リニアック治療
 
  平成17年5月6日(金)  最初は位置決め  

  いよいよ今日からリニアック治療が開、最初の「位置決め」の日だ。
  15:00に8号棟のBI放射線科に行く。受付が済むと直ぐ「位置決め室」に呼ばれた。

  「メガネを外してください」と言われ、「メガネだけで良いのですか?」聞くと、「このベッドに横
  になってください」と言われる。
  結局ズボンのままでベッドに寝て、そのままでズボンとパンツまでお尻の下まで、ズラされた
  のです・・(-_-;
  その上、目印を付ける為にと、下腹部の一部の剃毛までされてしまった。

  やがて放射線の装置が動き、ベッドも動いて下腹部と太股にテープを張り、その上にマジック
  で印をつけられた。

  この間僅か10分ほどだったと思うが、予想に反し(パンツは穿いたままで良いと思っていた)
  我が愚息が男女4人の、晒し者になっていただけに、とても長く感じた・・(-_-;

  このテープは実際の治療開始までは剥がさない様にとの事です。

  恥ずかしい思いはしたものの、ともかくこれからリニアックが始まりました。
  5月9日に治療用CTを撮り、5月13日から実際の放射線照射が開始され事になったのです。
  
  時間が遅いからだとは思うが、支払いの待ち時間も殆どなく、あっという間に終了した。
  一番気にしていた予約時間の方は、先ず問題なく出来るとの事でした・・(^_^)

  帰って来てつけた印を見ると、どう見ても前立腺の位置よりも高いところに印が付いている様
  に思うが・・。
  また治療中に自転車(マイカー通勤は出来ない)に乗っても良いのか?、テニスはしても良い
  のか?
  
  疑問は多いが次回の診察で確認しておきたい。もしかしてすべて「ダメ」だったりして・・(-_-;


  平成17年5月9日(月) 治療計画用CT

  9:30、10号棟B1のCT検査受付に行く。
  4室並んだCT室の前で待つ事3分、呼ばれてCT室に入る。

  ここでも着衣のまま狭い台に寝かされ、下着ごとずらされた。
  何の事はない位置あわせの時と同じだ・・。
  位置が微妙らしく何回も足の向きや、腰の位置を動かされやっと本番に入った。

  目印の位置が少し気になっていたので、「前立腺痕への照射ですね」の問いに、「はい、そう
  です」との答えでした。

  最初に、「今から撮影に入ります。途中で何回も息を吸って、吐いて、止めてと言いますが、
  深呼吸ではなく普通の浅い息にして下さい」と言われた。
  言われた通りに何回も息を止める指示が入ったが、すべて吐いた所で止めるものばかりだ
  った。

  始めの内はしっかり息を吐いていたが、息を止めている間隔が長くとても苦しかったので、窒
  息しないよう?に少し息を残して止めるようにした・・(^^ゞ

  終了後衣服を整えながら、前の棚にあったメッシュの型枠(頭部用のものだった)を指差して、
  「これは作れないのですか」と聞くと、「部位に応じて作ります」との事でした。
  どうやらこれから何10回も今の様に、パンツずらされっ放しになるようだ・・(-_-;
  他府県ではあるが私の知人は前立腺癌のリニアック治療で、下着の上にこの型枠を使用し
  ているのは間違いないのだが・・(^^;
  「ちょっとはずかしいなあー」と言ったら、「大丈夫です、だれも見ていませんから・・」だって
  ・・(^_^)

  もう既に見られてしまっているのだしここはもう割り切って、「衣服を脱いだり着たりする手間が
  なくなって便利だ」と思う事にした・・(^_^)

  今日も早く終了した、それにしても泌尿科のあの遅れは何だろう。
  いつも予約をしているのに、2時間ぐらいの遅れは普通になっている・・(-_-;


  平成17年5月13日(金)  リニアック治療の具体的説明  照射1日目

  いよいよリニアック照射が今日から始まるのだが、泌尿科の主治医からは「照射は66Gy〜
  70Gy」と聞いているだけで、具体的な位置や量など何も聞いていないし、テニスや自転車(マ
  イカー通勤禁止)、その他の諸注意事項など何も聞いていない。

  それよりも素人の私が一番気になっているのは、「位置付けで付けた印が前立腺より上で、し
  かも範囲が広い」様に思えてならないのです。
  決して疑う訳ではないのだが、泌尿科の先生からの紹介で放射線科行き診察したが、肝心の
  リニアックをしてくれる人は、主治医とはまったく別の技師なので、万一間違っていれば(そん
  な事は無いと思うが)、初日の今日が良いと思ったので、先日診察を割り込んで予約していた
  のです・・。

  13:30K主治医の1診察室に呼ばれる。
  「お陰様で今日からリニアック照射が始まります」とお礼を言う。
  直ぐにK主治医の方から具体的な治療計画を説明してくれました。
  照射用のコンピューターからの治療用グラフや計画書を何枚も見せて頂き、範囲、量、強さ、
  等を細かく解り易く説明して頂きました。

  この説明で私が一番気になっていた、位置付けマークの疑問はすっかり消えました。
  私は摘出した前立腺の有った付近だけに、集中的に照射するものとばかり思っていましたが、
  実際は前立腺痕は当然ですが、その他万一潜んでいそうな前立腺の上部、即ち精嚢、膀胱、
  骨盤内のリンパ節の一部に照射するのだそうです。

  また照射量も、前立腺痕を100とすると、膀胱には50その他周辺には30の割合で、多方向か
  ら一番効果が大きく、最も副作用の少ない部位に向け、mm単位で照射するとの事でした。
  
  尚、諸注意の件ですが「他の先生からは私は厳しすぎると言われる事もありますが、悪いと思
  うことは全て注意するようにしています。
  守る守らないは患者さんの自由ですが、後で教えてくれておればと思われては気の毒なので・
  ・」と前置きし次のように言われました。

  「治療中は目には見えないが、照射された部位は厳密に言うと、確実に被害を受けている。
  従ってそこに刺激を与える事は全てやめて欲しい。
  一番影響を受けやすいのは直腸です。解り易く言えば痔のような症状が起こりやすいです。
  だから便秘やりきんでの排便。それを起こし易い刺激物、酒、タバコ、過度な運動、はしない様
  にして欲しい。」との事でした。
  「私は便秘も痔も全く有りません」と言ったら、「それは何より好運」だそうです・・(^_^)

  特にテニスと自転車の件も聞ました。
  テニスは上手くなればボールに対して、体が自然に反応するようになっている筈なので、気を
  使ってみても実際はセーブ出来ない。また打つ時には予想外の力が働くので、止めた方が良
  い。 自転車は本当は止めた方が尿道には良いが、どうしても必要なら尿道を押さえない様に
  お尻の左右の骨に体重を掛けるように出来れば乗っても良いでしょう、との事でした。
  私のMTBのサドルは後部が二つに分かれている、尿道保護用のものと説明しました・・。

  またリニアック照射を始め10日ぐらいまでは何の副作用も無いのが普通。
  その後、直腸や膀胱関係の軟便、頻尿が出るかも知れませんが、これらは心配要らないそ
  うです。

  毎週金曜日の治療前に診察がありますので、何でも聞いてくださいとの事。
  予約は次の週単位でするようで、来週は10:00に予約できました。
  仕事には全く問題ないようで一安心です・・(^_^)

  割り込み予約だったにもかかわらず、主治医のK先生(今日知りましたが助教授、医学博士、
  日本放射線学会と日本放射線腫瘍学会の認定医でした)、私の資料の写真や印刷物を見せ
  て頂き、別の紙にも略図を書きながら、たとえ話も入れ熱心に解りやすく40分近く説明して下さ
  いました。

  約7週間長いと思うか、短いと思うかは別にして、この間は上記禁止項目は全て守ろうと思って
  います!!

  その他、主治医がこんな事も教えてくれました。
  癌はその人の体の中から出来るものなので、本人の免疫では全く感知されない。
  所が、一度放射線で被爆すると、その癌細胞がどこかに転移しても、本来の癌細胞と違うの
  で自己免疫で殺されてしまう。この意味でも早期の放射線治療は有効である。


  リニアック照射1日目

  予約時間通り15:00にリニアック室に入った。
  ここでも又今までの様に位置決め。二人の技師が「右に2mm、上に35、18度右回りなどと言い
  合いながら器械を操作して25分ほどかかった。
  
  その後で写真を撮ってから、「これから照射をします」と教えて頂き直ぐに終了。
  ズボンを上げながら、「何時もこれぐらいの時間ですか?」と聞くと、「これからは10分も掛かり
  ません・・」との事でした・・(^_^)
  
  帰宅後印を見ると今回のものは、黒のマジック(前のは赤)で書かれその上を透明の接着テー
  プで保護していた。 範囲も前回のものより少し小さい様だ・・。


  平成17年5月16日(月) リニアック照射3日目

  昨日はリニアック治療の2日目でしたが、最初の日は最終位置決めなんかで時間も順序も、
  通常のものではなかったので、実際の初日は昨日でした。
  時間通りに呼ばれたので、昨日のように照射台の横に進むと、まるで警察の様に技師が両手
  を広げ慌てて、「ここでは有りません。手前の仕切りの中でお待ち下さい」と必死で言うです。

  おかしいなーと思いながらフト横の照射台を見ると、既に別の人が裸で横たわっていたのです
  ・・(^^ゞ
  多分男のようでしたが私も慌てていたので、良く解り解りませんでした・・。

  よく説明を聞くと、この部屋には常に2人が入り、1人が照射中に次の人が、手前の仕切りの中
  で、衣服を脱ぐなど準備をして待つのだそうです。
  そして照射に行く時は、右の仕切りの中の人は右側から、左の仕切りの人は左側を通って、照
  射を受ける。
  こうする事で患者間ではお互いの裸が、見えないようにしているのだそうでした・・。
  初めての日は緊張の中で、失敗の初日でした・・(^_^)

  そして今日は3日目。昨日の失敗はせぬ様にと思っていたが、時間を過ぎても私の治療が始ま
  らなかった・・。
  放射線室は幾つも部屋も有るので、患者は何人も居り順番に呼ばれていくのだが、リニアック
  室は一つのようで、なかなか呼ばれない・・(-_-;

  多分急患でも入ったのでしょうが、放射線科は時計の様に時間通りと思っていたので、何となく
  ホッとした。 約20分遅れで私の番になったが、今度はキッチリ仕切りの中に入った・・(^_^)
  隣の仕切には女性のバックと衣服が置かれていたので、ここでは男女に関係なく行い、その上
  殆どの患者は衣服を一時脱いでいるようだ。
  私のようにそのまま照射台に上がりズボンをずらすだけで良いのは、ごく限られた部位の患者
  だけらしい・(^_^)  無精者の私にはうってつけだ・・(^^ゞ


  平成17年5月20日(金) リニアック後最初の診察 照射6日目

  照射前に診察と聞いていたので、少し早い目に診察の受付をした。
  と言うのは、リニアック治療用の資料をの、写真を撮りたいので、デジカメをもって来たのです。

  診察室では相変わらず大きな声でよく笑いながら、「何か変化は有りませんか?」と聞かれた
  が、まだ始まったばかりなので「何も有りません」と答えた。
  時には照射を始めて2.3日で日焼けのように、皮膚が爛れる人もいるのでと
  の事。 ベッドで照射部分やお腹全体に聴診器を当てじっくりと聞き、かなり
  強く押さえながら痛みは無いか聞いて貰ったが、どこにも痛みは無かった。

  終了後に助手の先生に、二言三言ほどなにやら多分ドイツ語だと思うが話し
  ていたので、「何か悪いところが有りましたか」と聞いてみた。
  どこも全く悪いところは有りません。手術した分癒着はありますが、ほかに
  は炎症や化膿は有りません。腸音も良い音がしています・・」と聞き一安心
  です・・(^_^)
                                                     《拡大》
  そこで「一つお願いがあるのですが・・ 私の資料を撮らせて欲しいのですが      
  ・・」と尋ねました。                                        
  実はカメラを持って行く私に妻は、「そんな事しない方が・・ 嫌われるよ・・」と、言われていた
  のです・・(^^ゞ

  主治医は「インターネットに載せるのですか、何枚撮っても構いませんが、
  それなら私の講演用の分を2時間もあれば、診察の合間にコピーして上げ
  る」と快く承諾して頂きました。

  時間待ちができたので近くの娘の家に行き、気になっていた小さな大工仕
  事を? 2,3片付けて来ました・・(^_^)
  
  内心では、「インターネットでの公表を嫌がる主治医なら、余り信用できない      《拡大》
  なー」と、思っていただけに、何の躊躇も無い承諾に、大きな信頼と安心を
  感じてます・・(^_^)
                                                                 

  平成17年5月23日(月) リニアック治療後最初の泌尿科診察 

  10時前に泌尿科で採血用の書類を受け取り、放射線科終了後に採血した。
  いつもは何十人も待っているのに、今日は少なくあっという間に採血終了。
  泌尿科は相変わらず長い待ち時間だったが、今日は一時間ほどで短かった・・。

  主治医は「リニアック治療が始まり1週間、血便など出ていませんか?」と切り出した。
  「脅かさないで下さいよ、まだ出ていません」と答える・・。

  朝の血液検査では異常なしですと言われたので、「PSAはまだですね」と聞くと、「今回はPSA
  は取っていません。放射線治療開始後は癌細胞は最後のアガキをするので、一時的にPSA
  上がるので余り気分が良くないので・・」との事でした。

  念のためにと前回撮った肺のCTスキャンも異常なしでした。
  5分の掛からないほどの肺CTスキャンでしたので、写真も僅かだろうと思っていたが、すごく
  沢山の画像がライトで浮かび上がっていた。
  これ全部私のかと聞くと、「そうですよ・・」との事。肺の写真と思っていたが、よく見る肺のもの
  は1枚だけで、後はどこがどの様に映っているのか解らない画像ばかりでした・・。
  考えてみればCTスキャンは丁度輪切り写真なので、解らないのが当然です・・。

  ただ、先日放射線科の主治医に頂いた小冊子で、肺のCTスキャンした訳が解りました。
  リンパ腺はたくさんのリンパ節でフイルターが掛かるが、血液は直接肺に行くので、肺がフイ
  ルターになり、前立腺癌に特有の骨、特に脊椎等とは別の意味で、転移し易い部位だったの
  だそうです・・。

  画像を見たついでに? 「これが皮下脂肪ですか?多いですね。 内臓脂肪は多いですか?」
  と聞くと、「皮下脂肪は多いが、内臓にはあまり有りません・・」と言われた・・(^^ゞ

  次回はLH-RH注射のため、7月25日に診察時採血してPSAを計ります・・。
  リニアック治療は6月末で終わるので、そろそろ効果が出る頃だと思うが、この時間とこの
  出費、果たして「長と出るか半とでるのか?」、結果が待ち遠しい・・(^_^)


  平成17年5月27日(金) 2回目診察 照射11日目

  リニアック治療後2回目の放射線科主治医の診察でした。
  今回は私のリニアック治療用で前立腺の無い、画像を撮らせてもらった。
  遠慮勝に尋ねる私に「自分のものですから何枚でもどうぞ・・」と言って頂き、フラッシュではど
  うしても光が入るからと、自分の机の上を整理し、画像診察用のライトを全部点灯して撮らせ
  て戴きました・・。
 
  今回も聴診器でお腹を診ながら、しっかり押さえては痛みは無いか聞かれた。
  ちょうどお腹の真ん中辺りの時には、「ここを押さえるとオチンチンの先っぽが痛みませんか
  ?」聞かれたが痛みなし・・。

  今後増えるかも知れない、私の様に全摘出手術後のリニアック治療をされる人の為にと、前
  立腺の無い画像を載せておきます。
  当然ですがデータのカルテNoや氏名欄は、キッチリ私のものでした。

   
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  まだ11回目が終わったところですが、今のところ副作用らしきものは何もない。
  「副作用が無いという事は効果も出ていないと言う事では・・」なんて思ったりして・・・
  こんな事を言えるのも今のうちだけ間も知れないのに・・(^^ゞ


  平成17年6月6日(月) 3回目診察 肛門痛 照射17日目 

  副作用か肛門痛の件を聞く。 前立腺を取った分どうしても照射が当たる部分が影響してか、
  前立腺のある場合よりこの副作用が多いようです。
  また小便時の最後の方でキューと下腹部に軽い痛みも出てきたが、やはり副作用だろうとの
  事でした。 座薬を出して貰いましたが、処方袋には大きな文字で「肛門挿入」と書いているの
  に、ちょっと驚きました・・。

  私は放射線の照射はmm単位で行うと聞いていたので、ちょうど光のように照射部分がある大
  きさで、当たる部分と当たっていない部分の境界がくっきり分かれていると思っていましたが、
  実際はそうではなく、中心部が強く周辺は弱く当たるのだそうです。
  だから直接当たった直腸だけではなく、周辺余波が当たった弱い粘膜の肛門外側にも炎症起
  り痛みが出るそうです・・。

  今後は照射位置が少しずつ変わってくるが、もともと直接照射から外れている部位の肛門周
  辺には、「これからも余り変化は無いと思う・・」との事でした。
  と言う事は今後も余り変わらず、66Gy終了まで続くと言う事か・・(-_-;

  保険申請用紙を依頼した時、「今でも50Gy以上でないとダメなのかなー。昔50Gyだった治療
  が今では30Gyも有れば十分出来るのだが・・」と言っておられました。

  帰宅後座薬を入れたが、なかなか上手く入らずその内に手がヌルヌルしてきて困った・・。
  これから毎日のようなので早く慣れないと・・(^^ゞ

  余談ですが、私の病院では前にも書きましたが、型は作らず直接肌にテープ(透明で柔らか
  い素材)を貼り、その上にマジックインクで+⊥のマークを書いています。
  気を付けているのだがどうしても剥がれてくる。技師は取れたらまた貼りますから、気にしなく
  て良いですよと言われるが、風呂やトイレなどでとても気を使ってしまいます。
  マジックインクで直接肌に書けば良いと思うのだが、それはダメなんだそうです・・(-_-;


  平成17年6月10日(金) 4回目の診察 リニアックの呼び名 照射21日目


  早くも?4回目の診察、後2回の診察で終了の予定だ。
  
  主治医はニコニコしながら大きな声で、「60%終了しましたね・・」と言われたが、こんな事を%
  で言われるとは思っていなかったので、つい「はいお陰様で2/3終わりました」と言ってしまっ
  た・・(^^ゞ
  
  禁止項目はキッチリ守っているからか、今の所自覚副作用はお尻の痛さだけである。
  「副作用のお尻の痛みが続き、少し下痢気味になって来て、日によって1-2滴のピンク色の血
  が(粘液で薄まっている?)、便器に付く」と説明した。
  主治医は「座薬は直ぐに吸収するので、仮に下痢になっても30分も過ぎていれば問題はない
  が、出来れば就寝前に肛門をウオッシュレットでよく洗い、その後で座薬を入れれば一番効
  果的」だとの事でした。

  今回も聴診器を当てお腹かなり強く押さえては、痛みは無いか聞かれましたが、全く痛みは有
  りませんでした・・(^_^)  助手に「全く問題なし」と日本語で伝えていた。

  リニアックとピンポイントの説明を聞いていた時に、私のリニアック治療はピンポイント+3D治
  治療との事です。 一口にリニアックと言っても、ピンポイントや3D、強度変調放射など照射
  範囲や用途などでいろんな呼び名がある。
  強度変調放射線治療は当病院にも装置があるが、問題が多くて今は使用していないそうでし
  た。  どんな問題か聞いておけば良かった・・。

  座薬の件で、先日テニス仲間に会いに言った時座薬の話なったが、その時に「洋式便器では
  し難いので和式の時のようにしゃがみ込んだ方が良い」、「上手く行かずその内にヌルヌルし
  て便器に落とした」、「口を開けないと失敗する」、「押し込んでそのまま少し待てば勝手に入っ
  ていく」など、熱心に説明してくれた。
  皆んな既に経験済みだったのだ・・(^_^)


  平成17年6月17日(金) 5回目の診察 照射仲間との別れ 照射26日目

  放射線治療は完全予約制で、待っている時間が殆ど有りませんので、患者同士で話し合う
  のも直ぐ呼び出しが来る為、余り時間が有りませんでした。
  そんな中、時々一緒になり何かと話し合って男女2人が偶然にも今日が治療終了でした。
  
  女性の方は山口県から入院で治療して、明日は退院だと喜んでおられました。
  子宮頸がんで放射線治療でお尻が副作用の火傷でズル剥けになり、寝るのさえ大変だったそ
  うです。 でも治って良かったと喜んでいました。
  いつもは入院用のパジャマではなく、私服だったので通院とばかり思っていましたが・(^_^)

  男性の方とは今日でお別れにと、お茶をしましたが発見時直腸がんのD-4、大出血で発見だ
  ったとの事。
  自宅からの通院だと思っていたが、今回のリニアックの為、自宅近くの病院に入院中で、ずっ
  と続けていた抗癌剤治療を中止し(抗がん剤治療中はとても通院など出来ないので)、その
  病院からの通院なのだそうです・・。

  同じ市内なので帰りはその入院中の病院に送っていきましたが、道々抗癌剤の辛さをしみじ
  み語ってくれました・・。
  リニアック治療終了の今日から、また始まった抗がん剤治療の為の、24時間のカプセル注射
  が痩せた首筋に留められていました・・。
  彼も言っていましたがホットフラッシュで汗が出るぐらい、抗がん剤治療に比べれば何でもない
  事のようです・・。

  いつもの明るい診察でした。
  「出血も辛いでしょうがもう少しなので頑張って下さい」と言われる。
  ある患者で以前より痔持ちの方が、余りの辛さに今までの医院に行った所、事もあろうに手術
  をしてしまい、リニアックで腫れている粘膜が化膿して大変な事になった事も有ったそうでした。

  帰り際、一番聞きたかった事を聞きました。
  「今PSAを上げている癌細胞が元の前立腺付近に有れば、これで殆ど治るのですね」と聞いて
  みました。 主治医は、「98%の確立で確実に効果が出ると思います。もし効果が無ければもう
  少し遠くに転移しているのでしょう。
  万一転移していても転移している部位が、1−2個の様に少なければ、今度はそこをリニアック
  で対処で出来ます。転移数が多ければ主として抗がん剤治療になる・・。 今までの経過から
  見て先ず良い効果が出ると思いますよ・・」との事でした。
  あと7回でリニアック治療も終了だ。 じっと効果を待つことにしよう・・(^_^)


  平成17年6月21日(火) 軽い火傷?

  毎朝リニアック治療の副作用で排便時に辛い思いをしていますが、この2,3日前から車に乗っ
  たりした時、お尻がほんの少し今までにはなかった、痛みのような感じがしていました。
  昨夜風呂で洗っていた時、何となく変な感じなので良く見てみると、肛門の外側尾てい骨の下
  あたりが、赤黒くなり触ってみると表面がザラザラになっていました。
  これが多分放射線治療での軽い火傷だろうと思います・・。
  照射も後5回だし次回の診察は先生の都合で、最終日の前の日になっている事もあり、初期
  副作用は100%治るようですから、このまま我慢で行こう・・(-_-;

  毎日の様に診察に行きながら、ふと気が付くとここの放射線科には(放射線科は3ヶ所ある)、
  リニアック治療室が2部屋ありました。
  いつも真っ直ぐ前ばかり見ているので?全く気が付かなかった。
  そこでよく見てみるとその部屋に入る人は、何時も同じ人なのです。
  私は正面の部屋ですし、奥まった部屋に行人はいつもその部屋なのです。同じリニアック治療
  でも少し装置が違っているのかもしれません・・。
  技師はどちらの部屋も、見ているようなのです・・(^_^)

  放射線科ですので当然高齢者が多いのですが、中には若い人も結構居られます。
  先日も75歳才ぐらいのおばあさんと、30前後の娘さんの隣に腰掛けた時の会話です。
  「アンタそれでもご主人が仕事に行ってから、娘さんを送り出し良くやっているねえ」と、おばあ
  さんの話に、「でも主人には殆ど手を掛けられないし、子供が居るから頑張っているだけ・・」と
  言っていました。
  「ほんとにアンタ、子供がいるから頑張れるんやで・・」と言って励ましていました。
  とにかく待ち時間がないのでこれだけ聞いただけで、おばあさんはリニアック室に行きました。


  平成17年6月27日(月) リニアック治療終了、最終診察日

  長かったようである意味あっと言う間だった32回照射、通期日数で45日間のリニアック治療が
  晴れて終了しました・・(^_^)  
  排便痛はあと少しは続くで有ろうが、ともかく毎朝病院への出勤?は、これから一まずしなくて
  済む訳です。

  と言っても一番我慢していたテニスの解禁は、次の診察日(7/25)までお預けです・・(-_-;
  主治医が「今からでも問題はないと思うが、出来ればそうして貰うとお互いに安心だから・・」と
  のお言葉に、二つ返事で了承しました。 主治医は診察前にX線を撮って確認したいそうです。
  
  たまたま7/25日はリニアック治療後初めての、泌尿科診察日(LH-RH注射日)でリニアック
  治療の決定的な判定日。PSA結果が解る日でもあるのです・・。

  痛み止めの座薬を何日分も頂き、生命保険用の書類もその場で作って頂き、主治医、技師、
  看護師さん、受付の人にお礼を言ってお別れしてきました・・。

  着替えたり風呂で洗う時に、照射用のシールを剥がさない様にする癖が取れず、必要がなく
  なった今も同じ事を繰り返してしまいます・・(^_^)

  放射線科主治医の「先ず間違いなく上手く行っていると思う・・」の一言に望みを託し、じっと我
  慢の4週間です・・(^_^)  
  いま活動を始めた癌くんが、元の前立腺近く有るのか否かがすべての根源なのです・・!!


  平成17年7月13日(水) 副作用と脱毛


  リニアック治療の終了から2週間が過ぎたが、副作用はまだ続いています。
  排便痛の方はずいぶん良くなり出血はもう有りませんが、決して硬くない便なのに痛みが有
  ります。 この様子では3週間分戴いていた座薬が本当に全部必要になりそうです・・。

  お尻(肛門の少し上、尾てい骨の辺り)の爛れも(主治医は火傷ではないとの事)、少し残って
  おり、座り方によってはかすかに痛みを感じる事が有ります。

  所で最近気が付いた事だが、なんと脱毛がありました・・(^^;
  知識としては知っていたので慌てはしませんでしたが、主治医からも聞いていませんでしたし、
  掲示板に来られる人の話では脱毛なんて、全く居られなかったようですので正直驚きました・・。

  リニアック治療の最初の位置決めの日に、マークの為にと剃毛されましたが、その後その時の
  毛が余り伸びないと思ってはいました。
  先日小便時に愚息?をズボンのファースナーから出す時、どうも感触が何時もと違う気がした
  ので入浴時に良く見てみると、下腹部側に点けられていたマークの範囲の毛が、何もなくなっ
  てスベスベしているのです・・(^^ゞ

  放射線治療での脱毛は有る事は知っていました。
  それは抗癌剤での脱毛とは違い、照射した部分だけの脱毛だそうです。
  ですから下腹部の照射で頭髪が抜ける様な事は全く無いそうです・・。

  考えてみると私の皮膚は、敏感というより弱いのでしょうか・・?
  多少の差はあっても62Gy照射で、他の人には余りないような副作用が出ているようです・・。
  次回の診察日に良く聞いてみようと思います。
  でもその日はなんと言っても、このリニアック治療の結果が判明する日でも有ります。
  
  100%快復すると言われている些細な副作用より、PSAの変動の方がはるかに大事な事なの
  でした・・。

  
  平成17年7月25日(月) 放射線科+泌尿科診察 リニアック治療成功!!


  参考までに今までの経過を簡単に抜粋してみました、
  平成12年7月に閉尿になり(PSA26)、8月末前立腺癌確定。ホルモン治療LH-RHで癌を小さ
  くして2月初めに全摘出手術しました。 尿漏れ等も全くなく喜んでいましたが、13年8月から
  PSAが微増し始め11月にカソデックス服用、翌12月からLH-RHを打ち始める。
  PSAが順調に下がり14年6月より私の希望で間欠療法に入った。

  しかし15年1月PSA1.8になりホルモン治療再開でLH-RHを打ち始める。
  順調に下がっていたがホルモン治療しているのも関わらず、平成15年12がごろから微増し始
  め、16年12月PSA1.10となった。
  今年に入りPSAが加速度をつけて急上昇をし始めた。17年3月PSA2.76になり、かねて相談し
  て様にリニアック治療を具体的に話し合う。

  4月には娘の結婚式があるので、5月よりリニアック治療開始を決めた。
  5月6日より位置決めやCTスキャン等の準備の後、13日より週5日の照射で5月27日まで32日
  64Gyの照射を受けました。
  そして今日は7月19日の血液検査結果が解る、大事な放射線科と泌尿科の診察日でした。
  
  結果はPSA0.786大成功でした・・!!
  
  最終のPSAは3月の2.76となっていますが、私が自分で最近のPSA推移からして計算した(リ
  ニアック治療をせずに居た場合)ものでは、最終採血7月19日の予想PSAは4.97だったのです。
  公式な?3月の2.76から比較して28%になり、リニアック治療しないで居た時の予想数値から
  は実に15.8%になっていました。私自身は後者を採用しています・・(^_^)

  先に放射線科の診察でしたので、この結果を聞いたときは嬉しさいっぱいでした。
  「開腹手術していたので少し心配していたが、腸も確実に元の様な良い音になっているので、
  もう安心です。テニスもどうぞビールも過度にならない範囲で今日は乾杯してして下さい・・」と
  言われました・・(^_^)
  お礼を言って診察室を出た時、思わず「やった」と言ってガッツポーズをしてしまい、待合の人
  達を一瞬驚かせて?しまった様でした・・(^_^)

  泌尿科では挨拶と同時に、「有難うございました。お陰様で上手く行きました」とお礼を言いま
  した。 今日は左腹にLH-RHを打って貰いましたが、当分この注射は打って行くそうです。
  「貴方はリニアック治療の効き目が早い方ですが、一般に効果が出るのが遅いので、今後も
  まだまだ下がるとでしょう」との事でした・・(^_^)

  「万一他のところに転移していた場合、このPSAが上がってくるのはいつ頃でしょうか?」との
  問いに、「それは解らないなぁー この調子なら余り心配しなくても・・」としか答えてくれません
  でした。。

  まだまだ安心は出来ませんし先の長い事ですが、私はある意味でホルモン治療には耐性癌
  細胞になっているのは間違いない事ですので、今回のリニアック治療の効果が無いときは、
  確実に転移を疑わねばなリません。
  
  私自身の覚悟としては、そのときの事も視野に入れた時、今日の結果が有る意味で治療方
  法の多い前立腺癌が解った時よりも、深刻なものと受け止めていただけに、今日の結果は本
  当に嬉しいものでした。

  昼食時妻と二人で(妻は飲めないのでホンの少し・・)、嬉しい乾杯をしました。
  今日のビールは本当に美味かった・・(^_^)


  平成17年8月22日(月) 放射線科診察
  
  前回診察時にはまだ副作用の排便時の痛さも有ったが、約2ヶ月過ぎた今では副作用的なも
  のはもう気にする事も無くなった・・(^_^)
  
  診察前にX線撮影を済ませ診察を待っていたが、それとなく聞こえた会話では初めての診察ら
  しき、2組の夫婦の診察が異常?に長く、待っている他の患者からも、その様な言葉が聞こえ
  ていました・・。
  その長い時間を待っている間に、たまたま70過ぎの2人の男性がすぐ後ろの席で会話していた。
  どちらも前立腺癌でリニアック治療をされた人の様だが、一人は前立腺癌の知識が豊富で、
  自分の経過を事細かに話しているのだが、もう一人の人は反対に自分のステージ・グレードや
  PSAの数値はおろか、PSAの言葉さへ知らない様なのです・・。
  「こんな患者さんも居られるのだなー」と驚くやら、感心しながら診察を待っていました・・(^_^)

  いつもの様に明るい主治医が、排便時の痛みや足のこむらがえり(ふくらはぎの痙攣)が無いか
  と聞かれた。私は「排便痛も問題なく、テニスも楽しんでいるが、こむらがえりは1度も無い」と答
  えると、余り無理はしないで下さいよ、と笑顔で言われました。

  今回のX線は肩から下腹部まで撮っていたものでしたがその写真を見て、いつものようにベッド
  でお腹を押さえ聴診器を当て、ここは痛くないか「ここを押さえるとオチンチンの先が痛くないか」
  等聞かれたが、全く痛みなしでした。
  「次回から診察は3ヶ月ごとになるので、もし便や小便で何かあれば直ぐに電話を下さい」と言わ
  れる。次回の血液検査はいつかと聞かれたので、これからすぐ採血ですと答えると、「先に私が
  見て置こう・・」と笑っておられた・・(^_^)
  泌尿科の主治医は休暇中なので、結果は後日の楽しみに・・(^_^)


  平成17年9月5日(月) 2回目のPSA

  平成17年6月27日にリニアック治療を終了し、2回目(約2ヶ月足らず)のPSAが出ました。
  結果は第1回7月の0.786だったのに比べ0.279でした・・(^_^)

  「必ず下がっている筈・・」とは思って見ても、実際の結果が解るまで万一の事も有り、「近いう
  ちに結果だけ聞きに行こうかな・・」話していたら、妻は「長い間通っているのだから電話で聞
  けば・・」と言われ、失礼かと思いながら今回初めて、PSA結果を電話でお聞きしました。

  私の診て貰っている病院ではPSAだけ、結果の出るのが遅く後日になり勝ちです。
  恐るおそる?電話で尋ねた所、受付の人は「今は混んでいるので15時過ぎに電話下さい」との
  事でしたので、その頃に電話すると主治医に代わられ、「下がっていましたよ・・」と言って教え
  て戴きました・・(^_^)

  でもこんな事は今回だけにしよう・・(^^ゞ


  平成17年9月15日(木) 頚部エコー


  以前に行った頭部MRI検査では異常はなかったのですが、「出来れば頚動脈のエコー検査も
  して置いた方が安心出来る」との、主治医の勧めで予約していた頚部エコー検査をした。
  主治医のお話では、例え頭部の血管に異常が無くても、動脈硬化の起こりやすい頚動脈が硬
  化すると、そこから剥がれた血の塊が、頭部の血管で詰まる事が多いので、「頭部MRIと頚部
  エコーはセットに考えるべき」との事でした。

  エコー室はたくさん有り大勢の人が順番を待っているのだが、予約時間通りには行っていない
  様で私も少し遅れていたが、中にはかなり遅れている人もいる様で、雰囲気からも十分察しら
  れた・・(^_^)

  いよいよ順番が来て検査室に入る。余り広くはない部屋の正面にベッドが有り、その横にエコ
  ーの機器とモニター等が有った。きれいな女性の技師が来られ、何の準備も無く機器の方を頭
  にしてベッドに横になる。やがて左を向くように指示され、あのヌルヌルした感触で検査が始まっ
  た。顎の下、喉部を時には痛みを感じるほど強く押さえての長い検査だった。

  今までの何回かのエコー検査は、ほんの4・5分の短いものだったので、「どこか悪い所が有る
  のでは・・」と、だんだん不安が募る・・。
  やっと終わったと思ったら、今度は右を向くように言われた。なんと言う事かたった片方で、こん
  なに時間が掛かったと言う事だ。同じ様にまた長い時間を掛けて写真を撮りながら検査をされ
  やっと終わった・・。 
  この時間の掛け方では、これはもう間違いなく悪い所が有ったのだろうか・・?

  技師さんに「こんな事を聞いては悪いのかな?」と思いながらも、「悪い所が有りましたか・・」と
  聞いてみた。技師さんは「いえ・・」と言いながら、データを良く見て呉れていたので、「余り検査
  が長かったので・・」と言うと、「そんjな事は有りませんよ。この検査は大体何方も20〜30分は掛
  かります」との事でした・・(^_^)  このお返事で一安心・・(^_^) 

  お陰様で、後日の内科診察ではこの頚部エコー、全く問題は無いとの事でした・・(^_^)/~

 
  平成17年10月24日(月) ホルモン治療続行

  6月にリニアック治療が終了して2回目の、LH-RHの注射(3ヶ月もの)をしました。
  今回のPSAは0.08でした。前回8/22には0.279でしたから、、まだ放射線治療が効果を継続し
  てくれているようです。

  私の場合、ホルモン治療を行っていながら平成15年4月から微増し始め、リニアック治療を始
  める17年5月まで上り続けたのです。
  
  私はこの現象を下記の様に理解していました。
  これは既にホルモンに耐性化した癌くんが、どこかで増殖し始めた証拠。リニアック治療で効
  果が出ると言う事は、増殖を始めたのは狭いリニアック照射範囲内で、元の前立腺付近であ
  る筈。 (もし他の部位での増殖なら、リニアック治療で下がる筈がない)
  そうであれば、端的に見ると癌細胞を根こそぎ、退治した事になったと言う事。
  だったら、既に耐性が出来効かなくなったホルモン治療は何の意味も無く、反対にホルモン治
  療を中止すれば、副作用に悩まされる事もなく、高価な注射を打つ必要もなくなり、一石何鳥
  にもなる・・(^_^)

  上記の思いから、これはリニアック治療が成功すれば聞きたいと、前から思っていたことです
  が、この際参考にと思い聞いて見ました。

  主治医に「近い将来にもう少しPSAが下がれば、ホルモン治療を一時中止出来ないものか」と
  聞いた所、答えはノーでした。
  その中止できない理由は図を描いて説明して頂きましたが、いまひとつ良く解りませんでした・・。

  その内容は「最近の医学会で前立腺癌の細胞に最初からホルモン治療の効かない細胞が、一
  部に有ることが最近になり解った。この細胞には今のどのホルモン治療も無効である。その為
  に効果のある放射線治療を行った。」と言う様な意味でした・・。
  いつもの事ながら待ち患者がとても多かったので、「解りました」と言って腹部注射をして頂きま
  したが、もう少しPSAの低い状態が維持できれば、改めてじっくりとご相談したいと思っています。


  平成17年11月7日(月) 憩室がある・・

  リニアック治療終了後、初めての3ヶ月診察でした。
  診察前に毎回X線写真を撮るのですが、挨拶後すぐに「最近バリュームを飲みましたか?」と聞
  かれました。
  9月の末に健康診断を受け潜血で2本のうち1本に+が出ているのですが、その時に胃の検査で
  バリュームを飲んだのです。主治医は写真を見ながら、この様に盲腸とここの憩室が一部白く
  映っているのでカルシュームの結晶かと思ったが、バリュームだったら全く問題はない。」と言っ
  てくれました・・。
  盲腸にはかなりの?大きさでしたが、問題が無ければそれは良いのですが、憩室とは何なのか
  と心配で聞きました。憩室とはよく言われるポリープの反対で、腸壁から内側に凸型ではなく凹
  型に小さなへこみが出来る事だそうでした・・。 
  近く大腸の検査をする旨お話しましたが、今の潜血検査の性能がとても高いので、ほんの少し
  の血液にも反応します。肛門の切れとか時には憩室からも出血があるかもしれませんので、心
  配は無いとは思いますが、良い機会ですので少し辛い事も有るかも知れませんが、検査を受け
  て下さいと言われました。

  折角の診察なので、PSAや自覚症状的には余り問題は感じないので、大した事ではないと知り
  つつ、今でも「排便時の軽い痛みと、抜けてしまった毛がまだ生えてこない箇所もある」と話しま
  した。放射線で小さな傷が出来ると、直った痕が少し硬くなるが、時間と共に柔らかく延びのあ
  る普通の状態に戻る筈。毛のほうも必ず生えて来ますのでもう少し待って欲しいとの事でした。

  診察時にお腹を見ながら主治医は、手術後の傷口の盛り上がりが、下の方が(毛が抜けた部
  分)ずいぶんきれいになりましたね。ケロイドは良性の癌ですので、放射が当たって癌はなくなり
  普通の細胞に戻った様です。
  女性が帝王切開で出産した時などに、たまたまケロイドが出て気になる人には、それを直す為
  にも放射線治療をする事があるそうです・・。

  次回の診察は来年2月20日です。
  主治医に来年もよろしくと言われ、慌てて「こちらこそ宜しくお願いします。」と言いましたが、さす
  がに「今年は大変お世話に・・・」とは言えませんでした・・(^^ゞ
  でも早過ぎるとは思うが、今年最後になりそうだから、きちんと挨拶は言っておいた方が良かっ
  たのでした・・(-_-;


  平成17年11月24日(木) 大腸癌検査(ロング)

  58歳での前立腺癌発見まで40歳から毎年18回の健康診断で、体重以外はチェックが付いた事
  はなたったが、開腹全摘出手術を終えてからは激痛を味わったもの、恥ずかしかったもの等沢
  山の検査をして来た。 今思い出しても当時の健康診断にPSAが入ってなかった事が悔やまれ
  ます。 私の事例が有ってからPSAが組み込まれています。
  今回の大腸癌検査も言わばリニアック治療後の副作用、肛門炎症に依ると思われる潜血検査
  2本の内1本の+反応による検査でした。 また今月初めの放射線治療のX線画像に、9月末の
  健康診断時のバリュームが盲腸と憩室に残っている事が確認されました。
  「この憩室と肛門切れ自体は問題が無い事だが、潜血検査+が有ったのだから念の為に、大腸
  癌検査をして安心されては如何ですか」との、お話で予約していたものです。
  同意書には恐ろしい事が列挙されていました・・(-_-;

  検査前日の21時まで夕食を済ませ、下剤4錠を飲みその後は絶食です。
  当日の7時に小さな目薬の様な容器に入った(目に入れないで下さいとの注意書き付き)、下剤
  を飲む。 そして8時から1時間半かけて1900ccの下剤を飲みました。
  この下剤を早く飲みすぎると良くないと聞いていたので、タイマーをかけてコップで何杯もの飲み
  ました。 3杯目で便意がしましたがこれは通常のものでした。5杯目で軟便8杯目で水様便、そ
  の後2,3回で完全な透明水状になりました・・。

  14時予約で時間通りに検査開始。更衣室で上はシャツ一枚、下はパンツも脱ぎ始めて見た肛
  門部穴開き紙パンツを穿く。必ず穴を後に穿く様重ねて説明されました・・(^_^)
  その上に浴衣型ではなくワンピース型の手術着を着て検査室へ案内された。

  検査医師に背中を向け横向きに寝かされ、いよいよ検査が始まりました。
  私は「始めてなのでよろしく・・」と言うと、大丈夫すぐ終わりますと言われる・・。
  今でも排便時少し痛むので大丈夫かと思っていましたが、「少し空気を入れます」と言われ、肛
  門に何か触っていると思ってると、お腹の右側が突っ張る様に痛んだ・・。
  途中上向きになりやがて痛む箇所が上や左に移り2,3回辛い時も有りましたが、空気を入れる
  だけこんなに痛むと、カメラの時は大変だなあ・・。時間の方も結構長引く様だと思っていると、
  医師がモニターを私にも見える方向に変えて「最後の盲腸に来ましたのでこれから、カメラを引
  きながら一緒に見ていきましょう」と告げられました。
  何の事はない痛んだのは、カメラを入れていたんだ・・。
 
  盲腸の入り口、小腸とのつなぎ目を写して、「ここは病気の出来易い所ですがきれいです」と言
  いいながらカメラを引いてきた所に、黄緑の丸い物が見えました。
  「これが憩室です」、ついでに中の物をカンシを使って取ろうしたが上手く行かず、2人の医師が
  3本のカンシを代え水を噴きつけ試したが、結局半分ぐらいが残ってしまった。
  「溜まり物を今取ってもまた食べたものが詰まるので、見た所炎症もないので問題有りません」
  との事です。この時カンシが腸の部分をつつき少し血が出ましたが、少しも痛みは感じなかった。
  麻酔はしていなかったので、いま傷が付き血が出ても全く痛みを感じないのに、感覚の鈍い腸が
  感じた、さっきの痛さはどんな恐い?事をしていたのだろう・・(-_-; 
  腸内はきれいな肌色で太い筒状で見えていますが、普段はどろどろの食べ物があり、当然腸も
  へこんでいるそうです。

  どんどんカメラを引いて肛門になりました。 カメラを180度反転して肛門の内側と、外からも写し
  て診断して戴きました。肛門そのものに一部少し赤みをした部分がありましたが、「多分痛みは
  ここでしょうが、これ位では全く問題有ませんので、まもなく痛みもなくなるでしょう」と言って頂け
  ました。 最後に書類を頂く時に、「この結果は何日ごろ戴けるのでしょうか」と聞くと、「今回のは
  全く問題はなく、組織の採取もしていませんので、これが答えです。郵送は有りません・・」との嬉
  しいお言葉に妻も大喜びでした・・(^_^)

  余談ながら、妻が会計中に便意がありトイレに行きましたが、お腹も張ってなく感覚的には、あ
  の水様便とばかり思っていたのですが、とんでもない量のガスでした。本当に3、4秒間ほど切れ
  間なく、音を伴い出つづけたのです。このままガス噴射で飛び上がってしまうかと思いました・・。
  いかに病院のトイレとは言え、何も知らない人に聞かれたらびっくりされた事でしょう・・(^^ゞ


  18年1月23日(月) PSA0.005に下がる。

  昨年6月27日にリニアック治療が終了して7ヶ月目が過ぎ、4回目のPSA検査日であった。
  放射線治療も効果が出る期間の個人差が大きく、直ぐ効く人から半年後ぐらいに効く人もいる
  と聞きましたが、大半は半年ぐらいで効果が薄らぐと言われています。
  
  そんな意味で私も今回の検査結果は、ひとつの大きな区切りになるように思っていたのです。
  前回までの3回では毎回殆ど前回数値の30%(3割)に落ちていましたので、「半年過ぎた今回
  は放射線治療効果がなくなり、今までのように3割の.02になれば最高。もしかすれば前回の0.08
  を上回っているかも知れない」と腹の中では覚悟していました。
  
  待合室で持参した本を読みながら、今日は意外に空いているので嬉しいと思っていましたが、
  そんなに甘くなく時間が過ぎるほどにだんだん人が増え、自分の番が一向に来ず、良い場合と
  悪い場合の質問内容も、余りの長い待ち時間で失せかけた頃、やっと私の名が呼ばれた・・。

  診察室に入るなり「お待たせしました・・」と言われ、手帳を出す間もなく直ぐに「PSAが0.005で
  した」と言われましたが、余りに低さに「えっ 0.0・・」と思わず言葉が途切れました。
  「0.005です」とまた言って下さいました。。(^_^)  今までで最低の数値です。
  
  そこで以前から思っていた、「既にホルモン治療中なのにPSAが上昇し、耐性癌細胞が出来て
  いる事。ホットフラッシュその他の副作用がある。今後PSAが増加時にもう一度ホルモン治療
  効果を出す為に間欠療法に入りたい・・」とご相談しました。
  主治医は「間欠療法に入るか否かは、患者が決めるものなのでいつでも入れる。ただ全身的に
  見て万一何処かに癌細胞が残っていれば、その細胞が約1年で入れ替わる様なので、せめて
  1年間、今回と4月の2回注射をし、最終時のPSAを見て判断すればどうか・・」と言われ、そのよ
  うにお願いしました。

  なんと言っても長いスパンで見ていかねばならない病気なので、決して単純なものではない事
  は認識しているが、リニアック治療後7ヶ月目の今回の数値を見て、嬉しい光がほんの微かな
  がらボンヤリ見えて来たような気がしています・・。 ヤッパリ甘すぎる・・かな、、。
  
  今回、こんなに待たされ悪くなっていれば尚更辛かったとは思うが、想像以上に(贅沢かもしれ
  ないが正直良すぎて少し不安)良かったので善しとしよう・・。
  次回は受診曜日を週明けの月曜日から、木曜日に変えてもらったが、主治医は「どちらが混
  むか解りませんよ」と笑うだけ・・(^_^)


  平成18年2月20日(月) PSA再上昇は何日ごろから・・

  久しぶりの強い雨でした。今日はリニアック治療後7ヶ月、3ヶ月診察日でした。放射線科らしく
  毎回診察前に、胃から肛門まで程の範囲のX線写真を撮り、診察を待ちます。
  リニアック治療の時には予約時間通りに運び待ち時間は殆ど無かったが、診察になってからは
  泌尿科程ひどくはないが、いつもかなりの待ち時間が出て来た・・。
  やはり年配者が多くご夫婦や隣の人との会話などで時間の遅れを、さほど気にする人もいない
  様でした。時期柄かトリノ五輪日本選手不調の話題が多いようだ・・(^_^)

  約1時間半ほど待って第一診察室に呼ばれました。
  最新のPSAを示され、「他に転移はなかった様で良かったですね」と言って頂く。
  今日は是非お聞きしたかった事「先生のお陰で0.005と言う今までの最低値に下がり感謝いてい
  る。私が今心配なのは、今度もしPSAが再上昇するとすれば、過去の経験から何日ごろから上
  がり始めるのか・・?」と、思い切ってお尋ねしました。

  主治医は「今回の結果から見て他に転移はなかったと思う。リニアック治療はホルモン治療中
  にも拘らず、PSAが上昇中だったのだから、転移が有れば通常3〜4ヶ月で上昇し始める。貴方
  の様に術後7ヶ月経過し毎回1桁下がりで0.005まで下がる例も少ない。確実とは言えないが再
  上昇確立は10%。全摘出手術は20%の確立で再発組に入ってしまったのだから、今度は10%
  の中には入らないと思うが・・(^_^)」との事でした。

  排便後の痛みも聞かれましたが、最近ではもうまったく問題はなくなった旨答える。
  いつもの様にべッドでお腹を聴診器と触診、今回も臍の下あたりを押さえながら、オチンチンの
  付根が痛まないか聞かれたが、痛みはまったく感じなかった・・。

  また、主治医は「前立腺癌は確実の増えている。男子の前立腺癌、女性の乳癌は圧倒的に多
  くなった。私もそうなればここで焼いて貰おうと思っている・・」と笑っておられました。

  尚、次回からは今までの3ヶ月から、4ヶ月毎の診察になりました・・。


  平成18年4月27日(木) リニアック治療後10ヶ月目のPSA。

  今日は3ヶ月毎の泌尿科診察でした。
  いつもは2時間以上の待ち時間なのに(勿論予約済みで)、今回は比較的短じかく1時間ほど
  の待ち時間でした・・(^_^)  後の席で男女3人がマンションの管理人さんの件で、揉めている
  らしき会話が、かなりの長時間続いておりました。
  長年マンションでの役員をしている身には、とても興味深く?拝聴させて頂きました・・(^_^)

  リニアック治療10ヶ月目、お陰様でPSAは前回の0.005から0.004になっていました・・(^_^)
  以前から気になっていた事、「前立腺を全摘出手術しても、PSAは「0」にはならないと聞きま
  すが、実際には幾つぐらいまで下がるのでしょうか?」と聞いてみました。
  主治医は「検査の精度の問題で正確には「0」まで計れない。実際には0.00以下の数値は医
  師には問題外の数値。女性にだってPSAが微量確認されている・・」との事でした。

  前回の話し合いの通りPSAも安定しているので、LH-RHの注射は今回の右腹への注射で最
  後にし、今後は経過観察にする事になりました・・(^_^) 

  注射の効力は3ヶ月以上持続しますので、いかにホルモン耐性のなっているとは言え、その
  後の経過が気になるところです。 私の様に既にホルモン耐性になり、ホルモン治療中にも
  上がり続けていたPSAが、リニアック治療で大きく下がった事に対して、放射線科の主治医が
  言われた様に、「あなたの様に毎回(2-3月間)1桁ずつと、大きく下がったのは始めてだ。
  他に転移していれば3-4ヶ月で上がってくるので、まず心配はない・・」との、お言葉を信じる他
  ないのです・・。