このページは、起動ディスクすら作っていなくて、
リカバリCD-ROMの内容をハードディスクにコピーしていなくて、
そんな状態にもかかわらず、システムが飛んでしまい、どうにもならないけれど、
CD-ROMを買うのはもったいないと思っている人に最適です。
問題が一つあって、以下のようにパーティションを切ると、
プライマリDOS領域、拡張DOS領域、Non-DOS(Linux Native)、Non-DOS(Linux Swap)
の四つの領域だけでいっぱいになってしまい、
ハイバネーション領域を作成することが出来ないのです(T_T)
が、そんなもんいらねーやと、割り切って使いましょう(^^;
あ、Linuxを後で消せば大丈夫なのか。
Slackwareでは、機能ごとにパッケージ名が分かれているので、
その中で必要な、A(基本機能)、D(Cライブラリ)、K(カーネル)、N(ネットワーク)
この四つのパッケージと、ディレクトリ構成を同じくして、VAIOの方にコピーします。
Slackwareの場合、パッケージごとにディレクトリが分かれていて、
ただ、ここで注意しなければならないのは、
さて、仮のLinuxの起動は、以下のようにして行います。
ただし、この時点では、ネットワークカードの認識ができていないかも知れません。
そこで、以下のようにして、とりあえずLinuxを起動します。
二枚分をコピーしなければならないので、
これで、仮のリカバリが始まりますが、なぜか途中で止まってしまいます。(84〜85%ぐらい)
なぜ仮なのかというと、DOSからリカバリをした場合には、
起動したら、sony1.pacの時と同じように、
起動ディスク作成ツールは、
PCCARD用起動ディスクの作成を選んで、
すると、リカバリーが開始されるので、ひたすら待ちます。
まだ不完全なWindowsが起動したら、6でやったのと同じ方法で、
たとえば、基本的なLinuxシステムを格納している、ディスクセットAでは、
Slackware3.5の場合、a1〜a11までディレクトリがあり、
それぞれ、1.44MB以内に収まるようになっているので、
フロッピーディスクで移動するのに便利になっています。
Linuxのインストールには、まず、Loadlin.exeを使って起動します。
必要なものは、Loadlin.exe、カーネルイメージ、ルートイメージですが、
それぞれのディストリビューションにあったものを使えば良いでしょう。
Slackwareなら、カーネルイメージに、kernels/bare.i/zImageなど、
ルートイメージに、rootdsks/color.gzなどを使えばよいでしょう。
Loadlin.exeは、usモードにしなければ使えないということです。
jpモード(?)だと、カーソルがどんどん上に行ってしまい、ハングアップします。
気をつけましょう。(これで半日ぐらいはまったもんなぁ(^^;)
loadlin zImage root=/dev/ram initrd=color.gz
起動しましたか? 起動すればOKです。
あとは、スワップパーティションの設定や、インストール先の決定、
インストール元をハードディスクに設定するなどして、インストールを完了させます。
なぜなら、ブート時にLoadlinに与えたブートイメージは、
インストールしたLinuxのバージョンと一致していない可能性があるからです。
loadlin vmlinuz root=/dev/hda2
起動したら、インストールしたLinuxから「/vmlinuz」を、マウントしたDOSパーティションにコピーします
今後、このvmlinuzをloadlin.exeに渡すことにします。
ここまでの作業で、Linuxがインストールされ、そこでftpdが走っているはずなので、
リカバリーCD-ROMの内容を格納するパーティションへ、
ひたすらftpを使って、リカバリCD-ROMの内容をコピーします。
当該パーティションに、E:\disk1、E:\disk2などの、
ディレクトリを作って、そこにコピーすると良いでしょう。
Disk1は、全て必要ですが、Disk2は、sony2.pacだけコピーすれば良いです。
ここまでくれば、とりあえずのリカバリを行うことが出来ます。
DOSを起動して、リカバリCD-ROMをコピーしたドライブから、
unpack sony1.pac c:\
と、unpackコマンドを起動します。
(unpack.exeは、Disk1の、etc\rcvcabs以下に入っているので、
sony1.pacと同じディレクトリにコピーする。)
ですが、無視して再起動をしてみてください。
すると、仮のWindowsが起動するはずです。
8.3形式のファイル名しか扱えず、それを超えるファイル名は、
~が入ってしまった、不正なファイル名になってしまっているからです。
また、途中までしかコピーが終わっていないということもあります。
なので、起動途中にエラーが出ても、とりあえずEnterを押して進めて下さい。
unpack sony2.pac c:\
として、二枚目の内容もリカバリします。
(Windows起動中だとマズイような気もしますが、二枚目は大丈夫です。)
ここまでで、一応のWindowsが起動するので、
起動ディスクを作成することが出来ます。
スタート→VAIO→ノートブックユーティリティ→リカバリ用起動ディスク作成ツール
で起動出来ます。
起動ディスクを作成します。
(Install.exeが欲しいだけなので、多分どれを選んでも同じ。)
7で作成した起動ディスクから起動して、
ディスク1の内容を、Qドライブに割り当てます。
subst q: e:\disk1
次に、起動ディスク中のInstall.exeを起動します。
a:\install
終了すると、ディスクを入れかえるように指示されますが、
CD-ROMドライブを使っているわけではないので、入れ替えは出来ません。
なので、起動ディスクをドライブから抜いて、Ctrl+Alt+Delで、リブートをかけます。
sony2.pacをCドライブに展開します。
これで、sony1.pac、sony2.pacの両方を、完全にリカバリ出来たことになるので、
PCG-C1Sのリカバリが完了したということになります。