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ワールドカップから地雷へ
          〜地雷は遠い国の問題でなく、身近な問題である〜

                          TOSS岡山サークルMAK  小野 隆行


  ワールドカップが行われる韓国にも地雷は埋まっている。
  地雷は、遠い国の問題ではなく、日本にとっても身近な問題である。
  ボランティア授業開きに最適。
  子ども達は、「自分も何か人に役立つことをしたい」という意識を持つようになる。

  (番号は、資料の提示番号。資料はパワーポイントで作成。)

1  ワールドカップのマスコットを提示する。

発問   これは何ですか。

2  すぐにワールドカップの写真を提示。

説明    2002年ワールドカップのマスコットです。
       今年の6月に日本と韓国でワールドカップが行われます。

3  日本の開催都市を提示する。

説明    日本の開催地です。

4  横浜国際競技場の写真を提示する。

説明    決勝戦は、横浜国際競技場で行われます。

5  韓国の開催都市を提示する。

説明    韓国の開催地です。

6  仁川文鶴競技場の写真を提示する。

説明    その中の1つ、仁川(インチョン)という都市の競技場です。

7  日本と韓国のスタジアムの写真を提示する。

発問    2つの写真を比べてごらんなさい。どんなところが違いますか。
指示    たくさんノートに書きましょう。

   ・発表させる
   (建物の形が違う。韓国の方が緑が多い。日本の方が近代的。などが出されるだろう)

説明    次に、ワールドカップが行われる日本や韓国の周りの国について、
       見ていきましょう。

8  メコン川流域の地図を提示する。

説明    これは、メコン川です。
       中国を源流とし、ラオス・タイ・カンボジアと、たくさんの国を流れています。

発問   実は、これらの国々には、ある共通する問題があるのです。
      その問題とは、何だと思いますか。

   ・発表させる(軽く扱う)

発問   では、ヒントを出します。(クリック)これは、その問題を描いた風刺画です。
      問題とは何ですか。   

9  ジェーコ・G・テネフ (ブルガリア)の風刺画を提示する。  
 ・発表させる

10  モハメド・ラズール・ゴリャリ (イラン)の風刺画を提示する。

発問   では、もう一つヒント。これも風刺画です。
       問題は何ですか。

説明   問題とは、これです。(クリック)

11  地雷の写真を提示する。

説明   これらの国には、戦争が終わった今でもたくさんの地雷が
      埋まっているのです。

説明   地雷について勉強していきます。次の数は、何を表して
      いるのでしょうか。

・資料を提示:テンポよく聞いていく。    
12  @100000000個   ・世界中に埋められている地雷の数。
                       64カ国に埋められている。
                       1億1千万個とも言われている。戦争をしていない
                       普通の人が踏むこともたくさんある。(学校・道路)
                       チョコレート型・おもちゃ型などのものもある。

13  A1000年         ・世界中の地雷を取り除くのにかかる年月。

14  B3平方メートル
    ・2人がかりで1日にとりのぞける範囲。

15  C300円          ・地雷1個を作るのにかかる値段。安いものは100円ぐらい。

16   D100000円       ・地雷1個を取り除くのにかかる費用。
                       機械を使って探すことができるが、取り除くのは、
                       人の手でないとできない。

17  地雷が埋められている主な国を提示する。

説明   地雷が埋められている主な国です。

発問  何か気づくことがありませんか。

18  韓国という文字

説明   ワールドカップが行われる韓国にも、まだ地雷が埋まっているのです。

説明   今年、ワールドカップが行われる韓国にも、まだ地雷が埋まっているのです。

19   韓国の開催地を提示する。

説明   調査の結果、開催都市の周りにもたくさんの地雷が埋められていることが分かりました。

20  仁川の競技場を提示する。

説明  緑に囲まれた、仁川の競技場のすぐそばに、地雷が埋まっています。
     これが、お隣の国、韓国の現状です。地雷の問題は、遠い国のこと
     ではなく、日本にとっても身近な問題なのです。

21  地雷で父親を亡くした家族の写真を提示する。

説明  これは、地雷で父親をなくした家族の写真です。働き手をなくし、
     毎日の食事さえ満足にとることもできません。

22  地雷で失明した子どもの写真を提示する。

説明  この子は、地雷の爆発で、失明してしまいました。地雷は、
     兵士だけでなく小さな子どもたちをも傷つけます。

23  「20」という数字を提示する。

発問  「20」これは、何の数でしょう。

・20分に1人が、今でも地雷の被害にあっている。

発問  このような状況を知って、どのように思いますか。

説明  このような状況を見て、何とかしようと立ち上がった人たちがいます。

24   ダイアナ妃    イギリス王室でありながら、地雷撤去の運動を世界中に広める。
                    自らも撤去作業現場に赴いた。
25   坂本龍一     
・地雷撤去運動として、チャリティーCDを発売
26   クリス・ムーン  
・地雷撲滅を訴えるために、世界中を走るマラソンランナー。
                   自らも地雷撤去作業中に、右手右足をなくす。右足は義足。         

発問  もしも自分にできることがあるのなら、このようなお手伝いをしてみたいという人、手をあげてください。     私たちにどのようなお手伝いができるのか、これから勉強していきましょう。



*資料は、パワーポイントで作成しています。
  使用を希望される方は、小野隆行までご連絡ください。 


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