ハラレ~ブラワヨ~カサネ(ボツワナ)~エトーシャ(ナミビア)~
スワコプムンド~ケープタウン(南アフリカ)~喜望峰


グレートジンバブエ
ハラレでのメンバー入れ替えも終わり、最終Eコースが始まった。「大きな石の家」を意味する世界遺産グレートジンバブエ遺跡を訪れた。イギリス領ローテシアからの独立であるこの国の名はこの遺跡に由来する。
ジンバブエ第二の都市ブラワヨでは、探検家セシルローズの墓があるマトポス国立公園を訪れたり、動物孤児院に行ったりとのんびりと過ごした。ブラワヨのキャンプ場で懐かしい女性と再会した。タンザニア・アルーシャのキャンプ場で合った日本人女性だ。彼女は単身ゲルバに参加していた。日本人チャーターで旅している私には、彼女はたくましく見えた。
グレートジンバブエ遺跡

ブラワヨ
ブラワヨのキャンプ場でのビール早飲み競争だ。日本人女性を乗せたゲルバと私たちとの競争になった。代表は、左から、私、Yukoさん、小野さん、クールさん。2回競争したが、残念ながら連敗だった。やはり、外国人の肺活量にはかなわない。
ブラワヨから2度目のヴィクトリアフォールズだ。再び、ラフティングを楽しむ者や、ショッピングに興じる者など、各自自由に楽しんでいた。
ブラワヨでのビール早飲み競争

チョベ
ボツワナに入りチョベ国立公園カサネの町でのキャンプになった。翌日夕方のサファリはボートでのものだった。通常サファリは車が多いが、ボートからのサファリでは視線が低く、また、草が邪魔をしないので見やすいものだった。チョベと言えば象が有名だ。少し黒みのある象を堪能することが出来た。
チョベ国立公園

オカバンゴ
カラハリ砂漠に流れ込むCubango川の内陸デルタ「オカバンゴデルタ」では、デルタ内でキャンプを張り、サファリを楽しんだ。デルタ中州までは、写真の船「モコロ船」に乗り込んでの移動だ。木をくり抜いて作っただけの小さな船は吃水線ぎりぎりまで荷物を積み、そのうえ二人が乗ったので水が浸水し、冷たく少しの恐怖を感じるものだった。
オカバンゴデルタ モコロ船

エトーシャ
ナミビア・エトーシャ国立公園でライオンのハンティングに遭遇した。リーダーのダグが今まで見てきたなかで最高のハンティングシーンだと言った。若い雌ライオンが一撃で仕留めることが出来ず、内蔵が飛び出してまでも立って抵抗するシマウマとの壮絶なシーンだ。食物連鎖は頭の中では解っていても、現実に目のあたりにすると、目を背けたくなる光景だ。
ライオンのハンティング エトーシャ

ナミブ砂漠
エトーシャを後にし、スワコプムンドに向かった。霧で晴れることの少ないこの町だが、様々なエクスカーションが用意されていた。まずは、サンドバギーだ。過去に一度オーストラリアで乗ったことがあるが随分昔の話だ。ギア付きのサンドバギーでナミブ砂漠を走ると忘れかけていた感覚が呼び起こされた。翌日は、スカイダイビングにチャレンジした。高度1,000メートルの上空から飛び降りる時は、さすがに、恐怖を感じた。しかし、降りてしまったら、あとはインストラクターに任すしかない。自由落下からパラセールが開くと、壮大な景色を楽しむ余裕さえ生まれた。
世界で最も美しいとされるナミブ砂漠。「ソーサスフライ」に代表される、その美しく官能的な曲線は、夕日を浴び輝いていた。
ナミブ砂漠

フィッシュリバー
アメリカ・グランドキャニオンに次ぐ渓谷フィッシュリバーキャニオン。○○の次と言われると、興ざめしてしまう。他のメンバーは、渓谷内にある温泉を目指して渓谷を降りて行ったが、私は行かず、夕陽に灼ける大地を眺めていた。
翌日、この旅最後の国南アフリカへ入国した。アパルトヘイトは廃止されたが、実際には差別が根強く残っている。黒人スタッフの二人がこの頃少し元気がないのは、その影響かもしれない。
フィッシュリバーキャニオン

水
旅を始めて196日目、アフリカ大陸南端、喜望峰に着いた。実際の最南端はアグレス岬ではあるが。こちらの方が趣がある。嵐が多いこの岬は、大航海時代、ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路発見により、時のポルトガル王によって、インド、さらに東へと拡がる未知の大陸への想いを込めて、「希望の岬」と名付けられた。「Cape Of Good Hope」、和名「喜望峰」。本当にいい名前だ。
喜望峰にはアフリカーンスと英語で書かれた看板があるだけで、他には何もない。岬の灯台があるケープポイントでは、ケーブルカーが走り、土産物屋もあり、観光客で賑わっていた。
アフリカ大陸に上陸した翌朝、添乗員の山口さんと兄が汲みにいった地中海の水は、歴代の添乗員(Bコース 菊池さん Cコース 長谷川さん Dコース 福井さん Eコース 大槻さん)が引き継ぎ、この地に帰すことが出来た。33,000キロにも及ぶ移動、振動で水は半分位減っていたが、ペットボトルから海に帰っていく水をただじっと見つめていた。
「アフリカ大陸縦断エクスペディション200日」の旅は終わった。
地中海の水をかえす大槻さん
喜望峰
Cape Of Good Hope











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