現在の作業

毎年 8月の終わりに 新しい漁期が始まる。
漁場を清掃し 小間を割り振りし 各個人の場所が決まる。
一斉に 猫の手も借りたいほどの 忙しさで 棒たてが 始まる。
エンジンポンプで 水圧を利用し 杭を立てて行く作業 。
とても 疲れます。 
一方 沖合いでは ベタ流しの準備が 始まります。
ベタの位置を 今では GPSを利用して 正確に目印の旗を 投入
してゆきます。こんなところにもGPSが使われておるのです。アメリカ
のおかげです。
9月の初めにベタセットの設置が始まりました。
水深が20m程に海底に杭を打ち込んで養殖施設を 固定します。
人手が必要で 人力で行うため 共同で 設置します。
陸上では 陸採と呼ばれている 海苔芽の種付けの施設の組み立て
をします。水車、水槽を組んで 冷却装置の点検。胞子の付いたカキ
ガラを 準備します。 今年は 9月11日より種付けが始まります。
ベタセットの設置と重なるので 忙しい

陸採が始まった。
写真は 種の付いた 網をはずしているところです。この網を水槽で 
何時間か 育て 氷点下25℃で冷凍します。

9月の24日から筏に網を出庫。干出をかけているところ。
これから毎日干出をし、それによって珪藻や青海苔を駆除し健全な
海苔を育てるのです。
海の上で種付けを しているところ。
9月21日ごろから始まりました。おおむね 順調に着芽しています。
支柱柵でも育苗が始まりました。
干潟の干満を利用して 海苔を育てます。
海苔芽が約1センチになりました。海苔網ごと 氷点下25℃で 再び
秋芽に使う網以外は冷凍することになります。この網を来年の3月まで
順次出庫して いつでも 新海苔が採れるようにしたてます。
秋芽に残した網はそのまま育てます。だいぶ自然の青海苔が育って
しまいました。このまま 黒海苔と一緒に育てて 特産の青混ぜ海苔に
します。青海苔は水温が急激に下がったり 風が吹いて乾燥したりする
と 途端になくなってしまいます。
いよいよ 海苔摘採船を 降ろします。ここまでの2ヶ月間は 収入もな
く大変です。
やっと 海苔採りが始まりました。これは
 青混ぜの海苔を海苔摘船で
採っているところです。