これなんだで綴る海苔養殖

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これはカキガラです。海苔の胞子を春先に蒔くと下のカキガラが秋になると上のカキガラのように茄子色になります。

このカキガラから海苔になる胞子がでてきます。この胞子を海苔網に付着させるのです。

自然のままだと秋、人為的には海水温を20度以下に冷やすと、上のカキガラの黒いところから無数の胞子が出てきます。顕微鏡で200倍で撮ってみました。

海苔網に単細胞が付着した顕微鏡写真です。海で種付けをするとこのように付着を確認すると一安心です。でもこれからが大変なのです。汚れ、珪藻、青海苔などに負けないよう助けてあげるのです。

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これは 海苔の芽の顕微鏡写真です。100倍で撮りました。白い太い線が海苔網の繊維です。海苔の単細胞が海苔網に付着して 4日が経ちました。無事育ってくれることを祈っています。

海苔の単細胞を種付けしてから私達の言葉で1潮経ちました。つまり14日ほど過ぎたのです。顕微鏡で100倍の写真ですがようやく肉眼で見えてきました。これで、第一関門突破です。

やっと 普通の写真になりました。海の中で浮かんでいる海苔網を撮りました。約1cmぐらいに伸びてきました。単細胞から約20日かかりました。

単胞子から約35日経ちました。海苔の葉は30cmほどの長さになりました。これでようやく摘み取りが始まります。