2007年ゆず冬至の日ライブレポート



2007.12.22 横浜スタジアム 横浜
今年も冬至の季節がやてきました。
いや〜、一気に今年も終わるんだなぁと実感しますね。

10周年のメモリアル冬至の会場は横浜スタジアム。
2000年のスタジアムライブ以来の会場です。
あの時は真夏で死ぬほど暑かったけど、今回は真冬。
なんだか感慨深い気持ちを胸に、会場入りしました。

どどっと押し寄せる参加者を並ばせたりするのも、
さすが手馴れたもので安心でした。

いつもはねぇ。
腕章貸してくれたら手伝うよ、と真剣に思うぐらい年々増える参加者を
さばくための手が不足しているからねぇ。

つくづく思うのは、お金取ってくれて全然構わないから
安心安全の確保できる環境でやってほしいなぁ、ということ。
ゆずちゃん達自身も、あまりに過酷過ぎる環境で演奏させるのは、
もういい加減見てる方も辛いし(もう若くないから(笑))、
そもそもそんな環境で待ってるのはもっと辛い(笑)
彼らの趣旨に反するかもしれんが、これだけ人が集まるように
なっちゃうとねぇ…やむを得ないような気がします。
今回の横スタだって、ゆずサイド全面持ち出しなのかしら。
横浜に貢献しているから少しはまけて貰ってるのかな…とか、
こっちの事情だから関係ねぇよ、と言われてしまいそうなことを
つらつらと考える(笑)

時々雨がぱらつくどんより空に、なんとか終わるまで持ってくれ〜と
祈りつつ開演を待ちます。
グラウンドのセンターにステージ。
ステージサイドにはしっかりスピーカーが積んであります。
オトナの身長ぐらいあるクリスマスツリーも左右に二本。(電飾付)
真っ赤なリースも飾ってある。
ご…豪華だ(笑)
客席は正面で区切ってあって、ステージサイドやバックは入れない
ようになってます。
ステージ前の柴の上にアリーナスペース。
アリーナスペースは、いつものように敷物引いて体育座り。
でも今回は断然スタンド席が楽。
椅子がある、段差があるって、最高!

準備も念入り。
ギターチェック、タンバリンチェック、ピアニカチェックまでしっかり…
なんだか豪華だ…
スタジアム内の売店も一部営業されてて、お弁当やら温かい食べ物やら
購入できます。
トイレもあるし、席もるし、ものすごい楽だ…
いいのかなぁ〜、今年は楽だなぁ〜、高知はひどかったよね、とか(笑)
友達とまったりしていると、ビジョンに映像が!!
おぉ、ビジョンまで!

なんと、なつかしの2000年のスタジアムライブ映像です!
DVDもしばらく見てないから、ホント懐かしくてついつい見入ってしまう。

仁ちゃんの髪型、こんなんだっけ?とか(笑)
眉黒いね…とか(笑)
岩沢さん、ほそっっ。身体の厚さがぜんっぜん違う…とか(笑)
あの顎のラインやら首のラインやらは、一体…とか(笑)
勝手なことを語り合い盛り上がる(笑)

チャリで登場って、今となってはどうよ、とか。
ライブシーンの仁ちゃんのはっちゃけっぷりや、岩沢厚治の超絶男前っぷりとか。

始まる前にさ〜。
こんなもん見せられたら、残酷な現実が…とか(爆)
冗談ぶっこいていたのですが、もうもうもうもう、
なかなかどうして2007年もののゆずちゃんは、2000年もののゆずちゃん
目じゃないほど、かっちょよくてかわいくて素敵でおもしろかった。
はぁ〜…ずるいよ〜もう。

ステージがポコーンとあるだけで、バックヤードとかなんにもないから、
どこからゆず出てくるんだ…と思っていたら、ベタに期待を裏切らず、
リリーフカーに乗って、ご満悦で登場!

まずはリーダー。
満面の笑みで、嬉しそ〜に手を振りながら登場。
続く岩沢さんは、何故かギターを抱えたまま登場。
この、ギター抱えてリリーフカーは冷静に考えればおかしな話なんだけど、
なんかかっちょいいんだ、悔しい(笑)
途中まで来て、思い出したように手を振る。
相変わらず岩沢さん、自分満喫中のもよう(笑)

リリーフカーを降りる。
芝生に降り立った北川さん。
ニット帽。カーキっぽいコート。黒いマフラーぐるぐる巻き。
ものっすごい防寒してるんですけど(笑)
いや、いいです。
いいことです。
岩沢さんは相変わらずに、黒。
首元が寒い。

ステージに上がると、ふたりでブラインドの紐みたいなものを
引っ張る。
なんだ、今年最後の共同作業か?
降りてきたのは『冬至の日ライブ2007』の北川さん直筆の垂れ幕。
ステージが大きい分なんだか、今年はとても大きい。
これ書くの結構大変だろう。
スペースもいるしね。
でもこう…線の細い字で掠れまくってて、毎年書いてるのにちっとも
上手くならないカンジがとても好感が持てます(笑)
墨たっぷりつけて、豪快に太字でいけばいいのにねぇ。
あ、ゆずマークが朱色でした。二色使い。

今年は風が無くて、バタバタはためいてなくて、しっかりしたカンジが
とてもいい。
ライトが前から後ろからふたりをガンガンに照らす。
ちっとは暖かいかな?
感触を確かめるように、ギターをビラビラと弾き始める岩沢さん。
ちなみに白。
しっかりしたスピーカーのせいか、広い会場のせいか、音が響く。
スタジアムの『鳴り』
ごまかしようもなく、これと声だけですからね。

北川さんがマイクに向う。
北「どうもみなさん、こんにちは!ゆずです!
  みんな寒い中、冬至ライブに集まってくれて、どうもありがとう!
  寒いけど、どうか僕らの街横浜でライブを楽しんでいってください!」

嬉しそう(笑)
けど、岩沢さんがそのバックで弾いているメロディーがなんだか
まったくわからない。
なんのBGM?なんて思っていたら…

北「それではさっそく、新曲をいきたいと思います!」

おぉ〜、そうか。
そうくるか。


北「タイトルは『ウェイトレスとお客さん』という曲です!」

次のシングルのカップリング曲です。
そっちなんだ。
岩沢さんのギター。
…ものっすごい入りの難しそうな曲だ(笑)
え?そこで入んの?
みたいな(笑)
ふたりの感覚なんだろうなぁ。
ネタバレになるのであんま書きませんが、
北川さん…こういうシチュ好きだよねぇ(笑)

北川さん、ピアニカを手にする。
向かい合い、岩沢さんのワンツーさんはい、のカウント。


手紙
なんか、何気に久しぶり。
す…すごいギターがかっちょいい…
ゾクゾクする。
肉眼じゃ手元の動きなんて、細かく見えない距離だけど、
音を聞いているだけでそのしなやかな動きが見えてくるようです。
うわ〜、なんだこれ。
岩沢さん、すげーかっちょいい。

北「前略、みなさんこんにちは!」

こんにちは〜!と返す客席に、お約束で…

北「寒いせいかな?声が小さい!
  もう一回。
  こんにちは〜!!」

幼稚園児に語りかけるような、ぽやぽや〜んとした口調。
かわゆいです、仁ちゃん。

北「今日はようこそ、僕達の街横浜へ。
  96年から始まった冬至の日ライブも今年でなんと、12回目を迎えました!!」

おぉ、今年は把握している。
リハしただけある(笑)
毎年毎年、何回目だっけ?から始まるMCって、ないよな(笑)

北「毎年毎年、『冬至の日』と言うだけあってホントに寒い中、
  今年もえらい寒い中、こうして横浜スタジアムに集まってくれて、
  ありがとうございます!
  今年一年はデビュー10周年イヤーということで、様々な活動をしたけれど
  ホントにみんなに支えられて10年やってこれたんだなぁ、と
  たくさん感じた一年でした。
  応援してきてくれて…みんな、ホントにありがとうございます!!
  今日が実質10周年イヤー最後のライブとなるので、
  感謝の気持ちをこめて、最後まで一生懸命歌います。
  みんな最後まで楽しんでいってください!」

…なんだか噛み噛み&繰り返しなんですけど、大丈夫?
岩沢さん、ずいぶん辛抱強くBGM係している気がします(笑)
仁ちゃん、ほやほやすぎ(笑)

雨が降りそうだけど、最後まで降らない様にみんなそっと心の中で
願ってくださいとのPSにて本日のお手紙終了。


北「上のみんな聞こえてますか〜!!」

チューニングをする岩沢さん。
ギター弾くのに邪魔なのか少し上げた袖から見える腕が、
腕ふぇちとしては嬉しいけれど、寒いっす。
…でも、岩沢さんの実家って、なんか寒そうだよね(笑)
人のいる所以外は、さっむいの。
だから寒いの、強いかも。
なんて。
…勝手になんか、そんなイメージ(笑)

わはは〜なんて、笑ってたらいきなりカウント。


北「ワン」
岩「ツー」
北岩「ワンツースリーフォー」

始発列車

ギターのイントロからして、楽しそうに弾んでいる。
うぎゃ〜っっっ。
しは…しは…しはつっ!!
このカウントすげー好きっ。ていうか、すげー嬉しいっ。
黙々としていた岩沢さん、心地良さそうに歌いだす。

重なる北川さんの声。

心地よい声。
あ〜も〜、好きだ。
つくづく好きだと思う。
岩沢さんの歌声。

ふたり向かい合い、ガシャガシャとギターをかき鳴らす。
楽しそうだなぁ〜。
自然に顔が笑う。
幸せ、ってこういう瞬間を言うんだろうなぁ。
だからかっちょいいところを、客じゃなくてリーダーに見せるな(笑)
ま、それを見越して北川さん寄りに陣取っているのでいいんですが(笑)


曲の途中から、ぱらぱらと雨が振り出す。
あぁ、大丈夫かな、ギター。
機材…
スピーカー…
照明も。
濡れると電気危なくないかな、と気にする私たち。
北「あぁ、ごめんね。降ってきちゃったね…」
と、別にゆずのせいでもないのに、雨脚が強くなるのを
心から詫びる北川さん。
どっちもどっち(笑)

岩沢さんチューニング。
そのチューニングからぽろりぽろりと自然にメロディーが紡がれていく。

えっえっ?…これ…これ…


ねぇ
うぐっ…
言葉が出ない。
必死に耳を澄ます。

優しく歌う北川さんが、いつか絶叫するように歌いだす。
美しく切ないハープの音色が、空気を切り裂く。
重なる、ふたりの声。

トビラのステージを想い出す。
追いつめられたような厳しい表情で黙り込む北川さんと、
いたたまれなくなるほどに、真っ直ぐに見つめてくる岩沢さんの鋭い眼差し。

あの時のように、苦しくなるほどの切羽詰った緊張感ではない
柔らかさが、ふたりを包んでいる。
あの時から、このステージまでの、道程を想う。

答えのない問いかけに、掠れ消えていく北川悠仁の声。
そっと寄り添うように後を継ぐ岩沢厚治のハープが、
雨降りの後の空気のように、やわい靄となって灰色の世界を霞ませる。
鮮やかな緑の葉から零れ落ちる雫のように、ぽつりと胸に落ちた音色は
幾重もの波紋を広げながら、消えていく…

そんな残像に、つめていた息を大きく吐き出した。
隣の友達に語りかける間もないほど、
間髪おかず、ギターが鳴り響き、岩沢厚治が歌いだす。


飛べない鳥
なっ…もう…こ…今年はどうしたんだ。
追い討ちをかけられて、息も絶え絶え。

なかなか聞くのに心の準備の入る歌ナンバーワンだった歌、
飛べない鳥さんも、ONEで幾分鍛えられたのか(聞く方が、ね)
耳を塞ぎたくなるような緊張感ではなく、ただすっと胸に沁みる
何かを受け止められるようになった。

歌う岩沢厚治と、ギターをかき鳴らしながら横目でそれを
見守る北川悠仁の姿が、とても愛しいと思う。

あぁ、なんだか鼻の奥がツンとくらぁ。
…と思っていた矢先に、強風が吹きぬけ、岩沢さん側の垂れ幕の
下の部分を抑える紐がほどけてバサバサっとはためく。
すかさずスタッフ数名がステージに上がって布を抑えるけれど、
背後に感じる気配に、岩沢さんが歌いながら思わず振り返る。
わずかに乱れるギターと、歌声。

そりゃこわいよねぇ。
歌ってる無防備な背中にバッサバッサ何か感じたら。
垂れ幕を下に引いたら上もほどけて、セットにするするっとのぼって上も
しっかり固定する。
対処も迅速。
おぉ、さすがプロ。
安全第一。

岩「ありがとう!」

…歌が終わったのに、声が出せない。
なんか、ひそこそ声でしゃべっちゃう。
すごいなぁ…フリーライブ、しかも横浜スタジアムで、こんな空気をつくるゆず。
リハしただけあって、どうしようもないグダグダ感もない(笑)

北「大丈夫?」
岩沢さんに声をかけるリーダー。
大丈夫みたいです(笑)

かかったコールに、はいは〜い、と答える北川さん。
まるで台所にいるお母さんを呼んだら返した返事みたい(笑)
調子に乗ってどんどんかかるコールに、でかい声で、はい!と答える。

北「一応あの…10周年ということで…」
トークを始める北川さん。
岩「…はい」
反応の鈍い岩沢さん(笑)

北「大丈夫ですか?」
岩「…大丈夫です」
北「大丈夫ですか?後ろは…」
岩「大丈夫です」

なんだ、さっきのホントにこわかったのか?
ドキドキだったのか?と気にしていると。

岩「いや、あの〜…照明があるんで。
  ケツが熱いんです!」

ブハハ、なんだそりゃ(笑)
真後ろからけっこうしっかり当たってますもんねぇ、照明。
寒いのも可哀想だけど、熱いのもねぇ(笑)

北「熱いんだよな、さっきから…」
me to…な、北川さん(笑)
北「下がっておじぎして、あちぃ!」

大丈夫?とかかる声に、クールに答える岩沢さん。

岩「はい、大丈夫です。
  …こちらの問題なんです」

素敵だ、取り付く島もない(笑)
その間スタッフが照明位置を一生懸命変えてくれていたらしいのだが。

北「熱くなった場所が変わっただけなんだよね…」
岩「サイドケツが…」
北「サイドケツがね」
北「左(さ)ケツが」
岩「左ケツがね」

が…頑張れ(笑)
で、気を取り直して。

北「はい…さぁさぁ、あの…」
なんだその編集点(笑)

北「今年は10周年ということでね。
  結構昔の曲いろいろやってみたんですけど」
岩「はい」
北「この曲は…まだやってなかったんで」
岩「うん」
北「久しぶりに、懐かしいナンバーを」
岩「はい」
北「僕らもやるの、すごい久しぶりなんで」
岩「久しぶりっすねぇ」
ちょっと照れくさいような、嬉しいようなテンションのふたり。

あぁ、なんかいいなぁ。
ここが横浜スタジアムなんて馬鹿でかい場所だってこと、忘れる。
すぐ目の前にいるような、こんなにも近しい気持ちになるのは、
何故なんだろう。
放置プレイじゃなくて、ちゃんとふたり絡んでるしね(笑)
それが一番嬉しいかな。


ろくでなし
岩沢さんの声が、空に響き渡る。
音程なんとか、そんなん置いといて(いいのか?(笑))テンションでシャウトする北川さん。
岩沢さんののばした声が、笑いに震える…そんな雰囲気もまた格別(笑)


さっきの声も出せないような雰囲気から一変、らくちんモードの雰囲気で
チューニングをする岩沢さんと、北川さんギターチェンジ。

きた〜!!

始まる前のギターチェックの時に、めっさ気になっていた仁ちゃんの新しいギター。

赤。

ツヤツヤの赤いギター。
ピックガードのところだけ黒で、うん。やっぱかっちょいい。
仁ちゃんにとても似合う。


北「今、やっと入れた方もいらっしゃるようで…」
フリーライブですから。
結構ぽろぽろぽろぽろ途中からお客さんが入ってきます。

北「いらっしゃいませ〜」
岩「ようこそいらっしゃいました」
なんだその気の抜けた挨拶(笑)

北「今年はねぇ、ねぇ…岩沢さん」
すっかりチューニングしている岩沢さんを呼ぶ。
自分に話しかけられてるとは思ってなくて、慌てて顔を上げる岩沢さん。
岩「はい」

…ていうか、私たちに話してくれてんじゃなかったのかい、
北川さん(笑)

北「シュウ刊ゆず、ということで」
岩「うん」
北「あの〜結構ふたりで昔の曲をふたりで弾き語りとかしてやったんですけれど」
いちいち、うんとかはいとか相槌打ってくれる岩沢さん。
なんか、優しいぞ(笑)

北「ケータイでね、ダウンロド…、ね」
岩「…はい」
北「ダウンロ…ダウロド…ダウン、ロード…」
岩「…言えてないじゃないですか(笑)」
北「寒さに口が勝てなかったっす(笑)…ダウンロード」
岩「はい(笑)」
北「ダウンロード、一曲でもしたっていう人、いますか?」

は〜い、と上がる手。

北「あぁ、ほとんどの人ね…」
隣で北川さんに向って手をあげている携帯王子(笑)

北「…あぁ、俺もです…」
北川さんも手をあげる(笑)
北「自分でやりました」

で、その色々挑戦した中から一曲やろうということです。

北「こんな寒い中…暖かくなりたいですね」
なにを急に(笑)
北「…こんな寒い中、暖かくなりたいですね」
…そんなベタに反復されても、全然その振り伝わってきませんが(笑)

北「サウナ〜」
大好き〜!!

って、GO★GOサウナか(笑)

ひいぃ〜っ、こ…こんな歌なのにっ。
ギターがっ、ギターがかっちょええっ。

悶絶。

岩沢さんのギターが、たまらんっ。

おどけて歌う北川さん。
その隣でしれっと超絶男前プレーの岩沢さん。

間奏のハープソロもめっさかっちょいいっ。
めっさテンション上がる(笑)
いちいちいちいち反応してジタバタジタバタ。
なんじゃこりゃ〜っっっ(笑)
無駄にかっちょいいのを、どうにかしてほしい(笑)
はぁ〜…消耗した…


せっかく登場した赤ギターも、ここで退場。
ピアニカを手にする北川さん。
雨に濡れてしまっていたのを、丁寧に拭き拭き。

北「え〜、今ですね、ちょうどツアーが終わってから、
  あの…アレやってまして…
  あの〜…レコーディングをふたりでずっとやってまして…」

アレってなんだよ(笑)
しかもツアーって、ねのことか(笑)

北「スタジオにこもりすぎてよくわかんなくなってきた(笑)」
岩「レコーディングは続くのさ(笑)」
北「レコーディングは続くのさ(笑)」

で、ここでもう一曲新曲をご披露してくださるとのこと。

タイトルも言わず、ピアニカとギターのメロディーが…
終わる(笑)
北川さん、バックに上げだか下げだかの指示。

岩「はい、サウンドチェックの方がね。
  …リリーフカーで来たから」
北「あはは」
岩「ここに初めて来たからね」
ぎこちない岩沢さんのフォローの言葉に、無邪気に笑う北川さん。
北川さんが、相当やられている(笑)
そして岩沢さんが優しい(笑)
なんか美味しい(笑)

これもネタバレになってしまうので多くは語りませんが、
まったりと優しい歌。
ちょうどいいところに差し掛かったところでヘリがバラバラと音を立てて
飛んでくる。

このままタイトル教えてくれないのかと思ったら、ポソリ。
岩「朝もやでした」
らしいっちゃ、らしい(笑)


ヘリが行き過ぎるのを、しばし待つ。
言葉もないまま、チューニングからの爪弾きがまた、
自然にメロディーへと変わる。
しんしん


すぅっと歌いだす悠仁。

なんだろう、この雰囲気。
ゆずの空気感。
きゅんとする。

ライブでは映像や演出がとても凝っていて印象深い曲だけれど、
岩沢さんのギター一本のみのしんしんも、…素敵。

一番、呼吸に、鼓動に、感情に近い音。

とけあう声、とけあう音。
それさえあれば、場所なんて演出なんてあったってなくたって関係ない、
ゆずのステージ。
魅せられ引き込まれ、ただただじっと息をころして、一音一句聞き逃すまいと
五感すべてで受け止めようとする。
それは、幸せな瞬間。


歌が終わっても、声が出せない。
しんと静まる会場に、北川さんが笑顔で声をかける。

北「大丈夫?寒くない?」
当然帰ってくる答えに、慌てて頷く北川さん。
北「寒い。そりゃ寒い。知ってます」
じゃあ聞くな(笑)

北「上のみんな聞こえてる〜?」
スタンド席に声をかける北川さん。
北川さんの呼びかけに、スタンド席手を振る。
岩「カサカサカサ(笑)」
コートだのがね(笑)

北川さん、バックの音響スタッフに、
『みんなで歌っちゃったりしたら聞こえないレベル?』と確認。
北「…そんなことない」
岩「そんなことない…」
北「歌っても、大丈夫…と」
これで安心。

北「じゃあ寒いんで、みんなで歌いましょう」

岩沢さん、オフマイクで『ワンツーさんはい』
通る声だ(笑)
北川さんのカズー。
あぁ!
連呼


おどけて歌う岩沢さん。
お客さんに歌わせる頭に、やたらめったら通る声で「ホイ!」と振り(笑)
無事歌い終わると、一言。

岩「ぐっじょぶ!」
ぶふ…恥かしっ(爆)

そこから『ホイ!』大流行。
いちいち『ホイ!』
北川さんも『ホイ!』
曲終わりも『ホイ!』

ふたり絶妙の間合いで『ホイ!』
あぁ〜…気に入っちゃったよ。
こうなると、しつこいよ〜ゆず(笑)


次の曲の入りも『ホイ!』
岩沢さんのギター。
あぁ、このジャカジャカジャカジャカ…
少年っね。
何気に久しぶり、すっぴん「少年」
軽快なギターのBGMに乗って、北川さん手拍子を煽る。
こんな雰囲気も懐かしい。

北「それではみんなで歌いましょう!」
曲入りのきっかけ、北川さんのカウント。

北「ワン、ツー、ワン、ツー、スリー、フォー…どうぞ」
もたもたっとタイミングが合わず、一瞬空白になった瞬間
北川さんが思わす腰を低くし岩沢さんに道を譲るように『どうぞ』手を差し出す。
とまどいつつも、なんとかハープイン。

なんじゃそりゃ(笑)
入り辛いわ(爆)

ハープの合間に思わず、
岩「そこは、いち、にー、さん、し、でしょ?」
と文句をつける岩沢さん(笑)
ハープ吹きながら文句が言えるってスゴイ(笑)

笑っちゃってる北川さん。
いや〜なんか、いいっすね〜今年の雰囲気(笑)

ゲラゲラ笑いながら、楽しくて仕方ない。
楽しそうなふたり。
もうそれだけで充分だ。

最後のハイ!ハイ!という煽りも、いつの間にかホイ!ホイ!へ。
岩沢厚治、出血大サービスの男前ギター。
はぁ〜、笑いながら悶えると体力消耗するのよ。
こっちの事情だけど(笑)

北「ちょっとは暖まった?」
歌の最中は、寒いなんて忘れるぐらいにね。


北「さぁ、それではみなさん!
  冬至の日はね、あの〜普段はワリとこう…撮影の規制とか厳しいんですけれど…」
冬至は自由なんです。
で、ゆず的に、フラッシュが欲しいんです、という言葉があれば、あの歌っすね。
カメラをお持ちの方、出してくださいとゆずからリクエスト。
まてまて、少しフラッシュへの説明。

北「みなさん、注意してくださいね。デジタル関係だと(フラッシュが)ちょっと
  半拍ずれますんで、半拍手前で押してください」
岩「なるほど」

なるほどって(笑)
客にてめーらがうまく調整して合わせろ、って(笑)

北「あとケータイのカメラとかで、ず〜っとココに光が当たる場合がありますから」
額を指差す北川さん。
爆笑の岩沢さん。
北「あれ、気をつけてくださいね。
  ものっすごく狙われているみたいな気分になりますから」
飽きてきたのか、ジャラジャラとギターを弾いている岩沢さん。
負けない北さん(笑)

北「写るんですとか持ってる方は、フィルムもったいないなぁ…と思ったら、
  パァン!と叩いていただければ、光りますから」
岩沢さん、笑う。
満足げな北川さん。

真面目に練習を始める客席を、注意する北川さん。
北「早い早い!
  練習するんじない!
  待ちなさい!」
岩「もう光ってる…」
パシャパシャ…

光るフラッシュに、文句をつけていたのがいつの間にか『ホイ!』に(笑)
北「ホイ!」
岩「ホイ!」
北「ホイ!このやろー!」
岩「ホイ!このやろー!」

北「じゃあいいですか〜?準備はいいですか〜?」
このやろー!から曲振り入るのってどうよ!

北「では、季節は、さっ…」
岩「季節は、さっ!…季節はさっぱり」
北「…冬でも〜…」
岩「冬でも〜って…カミカミっすね〜(笑)どうしたんすか?(笑)」
北「人前出るの久しぶりだから(笑)
  こもって作業してるから(笑)」
で、季節はすっかり寒い冬至の日ですが、夏の曲いきます。
夏色

北「それではご準備はよろしいでしょうか〜!」
なんでそんないきなり馬鹿丁寧なんだ(笑)
北「ホイ〜!」
腕を大きく振り上げる。
ホイ〜!と、ついていくお客さん。

北「ホイホイホイ〜!」
まあ、ついていきますよ、ホイホイホイ〜!

北「ホイホイホイホイホイホイ〜!」
…苦笑。
調子乗りすぎ(笑)

北「ではみなさんカメラ準備してくださいね〜。
  30歳ですけど、思いっきり飛びますよ〜!!」
元気(笑)


なにげにステージ前の照明が、メイン移る度にチカチカして、
スポット的に交互に照らす。
こんな演出…(笑)

掛け合いも、
北「厚ちゃん、ホイ!」
岩「悠仁、ホイ!」
いかほど〜(笑)

もう一回!コールを『ホイ!』に強要する北川さん。
『ホイ!』
コールが巻き起こる。
ステージの端の端の端っこ〜で、スタッフ化して見守っている岩沢さん。

北「ホイ先生!よろしいでしょうか。」
岩「…え?なんて?」
慌ててマイクに戻る。

北「ホイ先生、よろしいでしょうか」
岩沢さん、何故か敬礼して高々と宣言。
岩「ホイ!」
北「ナイス『ホイ』入りました!」
敬礼する北川さん。

北「それでは、ホイ先生と共にやりたいと思います」
…何がしたいのか、まったくわからん(笑)

ダブル『ホイ!』コール。

北「…ホイ番長」
リアクションのない岩沢さん。

北「ホイ番長…」
何を言ってるんだ北川さんは(笑)

北「ホイ番長!」
岩「…ばんちょう?」
北「よろしいでしょうか」
スルー出来ない雰囲気に付き合う岩沢さん(笑)
後ろで腕組み。
潰れたハスキーボイスで
岩「ホイ!」
…それ、番長っていうか力士だよ(笑)

北「ナイス『ホイ!』が入りました。
  ではもう一度やらせていただきます」
そんな悠長にやってていいの?結構時間が…(笑)

調子に乗った『ホイ番長〜!』というコールが飛ぶ。
北「…番長って、岩沢くん始めて呼ばれるんじゃないですか(笑)」
岩「バカなんじゃないの〜」
なんだその軽〜いテイストの『バカなんじゃないの〜』(笑)
北川さんに呼びかけられたらしぶしぶ応えても、
赤の他人には応える義務なんてさらさらない。
大変わかりやすくリーダーえこひいきの岩沢さんでした(笑)

ハープのフレーズで、
プピ〜と吹いた途端に巻き起こる、大ブーイング。

蛍の光ボイコット(笑)

プピ〜
えぇ〜っ!!

プピ〜
えぇ〜っ!!

岩「…北川先生。演奏ができません」
北川さんに訴える岩沢さん(笑)

北「いいんです。続けてください」
北川さんのお墨付きをいただいて、さっき以上のブーイングが
巻き起こっても気にせず続ける岩沢さん(笑)
えぇ、リーダー最優先、当然です(笑)

北「申し訳ございません、冬至の日はいつも1時間一本勝負となっております。
  時間が来てしまいました。
  これで冬至の日ライブ終了とさせていただきます」
いやね、今日は正直大満足でございます。
奇跡のセットリスト。
ゆずのコンディション。
北川さんのやられっぷり、岩沢さんのリーダーには甘い一面。
メモリアルイヤーの冬至として、文句のつけようのない試合でございました。

ここでミュージックソンのお知らせ、
シングル発売のお知らせ、
新曲タイアップのお知らせ。
タイアップCMは、1月4日からの放送だそうですわよ。
非常に素人っぽいふたりが見れるそうですわよ。
楽しみですわね(笑)
アルバムも頑張って作ろうと思って頑張ってるそうです。
そして春からのツアーの告知。
ありがとう、ありがとうのメモリアルイヤーも、とうとうラスト。


てっぺん
マフラーを外し捨てる北川さん。
テンションものっすごい高!
ああ、いい一年だったなあ。
一気に年末実感。

岩沢さんのギターが超絶男前だ…
仁ちゃんが元気に跳ねている。
左右のクリスマスツリーがキラキラと光り輝く。

北「帰り風邪引かないように、気をつけて帰ってください!」
岩「それではみなさん、メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!
  気をつけて帰ってください!!」
おぉ!今年はメリクリ先に言えた(笑)
北「またな!また来年逢おうな!!」

で、ステージを降りるふたりでありますが、リリーフカーはとっくに帰って
しまっている。
んん〜?隠れる場所もなく、どうやって帰るのさ…
まさか歩き〜?
と、思ったら。
案の定、ステージの後ろからホテホテと駆け風に登場のふたり(笑)
先頭の岩沢さん、片手を上げて小走り(笑)

途中でグラウンドの砂を拾う(笑)
続く仁ちゃんも砂を。
そして芝生をしゃがんでぺたぺた触る。
ねぇ。
ちっさい頃から見てたグラウンド、自分で歩いて触れたら、
嬉しいよねぇ。
そしてベンチの中へ。
ベンチに入れるとかも、すごい嬉しいよねぇ、きっと。
よかった〜、岩沢さん、北川さん。

と、最後の最後にお母さん気分になりながら、冬至はお終いとなりました。
ライブが終わった途端に本降りになった雨。
持ってくれてありがとう。
今日はほんといいライブだった。


今年は、GCあり、情熱大陸あり、ゆずのねあり、そして冬至、と。
ライブツアーがなかった割には、とてもゆずを近しく感じることのできる一年でした。
いい年だったなぁ。
来年も、よろしくね。
皆々様、お疲れ様でした。
よいお年を!!



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