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2月10日

大谷石採掘あと陥没

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栃木県宇都宮市の大谷町のあたりでとれる石を「大谷石」といいます。大谷石というのは、火山灰や火山砂、火山レキなどの火山噴出物がかたまってできた堆積岩の一種です。大谷石は火に強く、しかも加工しやすいので、門柱や石垣などに広くつかわれていました。しかし、大谷石は、地層の岩盤を崩して掘り出すため、掘り出しすぎて地盤がゆるんでしまいました。その結果、平成元年(1989年)の今日、地面が陥没してたて100メートル、深さ30メートルの大きな穴があいてしまいました。この陥没で家がかたむいたり、道路がこわれたりして付近の住民は大変な被害にあいました。大谷町には、この他にも石をほったあとの廃坑が地下をたくさんとおっていて、廃坑を土砂などでうめることが検討されています。

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