高島的ゆず 「シュミのハバ」PVレポ
シュミのハバ 詞・曲 岩沢厚治
うぅっ、なんだ。
なんなんだ、この萌えシチュエーションは!
どうしろっていうんだ、ゆず。
私にどうしてほしいんだ(笑)
シュミのハバ、曲自体もちょっとパフィーちっくな力の抜けた、なにげなナンバーです。
いい。
このPVは、いい。
大好き。
歩行者優先の三倍はお金かかってそうな作りです(笑)


ピチュピチュピチュ…
小鳥がさえずる、のどか〜な風景。
どこかの公園の裏、とか学校の裏山、ってカンジの草が生い茂る小高い丘の上。
たんぽぽが咲いています。
その向こうには…一本の木の根元をスコップ持って一生懸命掘っている男子ふたり…
雑草の絨毯をなめて、ふたりに近づけば…
ザクっと、スコップを地面にさして、しゃがみこむ背中。
掘り返した穴の中から目的のモノを見つけたんだか、四角い箱をどっこいしょ、と掴んで持ち上げる…
地面に、ドン、と置いた厚治の手とそっちに立ってる悠仁の靴が見えるシーンでイントロが流れ出します。


掘り返した土。
表面の土より湿っててこげ茶なの。
やわらかい手触り、土の匂い…
あぁ、そんな当たり前にあったものを、私はいつ以来触れてないかしら。

そんなノスタルジックな思いをさらにさらに深めていきます。

ベコっと厚治が開けたのは、でっかいアルミの箱。
昔醤油せんべいとかが入っていたっぽいような(笑)
今あんまり見ないよね。

中身を覗き込むように、悠仁も厚治の隣にしゃがみこむ。

柔らかい表情のふたり。
一番上に入っていたのはスケッチブック。
そのスケッチブックをどかすと…
ルービックキューブ、ミニカー、漫画、野球ボール、おもちゃの電車、などなどなど。

な〜んと、ふたりだけのタイムカプセルだったのです(笑)

ありそう〜!!
これフィクションですか?と聞いてしまいたくなる(笑)
ぜったいインタビューで聞かれまくっているだろう(笑)

ほら、だって中身を見た瞬間、厚治も悠仁も、ものっすごい笑顔。
まさに子供に戻っちゃいました、っていう満面の笑顔で、箱の中を物色してる。
あぁ、この笑顔。
どーしよう…
これは見ていただかないと説明できない。
無防備な…
人間、こんな無防備な笑顔を浮かべる時っていうのは、本当に好きなことをしているか、
本当に好きな人と一緒にいるか、本当に心から嬉しい時か…
う〜ん、ふたりの場合…それ全部いっぺんにやってきちゃったワケですね(笑)
木漏れ日の中、満面の笑顔でルービックキューブしたり、ボールをぽんぽんしたり、
ミニカー眺めたり…
嬉しそうだなぁ〜ホントに(笑)

そこに入るのですよ。

「友達はいつでもいいもんだ〜♪」

あ〜そうかい。
そうだろうよ(笑)
まったくそのとおりだろうよ(笑)
ふたりが幸せなら私も幸せだが、いつものごとく、とても置いていかれた気分になるのは
私だけではないだろう(笑)

スケッチブックには水彩の町の風景…
ルービックキューブを真剣にくるくるしている悠仁。
おもちゃの電車をじぃ〜っと見つめる厚治目線。
クレヨンで描いたスポーツカー。

悠仁がほややん、とたらこ唇半開きで取り出したのは、スノードームの雪降らない版、みたいな
ガラス玉の中に南国の風景が閉じ込めてある置き物。
なんじゃこりゃ?みたいな表情の悠仁(笑)
なにしろタイムカプセルの中に入っていたので、細かいひびが入ってしまっています。
サイコロ、ビー玉、おもちゃの電車。
立てかけてあるスケッチブック。
ふたりが真剣に遊んでいる横の、そのおもちゃの電車のドアが、す〜っと開く…
おんや?
と、下を見る厚治。
その厚治に被るように、んん〜??と、眉間にシワ寄せて電車を見る悠仁。
で…
その、んん〜??
としかめた目を、くるりと上げれば…
なんとふたりはおもちゃの電車の中なのです!
レゴブロックの町並み、○と□のロボットみたいなおもちゃの人形が、あいのりの乗客。
おぉ〜…
みたいな低い感嘆のカンジなふたり(笑)
そして、ここにギター登場。
無造作に左右の壁に立てかけてあるギターのネックをガシッと掴むそれぞれの手。
ふたり向かい合わせで座ったら互いの膝を絡めないと向き合えないような広さの
おもちゃの電車の中(笑)
身体ナナメに座って、ギターを弾きながら歌うふたり。
歌いながらきょろきょろと車内を見回す厚治の大きな瞳が激ぷりちー。
ギター弾くシーン、ふたりで立ち上がって嬉しそうにおもちゃの電車の中を散策するシーン、
窓から外を見ている、それぞれのパーソナルシーンの3パターンの切りかえです。
窓から外、のパーソナルは、北川さん、思いっきり窓から顔を出して風に吹かれています。
可愛いです。
すこぶるぷりちーです。
北川悠仁アイドル伝説再びです(笑)
ほやほや〜っとした表情。
ふにっと唇を噛む。
その仕草だけでいったい何人の悠マニが地団駄を踏むのでしょう(笑)
そして厚治。
厚治はおとなし〜く、車内で窓枠に腕をのばして過ぎ行く風景を、キラキラの瞳で見つめている。
このライト具合最高(笑)
あぁ〜、電車で厚治と旅行がしたい。
きっとじ〜っと、じ〜っと見つめてしまい、さぞ不気味がられることでしょう。
やっぱりいいや(笑)

電車の窓から外を眺める、それぞれパーソナルショット、このシチュエーションの切り替え。
電車の中を散策〜は、並んで歩きながら何しゃべってるんだろう。
ホント楽しそう。
悠仁が同乗者の丸い頭をポンポンしながら歩けば、それをすんごい親愛の目で見ている厚治。
なんで親愛かって?
今、一時停止で画面止めたら、ものっすごいハートが飛んでそうなラブラブ目線で厚治が悠仁
見つめてたのさ(笑)
こういう一瞬の表情を見ても仲の良し悪しがわかるよねぇ…

厚治が前の右の座席。
悠仁がその後ろの左の座席。
座って歌いながらギターを弾く。
お行儀悪く身体をモジモジさせながら歌う厚治。
要所要所でちらっと北川さんを振り返るのがまた、きゅんとします(笑)

いつの間にかポスターカラーで塗り上げたようなイラストちっくな町並みに風景は流れる。
楽しくおもちゃ電車遠足を楽しんでいたふたりだけど、電車はゆっくり減速し、ある駅に止まる。
「あ、止まった!」
と少し驚いた表情の悠仁。
無意識のように厚治の顔を見る。
厚治も何気なくその視線を受け止める。
なんですかね…この一瞬は。
このPV、監督誰?
こんなゆずの雰囲気、わかってんなぁ〜(笑)

電車のドアが開く。
おそるおそる、片足を出す悠仁。
電車から出た足は、風景と同じくポスターカラーのイラストになっちゃう!
驚いて足をひっこめる悠仁。
気をとりなおして、そっと手を出してみる。
やはりイラストになっちゃう。
唇半開きで、手のひらみたり、手の甲みたり…
でも、大丈夫そう。
ためらいもなく、外に出て行く悠仁。
後に続く厚治。
ふたりは瞬く間にイラストになっちゃうのでした!
こういう、未知のモノに遭遇したとき…
必ず最初に一歩踏み出すのは北川さんなのです。
いける、と思ったらためらいも不安もないんです。
飛び込むのみ。
そして、その後をついていく厚治にもためらいなんてない。
北川さんが行くんだから、一緒に行くのであります(笑)
猫背〜なカンジのふたりがちょろっとこっちを振り返りながら、町へと歩いていきます。

電車の中で歌うふたり。
風景を眺めるふたり。
いい笑顔。
今回の撮影も、とてもいいカンジだったのでは。
少し俯いて、満面の笑みを浮かべる厚治がたまらなく愛しいです…
あぁ、今回は頬袋ないじゃない厚治。
すばらしい…
春も過ぎて夏近し、だから冬の蓄えはすっかり消費したのでしょうか(笑)

小高い駅の階段の上から見る風景は、あの、スケッチブックに描いてあったいつかの風景。

川原を歩くイラストのふたり。
おっきい石がゴロゴロ。
下ばっかり向いて歩いている厚治。
石に足を取られてふらふら危なっかしく歩く悠仁(笑)

電車の中ではギター抱えて歌うふたり。
声をのばすときに、目を見開いて眉毛きゅうっと上げて歌う厚治が懐かしい…
手持無沙汰に電車の窓枠トントンしている姿も可愛い。

川原のイラストのふたりもサビと共にギターを抱えて歌いだします。

せっまい車内でぴょん、と飛び上がる悠仁(笑)

うお〜っと誰もいないのにピック持ったまま右手大きく上げて煽る厚治と、またしても飛ぶために
座席にのぼって横歩きで移動する悠仁(笑)

カメラは歌うふたりの頭上を大きくパーン。
青々とした草むらにタイヤがひとつ転がっている。
古き良き子供の遊び場ってカンジです。
どうやらふたりが佇んでいる川は「不思議の川」って名前らしい(笑)

楽しそうに歌う川原のふたりの足元にはナゼかパグ(笑)
イラストだけど、多分パグ(笑)
電車の中では厚治がハープ。
ちょっと下目にセットしてあるハープをぱくっとくわえた口が可愛い(笑)

おや?
いきなりゴロゴロと雷の音。
空に真っ黒な雨雲。
ぽつり、と落ちる雨粒。
後はもうザーっと降りしきる通り雨。
開いたままのスケッチブックに、ガラスドームの置物に、ボツボツと大粒の雨粒。
滲んでしまう風景画。

電車の中では相変わらず楽しそうに歌うふたり。
ちょ〜っといたずらっぽくカメラを見つめながら歌う厚治。
や〜め〜てっっ。
ときめくからっ(笑)
すんごいカメラ目線の確信犯。
あぁ〜可愛い〜…
前髪めっさ乱れてるけど、すんごい可愛い…
表情のつくり方も、ふたりで左右からカメラ攻めちゃうカンジもほんのりパフィー風味(笑)

一方川原で歌っているイラストのふたりにも、雨粒は落ちてきます。
ポツ、肩に落ちる度に滲んでいくふたりの輪郭…
流れ落ちた絵の具の下には、リアルな悠仁と厚治…

電車の中で、大きくジャンプするふたり。

濡れそぼる川原のふたりが一気に水滴に飲み込まれて…

次の瞬間、ぐわんとふたりはガラスドームの中で歌っているのです!
ヤシの木に砂浜に立てたサーフボード。
棒で支えられてる、飛んでいるカモメ。
ふたりを包んでいるのは、少しヒビの入ったガラスの空。
外を流れ落ちる、雨。
すんごい素敵なことない?
厚治ナメで悠仁とツーショット。
悠仁ナメで厚治とツーショット。
正面からツーショット。
とにかくワンフレームに必ずふたりがいるのです。
なんでこんなに嬉しいんだろうと思ったら、そういうことでした(笑)
少し上位置のカメラを見上げて半分背中合わせで歌うふたり、とか。
すこぶる可愛い。

ふたりがいればオールOK。
ふたりでギター弾きながら歌が歌えれば、どんな不思議があったって、
気にしない。
ひび割れたガラスドームの中のふたり。

いつの間にか、雨雲は通り過ぎ眩しい太陽が顔を出します。
ふりそそぐ眩しい日差し。
雨上がりのキレイな空気の匂いを感じる。

ドームの向こうにはルービックキューブ。
ちょっと雫に滲んだ外の世界。
その光を遮るものに、ふたりはふと振り返ります。
振り返る時の表情、ふたりとも最高。
悠仁はとても演技派だし、厚治は大きな瞳がぐるんて振り返る、それだけでもう
私はいっぱいいっぱい(笑)
振り返ったふたり。
差し込む眩しい太陽。

そこには…
しゃがみこむ、並んだ膝小僧ふたつ。
ぐっと近づいてくるぽよぽよの手のひら。

ガラスドームを掴んだのは、いかにも悪ガキっぽいやんちゃそうな男の子。
↑頬に怪我っつーか、傷があるのが高島的にとってもツボ(笑)
隣の男の子も、おもちゃの電車やらボールやら、手にしたものをどんどこ箱につめてます。
漫画やらなんやらぽいぽい入れてるふたりの男の子の手。
おや?そのリストバンド…いつも北川さんがしてるヤツよね?
じっとガラスドームを見ていた男の子。
最後にドームも箱の中に入れちゃいます。
スケッチブック入れて、フタを閉めて、土の中に、えいっと入れる。
土をかけて、その上を踏み固めるふたり。

そして…満足すると、途端に興味を失ったように、走り出す男の子たち。
セピア色の風景に消えていく…



な〜んて。
いや〜。
ホントありそうな話(笑)
ゆずって、こんなことしてそう!
…ぽいことを、やってみちゃいました、どうよ?
て、カンジなんでしょうか(笑)

いやもう、めっさハマりました。
誰が考えたんだろう、この原案…
早く雑誌プロモ始まらないかな〜
インタビューめちゃくちゃ読みたい(笑)


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