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拝啓 岩沢厚治さま
こんにちは。
昨日はあんなに熱く、壊れまくった時間を過ごしたと言うのに、こんな形で再会するのは、ものすごく不思議な気がしますね。
物言わぬ貴方の姿を見つめながら、昨日のステージを思い出しています。
突然思い立って、突然本日この場に足を運んだわけですが、本当に今日この時間に来れてよかった。
平日の昼過ぎ…ギャアギャア騒ぎ立てる馬鹿者もおらず、誰にも邪魔されず、まるで美術館で名画と向き合うような気持ちで
貴方の前に立てるのだから。
背中を押してくれた友達に感謝です。なっちゃんありがとう（笑）
話はそれましたが、こうやって向かい合い貴方を見つめて感じたこと。
それは、つくづく貴方はギターと共に戦ってるんだな、ということ。
貴方の力強く、繊細な指が握る、磨き込まれた「白」
そのフォルム自体の美しさもさることながら、やはり貴方と共にあるからこそ、
輝きを増す…そんな気がします。
それはまるで、
貴方の意のままに野山を駆け巡る名馬のようであり、
研ぎ澄まされた剣のようであり、
何物をも射抜く、弓矢のようであり…
貴方を戦士たらしめる、唯一無二の物なんだと。
プロの写真家の作品には魂が宿ると言いますが、今目の前の貴方には戦いに向かう強い意志と決意を感じます。
唇を引き結んだ貴方の瞳から、全身から、感じる光。
その輝きに私は惹かれているワケなんですけど、思わず苦笑いしてしまったのは、
私自身、その貴方の光に寄り添っていたいとは思わないということ。
もし貴方の隣に立つことがあるとしたら、貴方に負けない光でありたい、と思うのです。
私もまた戦士なんだな、と自覚してしまいました（笑）
可愛らしいラブレターを書きたかったワケじゃないけど、まるで挑戦状のような手紙になってしまいました（笑）
だけどきっと、私と貴方には、そんな関係が似合うのかもしれません。
貴方が頑張れば、私も倍頑張る。
どこかで戦っている貴方を想って私も戦う。
いつも貴方に負けない光であるよう、私は生きていこうと思います。
そして、いつでも貴方のために戦える、知恵と力を身につけていきたいと思います。
しばらく逢えない日々が続きますが、どうかお元気で。
くれぐれも飲みすぎないよう！！お体をお大事に。
それでは、徳島でお逢いしましょう。
初めて参加する徳島ライブ…心より楽しみにしております。
敬具
高島駅子
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