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東急8000系が定期運用を離脱(2008.2.25)

1969年に製造が開始され、かつては東急電鉄の主力車両でもあった8000系ですが、大井町線で最後まで活躍していた8001Fが2月22日をもって定期運用を離脱しました。これにより、東急線から8000系の定期運用は全てなくなりました。
8000系は1969年に東横線に5両1編成として導入され、界磁チョッパ制御や電力回生ブレーキ、さらにワンハンドルマスコンハンドルを取り入れたことから、当時としては高性能で画期的な車両であり、車体の長さは東急電鉄初の20メートル級としてデビューしました。東横線の導入後、田園都市線や大井町線、さらにこどもの国線で運用される事もあり、一時期は東横線や大井町線の主力車両として活躍してきました。1970年代に入ると非冷房で製造された車両が順次冷房化され、東横線では1990年代までに1編成8両までに増強されました。また、8000系を元に製造された8090系や8500系、8590系も製造され、これらの車両を含めた8000系列の車両は、東急電鉄の主力車として多数製造されました。しかし、老朽化により東横線で活躍していた編成から2004年より順次、新5000系列に置き換えられ、東横線からは2008年1月13日のさよなら運転をもって引退しました。また、大井町線の8000系も順次置き換えられ、2008年1月の時点で残ったのは8001Fと8005Fの5両2編成のみとなりました。このうち、8005Fは2006年3月に大井町駅発車後、走行中にドアが開くトラブルが発生し、この事故によって営業運転から外され、予備車に近い状況となっていました。
定期運用最終日となった2月22日の8001Fは、普段と変わらぬ姿で運用され、大井町線沿線にはファンの姿が多く見られました。大井町線では翌日の2月23日初電よりATC化され、3月28日のダイヤ改正より大井町線の急行列車に充当される新6000系の大井町線内での試運転も開始されました。
これにより、8000系は東急線からは定期運用を離脱しましたが、2005年より伊豆急行へ改造の上譲渡が始まり、伊豆急8000系として伊豆急行線やJR伊東線で姿を見る事が出来ます。また、中にはインドネシア国鉄へ譲渡された車両もあります。



2月22日にひっそりと定期運用を離脱した東急8000系。最後まで東急線を走った編成は、トップナンバー編成の8001Fであった。




ATC化により大井町線では見る事が出来なくなったATS信号機と運用離脱した8000系。

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