Oracle - Automatic Storage Managementの構成
目的
Oracle10gの新機能である、Automatic Storage Management(ASM)を使ったデータベースを構築してみる。
やってみたこと
- ASMを使ったデータベースの構築
- Enterprise Managerを使ったASMの状態の確認
- データを追加したときのASMの状態の確認
- Enterprise Managerを使ったユーザのパスワード変更とロック解除
前提
- Windows(Windows Server 2003, Enterprise Edition; 評価コピー ビルド 3790 (Service Pack 2))
- Oracle11g Enterprise Edition(Release 11.1.0.6.0; 評価版)
手順
01. スタートメニュー → コンフィギュレーションおよび移行ツールより、Database Configuration Assistantを起動する
02. 「次へ」をクリック
03. 「データベースの作成」をチェックして、「次へ」をクリック
04. 「汎用またはトランザクション」をチェックして、「次へ」をクリック
05. 「グローバルデータベース名(ここではtest)」を入力して、「次へ」をクリック(SIDは自動でつけられる)
06. 「次へ」をクリック
07. 「すべてのアカウントに同じ管理パスワードを使用」をチェックして、パスワードを入力し、「次へ」をクリック
(デフォルトパスワードをそれぞれのユーザーにつける場合は「別の管理パスワードを使用」にチェックする)
08. 「自動ストレージ管理(ASM)」をチェックして、「次へ」をクリック
09. CSSを構成する必要があるとエラーが出るので、指示に従ってCSSを構成する
10. 「%ORACLE_HOME%/bin/localconf add」を実行する
11. 元の画面に戻って「次へ」をクリックすると下の画面が表示される。
手順07で設定したSYSのパスワードを入力して「次へ」をクリックする
12. ちなみに「ASMパラメータ」ボタンをクリックしてみたところ
13. さらに「詳細パラメータの表示」ボタンをクリックしてみたところ
14. 「OK」をクリックする
15. 待つ
16. ASMディスク・グループを作成する画面が表示される
「新規作成」ボタンをクリックする
(下の画面のDISKGROUP1は、前に試してやったときの残骸。消し方が分からない。。)
17. Windowsの場合は、ディスクをスタンプしないと候補に表示されない(らしい)ので、「ディスクをスタンプ」をクリック
18. 「Add or change label」をチェックして、「次へ」をクリック
19. 使えるディスクが無いという結果に。。
20. コントロールパネル → コンピュータの管理 → ディスクの管理を開いて、新しいパーティションを作る
21. 「次へ」をクリック
22. パーティションサイズを入力して、「次へ」をクリック
※2GB以下のサイズで作ると、フラッシュ・リカバリ領域に2GB使うので、いきなりディスクフルになるというオチになる。
23. 「次のドライブ文字を割り当てる」をチェックして、「次へ」をクリック
※「ドライブ文字またはドライブ パスを割り当てない」だと、スタンプ可能なディスクに表示されませんでした。
24. 「このパーティションをフォーマットしない」をチェックして、「次へ」をクリック
25. 「完了」をクリック
26. もう一つパーティションを作る
27. 「プライマリパーティション」をチェックして、「次へ」をクリック
※「拡張パーティション」だと、スタンプ可能なディスクに表示されませんでした。
28. パーティションサイズを入力して、「次へ」をクリック
29. 「次のドライブ文字を割り当てる」をチェックして、「次へ」をクリック
30. 「完了」をクリック
31. パーティションを作った結果
32. 手順19に戻ってみると、Candidateとしてディスクが追加されているので、二つ選択して「次へ」をクリック
33. 「次へ」をクリック
34. 二つチェックして、「OK」をクリック
※冗長性が高の場合は最低三つ、通常の場合は最低二つ、外部の場合は最低一つ必要です
35. 待つ
36. ディスク・グループが作成されて、状態がマウントになっているのを確認したら、「次へ」をクリック
37. 「Oracle Managed Filesの使用」をチェックして、「次へ」をクリック
38. 「次へ」をクリック
39. 「次へ」をクリック
※ここでは「サンプル・スキーマ」にチェックを入れてますが、どちらでもよいです
40. 「次へ」をクリック
41. 「次へ」をクリック
42. 「次へ」をクリック
43. 「次へ」をクリック
44. ステップ14/15で、データファイルのところを表示してみたところ
45. 「完了」をクリック
46. 確認画面その1
47. 確認画面その2
ところどころ、+DISKGROUP2になっているのが分かります。
48. 待つとデータベースの作成は完了
49. Enterprise Managerで表示してみる
一般のところの一番下に、ASM +ASM taka-b...とか表示されているので、ここをクリック
49-a. ちなみに、Enterprise Managerは、起動していればhttp://<hostname>:<port>/em/で見られるのですが、ポート番号が分からないというオチがあったので補足
ORACLE MASTER Bronze DBA講座(3)に載ってました。
emctl status dbconsoleでいけるそうです。
50. 自動ストレージ管理のページが表示される。円グラフをクリック
51. ログイン画面が表示されるので、sysユーザ名とパスワードを入力して、「ログイン」ボタンをクリック
52. ディスクごとの詳細などが見られる。ファイルタブをクリック
53. ファイルごとの詳細が見られる
54. データを追加してみたらどうなるかみようとして、scottでログインしようとしたが、デフォルトではアカウントがロックされているの図
55. Enterprise Managerのサーバー → ユーザーをクリック
56. SCOTTをチェックして、「編集」をクリック
57. パスワードにtiger(別になんでもいいですが)、ロック解除をチェックして、「適用」をクリック
58. 更新メッセージが表示される
59. sqlplusでログインして、テスト用テーブルを作る。
ダミーデータを10万件ロードする。(10万件×1,024bytesで、約100MB)
60. 手順52に比べると、ディスクの使用量が0.13GBずつ増えている
冗長化しているので、両方のディスクを消費するんですね。
61. USERS表領域のディスク使用量も増えている