2.ディレクトリ
特殊なディレクトリ
ディレクトリは、ツリー型構造になっていて、
その全てのディレクトリの頂点にあるのが、
ルートディレクトリです。
このディレクトリは、/で表わされます。
また、ディレクトリ中に作られたディレクトリを、
サブディレクトリと言います。
ユーザーがログインした直後にいるディレクトリを、
ホームディレクトリと言い、~で参照できます。
また、~usernameによって、usernameで指定される
ユーザーのディレクトリを参照することが出来ます。
よく、http://www.mtci.ne.jp/~shige1/のようなURLを見かけますが、
あれは、~shige1が、shige1のホームディレクトリを参照しているのです。
また、今現在いるディレクトリを、カレントディレクトリと言い、.で参照します。
さらに、カレントディレクトリの一つ上の階層のディレクトリを、
親ディレクトリと言い、..で参照します。
相対パスと絶対パス
絶対パスとは、ルートディレクトリからの位置を示したものです。
相対パスとは、カレントディレクトリからの位置を示したものです。
例えば、/usr/home/takaというディレクトリがあったとし、現在/homeにいたとすると、
そのディレクトリを表わすのに、
絶対パスでは、/usr/home/taka
相対パスでは、taka
になります。
cdコマンド
cd(Change Directory)コマンドは、ディレクトリを移動するのに使います。
cd ディレクトリ
のようにして使い、ディレクトリの指定には、相対/絶対パスの
どちらでも使うことが出来ます。
例えば、
cd /usr/home/taka
のようにして使います。
pushd/popd
これらのコマンドは、ディレクトリ移動をした後に、
また戻ってくるような場合に使います。
例えば、
pushd bin
popd
で、binディレクトリに移動後、元のディレクトリに戻ることが出来ます。