GOING HOME
パイプオルガンで始まるオープニング。
勝手に、もう少し可愛らしい歌を想像していたので
ちょっと背筋がのびた。
のびやかな、北川さんの声。
岩沢さんの声。
綺麗な声。


やわらかく重なるふたりの声。
はやり、このふたりの声が重なった瞬間が一番好き。

おだやかです。
ひねりや余計な力みなんてない、おだやか〜な
暖かさが伝わってくる。
悲壮感やら、痛さやら、心の底の苦しみやら…
ゆずの歌の後によく感じる、甘さや旨さの後の苦味や酸味がないね。

昨年散々動いて、やるだけやりつくして、
今。
おだやかなんですね。
とてもエンディング感の強い歌です。
何に対してのエンドマークなのかは、それぞれが感じれば
いいことなんだろうけど。

『君の心へGoing Home』というフレーズはとても好き。
アーティストとファンの理想の関係って、こういうことじゃないかな…
って高島は思うのです。
いや、ゆずと私の関係がたまたまアーティストとファンであっただけで、
シチュエーションは違えど、大きく言ってしまえば人と人との理想の関係
…かな。


いいんですよ。
何をしても。
何をしてても。
音沙汰なくても、例えば道が分かれることがあっても。
何年経っても、どこに行っても。

ふと。
彼らが彼らとして動く時がくれば。
私はいつだって、駆けつけるでしょう。
何年、何十年間が空いたとしたって、まるで昨日別れて、
今日また出会ったような顔して、「まったくこいつらは…」って、
愛しくて仕方のない毒が吐けると思う(笑)


…ん?なんかまるで解散みたいな話になってきた?
ふたりともまだゆずやる気満々みたいだから、
大丈夫でしょう(笑)

私がいいたかったのは、彼らとの心のつながりは、
何があったって、途切れることはない、ってこと。

帰る場所のある人間というのは、強いのです。
どんなに無茶をしても、どんなに暴挙を犯しても、
失敗しても、世界中敵にまわしても…
帰ることが出来るんだもの。
様々なことなんて、関係なく。
なんの見返りも求めず、なんの特別なこともなく、
すっと受け入れてくれる人が居る。
場所がある。
それは、とてもとても、強いことです。
だから、高く飛べるし、遠くに行ける。
帰る場所があるから。


いつだって、帰っておいで。
そして、私にとっても彼らが帰る場所なのかもしれない。
そして、ゆずだけじゃなく、仲間達もね。
丸々1年とか逢わなくたって、ツアーが始まれば当然の
顔して毎週逢ってたりするもんね(笑)
そんな仲間達も、私にとっては帰れる場所なんだろう。



しかし、どうしてこんな、まるで天に召されるようなアレンジなんだ(笑)
ソロのボーイソプラノを聞いた瞬間、思い浮かんだシーン。


『パトラッシュ、僕は見たんだよ…』byフランダースの犬(笑)


わざわざ聖歌隊使わなくったって、天下無敵の美声の持ち主が
いるじゃないのさ。
余計なもんはいらないんだってば。
北川さんのボーカルと、厚治のハープ。
それだけで充分ですって。


栄光で 癖になったか 壮大アレンジ(字余り)


私は正直好きじゃない。
ゆずの歌で、ゆず以外の声が聞こえるの、すごく嫌。

(まあね、コーラスで声重ねるぐらいならいいけどさ。
 シュウちゃんの呼吸とかさ(笑)
 それは許すよ。
 明らかに作為的に入る他者は、ホント嫌)

ライブバージョンで聞くのを楽しみにしておこう。






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