java.sql.DriverManager/java.sql.Connection/java.sql.Statement/java.sql.ResultSet

目的
JDBC-ODBCブリッジでAccessデータベースに接続する

今回のソース
import java.sql.*;

public class jdbc
{
	public static void main(String args[])
	{
		try
		{
			Class.forName("sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver");

			String url = "jdbc:odbc:test";

			Connection con = DriverManager.getConnection(url);
			Statement stmt = con.createStatement();
			ResultSet rs = stmt.executeQuery("SELECT * from 書籍");
			while(rs.next())
			{
				System.out.println(rs.getString(1) + " " + rs.getString(2) + " " + rs.getInt("値段"));
			}
		}
		catch(Exception e)
		{
			e.printStackTrace();
		}
	}
}
Source is here. (ZIP Format, 10150Byte, Shift-JIS)

コンパイル&実行
javac jdbc.java
java jdbc

説明
(概略)

今回は、プログラムを書く前にデータベースを用意する必要があります。

とりあえず、Accessで以下のようなテーブルを作ってみました。
正直言って、中身は適当です(^^;
まあ、サンプルなので、カンベンしてください。

スキーマ定義

次に、ODBCの設定をします。
コントロールパネルから、「ODBCデータソース(32ビット)」を開きましょう。
すると、以下のような画面が出てくるので、「追加ボタン」をクリックします。
実験用なので、ユーザーDSNで良いでしょう。

データソースの追加

以下のような画面が出てきて、ドライバを選択するように言われるので、
「Microsoft Access Driver (*.mdb)」
を選択して「完了ボタン」をクリックします。

ドライバの選択

次に、追加したデータソースの設定を行います。
ここでは、「test」という適当なデータソース名を付け、
選択ボタンを押して、あらかじめ作っておいたdb1.mdbファイルを選択しています。

データソースのセットアップ

最後に「OKボタン」をクリックして、
以下のようにtestデータソースが追加されていればOKです。

セットアップ完了!

(サンプルプログラムの説明)

Class.forName("sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver");
JDBCドライバを登録しています。
ここでは、Sunが提供しているJDBC-ODBCブリッジドライバ(Type1)を使用しています。
String url = "jdbc:odbc:test";
JDBC接続に使用するURLを指定しています。
JDBC-ODBCブリッジドライバでは、
jdbc:odbc:データソース名
と指定します。

今回は、testというデータソース名を作成したので、
jdbc:odbc:test
ということになります。
System.out.println(rs.getString(1) + " " + rs.getString(2) + " " + rs.getInt("値段"));
今回作成したテーブルは、3カラム(3項目)のものだったので、
getXXXで指定できる数値として、1〜3が使用できます。
(getString(2) → 結果表の2列目の文字列を取り出す)
また、「値段」のように、項目名を直接指定することも出来ます。