シュウ刊ゆず 〜ダスティンホフマン〜
丁寧に、丁寧に歌っているのが伝わってきます。
スタジオの空間に、少しうわんと広がるような響きが、
何気ない味となって、とってもいい。
これは、どーのこーのとつべこべ言わず、
ただ、うん、と頷いて黙って聞くのが1番いい。
朝までやってる、大きなチェーン店の激混みの居酒屋。
大声出さないと隣同士の会話さえ聞き取りづらいほど
うるさいBGM。
癇に障るほど盛り上がっている、いくつかのグループの
馬鹿笑いの中で。
『別にいいんだけど』って、
全然『別にいい』カンジには見えない様子で、
強くもない酒煽るように飲んで、
さんざんぱらクダを巻いて、
カウンターに突っ伏して寝てしまった友達の肘が、
ジョッキを持ち上げる腕に当たっている。
人より高めの体温を隣に感じながら。
すっかりぬるくなったビールのジョッキの口を、
なんとなく噛みながら、
ぼぅっと、とりとめもないことが浮かんでは消える。
『別に、いいんだけど』
別に、自分のことでもないし。
別に、親身に同情してやるつもりもないし。
だけど、時折胸をギュウと締め付けるように
押し寄せてくる切なさは、なんなんだろう。
なんなんだろう、と、考えるほど、
わからない感情が溢れてきて、
堪えるようにきつく、目を閉じてみる。
なぁ、北川さんよぅ。
岩沢さんの最後の一言に、
すべて持っていかれました(笑)
いや〜…これ。
色々深読み出来て、妄想が広がる(笑)
めちゃくちゃ楽しい(笑)
私の萌えポイントを確実に突いてくる
岩沢厚治は、天才だと思う(笑)
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