Vine Linux2.5 インストール激闘記

今回も、LILOをMBRにインストールするのは論外っていう認識だったんですが、
loadlinは、DOSじゃないと(多分)使えないので、
今回は、NTLDRから2台目のディスクにインストールされているLILOを呼び出す
という方法を使うことにしました。
(参考): 富士通LOOX S8をいびつに使う

/dev/hdb1 /
/dev/hdb2 Swap
/dev/hdb3 /home

という、あんまり考えてない、適当な構成です(^^;
/dev/hdaには、WindowsXPが入ってます。

loadlinを使う時の手順は、
1) Linuxインストール
2) FD起動し、カーネルイメージをDOS領域 or FDにコピー
3) 2)でコピーしたカーネルイメージをloadlinで使用する。
というものです。

なので、今回も、
1) Linuxインストール
2) FD起動し、/dev/hdb1のブートイメージを、カーネルイメージをDOS領域 or FDにコピー
3) 2)でコピーしたカーネルイメージをNTLDRで使用する。
という、完璧なプランが頭に浮かんでいたのですが...

1)のLinuxのインストールは、CD起動して、普通にうまく行きました。(行ったように見えました。)
しかし、2)のFD起動の際、
Boot Failed
と出て、FDから起動することはできませんでした(T_T)

Webで調べてみると、マザーボードとか、チップセットによって(?)、
そういう現象が起こることもあるようです。
うちのボードはP4Bですが、チップセットとかはよー分かりません。

というわけで、作戦を変えてみました。
1) Linuxインストール (/dev/hdb1にLILOインストール)
2) CD起動し、Disk Druidの画面まで行ったら、Ctrl + Alt + F2等でコンソール画面に切り替える
3) /dev/hdb1のブートイメージを、カーネルイメージをDOS領域 or FDにコピー
4) 3)でコピーしたカーネルイメージをNTLDRで使用する。

この作戦では、2)までうまくいくのですが、
3)の段階で、「/dev/hdb1」が無いのです(T_T)
代わりに(?)、/tmp/hdbというデバイスらしきものがあり、
これに対し、ddコマンドでイメージを取得してみましたが、
うまく起動することはできませんでした...

というわけで、さらに作戦変更!
1) Linuxインストール (/dev/hdb1にLILOインストール)
2) Windows98の起動ディスクで起動
3) Slackware7.0のイメージ(※)を使って、loadlinでMiniLinux(?)を起動する。
(FDに入らなかったので、ディスク上にDOSパーティション確保して、そこに入れました。)
4) /dev/hdb1のブートイメージを、カーネルイメージをDOS領域 or FDにコピー
5) 4)でコピーしたカーネルイメージをNTLDRで使用する。

※kernels/bare.i/bzImageと、rootdsks/color.gzで、
loadlin bzImage root=/dev/ram initrd=color.gz
のコマンドで起動する。

2)の段階で、us.batが無いことに気づき、(loadlinはusモードでのみ動作するので)
us.bat、nlsfunc.exe、county.sys、ansi.sys、kkcfunc.sys
を1枚目の起動ディスクにコピーし、
autoexec.batに以下の行を先頭(@echo offの次)に加えました。
loadhigh nlsfunc.exe country.sys

3)の段階で、「ran out of input data」と表示されてしまうので、
[mld-ml:220] loadlin
を参考にして、EMM386をconfig.sysに組み込みました。
この時点で、1枚目の起動FDの容量不足になったので、fdisk.exeを削りました。

無事にbootlnxも採取し、FD経由でWindowsのCドライブへコピー完了!
再起動して、OS選択メニューからLinuxを選んでみると...
無事起動!!
だらだらとコンソールメッセージが出た後、
INIT: Id "x" respawning too fast: disabled for 5 minutes
というエラーメッセージが...

よくよくインストールプロセスを考え直してみると、
インストールコンポーネントの選択のところで、
X Windowだけはずしてたような...

というわけで、早速、
インストールコンポーネントの選択のところで、
X Windowを入れ(要は全部チェック(^^;)、再チャレンジ!!

と、ココで悪魔のささやきが。
「bootlnx取り直さなくても、前と同じなのでは?」
というわけで、そのまま使ってみることに。
が、「LI」で止まった画面が表示されてしまい、
Linuxは起動できませんでした(T_T)

で、
「やっぱり、bootlnx取り直さなきゃだめだったね(^^;」
とばかりに、bootlnx取り直してみるも、
カーソルが高速点滅する画面が出るだけで、起動しないのでした。
「...やられた。」

最後に、以上のトラップに注意しつつ、
再インストールし、bootlnxも取り直し、起動してみると、
無事起動したのでした(^^)

長かった...