１，エクササイズのねらいを知る。 　

２，エクササイズをする。

（１）　次の３つのことをノートに書かせる。（事前に考えておかせると盛り上がる）

・後で集めて先生が読み上げ、名前をあててもらうことを予告しておく。
・他の人のものを見ない、自分のものを言わない、というルールを確認する。

（２）　カードの内容を聞いて、誰のカードなのか予想させ、ノートにその人の名前を書かせる。
　　　　（テンポよく進める。書けていなくても待たない。）
　
　・冷やかしやからかいの言葉などで、カードを書いた児童が傷つかないように配慮して進める。
　・自分のカードがでてきても、黙っておくよう指示する。

（３）　答え合わせをする。
　　　　（１番、○○な経験をしたことがあって、○○には自信があって、将来○○になりたい人は、・・・・・○○君です。というふうに読んで
　　　　　いく。）

　・予想があっていたら○をつけさせる。
　・正しい答えを全部書く必要はない。

３，エクササイズを振り返る。

・今、おこなったエクササイズや、班の人のカードをもとに気づいたこと、感じたことを互いに話し合わせる。
・ 交流ができていない班には、話し合いの仕方をアドバイスする。
・班の中で話し合ったことを発表させる。

４，本時のまとめをする。

・教師の感想を伝える。
・よかったこと、楽しかったこと、うれしかったことなどを中心に話す。





【構成的グループ・エンカウンターについて】


　エンカウンターをグループを通しておこなうので、グループ・エンカウンターという。これには、構成的なものと 非構成的なものがある。構成的であるとは、対象、グループ、エクササイズ、時間をセッティングするという意味である。これをリーダーが行う。

【ねらい】　　　 集団学習体験を通して、行動の変容と人間的な自己成長をねらいとしている。

【一般的な進め方】 　　インストラクション→エクササイズ→シェアリング→まとめ


エンカウンター
　ホンネとホンネの交流や感情交流ができるような親密な人間関係（体験）をいう。これを「ふれあい」「出会い」ともいう。

インストラクション
　リーダーがエクササイズの目的、やり方、留意点を教示することをいう。

エクササイズ　
　ねらいを達成するために用意された課題。楽しむことの追求ではないので、ゲームとは違う。

★エクササイズを展開するときの思想★

シェアリング
　わかちあいや、ふりかえりのこと。
　エクササイズを通して、気づいたり感じたりした自分のことや他者のことなどをホンネで伝え合い、共有し合う。


『参考文献』
・エンカウンターで学級が変わる　　小学校編　国分康孝監修 岡田弘編集　１９９６　　　　　　　図書文化社
・エンカウンターで学級が変わる�A　小学校編　国分康孝監修 岡田弘編集　１９９７　　　　　　　図書文化社

その他の実践へ