骨シンチから全摘出手術入院前日

  平成12年9月4日(月) 骨シンチ検査


  骨シンチ検査は検査も初めてだが、その名前さへ聞いた事が無かった。
  10時に指定の部屋に行く。外来、入院中らしくパジャマ姿、車椅子の人が8人程集まっていた。
  順番に造影用の?注射を打たれる。注射後、最低2時間後からシンチ検査が始まるらしい。
  
  たまたま私がその一番目だった。 
  「注射から検査まで3時間以上・・」と聞いていたので、「注射から2時間でも大丈夫ですか」と聞
  くと、「今の薬は2時間で、もう十分出来ます」との事でした。

  2時間後から検査開始。
  台に寝てじっとしているだけ・・。頭上1cm位まで箱のような機械が降りて来て驚いたが、後は音
  も無く途中で一度、顔の方向を変えただけで終了。
  所要時間約40分。
  
  「注射から2時間しか経っていなかったんですが、写っていましたか」と聞いてみた。
  「綺麗に写っていますよ」と言ってくれた。

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  最近は寝てから朝まで、一度はトイレに行くが、小便時には出が太く、勢いも昔に戻った様に思
  う。


  平成12年9月6日(水) 診察 シンチ結果


  診察日ではなかったが、例の出血でのチョコレート色の件だが、今でもパンツに小さな点状で、3
  〜4ヶ所に付いている。念のために聞きに来た。

  「生体検査後、精液が血の為かチョコレート色になった。その後もパンツに点状に薄いシミが付い
  ているのが心配・・・」と今までの説明をする。
  先生は、「それは良くある事で心配要りません、徐々に消えていくでしょう」と言われた。

  又、「骨シンチの結果が出ました。骨に転移は有りませんでした」と言って頂きホッとした。
  2週間後と聞いていたので驚いたが、嬉しい限りだ。妻への良い土産が出来た・・・。  

  笑いながら、「ビールのお陰ですね・・・」と言われた。
  (宴会でのビールで閉尿になったのが、事の発端だった・・・)
  
  帰り際に先生は「折角来たんだからと血液検査をして帰る」よう指示があった。

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  ついでにと、姉がアガリクス茸を送ってくれているが、飲んでも良いのか聞いて見た所、
  「今はこちらで十分対処出来るので、保存出来れば飲まない方が良い・・・」との事でした。
  保存は十分出来るので、又必要になれば?その時に飲む事にしょう。

  
  平成12年9月10日(日) テニス仲間に告知


  今まで癌の事は、身内以外には誰にも話していない。
  先生はテニスをしても構わないと言ってくれているがやはり、今まで通りにハードにはしない方
  が良いと思う。
  しかし黙っていては「変に気を抜いたようなゲームになれば、相手にもペアにも悪い」と思い、先
  日病気の件を話することにした。
  
  皆んな信じられない様だったが、「無理はしないように・・・」と言ってくれた。
  話をして驚いたが、仲間の身内や知人が、何人も癌の治療中だったり、亡くなったりしていた。
  でも前立腺癌は一人も無かった・・・。

  病気の話をした後でのゲームが傑作だった。
   
  ちょっと深いロブが上がると、私は今まで通り走ってバックするのだが、ペアの人は(いつもダブ
  ルスゲーム)、私が動かなくても良いようにと、後ろに回り込んでくれる為、二人とも一所に集ま
  ってしまい、片方のコートがガラ空きになる・・・。 「余り動くな・・」と叱られた。
   
  有難い事だが、ボールを見れば、身体が勝手に動いてしまう・・・・
  でも「ペアの気遣いに感謝!!」

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☆癌の疑いが突然出た頃は、正直大変落ち込みましたが、時間が経ち、病気の程度、状態がはっ
  きりして、今の所思っていたより軽かったせいも有ってか、この頃は殆ど病気の意識はしなくなっ
  た。


  平成12年9月13日(水) LH−RH一本目注射


  時初めてのホルモン注射。それも腹に注射をされるのは初めて・・・。
  診察室では無く処置室に呼ばれる。

  ベッドに寝てズボンを下げ、アルコールで消毒されている感じでは、臍の右下あたりだ。
  下腹部皮下注射は初めてなので、「腹の注射は痛いですか」と聞くと、「注射は皆痛い・・」と
  の事。
 
  「余り痛かったら泣きますわ・・」と答えると、看護婦さんは笑っていた。
  少しして「気分は悪くないですか?」と聞いてきたので、「えっ もう注射しているんですか?
  チクリともしませんでしたが」と答えると、「痛くないように注射してるんだ・・」と笑っていた。

  ズボンをはいている時、看護婦さんは「この薬は高いんですよ」と言ってくれた。
  高い薬だとは聞いていた事も有って、値段を聞いて驚いた。
  しかし今の所3本位だし、以前はとても副作用の強い物しかなかった様なので納得・・・。

  後、診察室で、9月6日の時の血液検査の結果で、PSAが26から9.7になっているとの事で
  した。
  これは、オダインの服用から、たった一週間だけの効果だと思う。
  
  LH−RH注射後もオダインは継続するそうなので、今後はもっと数値が下がってくるだろう。


  平成12年9月27日(水) 定期診察  全摘出手術費

  オダインは2週間分しか出ない様で、隔週に診察に行かねばいけない。
  そして2回に一回はLH−RHの注射をする事が、約3ヶ月続く事になるようだ。

  変わりは無いですか?と聞かれ、「何の副作用も自覚症状も全く無く、快調そのものでテニ
  スも気を使いながら継続中」と答える。
  先生は「オシッコも大変綺麗です」と教えてくれました。

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  先日、妻が「癌の手術費はとても高く、最低200〜300万程要るらしい・・・」と、言っていた。
  「そんなに高いとは思わないが、今度の診察の時聞いてみる」と言うと、「そんな事を聞いた
  ら変に思われるのでは・・・」と心配していた。

  でも私は「こんな事こそ病院で聞くべきだ」と思ったので、思い切って大体の手術費を聞いて
  みた。
  
  先生は「そんなには掛からないと思う。詳しくは解らないが、癌保険に入っていないのか?」
  と心配してくれた・・・。
  看護婦さんは直ぐ、事務の方に電話をしてくれて、大体の費用がわかった。

  思っていたよりずっと安かった。
  命に関わり、今はごく普通の病気になった癌での手術費が、そんなに高い筈は無いと思って
  いたが、想像では心許ないから・・・。

  癌保険には、癌なんか考えてもいなかった30年程前に、総務の同僚から「出入りの業者
  に頼まれているので入ってほしい・・・」と言われて、入ったままだったが今は役に立った。
  増口していれば尚良かったんだが・・・(^_^)

  今後も変な噂で惑わされない様に、解らない事はその専門の所で確認して行こうと思う。

  
  平成12年10月3日(火) 副作用? 突然汗が出てきた・・


  今まで全く癌、他全てに自覚症状は無く、完全な健康で本当に癌が住みついているのだろう
  か? なんてフト思ったりもしていました。
 
  でも昨日ぐらいから、急に顔が火照りだして背中に汗が出てくるようになりました。
  5分ぐらいで治まりますし、ただ汗が出るだけのことですが今まで無かった事です。

  この事は先生からも聞いていた事なので、「やっと来たな・・?」との思いです。
  8/30からオダインの服用を始め、9/13日に一本目のLH−RHの注射をして頂きましたので、
  30日過ぎから副作用が出た事になります。

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  前立腺癌になってから色んな本を見ましたが、一番参考に成った本は「毎日ライフ10月号、男
  の泌尿器ー前立腺の病気」でした。
  ¥560の安い本ですが、たまたま特集だった様できっちり読ませていただきました。

  
  平成12年10月8日(日) テニス仲間に癌手術の人有り


  7月に癌の疑いが出てから、メーンの近くでのクラブだけで、テニスを楽しんでいましたが、3ヶ月
  ぶりでインターネット仲間とテニスをやった。

  テニスだけの仲間なので、思い切って病気の事も話した所、いつも来ている一人が、「私も6年
  前、大腸癌で、30cmの摘出手術をした・・・」と聞き、こんな身近で、ましてテニスをかなりハー
  ドにされている人がいた事に、驚くと同時にとても勇気付けられました。

  その後で保険の話とかいろいろ話になり、参考になる事が多かった・・・。


  平成12年10月11日(水) LH−RH2本目注射  顔がカサカサになる


  予約時間で殆ど待つ事無く注射と診察が有った。
  この頃、急な汗が時々出てきているが、その上に顔がカサカサに成り、特に口の両端や額、鼻筋
  の両側が粉をふいたようになって来た。
  
  ついこの間まで特に額などには、油で随分テカッていたが、最近はそのテカリもなくなった。
  先生に聞くと、LH−RHの注射液に付いていた説明書を良く見直して頂いた結果、『「乾燥肌にな
  る・・・」と書いているので、初めて聞くことだがたぶんそうだろう・・』との事でした。

  又、尿失禁について聞いた所、「個人差があるので一概に言えないが、どうしても括約筋の一部は
  取るので、少しの影響は出る。
  貴方の今の状態では癌そのものは余り大きくないので、多分大した後遺症は出ないと思う・・・」と
  の事でした。

  余り気にせず、結果を待つのが一番だろう・・・・。 

  帰り際に「この調子なら12月の始め頃に、手術になるかなあ・・・」と言われた。

  肝機能も含めて、2回目の血液検査をした。 次回の結果が楽しみだ・・・・(^_^)

 
  平成12年10月25日(水) 手術日決定


  今日は薬を頂く日だったが、先日の血液検査の結果、診察扱いで今後の予定を立て頂いた。
  
  先ず10/11日の血液検査(LH−RH2本目の日、正味4週間目)でPSA-0.9に成っており、触
  診の結果、十分手術出来るようになったので手術の為の予定を立て頂いた。

  11/27日入院、12/4手術と決まる。
  その間、自己血液を400ccを2回採血して置く。

  手術時、神経は出来るだけ残すようにするが、癌の摘出が最優先するので、万一のときは神経
  も取る事になるかもしれない・・・   との事でした。

  今後は体に気をつけ風邪等ひいて、手術に差し障らないようにするのが肝腎だ。
  
  予定通り行けば丁度、正月休に自宅静養が出来て仕事の方も上手くいける。
  
  そう言えば、生体検査の3日間の入院も、運良く盆休みに出来たのだった・・・・・(^_^)

  
  平成12年11月8日(水) LH-RH3本目注射 止血検査 肺機能検査

  多分手術までの最後の診察だと思う。
  最後の3本目のLH-RHを打って頂く。

  「その後変わりは無いですか・・」と聞かれる。
  「はい、全く病気を感じられないほど元気です」と答える。
  「あちらの方はどうですか?」と聞かれ、「えっ、あれは盆明けでの生体検査後に頑張?った後、
  精液に血が混じった為、前立腺に刺激を与えて病気に悪いと思い、意識的に避けていましたが
  ・・・」と言った。
  
  「そんな事はありませんが薬の関係で、余りその気が無くなることも有りますが、決して体に悪い
  事は有りませんので・・・」と言われた。手術をすればその後難しくなるかもしれないので、それな
  らば---と思う。

  手術は予定通りだそうで入院案内は、入院日の1週間ほど前に来るそうだ。
  検査室で止血検査と肺機能検査をする。

  止血検査は小さな刃物で耳たぶを少し切り、血の止まるまでの時間を計るものだ。
  結果を聞いた所「標準止血時間は5分以内ですが、貴方は1分40秒でした」との事でした。

  肺機能検査は楽しかった・・・。
  3cm余りの筒を咥えて、肺いっぱい空気を吸い込み、その後肺の中の空気を全部吐き出す。
  若い女性が、手振りを加えながら「どんどん吸って・・まだまだ吸って・・・・ はい今度は吐き出し
  ましょう・・もっともっと・・まだまだもう一頑張り吐きましょう・・」と、白髪混じりの私にまるで幼稚園
  の子供にやるように、デスチャー交えで励ましてくれ、終わった後で「大変良く出来ました」とお褒
  めのお言葉まで頂きました・・・・(^_^)  所要時間約1分。

  入院まで後一頑張りだ・・・。

  
  平成12年11月10日(金) yahoo japanに登録出来た・・・。


  このHPを起ち上げてからまだ日が浅いのですが、この「前立腺癌の治療日記」のHPを起ち上げ
  た時に、出来るだけ多くの人に、特に同病で悩んでおられる方に見て頂き、少しでもお役に立て
  ればと思い、yahooを含め幾つかのエンジンに登録申請をしました。

  yahoo以外は殆どロボット登録なので簡単なのですが、yahooばかりは審査がありなかなか登録
  してもらえないのが現状です。

  私は会社(法人)のHPも作っていますが、これはyahooに登録してもらっています。
  でも正直な所、ページ数も少なく画像一つ無い地味な、このHPがyahooに登録して貰えるとは思
  っていなかっただけに、とても嬉しく感謝の気持ちで一杯です。

  今後はこれに応える為にも、今の所画像一つ無く遊び要素は全く入れていませんが、癌を意識し
  だして4ヶ月経ちましたが、今まで通りその時々の自分の気持ちを正直に、各検査、薬、副作用、
  その時々の先生のお言葉、そして間もなく始まる手術の経過等を、具体的にUPして行きたいと思
  います。

  
  平成12年11月12日(日) やっぱりホルモンにはかなわない・・・


  今日の日曜日はテニスも休んで仕事と、個人の年賀状を2000枚、表裏とも仕上げた。
  約10時間掛かった・・・。尤もフィーダーに50枚ずつ入れれば良いのだが、中途半端な時間で作
  業せねばならず退屈この上なし。

  夕方ほぼ賀状の方も終わり、先日先生に言われた「・・・そちらの方は全く気にする必要は有りま
  せん・・・」とのお言葉に、今後、万一手術で神経を切られれば、もう絶対不可能になるので、2人
  で頑張ってみる事にした・・・。

  結果は見事に失敗でした・・・(^_^;
  いくら頑張っても、我がジュニアーが全く親の言う事を聞かず、うなだれたままなのです・・・。
  
  思い出せば結婚後30年間で過去に一回だけ、やはり上手く行かなかった事がありました。
  
  確か宴会かなんかで酔って帰った時だったと思いますが、事の途中でなんかの拍子に2人とも笑
  い出してしまい、笑いながら出来るものでもないので止めた事がありました・・・。

  私も嫌いな?方ではないのですが、やっぱり薬には勝てませんでした・・・。
  
  そう言えばオダインを飲み始めた時にも、「この薬は肝臓に来る事が有るので注意します」と聞い
  ていました。
  「私は至って肝臓が丈夫です・・」と答えていましたが、11/8の診察時「今回の血液検査で少し肝
  臓に来ましたのでオダインは朝夕の2回に減らします」と言われる。

  やっぱり薬は怖い・・・・。

  
  平成12年11月14日(火) 会社に癌・手術入院報告


  まだ病院からの入院通知が来ていませんが(1週間ほど前に来るそうです)、余り遅くなっては仕
  事に差し障りも有るので、今日社長始め常務他ごく身近な社員に病気と入院を告げた。

  皆さん一応に、元気だけが取り柄だった私の、まして癌に驚くと同時に励ましてくれた。
  
  特に社長が一番親身に真剣に、癌の発見から今までの経過を尋ねられ、聞いて頂いたのが嬉し
  く有りがたかった。

  話の中から、社長はPSAの検査をされていない様だったので、是非される事をお勧めしました。
  
  仕事の後任も決まり、何と言っても生活の一番基本の会社に報告したので、今までと違い何とな
  く落ち着ける・・・。
  
  今後は、きっちり治して一日も早く職場に復帰する事が、一番良い恩返しになると思い頑張りたい・・。


  平成12年11月19日(日) 手術前、最後のテニス!!


  後一週間で入院そして手術になる予定なので、2週間前に会社のテニス仲間とテニスをやり、先
  週にはメーンのクラブで楽しみ、今日はインターネットでのテニス仲間に「お別れ?テニス」を楽し
  みました。

  何処でも皆さんに励まされ感謝しています。
 
  少し早いが今年中に会える事は難しいので、早めでは有るが「来年もどうぞ宜しく・・・」と引き上
  げた。

  コートからもそんなに離れていないので、「退院前ごろに皆んなで賑やかに押しかけるぞ・・・」と言
  って見送ってくれた。

  手術後は今までのような激しいテニスは、たぶん出来ないだろうと思うと正直寂しい・・・・・(^_^;
  
  仕事も何も関係が無く、ただスポーツの楽しみだけで約20年間も続いている仲間達。
  私には掛替えの無い仲間ですので、今後もそれなりのテニスでお付き合いをして行きたいと思い
  ます。


  平成12年11月20日(月) 自己血採取


  手術時の出血に備えての、自己血400ccの採取をした。

  初めての経験だったが、処置室室に入るなり看護婦さんから「どなたか付き添いの方が来てお
  られますか?」と聞かれた。
  妻が「一緒に行こうか・・」と言っていたが、仕事の途中だし大した事は無いので「一人出来まし
  たが、そんな大変なものですか?」と聞いたが、その看護婦さんの言葉で緊張したのか採血前
  の血圧が上がり何回か深呼吸をさせられた・・・。

  ベッドに寝て右手に採血、左手に点滴をされ、採血は短い時間で終わったが、点滴がとても遅
  い・・・・。
  点滴の終わる時間を聞くと「約2時間です」との事。
 
  私は仕事中だし12時にはミイーティングを予定しており、採血に2時間も予定していなかったの
  で、早めに終わってほしい旨を伝えた。

  先生が来られ、「解りました。点滴を打つ所と、打たない病院があるが当院はより安全にと点滴
  しているが、打たなくても問題は無い。少し早めに落として仕事に無理の無い所で止めます」と
  言われ、結局40分ほどの点滴をした。

  今度病院に来るのは入院の時だ、まだ先の事と思っていたがいよいよの気がしてきた・・・・。

  
  平成12年11月22日(水) 病院とカメラ


  間もなく入院だが手術後の状態や、その他自分では動けず撮れない内には、家族に写真を撮っ
  ておいて貰おうと、枚数も多く撮れ具合をその場で確認できるデジカメの方が良いので、撮り方を
  妻と娘に説明し様とした所、意外な事で大揉めになった・・・。

  私としては、大変な目をして手術した後の、有りのままの姿を残しておけば、良くなった後で「こん
  な事も有った・・・」と懐かしめ、万一それが最後の姿になったとしても、残った人達に見て貰える
  ので是非撮っておいてほしいと思う。

  妻や娘は全く反対で、「大体、病院で写真など撮るものではない。写真はきれいで楽しい思い出
  だけでよく、悲しく辛い事はお互いの心に残しておけば良い・・・」と言い切る。

  女性の感性だと思うものの、これは私自身の写真なので、やっと撮って貰う事にして、撮り方の説
  明をしたが、今度は「このカメラは操作のボタンが小さいとか、ミドリのランプの点滅が点灯に変わ
  る前に、シャッターが切れてしまう・・・」とか、ひとしきりカメラに文句をつけていた・・・・・(^_^)

  今のデジカメの性能は良いので、ゆっくりシャッターを押しさえすればきれいに撮れる・・・・(^_^)


  平成12年11月26日(日) 明日は入院


  いよいよ入院だ!! 
  
  「明日の今頃はもう病室の中に居るんだ」と思うと何となく寂しい・・・。

  身の回りの分は妻がやってくれるが(娘の何回もの入院で慣れている・・・)、自分の持参分の再
  確認をする。
  自宅から近いとはいえやはりそこは病院、忘れ物の無いように・・・・(^_^)

  娘が「入院が近ずくと何となく嫌でしょう」とよく言うが、実際あまりそんな気がせず、むしろ「早くさ
  っぱり?したかった」のが正直な気持ちだった。

  だから私が「別に何ともない・・・」と言うと「またまた強がり言って・・・」と笑っていたが、娘は内臓
  の病気で何回も入退院を繰り返し、手術も何回もして来たので、入院や手術は余程辛く嫌だった
  のだろう。 今更ながら可愛そうな事だったと思う。

  だから私も娘の何分の一かの苦しみぐらい、笑って耐えねばならないだろう・・・。

  昨日、東京で勤めている息子が帰ってきてくれ、久しぶりで4人での、食事や語らいが出来た。
  何時もは普通の事なのに、今はこの嬉しいひとときを大事にしたいと思う。

  このかけがえの無い家族の為にも、一日も早く元気になって退院し社会復帰をしよう!!