あのIntelのおもちゃの顕微鏡.・・・リップクロス、シリコン被覆の写真を掲載。  TOP
ページの最後にテンション計測法が載っています。NEW!! 研究ゴッコ             

地味な割りに内容はてんこ盛りです満足いただけますので最後までご覧ください。

ロードセルによる電気的テンション計測の方法。

A)手持ちのグライダーの飛行時のボトムラインテンションを測定しました。
パラ雑誌にも有りましたがラインテンション(搭載重量)はグライダーのエンジンです。
グライダーによってエンジン特性は違うようです。
 一本ずつの計測のために時間が掛かりました。
1)xyonn28のボトムライン計測資料。
2)Vertex26のテンション測定資料
3)Target42のテンション計測データ。

B) Dyneemaラインは熱収縮するか。
 Dyneemaの熱収縮試験。・・・・収縮するか試験しました。
高温発生の原因。
1)  太陽熱放射による半密閉空間の温度上昇・・・意外な原因。
2) 放射温度計による地表面温度測定結果。・・・以外に高温。
3)Dyneemaラインの飛行時の収縮値。・・・テンションに伴う収縮値グラフより推定。大きそうです。
C)
 その他の収縮原因。

1) 化学物質とパラグライダー・・・dyneemaもポリエステル被覆も収縮。
     
体調不良を引き起こす化学物質
・・・注!!命にかかわるので一読してください。
2) ポリエステル被覆の収縮によるライン収縮アニメーション。・・・被覆でラインも収縮
3) コンペラインは収縮するか?・・・p-アラミドのみのラインも収縮。

D)  パララインの推定理論強度の算出。
 重量法によるライン強度比較。・・・以外と簡単。
下にロードセル関連解説の記載あります。

「ラインメニュー」に





計測

**ロードセルによるラインテンションの計測法の解説。** 

ロードセル
Max20kgfの校正された安定で正確な新しい小型ロードセル(28mmφ)Page-topに戻る。
ロードセルが大切です。手作りで鋼用、アルミ用などのストレーンゲージを購入して組み合わせて何個もロードセルを試作しましたが直線性、ヒストリシス特性が不良で再現性に問題がありました。
結局市販品を購入する事になりました。

ロードセルの仕様


 計測途中でセンサーが破壊してセンサーの修理を依頼したのですが、修理不能で帰ってきました。購入には大金がかかりますので自分で修理して見ましたところ動くようになりましたので近日中に測定の報告が出来ると思います。(11/11)破損したグライダーも修理が完了しました。センサーのケーブルの取り付けでテンションメンバーの処理が悪い為に破損しましたので改良して、さらにケーブルを手前でインシロックでセンサー本体に固定して接続部分にテンションが掛からないように改良しました。

計測器の写真 
赤のLED表示がデジタルストレーンゲージメーター(旭計器株式会社製ASG-251 DC仕様)で下のアルミケースが電源(DC24V)のバッテリーです。左のLCD表示の白い小型機器がデーターロガです。
左に垂れ下がっているグレーの多心同軸ケーブルがコネクターで上の写真のロードセルセンサーに接続されます。
全てがハーネスのサイドポケットに楽に入る小型のものです。ミニデーターロガ(日置電機)から光インターフェースを通じてRS-232Cでデーターがパソコンにロードされ専用ソフトでグラフに表示されます。


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ラインの下端に両側にラインループを取り付けたロードセルを取り付けてロードセル下側ループ端でライン長となるように長さを調整してラピッドリングに取り付けた。同軸ケーブルは絡まないようにライザーにテープでテンションが掛からないように固定してロードセルアンプにコネクターで接続した。次にロードセルアンプのアナログ出力をケネクターでDCデータロガのアナログ入力に接続した。DC電源はロードセルアンプ用のDC24V電源でアンプ電源コネクターに接続した。
専用ロードセルアンプでアナログ出力化したデーターをミニデータロガ(HIOKI_DC5V用)にデジタルデーターとして記録する。
各機器のイメージ(詳細は上のの写真を参照)

*ロードセルの飛行時計測のデホルメされたイメージ。

   

データの吸い上げ
RS−232Cでパソコンにデータを吸い上げてグラフとしてテンション変化を表示する。見難いですがラインに取り付けたロードセル。                                                 

                                                 V この下の真中、黒いコードの出ている丸い金属。



計測データーをグラフ化したサンプル。Page-topに戻る。
 縦軸・・・電圧(v) 1V=10kgf 1kgfから2kgfのテンション。(スタビライザー) 横軸・・・日時 10月14日、pm4:20頃
夕方のきわめて穏やかな条件での測定。中間で翼端折りを実施した。(Xyon28)
MAX 前 2.19kgf        後ろ 2.08kgf
MIN  前 0.59kgf        後ろ 1.05kgf
Av  前 1.59kgf        後ろ 1.52kgf

この様に簡単にグラフ化してイメージ化でき、統計処理によりMAX,MIN,アベレージを求められます。

旧タイプの測定器。Page-topに戻る。
全部背負って飛びます。ロードセルもブリッジで無い為に温度特性が悪く大変でした。4個のストレーンゲージでブリッジを作って計測しましたが温度特性は改善しましたが、直線性、ヒストリシス特性、再現性に問題があり正確な測定は困難でした。可也遠回りをしましたがセンサー原理の勉強にはなりました。
ノートパソコンを背負うのは大変でした壊れないかひやひや物でした。