2003年ゆず冬至の日ライブレポート



2003.12.22 ポートアイランド 芝生広場 兵庫
行って来ました。西へ西へ。
初の地方冬至は神戸でございました。
いつもライブでお世話になる、神戸ワールド記念ホールほど近い芝生の会場でした。
大事な国民行事も控えていることだし、先日までの大寒波もあり、すごく心配していたんだけど、
おかげさまで日差しの暖かい日でした。
いつものイメージで防寒グッズを完璧に取り揃えて行ったんだけど、防寒よりも日よけが
ほしかったぐらい。
ステージが太陽に向かっているもんで、ゆずは見事に逆光。
太陽を手で隠しながら必死に見る、そんなカンジでした。
これ、ゆず側から見たら、かなり私たちブサイクな顔してたと思う(笑)
ああ笑え、笑うがいいさ。

本日のおめしもの。
逆光のせいで詳細はよくわからん。
岩沢さんは、いつものフード付きの黒いジャケット。インナーも黒。胸元にロゴあり。
いつものベルト、いつものジーパン。
以上(笑)
風あるから絶対帽子被ってるね、と思ったら片手にGC仕様のキャップ持参。
あのさ〜、そのキャップ…メッシュだから(笑)
明らかに冬用ではない。
今回は被らないで、譜面台のハープホルダー下げるところに引っ掛けてました。
風が吹くたびぶらんぶらん…
こっちに飛んできやしないか、ちょっと心配しました(笑)
ギターは白。
チェンジなし。
北川さん。
黒の膝丈コート。フード部分にだけ茶色の毛。
白いラインの入ったマフラー。
最近流行のメガネ。
髪型は相変わらずのナナメ前髪、ジャニ仕様(笑)
歌い始める前に、マフラーとメガネを外す。
じゃ、つけてくんなよ(笑)
こんなところから毒吐いてたら後がコワイっすね(笑)
ギターはいつものギブソンでした。

余談ですが、ふたりが出てくる前に、楽器やら水やらスタッフが用意してくれるじゃない?
さすが冬至、カイロもご用意。
ちゃんとモミモミしてね、置いてくれました。
それがナゼか北川さんのカイロだけ、最終あったかチェックが入ったの(笑)
ナゼ?
厚治のもあったかチェックしてよ〜!

ま、そんなことはどーでもいいんです。サクサク行きましょう。
今回の冬至は、なんていうのかな〜
ものっすごく、力の抜けたカンジでしたね。
もうちょっとぐらい力入れてもいいんじゃない?ってぐらいにリラックスしてました(笑)
いや、いいのよ。
それが冬至の醍醐味だから(笑)
冬至ならでは。
冬至だからこそ。
褒めれば褒めるほどウソくさくなるのはナゼだろう(笑)
ちょっとヤバい代物ですね。
あらゆる意味で(笑)


ステージに登場するゆず。
いきなりニヤニヤ…もとい、ニコニコなふたり(笑)
厚治はギター、ハープを軽くチェック。
北川さんはタンバリンでウォーミングアップ。
いつの間にか、ウォーミングアップは同じリズムを刻み始め、曲へ…
曲へ行くのかと思いきや、なかなか行かない(笑)
中途半端にハープまで入れたのに、仕切りなおし「あ〜あ〜♪」とマイクチェックなんぞ
してみる厚治。
この時点で何の曲だかまったくわからない。
もう一度同じフレーズのハープ、そして厚治の第一声。
「祝福〜の花もやがて〜♪」
だっ…ダスキング!!
意外(笑)
一発目にこれを持ってくるか!
一気にボルテージが上がる。
…ていうか、上げるための曲(笑)
北川さん無駄にシャウト。←無駄って…失礼な(笑)
最初からダメよ、喉痛くするから。
ああ〜、やっぱり厚治のギターかっちょいい…
メロメロ…
ラストはアップストロークに、ハープをギッと横に吹き切る。
超男前なんですけど。
どうしてやろうか(笑)

男前に締めた後、しばしチューニング。
北川さんがフードをぽっこり被るモンだから何するのかと思ったらギターかけるのにストラップの
邪魔になるから被ったらしい(笑)
ちょっと美味しい。
可愛いのう。
そして…ね。
実は私、生ゆず見るの、半年ぶりなんですよ。
半年ぶりにゆずを見て感じたこと。
あんたら…仲良すぎ(笑)
仲良しオーラがムンムンとたちこめているのよ、この人たち。
冬至はステージ狭いせいもあって、ライブの時よりマイク位置が近いのね。
それはすごく嬉しいんだけど…
それ以前の問題で北川さん、マイクより半歩厚治に寄ってるし。
ニコニコだし。
厚治しか見てないし。
厚治も笑顔だし。
なっ…なんかムカつく(笑)
思わずふたりの間に手を入れて、ぎゅいっと割ってやりたくなりました。
いや、実際やってたけど(笑)

続いても、チューニングの流れからカウント取るでもなく厚治が歌い始める。
「灰皿の上から」
ゾクッッとした。
思わず身震い。
遮るもののない空の下、抑えること何もなく、厚治が気持ち良さそうに歌う。
ほどよく風がその歌声をどこまでも舞い上げ広げていく…
心地よい…
最高の心地よさに目を細めてまったりとしていた私の目に入ってきたもの…
それは…なっ…なんと、北川さん、密かにギター技披露☆
おもむろに持っていたピックをぱっくりとくわえ、フィンガー弾き。
堂々とやればいいのに、厚治の方ばっかり見ながら、弾いてる悠仁(笑)
面白い(笑)
曲の三分の二は完璧に身体が厚治の方向いてました(笑)
いや〜、いいもん見せていただきました。
でも、さりげなくやるのがかっちょいいと思うよ。
あの、ぱくってピックくわえるのは、可愛いけど、キマってない(笑)

そしてまたしてもチューニング。
…っていうか。
なんかさ。ここだけの話、けっこうギター…グダグダ?(笑)
さっきから歌入るまでなんだかよくわかんないんですけど…
私の耳のせいかしら?
そしてまたなんだかわからないうちに、厚治が深く息を吸い込む。
「水平線」
心臓がギュ〜っと収縮するのがわかる。
あっと言う間に心拍数が上がり、バクバクバクバク…
なんていう声で歌うんだろう…
切なく美しい、優しくて甘い、厚治の歌声。
風に乗ってどこまでも広がっていく。
六千人弱の人間が集まった場が、しん、と静まり返る。
岩沢厚治の歌の力。
たとえどんな悪環境であっても、人々を沈黙させる圧倒的なパワー。
それはけして強制的でも暴力的でもないのに。
心に直接響いてくる、彼の歌声。
それぞれが、それぞれに。
色々な想いを持って、彼の声に身を任せているんだと思う。

厚治の歌は、厚治そのもの。
岩沢厚治というひとりの人間が、こんなにも愛しい。
脆さや弱さ。
普段、彼がそういう部分を晒すことを不得手としていることを知っているだけに、
メロディーに乗せた切なさが余計に胸を締め付けるのであります。

好き…
その言葉しかない。
好きです。
うん。


…なんて。
なんて言いながら…なんて言いながら…
ギターが、グズグズなんですけど(笑)
どーしちゃったんだ(笑)
ボーカルでギター引っ張ってるカンジ。
ヤバいっしょ(笑)
ツインギターなんだけど、相乗効果でヤバい。
悠仁、厚治見っ放し(笑)
もう、いっそアカペラでお願いします(笑)


北「神戸のみなさん、こんにちは〜!!」
北川さん、本日始めての一言。
一緒に歌ってください、ということで…

「サヨナラバス」
いや〜、バスは偉大だ。
どんなにガタガタになってても、持ち直すもん(笑)
永遠のスタンダード。
絶対紅白には選曲すべきだ(笑)
前の冬至あたりで流行った、北川さんが歌詞を先言いしみんなに歌わせる方式。
厚治もちょっと笑いながら、北川さんに倣ってました。
テレなし。二回目には強いのだ(笑)

初冬至…ということもあり、結構コールが多かったんだけど、北川さんがここで
ニコニコしながら一言。
北「さっき一緒に歌ってくださいと言ったのですが、次の曲はバラードなので
  静かにしててください」
わはは、いいぞいいぞ(笑)
言ってやれ(笑)
そういうワガママは大歓迎だ(笑)

で、何がくるかと言いますと「悲しみの傘」
のけぞる私(笑)
超個人的に、ちょっとトラウマが…←秋(音)楽旅行行き過ぎなせいだよ私…
出来れば遠慮したい曲なんだけど(笑)
いや〜良かった。
何ゆえ良かったのか…
多分、北川さんが入りすぎないで歌ってたから、良かったんだと思う(笑)
ほら。
どっぷりハマって歌われると、こう…あらゆる意味で重くて、消化に悪いじゃん(笑)
胸焼けせずに、さっぱり聞けた。
感情にグラグラ揺さぶられるんじゃなくて…北川さん、歌うまくなったね(笑)
冬至ゆず風味でしょうか。
こっち味の方が好き。

「歩行者優先」
ちょっと…危うい(笑)
ヒヤヒヤした(笑)
これもボーカルで引っ張りました。

歌い終わった後、厚治が一言。
岩「楽しいね」
…深い意味はないと信じたい(笑)

ここでMC。

北「こんにちは!ゆずのリーダー北川悠仁です!」
岩「ゆずのサブリーダー岩沢厚治です!
  …自己紹介、遅いっすね(笑)」
ホントだよ(笑)最初にするもんだろう(笑)
…っていうか、漫談でしょう、それ。
つかみはOK(笑)
いつもの調子で「岩沢くん、冬至ライブは何回目ですか?」と聞くリーダー。
そしていつものごとくお客さんに教えてもらって「7回目」と答えるサブリーダー。
岩「…少し、思い出話でもしましょっか?」
おかしいだろう、それ(笑)
初地方なんだからさ。
何ゆえ思い出話…
…っていうか「思い出話しましょっか?」ってフリおかしくないか(笑)
打ち合わせのまんましゃべってない?君。
「じゃ、このヘンで思い出話でもちょろっとするべ」
なんて。
あの〜、こうもうちょっとアレンジきかないんでしょうか(笑)
アドリブが聞かないのは百も承知のリーダーは構わず進めて行きます。
「思い出話しましょっか?」
って言われたから、思い起こせば第一回目は…なんて語り出したのに、
隣ですっかりチューニングを始める厚治。
聞いてないじゃん(笑)
北「…って、チューニングですか?
  ああ、チューニング大事ですから。やってください(拗)」
すっかりスネた北川さんに、寂しい〜って声が飛ぶ(笑)
北「うっさい!」
あはは、そんな。ホントのこと言っちゃいかん(笑)
キレるよ、北川さんだって(笑)
北「そうそう、それで、二回目の冬至はね…」
岩「…」
厚治、真剣にチューニング中。
北「…」
岩「…はい、二回目ね」
北「…流石に7年もやってますと、テンポが合いますね…」←寂しげ(笑)
岩「今、ガッタガタでしたけど(笑)」
で、チューニングの世界から戻ってきた厚治が話を引き継いで二回目の冬至話を始める。
最初の冬至は友達が2・3人来てくれただけだったのが、二回目はなんと!90人もの人が
集まってくれました!
おぉ〜!拍手と共に盛り上がるお客さん。
北(まだちょっとスネ気味)「ま、やんないですけどね」
煽っといて放置(笑)
ブーイングのお客さんと、チャッチャッチャ☆
最後のシメは「90人v」と台詞つき(笑)
岩「『90人v』って…(笑)
  それは、アリなんですか?」
北「アリです」
断言(笑)
で、話がグルグルするが、二回目はお客さんのために生ゆずにサイン入れて準備してたけど
結局60個ぐらい余って2人で持って帰ったというエピソードですね。
北(まだちょっとスネ気味)「ま、今日は用意してないですけどね」
またしてもブーイングのお客さん(笑)
北「流石にこの人数分(六千人弱)用意したら、神戸中の八百屋がどうにかなっちゃうから」
何がストライクだったんだか、厚治大爆笑。
北「入るところおかしいよ!」←でも嬉しそう(笑)
これで拗ねは払拭か?
ようやく初関東以外、神戸にやって来ました!話題に。
かと思いきや、
北「似てるんだよね、神戸と横浜って」
似てる似てる!と同意の厚治。
ぐるりと見渡して、
岩「ここはみなとみらいに似てますね」
確かに似ています。
でも、これは神戸に対する褒め言葉では全然ない(笑)
まったく内弁慶なんだから。
そんなに横浜がいいなら横浜でやりゃいいじゃん、と思ってしまうのは私だけでしょうか(笑)
いやいや、神戸にあって横浜にないものは確かにある。
牛?
やっぱりそれか?そこなのか?←高島の思考一人歩き中。
私の思考もダラけていたが、北川さん的にもトークダラけすぎだと自覚したらしい(笑)
北「ごめんね、冬至っていつもこんな風に楽〜なカンジで(笑)」
ふか〜いため息をつく岩沢さん(笑)
今、魂が抜けたの見えた。
北「…もうちょっと話してもいい?」
何か思い出したらしい(笑)
北「君ね、さっきガタガタって言いましたよね?」
岩「はい?」
北「ガタガタ。君歯をね、気をつけた方がいいですよ」
岩「は?」
北「は?じゃなくて、『歯』」
岩「teeth」←得意の知ったかぶり(笑)
北「yes!」
めっさ盛り上がるゆず(笑)
北「one more!」
岩「teeth!」←th重要(笑)発音イラストどおりの発音で(笑)
…で。
何かと言うと、別に大したこっちゃない話だったんだけど(笑)
北川さん家の和男さんが、最近入れ歯の調子が悪いってだけの話。
…ねぇ、なんで?なんで厚治なの?なんで厚治が気をつけるの?
北川さん…わかんない(笑)
北「気をつけてください」
ワケわかんない(笑)
岩「…まあね。僕は基本的にガッタガタですから…」
北「じゃ、次の曲行きます」
…息ピッタリ(笑)
厚治の言葉尻切ったでしょ、あんた(笑)
ていうか、私その厚治のがちゃ歯が愛しいんで、いいんです。そのままで。

お次の曲。
こちらも久しぶりのナンバーとのこと。
「傍観者」
あの〜明らかに、明らかに、おかしい。
ギターが(笑)
混乱(笑)
ハープが入って、ああ!納得。
ジャカジャカジャカ、はかっちょいいんだけどね(笑)
なんか抜けるんだなぁ〜
どっちのせい?
わかんない(笑)
でも、久しぶりに聞いた厚治のハープに惚れ直しました…
男前…
ギターも男前…
この曲は、主役は厚治だ…

曲終わり、はあぁ〜うっとり…
すっかり脱力ほにゃ〜っとしてたら、チューニングする厚治の元に北川さんが歩み寄ってくるんです。
そして厚治の肩を抱き、背を向け寄り添って相談をはじめるゆず。
だから〜、肩を抱くな、肩を(笑)
あやしいって(笑)
寄り添いあうふたりの背中に、ものすごいフラッシュ(笑)
みんな、写真撮りすぎ(笑)
で。
何を相談していたのかと思えば、次の曲だったらしい。

「日だまりにて」
うわ〜っっきたっ、きてしまった!
今、まさに今この環境で聞きたい一曲!
でかした悠仁!
…と、褒めると思うかっ。
気持ちいいところで思いっきりメロディー間違い(笑)
二番の頭、
「ちょうど町〜は〜、昼〜さ〜が〜り〜♪あ、間違えた(汗)」
なんちゅー間違え方するんじゃ(笑)
流れとめずにやり直し。
歌い終わって、可愛くゴメンをする悠仁。
町は昼下がりで、どうしたって?
どうせご飯のことでも考えてたんでしょ(笑)

岩「次の曲…に、行きます」
突然しゃべり出す厚治に、動揺(笑)
動揺の様が見えたんだか、
岩「ダメですか?」←不安げ
いや〜んv一気にハートマークの私たち(笑)
それを見て取って…
岩「…ダメですか?」←今度は少し溜めて。この確信犯め!(笑)
なんて。
厚治が次の曲行こうとしてるのに、悠仁はカンペを手に話し始める。
まったくもって、息ピッタリ(笑)
本日は六千人弱の動員らしい。
う〜ん、もっと居そうな気がするが…
北「ありがとうございます!みんな楽しんでる?僕らメチャクチャ楽しんでる(笑)」
うん、見ててわかる。
北「今回もですね、この冬至の日やる時に自分たちのなぁ、←厚治に対する呼びかけ
  『ゆず歌本』みたいなヤツをぺらぺらめくってなぁ、←厚治に対する呼びかけ

キレイに無反応な岩沢厚治(笑)

北「なに?しゃべりたくないのか?(怒)」
岩「いや、あのね…」
北「うんうん」←あっさり頷く(笑)
岩「ふたりでしゃべるじゃないですか。で、何かしゃべろうとすると、こうクロストークに
  なるじゃないですか」
北「あぁ」
岩「後ろの人までやっぱ、ちゃんと聞こえるように、邪魔しないように邪魔しないように…」
あらら〜優しい。
後ろの人、喜びの反応。
北「後ろの人、静か〜に手だけ振ってくれてる(笑)サカサカサカ…って(笑)」
厚治のこと邪魔しないように、静かにね(笑)
で、寒いからみんなダウン系とか着てるんで動くとサカサカするんだよね。
なんて美しい思いやりの風景(笑)
すっごく嬉しそうに手を振る悠仁と厚治。
いいねぇ〜。
地方って、こういうのがすごくいいんだよ。

岩「そうそうそう…で、歌本見ながら…」
北「おぉ(笑)帰ってきたね(笑)」
岩「歌本見ながら練習してね、練習っていうか、なんの曲がいいかな〜なんて、
  最初の頃の曲から最近の曲までば〜っと見ながら、いいんじゃないの?
  みたいな、久しぶりにやりましょうよ、みたいな…」
北「…」
岩「…」
北「…ほら、クロストークになっちゃいけないから(仕返し(笑))
  来年は控え目な男でいこうかな、と」
控え目〜?
北「ウソです(笑)」←速攻否定(笑)ムリムリ。

北「そうそう、でね、今日ね神戸のホテルに泊まって、部屋隣同士だったんですよ。
  部屋にグラスがあったんで、僕こう…(壁にグラス当てて聞き耳立てる)
  ずっとやってたんですけど」
岩「…何に?」←一応確認(笑)
北「岩沢くんの部屋に(ニコニコ)」
ま、するだろうな。隣だったら。←おかしいから、それ(笑)
北「したらね〜、僕らやっぱりビビりですね(笑)」
岩「?」
北「毎回この冬至の日はなるべく練習しないで、一発でステージに立とうというのが
  テーマなんですけど、ふたりそろってキレイに部屋で練習してましたね」
わははは
北「『すっばらしい明日の〜♪』ものすごいちっちゃい声で聞こえてましたよ(笑)」
岩「…バレました?」
北「私は聞いてました←ものっすごく嬉しそう
  グラス(肩と耳に当てて)こうやって、ずっと聞いてました←ものっすごく嬉しそう
  厚治もそうか…←素〜なカンジのつぶやき(笑)
  その厚治に合わせて、自分も合わせてみちゃったぐらいにして(笑)←ものっすごく嬉しそう
  (肩のグラスを)固定しながらね。グラス割れちゃうと危ないから←ものっすごく嬉しそう」
岩「どうせね、掃除のおばちゃんとかしかいないから、いっか〜と思ったんだけど…
  お前が居たか!」
北「僕は聞いてました」←ものっすごく嬉しそう
岩「お恥ずかしい…」
北「なんかもう、なんて言うのかな。←嬉しすぎて顔がニヤけて止まらないってカンジ
  ものっすごく得した気分♪」←ものっすごく嬉しそう
岩「ん?」
北「みんなが知らない厚治が見れてv」←ものっすごく嬉しそう
…私たちにまざって厚マニトークしてるみたいなノリなんですけど(笑)

厚治、うつむいてチューニングの仕上がり確認。
何も拾わない。何も反応しない(笑)
北「…ではそろそろ次の曲に…わははは(笑)」
それで終わりかよ(笑)

なんだか甘酸っぱ〜い空気のまま、次の曲へ。
「カーテンのせい」
続いて、時間がなければカットされちゃう予定だった曲。
なんだよ、フタを開けたらメイン曲じゃないか。
「無力」
北「次の曲は、わりと最近の曲なんだけど、ふたりでやったことはほとんどなかった曲…」
厚治、淡々とギターチェック、ハープチェック。
北「俺、誰に話してるんだろう…」
そのつぶやきに反応して…
岩「そうだよね」←とってつけたよう
北「誰相手に話してるんだろう?」自問自答(笑)
さすがに可哀相ですよ、北川さんが。
厚治、本日は放置プレイに徹している(笑)
「無力」
先の悲しみの傘と同様、どっぷりのめり込んでしまうんじゃない自分の立ち居地から歌う「無力」
底なし沼に腰まで浸かって、のろのろとさ迷い歩くようなどうしようもない絶望感は感じない。
ドロドロにベタベタとまとわりついていた色々なものが、時を経てカラカラに乾燥したような。
かつての陰湿な感情に比べればかなりドライであるけれど、胸の痛み自体はなんら変わって
ないんだよね。厚治の悲鳴のようなハープが瘡蓋の下の傷の痛みを思い出させる。
北川曲で一番北川さんの痛みを反映しているのは厚治のハープなのかもしれない。
歌う北川さんの心理状態は時と共に移ろい変わっていくけれど、厚治のハープは変わることなく
あの頃のまま悲鳴を上げ嘆き続ける。
どうしようもない…
どうしようもない悲しみ。
痛み。
切なさ。
だけど、心が切り裂かれそうな鋭い悲鳴のようなハープを…
嫌いではないんだよね。
どうしようもない気持ちになるけれど…
しばらく帰ってこれなくなるけれど…
嫌いではないのです。
また、聞きたいと思ってしまうのです。
この心理というのは、なんなんでしょうか。

北「ではですね、次にですね、ふたりでアナログの限界に挑戦したいと思います」
子供のような素〜な口調(笑)
わはは、と大爆笑の厚治。
北川さんが取り出だしたのはボルトネックバー(だと思う…)
アコギのボトルネックプレイって初めて聞いたのだが、キュリキュリとかなり鋭角すぎる音(笑)
北川さん、無意味に大股開きで腰を落としてキュリキュリキュリ♪
厚治が半笑いでカズーを「ブー、ブー、ブー」
何してんだよ(笑)
何してるって、アイライクのオープニングですわね。
悠仁がケンちゃんのテルミン係で、厚治がダンスレッスンプログラムのシンセ音の
「アイ・ライク・ユー」係。
それに気がつかなきゃ、ただのバカふたり(笑)
ギターのボディーをカッカッカッと叩いてカウントをとる厚治が場違いなまでに男前(笑)
おちゃらけ曲なんだけど、何気にギターかっちょいいんだよね〜
小気味いいメロディーに合わせて、随所にカッティングポイント。
うぅ〜たまらん…
大サビで、北川さんのマイクにエコーがかかる。
すっごい嬉しそうにエコー響かせる北川さん(笑)
好きよね〜エコー。
最後は仲良くカズーデュエット。

終わってから、大爆笑のゆず。
か〜な〜り、面白かったらしい。
自分たちが。


続いて「夏色」
北「フツウね」
ちょっとまだみんなザワついてるみたいなんでもう一回。
北「フツウね!」←青空の下響き渡る北川ボイス
北「おぉ〜、結構響くな。←エコー大好き(笑)
  フツウね!!」
↑もういいって(笑)
北「フツウね(今度はフツウに厚治に話しかける(笑))
岩「うん」
北「フツウ、ライブでは電波の問題とか演奏の妨げになるから写真撮影ダメじゃないですか」
岩「うん」
北「色々恥ずかしい毛とか出てますから、撮られると困るんですよ」
岩「うん」
北「いつもライブの時は僕ら貝殻いっちょうでやってますから、写されると困るんですよ」
岩「…」
北「ホタテが見えたら、大変なことになるんです」
岩「…」
北「…」
岩「…」
またしても放置プレイ(笑)
北「…でもね、この冬至の日ライブはフリーコンサートですし、
  みんな寒い中、足をのばして運んできてくれたワケですし…」
…はい?
北「俺、おかしいこと言った?」
岩「足をのばして運んできてくれたって…」←六千人弱代表の回答
北「そうですよ!←開き直った(笑)
  みなさん寒い中、足をのばして愛を運んできてくれたんでしょう?」
↑自信満々にこじつけないでください(笑)
ま、いいんですが(笑)
つまり、あれですよ。冬至の夏色は、いち・に・さん・フラッシュ☆
となるワケなので、その説明がしたかったんですね(笑)
北「フラッシュない人は、適当に…ヅラでも外して起してください」←投げやり
岩「…あぁ、そういうことか」
…え?『そういうことか』って…納得すんなよ(笑)
意味わかんない(笑)
一回練習。
いち・に・さん・フラッシュ☆
なんだか納得いかなかった人がいるらしく「もう一回!もう一回!」のコール。
合わせて北川さん「やなこった!やなこった!」
おもろい(笑)
やなこった!と、言ってみたものの優しいのでもう一回練習してみる。
北「…ほら、もう一回やったからってそんな盛り上がるワケじゃないでしょ?」
そのとおり(笑)
北「だから、俺はやりたくなかったの!もう一回を。
  知ってたから。こうなるのが。
  サムいじゃん、こんなの!」
岩「そうそうそう」
北「なぁ〜!」
岩「そうそう」
北「知ってたのよ」
岩「わかってたのよね」
北「こうなるのわかってた」
岩「仁ちゃん、わかってたのよね」
北「わかってた。
  …ずっとあなたのこと好きだって、わかってた。
  さっき気がついたんだもん」

…あの…いつまで続くんでしょうかそれ(笑)


お時間もけっこう過ぎていよいよ最後の曲。
「最後の曲です」にお約束ブーイング。
北「今、最後の曲ですって言って、みんな『イヤ〜!』って言ってる中、『にゃ〜!』って
  言ってる人がいました。どこからか猫が紛れ込んでるみたいです」
ありゃ?
なんか隠れてる人がこのヘンに(笑)
コワイわ、北川さん(笑)

「ユーモラス」
本日はピアニカなり。
あぁ〜ダメだ。
このメロディーを聞くと、走馬灯のようにモラスツアーが浮かんでくる。
色々な会場で聞いた、ユーモラス。
北川さんのコルネット。
そして、笑顔。
胸に手を当てて、空を見上げる厚治。
いいツアーだったなぁ。
泣いちゃいそう。
ぐっすん。
ここで今度は厚治が歌詞間違い(笑)
小さく「ドンマイ♪」と悠仁(笑)
この歌、大好き。
欲を言えば、最後に厚治の「ユ〜モラ〜ス!」の一声があれば最高だったなぁ〜

これで本当の本当。
お終い。
「蛍の光」
気がつけば1時間半ぐらい経っている。
冬至にしては長いライブだったね。
ありがとう、ゆず。
とってもとっても楽しかった。
「てっぺん」
厚治、靴底が見えるぐらい足上げてました(笑)
いんや〜、盛り上がったね。

最後に。
ご機嫌にキャップをかぶって(なんで終わってからかぶる?)はけていく厚治をよそに、
出てきた時のようにマフラーを巻き、メガネをかけて、完成☆の北川さん。
やんやの歓声に…

左手をポケットへ。
右手の人差し指と中指二本で、ちゅっv、と投げキッス。

…二本指で投げキッス、ですよ。

何様…いやいや(笑)、何やってんですか(笑)
何にかぶれてるんだ、一体(笑)
もうね、すっかり私、この投げキッス悠仁の姿しか思い出せません…



あんなに眩しかった空は、今夕焼けで綺麗なオレンジ色。
楽しかったなぁ…
やっぱり冬至は楽しい。
長い待ち時間も、みんなと居ると楽しい。
幸せだなぁ。

yuzuライブレポtoptop