レールウェイトピックス

☆キハE200形が営業運転開始!(2007.8.5)

JR東日本は、世界初のハイブリット車両であるキハE200形を2007年に東急車輛にて3両製造しましたが、7月31日より小海線で営業運転を開始しました。
キハE200形は、ディーゼルエンジンと発電機の他に、バッテリー(蓄電池)、補助電源装置のSIV(静止型インバータ)、これらを制御する制御装置を搭載しており、駅停車時や出発時は、ディーゼルエンジンと発電機を使用せず(蓄電池の電源が無くなった場合、発電機が稼動し、再び蓄電池に充電され、充電が終わると発電機が止まる。)、蓄電池に蓄えられた電力を用いるため、騒音が低減され、環境に配慮されています。また、エンジンは450馬力のものが1基搭載され、両運転台でワンマン運転にも対応しています。
キハE200形は当面の間、小海線で試験的に運行され、走行データを元に、量産車に反映されるものとみられます。また、今回の運行を踏まえたうえで、他線区での導入も考えられます。

世界初のハイブリット車両であるキハE200形。当面の間、小海線で運転される。配置は長コミ(小海線営業所)となっている。
車両前面には“こうみ”のヘッドマークが取り付けられた。

キハ110形100番台と顔を合わせたキハE200形。

キハE200形の車内には、エネルギーの稼動状態を表示する、エネルギーモニターが設置されている。

戻る