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B新卒時代、向山先生はどのような教師修行をしたのでしょうか
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ぼくは、教師を自分の仕事とする限り、泣きの入った腕を持たなくてはならないと思っていた。
そのためには、自分で努力するしかなかった。その1つが、放課後に座席を見ながら子どもの顔や言葉を思い出すことだった。そんな気のきかないことでも続けているうちに、顔の表情や指先のかすかな動きさえわかるようになっていった。指先のかすかな動きに、子どもの意志を感じられるようになっていった。それまでに、3年の歳月が流れていった。

『教育トークライン』(東京教育技術研究所)

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