提案

いずれかの項目をクリックしてください

新幹線

1 新幹線貨物

2 フリーゲージ車両と新幹線


1 新幹線貨物

1.1 新幹線について

日本には現在、東海道、山陽、東北、上越、長野、山形、秋田の7新幹線があります。通常は新幹線車両しか走りませんが、山形、秋田両新幹線だけは在来線の列車も一緒に走ります。新幹線には貨物列車がありません。在来線貨物はスピードが大変遅いため、物流には通常トラックが使われています。

1.2 新幹線貨物の可能性

東海道新幹線には1時間あたり10本程度の列車が設定されていて、貨物を走らせる余裕がありません。しかし、他の新幹線についてはまだ余裕があります。東北新幹線について考えてみましょう。東京から盛岡まで、現在約3時間かかっています。距離は約500kmありますから、トラックだと少なくとも7時間はかかります。もし交通事情が悪ければ(日本では渋滞がよく起こります)、移動にかかる時間はさらに長くなります。新幹線貨物には渋滞がありませんから、必ず時間通りに着きます。

1.3 提案

東京中心部の地価は高いので、貨物ターミナルは東京の郊外に設けるのがいいでしょう。私は新潟方面へのアクセスも考えて、大宮がいいと思っています。地図をご覧ください。

大宮から盛岡までは現在約2時間、新潟までは約1時間30分です。貨物ターミナルで積み替えが必要なことを考慮しても、全体としての到達時間は必ず短縮されるでしょう。

2 フリーゲージ車両と新幹線

2.1 フリーゲージ車両

フリーゲージ車両とは、あらゆる軌間の線路上を走ることのできる車両のことです。現在「タルゴ」と呼ばれるフリーゲージ車両が、フランスとスペインの間を走っています。日本では電車が多く使われているため、この技術をそのまま適用することができません。日本のフリーゲージ車両はまもなく実用化される見通しですので、ここで新幹線におけるフリーゲージ車両の可能性について検討します。

2.2 新幹線の抱える問題

新幹線の軌間は1435mmで、JR在来線の軌間は1067mmです。新幹線と在来線の両方を利用する場合、我々は乗換えを余儀なくされてきました。山形、秋田新幹線はこの問題を解決するために考え出されました。在来線の軌間を1435mmに広げ、新幹線車両が直通できるようにしたのです。東京と山形、秋田を結ぶ航空路線は、現在乗客の減少に悩まされています。

2.3 フリーゲージ車両の可能性

山形、秋田新幹線は重大な問題を抱えています。貨物列車が直通運転できないのです。もうひとつ、新設よりは安いものの、膨大な建設費がかかる点も問題です。フリーゲージ車両を使えばこの問題が解決します。