2003年紅白歌合戦中継生レポート


12.31 紅白歌合戦 伊勢佐木町松坂屋前


最初に。
記念すべき初紅白出演のゆずを肉眼で見守ることが出来て、とても幸せでした。
…で。
まんまと紅白録画失敗して、放映された画像見てないんです(笑)
すべて記憶で書いてますんで、映像と見比べてここ間違ってるぞ!なんて
細かいこと言わずに読んでください(笑)
頼む(笑)


まさか。
まさかね。
伊勢佐木町の松坂屋前で歌うゆずを見ることが出来るとは思ってなかった。
今日の今日まで。
嬉しい驚きでございました。
大晦日、稼ぎ時の夕方の時間帯…松坂屋付近は駆けつけたゆずっこであふれ
かえっています。…すべては伊勢佐木モールの商店街の皆々様のご理解ご協力が
なければ絶対出来なかったこと。
心より感謝をいたします。
本当にありがたいことです。
警備の方も、専任の方以外にも神奈川県警の皆様や自警団の皆様。
こんな暮れのただでさえ忙しい最中に、本当にありがとうございました。

閉店時間を過ぎても煌々とライトがついた松坂屋。
ゆずモニュメント前に設置された、マイクが二つ。
並んだマイクを見ただけで胸がキュンとする。
マイク前、ぐるりと半円を描いた柵からこっちに並んで大人しく体育座りのゆずっこ。
その数に負けない人数のスタッフがワタワタとセッティングを行ってるのですが、
当然のことながらいつものゆずスタッフじゃなくてNHKのスタッフ
の方だから、なんとな〜く雰囲気が違う。
品がよろしいというか、こう…やっぱりNHKってカンジ(笑)←伝わらね〜(笑)
悠仁サイドに首長竜のようなカメラ。
素人目から見ても、お高い機材なんだろうなぁ、と冷や汗が出る。
長い首先にカメラがついてるのね。
そのカメラは上下左右360度自由自在に動く。
路上なもんだから、真正面は人で埋まってしまうので回りこんで色々な映像を捉える
役目なのでしょう。
何度も何度もテストで観客をナメていくカメラ。
頼みます。
そのアングル止めて下さい。映っちゃうよ〜(笑)
松坂屋正面玄関左右の街頭にしっかり括りつけられるライト。
何度も何度も微妙に角度調整。
2人の頭上にあたる部分にもライト。
ちょうど厚治頭上ライトの角度が悪いらしく、これもずっと調整してた。
頼みます。
大事な人の上にあるもんなので、絶対落ちないようにしっかりセッティングして
やってください。
そして、ゆずっこを挟んで2人の正面にやぐらを組んで、メインカメラ。
もうお向かいさんのお店にくっつけるぞ状態で組んであるので当然お仕事には
ならないですよね。
ご協力ありがとうございます。
カメラ脇には強烈なライト。
うん、しっかり飛ばしてキレイに撮ってあげてね(笑)
正面カメラが設置されたら、カメラテスト。
悠仁、厚治のマイク前にスタッフの方が立つ。
男性と女性。
…あ、あのお姉さんは厚治役なんだ(笑)
多分ふたりともゆずと身長が同じカンジ(笑)
路上ですから、カメリハとかも大変です。

ホントにゆずスタッフがいない。
なんだか不安になる。
でも考えてみたら、年越しライブがもう2時間もしないぐらいで始まるんだから
そっちの準備で大変だよね〜。
こんなとこに来てる場合じゃない。
ふらりと一般の方用の通路を携帯で電話しながら、えらく若い格好の稲葉さんが
歩いているの見かけたぐらいか。
社長、野次馬じゃないんだから…(笑)
なんて言っている間に、ギター登場。
厚治は白と黒。
悠仁はアゲ花ギター。
ギターチェック。
ローディー君が黒を丁寧に磨いている。
指紋つくからね〜。
なんてなんて思っていたら、ここで笹さん登場!
厚治のギターチェック。
おお〜笹さんだ!
なんとなく安心。
よかったよかった。
裏にはいるのかもしれないけれど、見えるところに誰かいないとやっぱり不安だよう。

もう一人スタッフ発見。
毎度お馴染み山岸くん。
…山岸くん?
あの…あなた思いっきりマスクじゃなくて?
ダメじゃん!紅白出演アーティストのマネが風邪引いてちゃ!
山岸隔離!←可哀相な山岸君を肴に毒でも吐いてないとヒマなんです(笑)

さて。
そんな暇時間の話をしてても行数が埋まるだけなので、さっそくゆず登場と
行きましょうか。

松坂屋の中から、ほてほてと登場。
うわ〜!ふたりしてコートにマフラーだ。
松坂屋前だし、何着てくるんだろうとヒヤヒヤしてたんだけど、良いんでない?
厚治は…えっと「着させられました!」みたいな(私の記憶では)モスグリーンぽい
フード付き膝丈コート。
首には「巻かれちゃいました!」みたいなもこもこマフラー。
可愛いんだけど…可愛いんだけど(笑)
一方北川さんは、いつものマフラー、いつものコートに見受けられる(私の記憶では)
厚治のアレはどう見たって私物じゃないだろう。
どうしよう、振り返ったら松坂屋の値札ついてたら(笑)
いやいやいや、いいんですけど、そんなことはどうでも(笑)

ちょっと緊張気味の厚治と、ほにゃっと笑顔の悠仁。
北「寒い中集まってくれてありがとう。一生で何度と経験出来ることじゃないから
  一緒に盛り上がろう!」
という挨拶と共に人が沢山集まっているからケンカとかしないでね、と一言。
リーダーはやはり仕切るのがうまい。
北「女の人は、映るかもしれないんで今のうち化粧直しといてください」
ニヤリ。
さらっと出るあたりが、そのあたりの女の子より乙女な心を持つ北川さんらしい(笑)
準備中の時はしっかりガードしていたマイク前の柵は取り払われ、ゆずと私たちの
間には何もない。
何かあったらホントに大変。
コワイコワイ。
やっぱりコワイよ、路上。
ゆずっこは大人しく座っているのに、後ろに後から後から溢れてくる野次馬がね〜
マナーとかモラルとかまったくないじゃん。
集団はオソロシイ。
あんなにしっかり警備してたのに、一気に人がなだれ込んでくると何も出来ないもん。

スタッフが厚治にイヤホンとレシーバーを手渡す。
ざわめきに、「え?」と、説明を聞き返しながら、厚治がイヤホンを耳につける。
うんうん、と頷いて片手を耳に当てて聞き入る。
悠仁にも同じように。
耳にイヤホン。手にレシーバー。
あれですね。スタジオの何とかさんとお話するためのセットですね。
会場の音が耳に入ってきているらしい。
北「出番まで、あと20分です!」
悠仁が手を上げて教えてくれる。
それってフツウADがやらないか?(笑)
御自ら(笑)
厚治は、手渡されたレシーバーをず〜っと、ず〜っと見ている。
ひっくり返して、裏見たり横見たり。
興味あるんでしょうか(笑)
新しいもの手にした男の子〜な反応に、ちょっと萌え(笑)

紅白の舞台では直太朗が歌いはじめたらしい。
厚治が歌マネをする(笑)
悠仁も一緒にマネ。
面白いよ(笑)
北「お前ら言うなよ」
…言いません。書いちゃったけど(笑)
続いてあゆ。
カリスマあゆ。
いよいよ次です。
北「え〜、見えないですけど、今紅白の会場ではあゆが全裸で歌っています」
岩「こらこら(笑)」
北「ウソです(笑)」
NHKスタッフいるんだから(笑)

北「え〜、もうすぐ始まるんで一回練習します」
北川さん、アゲ花ギターをぐるんと背に回してタンバリンを手にする。
緊張気味〜な厚治は、オッサンくさい咳払い(笑)
北「夏色!」
「夏色など…」は、夏色が頭。
いち・に・さん・ヘイ!も、シンプルバージョン。
一番歌いきって、タンバリンと共に北川さんの、ワンツースリーのカウントで
「濃」サビフレーズへ。
ギャ〜っっ!生濃っっ
厚治ののびやかな声。
緊張から、笑顔へ。
何事も歌うのが一番ね。
歌えばすべてオールオッケー。
CMで使用したサビ部分終えると、北川さんがサイドにタンバリンを、シュッと投げ
背のギターをくるりと回す。
「またあえる日まで」
投げたタンバリンは、しっかりスタッフが受け取っています。
このタンバリン投げ、相当練習したと見える。
自信満々(笑)
えっと…『俺ってかっちょいい〜!』なんて、絶好調ですね、きっと(笑)
私もかっちょいいと思うよ。
思うけど…
一般的に、どうだろう(笑)
あんまりかっちょよくないかも(笑)
ま、自己満足で。
ゆずっこ的に満足で。
それでいっか。

いよいよいよ、本番。
さらっと厚治、ヘアメイクさんに前髪直してもらったのに、カメラ向いたらもうすでに
分け目出来てる(笑)
うわ〜っ、ま、いいか。そのぐらいなら。
そういや前説何にもないんですけど…
どうすりゃいいの?私たち。
段取りどうなってんのさ!
相変わらず北川さんが「あと2分!」「あと1分」と、カウントし…

唐突に…
北「どうも!こんばんは、ゆずです!」
岩「こんばんは!」
いきなり挨拶し出すゆず。
なっ…なんだよ、もう中継入ったのか?
状況飲み込めないまま、とりあえず拍手。
早口で、あんまりスタジオと絡むことなく「じゃ、歌います」状態のゆず。
うわ〜ん、緊張するっ。
とりあえず歌っとけ!
さっき通しで一回聞いてるから、かけ声・手拍子・あと笑顔。これ大事(笑)
なんでこう、頑張って笑顔になるんだろう、こういう時って(笑)

あ〜、頭上をカメラがナメていく。
顔上げられない…
ゆずの後ろで、笹さんがまるで自分の子供を見守るような優しい…誇らしげな目で
ふたりを見つめていたのが忘れられません。

尺が決まっている歌は、あっという間に終了。
とってもとっても短い気がしたけど、そんなもんなのかな。
最後の最後にカメラに向かってふたり仲良くピースしている姿に思わず
「バカ…」
とつぶやいてしまう(笑)
ピースはないだろう、ピースは。
紅白だぞ(笑)

あっちゅう間に終了。
松坂屋の前なんて、泣いちゃうかも、なんて。
泣くもなんも、そんな余計なこと考える余裕もなくあっけなく終わってしまった(笑)
いや〜終わった終わった!とばかりにとっとと去っていく厚治(笑)
松坂屋の中でスタッフとパン!と手を合わせながら足早に奥へと消えていく。
緊張解けたんだか、それじゃコントだろうってなぐらいガニマタだったのが
妙に印象に残った(笑)
北「これから年越しライブに向かいま〜す!」
いえ、あの…私たちも向かいます。
ちょっと待っててください(笑)



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