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☆京成3200形特急開運号が運転される(2007.1.28)

京成電鉄は、片開きドア車で最後まで残った3200形1編成4両(3298F)を登場当時の塗色に復元しました。3200形は1967年に登場し、登場当時は京成上野−京成成田間にて特急“開運”号として運転されました。当時はセミクロスシートで車内にはトイレが設置されていた模様です。その後、初代スカイライナー(AE系)が登場すると改造され、トイレは撤去されロングシート化されました。その後、前面の形状が変更され現在の形状となり冷房装置も取り付けられました。
1月28日は当時の特急“開運”号に近い形で京成上野−京成成田間を団体貸切列車として1往復運転しました。なお、塗色変更された3200形は3月まで、定期列車に充当される予定です。
特急“開運”号運転日当日、沿線は大勢の鉄道ファンでにぎわいました。

旧塗色に復元された3298Fにヘッドマークをつけて上野へ向かう特急“開運”号。

こちらは、反対側から撮影。

3298Fは2006年10月28日に都営浅草線・西馬込の馬込車両検修場にて開催された“都営フェスタ06in浅草線”にも参加しており、京急旧1000形と顔を合わせていた。このイベントは都営5200形引退に合わせて行われたものであった。

3200形の登場当時は、写真上の小湊鉄道キハ200形の前面に近い形であり、小湊鉄道キハ200形は1961年に初期車が製造された。キハ200形製造時は、京成電鉄は小湊鉄道の株式の多数を所有しており、京成電鉄と小湊鉄道は関連があった。1960年から製造された当時の京成3100形、後から製造された3150形、3200形などの前面は製造当時、キハ200形と似たデザインをしていたためキハ200形の前面は、3100形などを元に製造されたという説もある。

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