ステップ・ジャンプ

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「ステップ・ジャンプ」の着地は銅メダルでした。創部8年目で初めてのメダルです。後に続く後輩が綾華さんを目標に頑張ってほしいと思います。「ステップ・ジャンプ」はこれで終わります。
インターハイ女子シングル3位の綾華さん。
08年8月10日  朝からドンヨリと曇った天気でした。風は東寄りで逆風でした。準決勝1組は綾華さんの他に浜松湖南の小澤さん、小浜水産の北山さん、長崎明誠の松本さん、和歌山北の山野さん、由利工業の遠藤さんの6クルーの出漕でした。スタートから松本さんが飛び出し、他の5人が追う展開でした。400地点で綾華さんがトップに立ち、徐々に差を広げました。ゴール前で山野さんに追い込まれましたが、1.5秒差で逃げ切り1位でゴールしました。3位までが決勝進出なので綾華さん、山野さん、小澤さんの3人が決勝に進みました。決勝は午前中よりさらに逆風が強くなった状態で行われました。綾華さんの他に和歌山北の山野さん、浜松湖南の小澤さん、今治北の首藤さん、阿賀黎明の阿部さん、宮古の山根さんの6クルーの出漕でした。3月の選抜大会では阿部さんが優勝、首藤さんが3位、山根さんが4位でしたから、最強の相手がそろって激戦が予想されました。スタートから首藤さんがリードし、やや出遅れた綾華さんは最下位のスタートでした。200m地点から一気にペースを上げた綾華さんは500mでトップの首藤さんに並びかけました。そのまま突き抜ける勢いでしたが、700m地点から一気にペースが落ち、ゴール前アップアップの状態で首藤さん、小澤さんに続いてかろうじて3位を確保しました。予選の記録からはもっと上の可能性はあったのですが、これが実力だと思います。綾華さんはこのインターハイに備えて十分な練習をやってきました。しかし、頂点に立つことはできませんでした。綾華さんより上位の選手はきっと綾華さん以上の努力をしていたのだろうと思います。今回銅メダルでしたが力を出し切ったすばらしいレースだったと思います。インターハイのファイナリストの陰には男子部員の支えがありました。彼らが綾華さんの良い練習相手になってくれたことは大きかったと思っています。インターハイの銅メダルは綾華さんの新たな出発点です。今後の精進によって必ずもっと輝く色のメダルを取れると確信しています。お盆明けからは福島選抜クオドチームの合宿が待っています。綾華さんは今後私の手を離れますが、今まで培ったものをさらに伸ばして国体でもファイナリストになってほしいと思います。
準々決勝ゴール手前、波に苦戦する綾華さん。
08年8月9日  午前中に湖南の女子クオドと男子シングル、会津の男子クオドが負け、福島県で残っているのは綾華さんだけになってしまいました。綾華さんのレースは午後2:10からでした。午後になって逆風が強くなり、綾華さんのレースの時は東(逆)の風5.7mで、時折白波が立つ条件でした。スタートをビクビクしながら出た綾華さんは100m地点で4位でした。しかし、すぐにトップに立ち500mでは水が空きました。強風でバランスを崩しながらも徐々に差を広げ、ゴールでは2位の神さんに6.4秒差をつけ、4分54秒でゴールしました。昨日より1分も遅いタイムでした。これで明日の準決勝に進むことになりました。明日の準決勝は9:00の最初のレースなので、良い条件で漕げることを祈るだけです。
08年8月8日  今日も暑い1日でした。今日は敗者復活戦なので、予選を通過している綾華さんはレースがありません。午前中に地下鉄で新宿に行ってお土産の買い物をして昼食を摂って帰ってきました。午後からはホテルで休息を取りました。明日の準々決勝の組合せが発表になりました。予選タイム1位の綾華さんの組だけが5クルーで、残りの組は6クルーの出漕です。準々決勝は各組2位までしか準決勝に進めないので、組合せが悪いととんでもないことになります。綾華さんの組は綾華さんの他に青森中央の神さん、柳学園の山口さん、川内の山崎さん、南陵の赤堀さんの5クルーの出漕です。予選タイムは断然綾華さんが良いので楽に通過できるはずです。ここまで順調すぎるほどでしたが、明日、明後日と大きな壁に挑戦します。自分がやってきたことを信じて乗り越えてほしいと思います。
予選を圧勝した綾華さん。タイムの3分54秒は出漕43人中1番のタイムでした。
08年8月7日  朝から太陽が照りつけ暑い1日でした。風は弱く、やや順風になったり、やや逆風になったりと頻繁に風向きが変わる条件で予選が行われました。女子シングル予選3組は綾華さんの他に長崎明誠の松本さん、小見川の石井さん、東舞鶴の松吉さん、鳥取商業の藤田さん、坂出商業の中野さんの6人の出漕でした。スタートから松本さんと綾華さんが競り合いトップ争いをしましたが、徐々に綾華さんがリードし、500mで一艇身弱の差をつけました。今までだと前半にこれだけ無理をすると後半力尽きることが多かったのですが、その後も差を広げ、2位の松本さんに7秒近い大差で圧勝しました。さすがにゴールした後に倒れ込みましたが、今までになく力を出し切った感じでした。ゴール前で失速しかけましたが、上々の漕ぎだったと思います。タイムの3分54秒48は出漕43人中1位のタイムであるだけでなく、4分を切ったのが綾華さんだけだったというビックリタイムでした。
配艇最終日、パワフルな漕ぎで明日の予選に臨みます。
08年8月6日  今日、最後の配艇が終わりました。新しい桑野の艇のリギングのデータが取れました。このデータは国体でしおりさんが漕ぐときにも役に立つはずです。今日の綾華さんはいつもの力強い漕ぎが見られましたが、やや力みも見られました。明日の予選は自分のやってきたことを信じて、落ち着いて漕げば結果は自然とついてくると思います。
08年8月5日  今日の配艇は12:40からでした。南関東地方は前線がかかって、雨模様でした。戸田コースも時折雨が降り、雷が鳴る天候でした。雷がおさまるまで配艇が順延されましたが何とか今日の配艇ができました。今日の配艇でもまだしっくりいかない部分は残りますが、明日には調整が終わると思います。配艇練習ではさくら湖での好調を維持している感じでした。今日出艇していた女子シングルでは綾華さんは目立った存在だったと思います。
08年8月4日  朝7時30分に宿舎を出て、車で戸田に向かいました。距離にして10kmほどですが、約25分で到着しました。東京から出るコースはこの時間帯はあまり混んでいません。駐車場からリギング場まで約2kmあります。毎日この距離を歩かなければなりません。普段運動不足の私に「毎日運動しなさい」という有り難い試練だと思うしかありません。桑野の新艇は昨年の秋田国体のものと違います。今日、漕いだ感じではたくさんの変更点が出てきました。明日のリギングで修正します。ホテルの食事は豪華で、毎日満腹感を味わっています。綾華さんは体重を気にしながらも、モリモリ食べて体調は絶好調です。
08年8月3日  朝、9時30分にさくら湖を出発してお昼頃戸田に着きました。戸田では明日からの配艇練習に備えて桑野の新艇が並べてありました。暑く、南よりの風が吹いていました。ゴール付近は逆風ですが途中は対岸の高層アパートにぶつかった風が複雑に巻いている感じでした。宿舎の「ホテルカデンツァ光が丘」は練馬区高松にありますが、明日の朝、戸田までどのくらい時間がかかるか計ってみたいと思います。このホテルは値段は高いのですが、インターネットが使えないので不便です。このホームページだけは携帯をパソコンに接続してアップしますが、携帯でパソコンメールの整理をすると膨大な時間がかかるので整理は行いません。私宛のパソコンメールはしばらくつながりません。
08年8月2日  インターハイ前のさくら湖での練習が終わりました。今年は部員が多く、荻野漕艇場での恒例の合宿は艇の確保が困難なので取りやめました。その代わりさくら湖で小艇による密度の濃い練習をしました。一番の変化は自分の漕ぎを研究するようになったことです。上級生が1年生の面倒をよく見ていて、1年生が成長しました。インターハイに出場する綾華さんの強化調整はうまくいきました。あとは戸田での配艇で桑野の新艇に慣れるだけです。今日から秋田県の由利工業がさくら湖でインターハイ前の短期合宿を開始しました。さくら湖で練習したクルーがインターハイで活躍してほしいと思います。
08年7月28日  今日から湖南高校がさくら湖で合宿です。田村高校以外の学校が一緒に練習すると刺激があって良いですね。昨日の夕方から福島県内は猛烈な雷雨で、今日の荻野漕艇場はダムが全開で漕げないようです。それに比べてさくら湖はびくともしません。すばらしい条件で練習ができます。効果的なタイムトライアルができるようにコースの整備もしました。インターハイに出場する綾華さんの仕上がりは順調すぎるほどです。本人のトレーニングに対する意識がかなり高まっていることを感じています。戸田ではすばらしいレースが見られると思います。今週いっぱいさくら湖で強化して、8月3日に戸田に出発します。
夏休みになってさくら湖は穏やかな状態が続いています。休み時間には桟橋にシングル7艇、ダブル4艇が固定されています。
桟橋の下にはブラックバスやブルーギルがたくさんいます。休み時間にブルーギルを釣り上げました。
08年7月24日  さくら湖での練習が始まって4日が過ぎました。インターハイに出場する綾華さんは実戦形式でのトレーニングが主ですが、男子生徒が代わる代わるに並漕して密度の高い練習をしています。疲労はたまっていますが、順調な仕上がりだと思います。ダブルスカルで国体の出場が決まっている泰輔君と康平君は夏休み中はシングルで強化します。しおりさんは課外授業を受けているので、土日しか漕げませんが国体までは十分時間があるので、インターハイ終了後に本格的にトレーニングする予定です。その他の2年生と1年生はダブルスカルとシングルスカルで強化を図っています。1年生は1日1日進歩が見えるので楽しみです。
男子ダブル、女子シングルで大分国体の権利を獲得しました。
ゴール前抜け出して1位でゴールする田村男子ダブル(手前)
08年7月20日  東北も梅雨が明けましたが、長沼は曇で弱い逆風が吹く条件で決勝レースが行われました。女子シングル決勝はしおりさんの他に由利工業の遠藤さん、青森中央の大澤さん、宮城選抜の山口さんの4クルーの出漕でした。しおりさんは山口さんには2回勝っているので、大澤さんに勝てば待望の2位になれます。今日のしおりさんは積極的にスタートから飛ばしました。先頭を行く遠藤さんについていき、3位の大澤さんを前半からリードしました。しかし、後半になって一気に艇速が落ちゴール前で大澤さんに迫られましたが、しぶとく粘って2位でのゴールでした。タイムは4分35秒でした。これで待望の国体出場が決まりました。男子ダブル決勝は田村の他に予選で負けているむつ工業、敗者復活で負けている岩手選抜、予選最高タイムの石巻工業の4クルーの出漕でした。昨日までの反省からスタートから飛ばす作戦で臨みました。泰輔君も昨日まで使用していたテーピングを取り、背水の陣で臨みました。スタートから4クルーが並んで大激戦でした。前半で岩手選抜が脱落し、3クルーが並んで500mを通過しました。700mを過ぎてから、田村の早めのスパートが入りそのままゴールを突き抜けました。ゴールした瞬間、大声でガッツポーズを取る田村クルーの声が響き渡りました。タイムは3分28秒で2位のむつ工業に約1秒の差をつけました。男子ダブルも国体出場です。綾華さんが乗っている女子クオド福島選抜チームは、青森選抜、岩手選抜、由利本荘と決勝を争いました。スタートからやや岩手選抜がリードしましたが、すぐに福島選抜が追いつき、次第に差が開いていく横綱相撲で圧勝し、2位の岩手選抜に3秒の差をつけました。タイムの3分37秒はマアマアかな?と思います。綾華さんも国体出場です。これで田村高校の現役生徒が4人、成年男子フォアで福島県代表の大内君、宮城県代表の渡辺君の2人が出場を決めているので、田村高校関係者が6人国体に出場することになりました。こんなすばらしいことが私の定年の年に起こりました。生徒たちに感謝します。
女子シングル敗者復活戦を1位で通過し、決勝に進んだしおりさん
08年7月19日  朝から太陽が照りつけ暑い1日でした。風も弱く絶好のコンディションで予選が行われました。女子シングル予選A組はしおりさんの他に宮城選抜の山口さん、由利工業の遠藤さんの3クルーの出漕でした。しおりさんはスタートでミスして出遅れました。遠藤さんはテンポ良く飛ばしてトップに立ち、山口さんはハイレートでそれを追いかけました。しおりさんが山口さんに追いついたのは500m付近でした。その後、徐々に山口さんとの差を広げますが、先頭の遠藤さんは強すぎ、13秒離された2位でのゴールでした。レートが上がると前で固定できなくなる悪い癖が出たレースでした。タイムは4分26秒でした。女子クオド予選は綾華さんの乗っている福島選抜の他に青森選抜、由利本荘の3クルーの出漕でした。スタートしてすぐ福島選抜がリードを奪い、徐々に差を広げる展開で楽勝でしたが、タイムの3分41秒は私としてはやや不満のタイムです。男子ダブル予選A組は田村の他にむつ工業と由利工業の3クルーの出漕でした。スタートからむつ工業と由利工業がハイレートで飛ばし、田村は完全に置いていかれました。800m地点では先頭のむつ工業と最下位の田村との差は約1艇身ありましたが、900mでスパートが入ると一気に伸び、むつ工業に並んだ所がゴールでした。しかし、0.2秒差の2位で敗者復活戦に回りました。「仕掛けどころを間違った」と言う泰輔君の左腕は無事でした。タイムは3分31秒でした。女子シングル敗者復活C組はしおりさんの他に、宮城選抜の山口さん、岩手選抜の高橋さんの3クルーの出漕でした。予選が別な組だった高橋さんとの争いと思っていましたが、スタートしてすぐしおりさんがトップに立ち、山口さんと高橋さんが追いかける展開になりました。しおりさんは予選と違って相手を見ながらのレースだったので、予選よりは良い漕ぎだったと思います。2位の山口さんに3.5秒差の1位で通過し、明日の決勝に進みました。タイムの4分21秒は上々のタイムでした。男子ダブル敗者復活C組は田村の他に由利工業、岩手選抜、金山の4クルーの出漕でした。スタートしてすぐ岩手選抜が飛び出し、それを由利工業と田村が追いかける展開でした。田村は予選より高いレートで追いかけましたが、岩手選抜がつかまりません。結局1秒届かずの2位で明日の決勝に進みました。泰輔君の左腕は予選の時より痛みが増したようですがまだ無事でした。タイムはやや逆風だったので、3分40秒かかりました。国体の東北枠は少年女子クオドが3クルーで、その他の少年の種目は2クルーですから明日も大接戦が予想されます。
今年の東北総体は良いコンディションで行われました。
08年7月18日  朝から雨が降っており、男子ダブルの配艇は雨の中で行われました。昨日と同じ艇だったのでリギングはすぐに終わりました。漕いだ感じは昨日と変わりなく、大きく力強く漕げていました。泰輔君の左腕も順調に回復しているようなので安心しました。「明日の予選は東北大会1位のむつ工業と2位の由利工業を撃破して1位で通過する」と生徒たちは闘志を燃やしています。きっとやってくれるでしょう。しおりさんの配艇の時は雨が止みました。今日も昨日と同じ艇だったのですぐにリギングが終わりました。今日は昨日より力強さがあり良かったと思います。タイムも昨日より良かったようです。対戦相手を調べてみると、しおりさんを含めた4人が同じようなレベルにありますので、大激戦となるでしょう。
08年7月17日  朝から霧雨が降る天候でしたが、配艇の時間には雨も上がり、ほとんど無風の絶好のコンディションで配艇練習ができました。しおりさんの乗る艇(貞山1号)は昨年の東北大会でも乗っているのでスムーズにリギングができました。ストレッチャーの角度が不足しているので明日は工夫して角度が出るようにしたいと思います。しおりさんはリギングはうまくいきましたが、今日の漕ぎは今イチ迫力がありません。風邪でしばらく漕げなかった影響があるのかもしれませんが、明後日の予選までに力強さがもどってほしいと思います。男子ダブルは蔵王11号で配艇しました。リギングに少し手間取りましたが、明日はもっと速くできるでしょう。泰輔君の左腕の状態はこの大会が終わるまでの間に急激に良くなることはないと思います。多少の痛みは伴いますがあとは頑張るしかありません。今日の泰輔君は大きく漕げており、良い感じで漕げていました。泰輔君が漕げなかった間にシングルで練習した康平君の漕ぎも力強さがあり良かったと思います。1000mのタイムも上々でした。女子クオド選抜チームに参加している綾華さんは久しぶりのクオドなので、今日は十分時間をかけて調整したようです。(私の手を離れているので詳しいことはわかりません)
08年7月16日  今日も暑い1日でした。午前中授業で午後から準備をして長沼に出発しました。宮城県に入ると雲が多く、太陽は見えなくなりました。長沼には16時過ぎに着きました。南よりの風が吹いており、水面は穏やかでした。明日から、パッとしない天気が予想されていますが、雨が降っても寒くはなさそうです。泰輔君は左手の固定が取れ、今後は動かしながら回復を待つ状態になりました。明日の配艇で様子を見ます。
08年7月15日  東北総体の組合せが発表になりました。しおりさんが出場する少年女子シングルスカルは山形県が出ないので5クルーの出漕です。6月に行われた東北大会で女子シングルに出場していたのは由利工業の遠藤さんだけです。遠藤さんは綾華さんとの比較では、しおりさんとそんなに差はないと思います。他の3人はクオドかダブルから回ってきたと思われますが、実力のほどはわかりません。東北大会でシングルの決勝に出た綾華さんを含めた3人はシングルで出漕していませんのでクオドかダブルの選抜チームで出漕しているものと思われます。福島県の少年女子選抜クオドチームは綾華さんの他に湖南の依田さん、渡部さん、西会津の鈴木さんと橋谷田さんの5人ですが、先週末の練習では男子ダブル並のスピードでしたから、東北総体は1位で通過できると思っています。田村の男子ダブルは県総体で圧勝しましたが、県総体後に行われた球技大会で泰輔君が左手首を骨折しましたのでピンチです。骨折後、1週間が過ぎましたが、今週末の東北総体に影響があることは間違いありません。予選から東北大会1位のむつ工業と2位の由利工業と組んでいるので苦戦が予想されますし、東北大会に出場しなかった石巻工業も全国選抜で上位に入っているので強いと思います。
08年7月8日  秋の新人戦に向けての練習が始まりました。夏休みが終わるまでの間は基本的に小艇で練習します。さくら湖にあるシングル7艇とダブル4艇がフル稼働です。もっとシングルがほしいのですが、どこかにないでしょうか?壊れていて乗れなくても構いません。すぐに乗れるように修理しますから。
08年7月7日  インターハイの組合せが発表になりました。女子シングルに出場する綾華さんは予選3組で長崎明誠の松本さん、小見川の石井さん、東舞鶴の松吉さん、鳥取商業の藤田さん、坂出商業の中野さんと組んでいます。松本さんは全国選抜2位で九州チャンピオン、石井さんは関東チャンピオンですから、東北チャンピオンの綾華さんが入っているこの組はハイレベルです。この組をトップで通過して上位進出を狙います。
 女子シングル、男子ダブル、女子クオド(福島選抜の綾華さん)の東北総体出場が決まりました。
08年7月6日  朝から真夏の太陽が照りつけ暑い1日でした。弱い南風が吹き、やや逆風のコンディションでレースが行われました。男子ダブル準決勝A組は田村の他に喜多方工業、会津の3クルーの出漕でした。スタートから田村がリードし大きな漕ぎで差を開き、大差で決勝に進みました。タイムは3分32秒でした。男子クオド準決勝A組は田村Aの他に田村B、喜多方商業の3クルーの出漕でした。スタートから田村Aがリードし、喜多方商業との差を徐々に広げました。1年生の田村Bは喜多方商業を追いかけますが、追いつきません。結局、田村Aが3分32秒で1位、10秒遅れて喜多方商業、さらに4秒遅れて田村Bという順でした。女子クオド準決勝は綾華さんが乗っている福島選抜チームと喜多方東の2クルーの出漕でした。福島選抜チームは圧倒的な強さで大差でゴールしました。タイムは3分35秒でした。予選、準決勝と一騎打ちで勝ったので福島選抜の優勝が確定しました。女子シングル決勝はしおりさんの他に川口の栗田さん、喜多方の長谷川さん、西会津の伊藤さんの4クルーの出漕でした。スタートからしおりさんが飛び出し、すぐに水が空きました。その後も徐々に差を広げ、危なげなく1位でゴールしました。タイムは4分16秒で2位の栗田さんに9秒の差をつけました。しおりさんにとって最後の県大会でしたが、初のシングルチャンピオンになりました。男子シングル決勝は守君の他に会津の星君、原田君、川口の栗田君の4クルーの出漕でした。守君は予選、敗者復活と、他の3人に水を開けられて負けていますので、苦戦が予想されました。スタートでは星君と栗田君が飛び出し、守君と原田君が追いかける展開でした。300mを過ぎるあたりから守君が徐々に追い上げ、前を行く2人を追い上げました。700mでは栗田君に並び、800mでは星君に並びかける勢いでした。しかし、ゴール前でスパートが入って星君に離され、無念の2位でのゴールでした。タイムの3分52秒は上々の結果でした。男子ダブル決勝は田村の他にインターハイに出場する湖南、会津、喜多方の4クルーの出漕でした。田村はスタートで大きく6レーン側に振られて遠回りし、100mでは湖南に1艇身負けていました。しかし、徐々に追い上げ、400mで並びました。1本1本大きく力強く引いている田村は700mで湖南を振り切り、圧勝でした。タイムの3分24秒は男子クオドの優勝タイムより良いすばらしいタイムでした。東北総体でもかなり期待できる良い漕ぎでした。男子クオド決勝は田村の他に喜多方商業、喜多方工業、喜多方東の4クルーの出漕でした。スタートしてすぐ喜多方工業がややリードし、喜多方東。田村が追いかける展開でした。その後田村は徐々に離され、3位でのゴールでした。生徒たちはレース後に「力は出し切った」と話していましたが、相手ばかり気にして雑な漕ぎでした。
08年7月5日  朝から弱い薄日が差して、蒸し暑い1日でした。風は弱かったのですが微妙に向かい風になったり追い風になったりで、タイム比較が難しい状態でした。女子シングル予選A組はしおりさんの他に喜多方の長谷川さん、耶麻農業の佐藤さんの3クルーの出漕でした。スタートからしおりさんがリードし、250mで水が空きました。その後も徐々に差は開き、危なげない勝利でした。タイムは4分15秒で、2位の長谷川さんとは12秒の大差でした。女子シングル予選B組は絵美子さんの他に川口の栗田さん、西会津の伊藤さんの3クルーの出漕でした。絵美子さんはスタートから置いていかれまったく勝負になりません。離される一方で、2位の伊藤さんに20秒差の3位でした。男子シングルB組には守君の他に会津の原田君、川口の滝沢君の3クルーの出漕でした。スタートから原田君がリードしましたが、守君も良い感じでついていきました。しかし後半一気にバテて滝沢君に迫られましたが、何とか2位を確保しました。男子ダブル予選A組は田村の他に会津、喜多方、喜多方商業の4クルーの出漕でした。田村はスタートしてすぐリードを奪い、100m地点でもう1艇身リードしました。平均身長180cmの大型クルーは大きな漕ぎでどんどん差を広げ、2位の喜多方に17秒の大差でゴールしました。タイムの3分28秒は別な組で1位の湖南より14秒も良いタイムでした。男子クオド予選A組は田村の1年生のBクルーの他に喜多方工業、西会津、喜多方商業の4クルーの出漕でした。スタートから喜多方工業がリードし、喜多方商業、田村が続きました。田村と喜多方商業はゴールまで競り合いを続けましたが、田村は喜多方商業を抜くことはできず、3位でのゴールでした。タイムは3分38秒でした。男子クオド予選B組は田村Aの他に喜多方東とオープン参加の綾華さんが乗っている福島選抜チームの3クルーの出漕でした。スタートから田村と喜多方東が競り合いがゴールまで続きました。結局田村が小差で競り勝ちましたが、課題が残るレースでした。明日はこの課題を修正して臨みたいと思います。タイムの3分28秒は田村の男子ダブルと同じでした。綾華さんが乗っている福島選抜のタイムは3分42秒でした。このクルーでの初レースですからこんなものかもしれませんが、3分40秒は切ってほしかったと思います。午後から行われた敗者復活戦では女子シングルの絵美子さんは3位で敗退しましたが、守君は2位に入り明日の決勝に駒を進めました。女子クオド予選は福島選抜と喜多方東の2クルーの出漕でした。スタートから福島選抜がリードし、まさに圧勝でした。漕ぎも午前中のオープンレースよりも良くなりました。タイムの3分28秒は順風だったにしても、手応えを感じるタイムでした。
08年7月4日  県総体の配艇の日です。朝から時折雨が降る天気でしたが、午後には上がりました。男子ダブルは古いデルタの艇を借りてレースに臨むことにしました。決勝まで行けば、昨年購入した桑野の規格艇が使えるので予選はどんな艇でも構わないのです。今日も力強い漕ぎで、並べた男子クオドAに勝ちま、順風でしたが3分20秒を切る好タイムが出て好調を維持しています。男子クオドAはダブルには負けましたが、マアマアの出来だと思います。男子クオドBはパッとしない出来でした。1年生の有力メンバーを集めたのですから、もう少し進んでほしいと思います。明日のレースに期待しましょう。女子シングルのしおりさんは昨日さくら湖で漕いだ時の良い状態を維持していると思います。絵美子さんはいつもの「マイペース」です。綾華さんは今日から福島選抜のクオドのメンバーです。2月に合宿し、3月に1回漕いだだけですが、今日の状態は久しぶりにしてはマアマアだと思います。福島選抜チームは県総体に出場しているのですが、合宿を並行して行っているので、ガンガン練習しています。疲労のピークの状態で明日と明後日のレースに臨ませます。
08年7月2日  今日、期末考査が終了しました。午後からさっそく練習しました。東北大会が終わってからすぐテスト期間だったのでリギングからやりました。今日の状態は女子は綾華さんが「マアマア」、しおりさんが「今イチ」、絵美子さんは「マイペース」といった感じで、男子はダブルが「強い!」、クオドAが「マダマダ」、クオドBは「真っ直ぐ進めよ」、守君は「女子に負けるな」といった感じでしょうか。明日、最後の調整をして、明後日荻野に出発します。
08年6月27日  県総体の組合せが発表になりました。女子シングルにはしおりさんと絵美子さんが出漕します。6人の出漕ですが、しおりさんと川口の栗田さんの優勝争いだと思います。しおりさんにとって最後の県大会ですからぜひ優勝してほしいと思っています。綾華さんは福島選抜チームのクオドに乗ります。女子クオドは喜多方東との一騎打ちですが、大差の圧勝を期待しています。男子シングルには守君が出漕します。6人の出漕ですが、昨年秋の新人戦の結果からは、会津の星君、原田君、川口の栗田君の3人が上位だと思います。シングル初出場の守君が何とかこの3人と接戦してほしいと思います。男子ダブルは田村の最強クルーが出場します。7クルーの出漕ですが、インターハイに出場する湖南を撃破し、田村の強さをアピールしてほしいと思っています。男子クオドは7クルーの出漕です。田村は2年生のAクルーと1年生のBクルーの2クルーが出漕します。Aクルーは間違いなく勝ちますが、1年生のクルーがどこまでやれるかが楽しみです。
08年6月25日  27日から期末考査です。考査を前にして生徒たちは勉強に励んでいます。ボート部としての考査中のメニューはL3レベルの20分漕だけです。考査終了後すぐに県総体(国体県予選会)です。十分な練習をする時間的な余裕はありませんが、東北大会のレベルを維持できていれば良いと思っています。私は、全日本ジュニアに遠征している間に壊れたダブルスカルの修理に取りかかりました。センターフィンが陥没しているので、修理に少し時間がかかりそうです。
シングル優勝の綾華さんとクオド2位の泰輔君
08年6月22日  今日は朝から小雨です。天気予報では曇のはずですが、北東から冷たい空気が入っていることが原因だと思います。北東の風ですから今日も順風です。しかも昨日よりやや東寄りなので、決勝で3レーンを引いた綾華さんには絶好の追い風です。今日の作戦は先行逃げ切りでした。女子シングル決勝は綾華さんの他に予選で負けている宮古の山根さん、青森中央の神さんの3クルーの出漕でした。今日の綾華さんはスタートから力強い漕ぎで積極的に飛ばしました。250mで半艇身、500mでは4秒リードしました。後半でブイを叩いたり、右のオールが抜けなかったりしてハラハラしましたが、前半のリードを保って1位でのゴールでした。2位の山根さんには4秒勝ち、予選の借りを返しました。タイムの3分58秒は女子ダブルの優勝タイムが3分57秒ですから上々でした。今日のレースが戸田のインターハイに繋がってほしいと思います。綾華さんは昨年の東北大会でもシングルで優勝していますから、2連覇ということになります。東北大会での女子シングルの連覇は昭和56年57年に連覇した私の教え子の安部真由美さん(当時、湖南高校)以来、26年ぶりです。私の定年の年に教え子が偉業を達成してくれてうれしく思います。男子クオド決勝は田村の他に由利工業、塩釜の3クルーの出漕でした。予選から圧勝している塩釜は次元が違いました。スタートからリードされ、500mで田村とは水が空きました。2番手で由利工業と競り合った田村は後半由利工業を突き放し、堂々の2位に入賞しました。圧勝した塩釜には5秒負けましたが、由利工業には4秒勝ちました。タイムは3分16秒でした。田村は県大会で2位でしたが、東北大会でも2位の上々の出来でした。今後、このクルーは解体し、ダブルスカルで国体を目指します。
08年6月21日  朝から晴で雨の心配はありませんでした。今日は昨日と逆で順風の中でのレースでした。女子シングル敗者復活A組は綾華さんの他に石巻の阿部さん、酒田中央の門田さんの3クルーの出漕でした。スタートから綾華さんが飛び出し、1人旅です。昨日より漕ぎは良くなった感じがします。タイムは4分3秒でした。女子ダブル敗者復活B組は田村、川口、佐沼Bの3クルーの出漕でした。スタートから田村が飛び出し、500mでは1艇身弱のリードを奪いました。そのまま、逃げ切るかと思われましたが、川口に800mで並ばれ、ゴール前まで競り合いで0.1秒差で惜敗しました。県大会の借りを返したかったのですが残念です。タイムは4分4秒でした。男子クオド準決勝は黒沢尻工業との一騎打ちでした。昨日の予選タイムでは黒沢尻工業の方が5秒も良かったのですが、負ける気はしませんでした。スタートから黒沢尻工業がハイレートで飛ばしましたが、田村は250mまでに半艇身リードし、相手を見ながらの楽な展開でした。500mまでについた一艇身差を守ってそのままゴールしました。タイムは3分14秒でした。このタイムは全クルー中2番目の好タイムでした。女子シングル準決勝は綾華さんの他に西会津の鈴木さん、石巻の阿部さんの3クルーで行われました。スタートから綾華さんと鈴木さんが競り合い、まったく並んで500mを通過しました。今日の綾華さんは昨日とは別人のような強さを見せ、後半も力強い漕ぎで水を開けました。タイムは3分56秒でした。女子ダブル準決勝B組は田村の他に青森中央、雫石の3クルーの出漕でした。ここまで来ると相手が強く、まったく勝負になりません。スタートから置いていかれ、2位に10秒差の3位でのゴールでした。タイムは4分7秒でした。明日の決勝には男子クオドと女子シングルが出場します。男子クオドは県大会では優勝を逃しましたが、他県のインターハイ出場チームに競り勝って決勝まで駒を進めました。綾華さんは今までの実績からここまでくるのは当たり前ですが、ともに好レースを期待しています。
08年6月20日  昨日の雨も止んで、朝から時折日差しが降り注ぎました。午前中に開会式をやって、午後からレースでした。今日は風が強く、逆風の条件でレースが行われました。男子クオド予選D組は本荘との一騎打ちでした。スタートから田村がリードし、徐々に差を広げて危なげなく勝ち、明日の準決勝に駒を進めました。逆風だったのでバランスを崩す場面が数多くありましたが、力強さはあったと思います。タイムは3分41秒でした。女子シングル予選A組は綾華さんの他に石巻の阿部さん、宮古の山根さんの3クルーの出漕でした。スタートから綾華さんと山根さんが競り合いましたが、300mを過ぎてから徐々に山根さんがリードを広げました。綾華さんは相手ばかり気にして、漕ぎに集中できなかったようです。ゴールでは山根さんに3秒負けました。まるで全日本ジュニアのVTRを見ている感じで、タイムは4分35秒でした。明日、敗者復活戦、準決勝と勝ち上がって、決勝で再度山根さんと対戦したいと思います。女子ダブル予選D組は田村の他に酒田西、由利Bの3クルーの出漕でした。スタートでは田村がややリードしましたがすぐに追いつかれ、酒田西が先頭を奪いました。田村は由利Bとゴールまで競り合いましたが2秒差で3位となりました。タイムは4分53秒でした。久しぶりのダブルでのレースで反省すべきことも多くありますが、明日の敗者復活戦突破を目指します。
08年6月19日  今日は朝から配艇練習でした。綾華さんは自艇だったので2時間の時間を有効に使って練習ができました。先週まで2000mのレースだったので、今日は1000mを意識した練習を行いました。手応えは良かったようです。女子ダブルは慣れない桑野の男子艇だったので、リギングに手間取りました。久しぶりに組んだダブルなので今日はうまく合わないことがあったようですが、明日のレースではもう少し良くなるでしょう。男子クオドの配艇はハプニングがありました。出艇してすぐ康平君のストレッチャーが分解してしまいました。そのため、部品の交換に時間がかかったので、1時間練習時間を多くしてもらいました。しばらくクオドを漕いでなかったのでバラバラの状態でしたが、力強さは感じられました。それにしてもストレッチャーの分解がレースの時でなくてラッキーでした。女子シングルの組合せがとんでもない組合せでした。綾華さんは宮古の山根さんと組んでいます。2人は先週末の全日本ジュニアC決勝で対戦し、綾華さんは負けました。また東北大会で予選から対戦することになりました。「今度は私が勝つ番」と綾華さんは強気です。
恐山の入口で勢揃い。
08年6月18日  東北大会のために「むつ市」に来ています。私は朝6:30に三春を出て、13:30に新田名部川ボート場に着きました。今日も500km以上の運転で疲れました。このペースで行くと今年度中に目標の3並び(333,333km)が達成できるかもしれません。現在321,624kmです。生徒たちはJRで4時間30分かけて「むつ市」まで来ました。今日は天気が良かったので、生徒たちを恐山に連れて行き、必勝祈願をしてきました。しおりさんが代表で引いたおみくじが「大吉」でしたので、ラッキーなことが起こることを期待しましょう。
08年6月16日  大阪南港を8:30分に出発し、三春には17:00に着きました。
朝6:30に明石海峡大橋の下を通りました。
08年6月15日  朝から風雨が強く、土砂降りの雨の中で決勝C組が行われました。1レーンが新潟の石川さん、2レーンが和歌山北の山野さん、3レーンが宇和島東の有友さん、4レーンが小浜水産の木又さん、5レーンが宮古の山根さん、6レーンが田村の綾華さんの6クルーの出漕でした。スタート付近の風はそんなに強くなく、無難にスタートが切れました。1000mまでは木又さん、山根さん、綾華さんの3人がトップ争いをしていました。1000mを過ぎてから山根さんが抜けだし、綾華さんが続きますが徐々に離されていきます。脚の踏ん張りがオールに伝わってなく、艇速が伸びません。ゴール前で山野さんにも負けて3位でのゴールでした。タイムは8分28秒でした。2000mレースの難しさを思い知ったレースだったと思います。これで、13位が確定しました。レースが終わってからすぐ艇を積み込んで帰途につきました。20:00発の新門司港発のフェリーで大阪南港に向かいました。
08年6月14日  今日は曇で風が無く、絶好のコンディションで準決勝が行われました。準決勝C組は、1レーンが日田三隈の真木さん、2レーンが小浜水産の木又さん、3レーンが宇和島東の牛川さん、4レーンが小浜水産の竹村さん、5レーンが山口水産の上野さん、6レーンが田村の綾華さんの6クルーの出漕でした。スタートしてすぐ、竹村さんと上野さんが飛び出し、木又さんと牛川さんが続きました。綾華さんは真木さんと並んで最下位でのスタートでした。500mを過ぎるあたりで牛川さんを捕らえて4位に上がり、1000m付近で木又さんに並びかけましたが、その後艇速が伸びません。少しづつ遅れ始め、牛川さんに差を詰められましたが、ゴール前で気合いを入れて何とか4位を死守しました。タイムは8分30秒でした。これで明日のC決勝(11位〜16位決定戦)に進むことになりました。
敗者復活戦、1700m地点を1位で通過する綾華さん
08年6月13日  朝から快晴で夏を思わせる天候でした。班蛇口湖のコースは今日1日、逆風が吹いていました。女子シングル予選K組は綾華さんの他に岡谷東の小口さん、日田の森山さん、米子東の森田さん、阿賀黎明の阿部さん、日田三隈の森山さんの6クルーの出漕でした。スタートから森田さんが一気に飛び出しました。(綾華さんの話では、アッという間に見えなくなったそうです)綾華さんは2番手をキープし、1000mを6秒遅れの2位で通過しました。しかし、その後一気にバテて艇速が落ち、16秒遅れの9分6秒でゴールしました。ゴール前はもう余裕はありませんでした。順位は2位ですが全日本ジュニアは1位でないと次に進めません。午後の敗者復活戦にまわりました。レースが終わってから艇計量がありました。上位に入ったクルーのみやるようです。他の艇が規定ギリギリだったのに対して綾華さんの艇は重いのでゆうゆうセーフでした。午後の敗者復活戦C組は綾華さんの他に、加茂の米澤さん、富士河口湖の三浦さん、松江東の林さん、宇和島東の兵藤さん、愛媛大付属の川口さんの6クルーの出漕でした。予選タイムでは綾華さんが一番良く、きちんと漕いでくれば勝てる相手でした。スタートから林さんが飛び出し、500mでは1艇身負けていました。しかし、綾華さんは1000m手前で林さんを捕らえると、徐々に引き離し、10秒差の1位でのゴールでした。タイムは9分29秒でした。この結果、明日の準決勝進出が決まりました。78名から24名まで絞られたわけです。準決勝に残った24名は何かの種目で全国入賞したメンバーばかりで、綾華さんよりほとんどが格上です。明日の対戦相手は小浜水産の竹村さんと木又さん、宇和島東の牛川さん、山口水産の上野さん、日田三隈の真木さんです。選抜大会で上位に入賞しているこれらの選手は予選タイムも綾華さんより良いので苦戦が予想されますが、精一杯頑張ってほしいと思っています。
 昨年度の世界ジュニア日本代表(当時宇和島水産高校3年)の仙台大学1年、西村光生選手と並んで練習する綾華さん(手前)
08年6月12日  昨夜まで降り続いた豪雨も朝には止んで、久しぶりに太陽が顔を見せました。ただ風が強く、水面が波立った状態での今日の練習でした。練習しているクルーの数がものすごく多い(インターハイ+国体のシングルのクルー数を超えている)のですが、コースの途中で止まっている未熟なクルーがないため、スムーズに練習ができました。今日の綾華さんは強風でバランスを崩す場面もありましたが、いつもの感じで漕げているようでした。15時から開会式が菊池市文化会館で行われました。開会式後の講演会で陸上の元オリンピック選手「千葉真子」さんが、選手たちに「目標を持って頑張ることの大切さ」を自分の体験から話してくれました。明日からの大会は、インターハイや国体そして選抜大会で今までクオドやダブルに乗っていた強い選手が、全員シングルで激突するのですから、綾華さんにとっては今までで一番ハイレベルの大会になります。今まで自分がやってきた練習を信じて、全力で立ち向かってほしいものです。
 1艇50万円以上の艇が150艇並びました。ほとんどが外国製の艇でイタリア製、ドイツ製の艇が多いようです。
08年6月11日  昨晩から強い雨が降り続いています。班蛇口湖付近は大雨・洪水注意報ですが、熊本県内では大雨・洪水警報が出ている所があります。予報によると午後から雨が強くなるということなので、朝食後すぐに班蛇口湖に出かけました。あまり早く着いたので、水路の係の人もまだ準備が整ってなく、「モーターボートを貸すので並漕して練習してほしい」と言われました。降りしきる雨の中でヤマハのカタマランで並漕して効果的な練習ができました。しかも他の艇がまだ出艇していなかったので、2000mのタイムトライアルもできました。500mごとのラップもきちんと取れたし、タイムもやや追い風ながら8分30秒を切るタイムで漕げました。すごくラッキーでした。
「全日本ジュニア選手権」が行われる班蛇口湖
08年6月10日  朝8時にフェリーは北九州の新門司港に着きました。九州自動車道を走って菊水インターで降りました。地植えのバナナがあったり、ビワが鈴なりだったりしてまさに南国ムードです。班蛇口湖についたのは11時を過ぎていました。早めの昼食を摂ってからリギングし、班蛇口湖での初練習をしました。天候は小雨でしたが全然寒くなく、さらに風が無かったので漕ぎやすかったと思います。漕いだ感想としては「水が軽い」そうです。綾華さんの体調はいつもの「あれ」を除いては良さそうです。15時前に菊池温泉の「城乃井旅館」に入りました。木造建築で古い旅館ですが、天然温泉が湧いており、毎日温泉に入れます。私にとって一番良いのは「インターネット」が使えることです。
08年6月9日  朝、学校でインターハイ関係の校長印をもらってから、「全日本ジュニア選手権」に出漕するために熊本に向けて出発しました。途中、西会津高校によってインターハイ関係の資料を菅野先生に渡して、北陸道経由で大阪南港に向かいました。三春を出て約800km運転し、18時に大阪南港に着きました。すぐ乗船手続きをして、18時30分にはフェリーの中にいたという強行軍でした。綾華さんは初めての船旅でビックリすることも多いと思いますが、どんな環境であってもそれを乗り越えて自分の持てる力を出せるようになってほしいと思っています。