」の文字を見ると何となく手が伸びてしまうも のなのである。当然、最後まで読んでいない。読んだはずの最初の数十ページもきれいさっぱり忘れている。そういえば、 7〜8年前に高島屋で買ったチェスセットも眠ったままだ。「部屋に飾るのもよいかも」と思っていたが、何しろ安物だし、 それ以前に飾るほどのスペースもない。そして、パソコンには去年の夏にダウンロードしたチェスのソフトが・・・。  考えてみれば、チェス関連にこれほど投資(?)したのに、何もしていたいのはもったいないことだ。ちょっとさもしい 感じなのは否めないが、チェスを始めてみようか。     『ジャック・ピノーのダイナミックチェス入門』      ジャック・ピノー:著               ・・・1997/第4刷発行。懐かしい! でも記憶にない!   『将棋ファンにも楽しめる 初めてのチェス1手・2手詰集』湯川博士:著 若島正:監修               ・・・2003/発行。1手詰までは解いた記憶があるが・・・。   Kishido        ・・・棋力不明。でも初心者には歯が立たない。   MyChessViewer22    ・・・チェスの棋譜管理ソフト。   チェスセット      ・・・何年使っていないだろう。キングとクイーンの並べ方が・・・。   チェスの駒の動かし方  ・・・一通り分かるが、ポーンの動きとキャスリングは怪しい。アンパッサンって???   将棋の知識・考え方   ・・・これは時には邪魔になるかもしれない   『人間対機械』     ・・・1998/発行。カスパロフ対ディープ・ブルーの闘いの記録。                  チェスが分かれば、もっと面白く読めるに違いない。   もう一冊、ジャック・ピノーの本があったはずだが・・・、行方知らず。