2月最初の午の日を「初午」といいます。だいたい6日ごろになります。十干十二支というむかしのこよみには,動物の名前があてはめられています。むかしは年だけでなく,毎日の呼び名や時刻までも動物の名前で呼びました。子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)午
(うま)未(ひつじ)…というふうになっていましたから,2月に入って最初の「午の日」を初午と呼んだのです。
初午の日には,お稲荷さんをまつって,お灯明をあげ,お赤飯やお神酒をそなえます。お稲荷さんのご神体はキツネですから,大好物の油揚げをそなえるならわしもあります。