再び全国を目指して
 
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 「再び全国を目指して」はこれで終わります。もうすぐ中間考査が行われますので、考査に集中させます。トレーニング開始は10月20日です。冬の間しっかりトレーニングして、全国選抜大会入賞を目指します。
東北選抜初優勝の田村女子クオドクルー
800m地点。トップは田村、2位は湖南、3位は本荘
03年10月5日  女子クオド準決勝は1レーン山形県酒田東、2レーン秋田県由利、3レーン田村、4レーン岩手県盛岡第三の4クルーでした。予選と同様にスタートからリードし、2位の酒田東に12秒差の圧勝でした。タイムは3分53秒で、準決勝の別の組を含めても4分を切ったのは田村だけでした。次に決勝をひかえているので、楽に漕いでくれば良かったのにちょっと頑張りすぎたかもしれません。男子クオド準決勝は1レーン田村、2レーン宮城県東北、3レーン青森県青森、4レーン宮城県石巻の4クルーです。スタートから置いていかれ、1位の石巻とは7秒差の4位でした。力は出し切ったと思いますが、この経験を来年に生かしてほしいと思っています。女子クオド決勝は1レーン田村、2レーン湖南、3レーン秋田県本荘、4レーン山形県酒田東の4クルーでした。予選、準決勝同様、スタートからリードし、危なげない勝利でした。タイムは3分43秒60で、2位湖南との差は4.66秒でした。これで、来年3月に天竜で行われる全国選抜大会への切符を手にできました。まだまだ、未完成のクルーですから、冬の間しっかりトレーニングして、全国選抜大会で最終日まで残れるように頑張らせます。
03年10月4日  今日はほとんど風のない良い条件でレースができました。女子クオドは予選A組に出場しました。1レーン岩手県宮古、2レーン宮城県佐沼、3レーン田村、4レーン青森県青森の4クルーです。田村はスタートから飛び出し、2位の佐沼に22秒差の圧勝で、後半、コックスが振り返っても相手が見えないという大差でした。タイムは3分50秒でした。漕ぎも昨日よりは良くなりました。別な組で1位の湖南とは3秒差で、タイムは全クルー中1位でした。まずは順調なスタートが切れました。男子クオドは1レーン秋田県本荘、2レーン田村、3レーン青森県青森、4レーン岩手県西和賀の4クルーです。スタートから青森がリードし、残り3艇が追う展開になりました。田村は500m地点を3位で通過し、やや差を広げられながら、そのままゴールしました。1位の青森に9秒差、2位の西和賀に4秒差でした。初の県外レースとしては上々だと思います。午後の敗者復活戦は1レーン山形県酒田東、2レーン田村、3レーン秋田県本荘の3クルーで行われました。スタートから競り合いが続きましたが、500mを過ぎてから田村が抜け出し、2位の酒田東に3秒差の1位でゴールしました。これで明日の準決勝に男女そろって出場です。
03年10月3日  午前9時からの配艇でした。昨日よりは風も収まりましたが、時折強い風が吹く状態でした。リギングは20分弱で終了しました。1時間40分の配艇でしたが、1時間以上たっぷり練習ができました。女子クオドは他校の様子を見た結果、負けそうな相手は見あたりませんでした。詩織さんが漕ぎずらそうにしているので、明日は少しワークを上げます。男子クオドは手強い相手が多く、明日の予選を突破できるか微妙なところです。
03年10月2日  朝、7時30分に三春を出発しました。途中トイレ休憩1回で11時には田瀬湖に着きました。午後2時からの配艇でしたが、早くついたので12時からの時間帯で配艇をやらせてもらいました。リギングの途中で風雨が強くなり、湖面に白波が立ちはじめました。出艇を見あわせるよう指示が出るほどのラフな状態でしたが、こちらの艇に慣れる必要があるので、どんどん漕がせました。しかし、正味30分程度しか練習はできませんでした。
03年9月28日  27日、28日と東北選抜大会のための強化合宿が行われました。新人戦上位2クルーが荻野漕艇場に集合し、タイムトライアルと最後の調整を行いました。特に女子クルーは大会での使用艇が重量艇なので重量艇に慣れる必要がありました。田村の女子クオドは順調な仕上がりです。タイムトライアルは3分35秒で一緒に漕いだ男子クオドと10秒差、男子ダブルと6秒差ですから上々です。湖南の女子クオドには4秒勝ちました。2年生は30日からの修学旅行をキャンセルして大会に臨みますが、東北選抜大会は天竜での全国選抜大会の通過点にすぎません。切符を取ることよりも、全国上位を目指すために手応えのあるレースをしてほしいと思っています。男子クオドは1年生主体のクルーで県外でのレースは東北選抜大会が初めてです。タイム的にも厳しいと思います。来年につながるレースができれば良いと思っています。明日から3日間は2年生の修学旅行のために1年生と2年生の練習の時間帯が合わないので、エルゴメーターで調整して、10月2日に田瀬湖に出発します。
上空に冷たい空気が入り、今日は肌寒い状況です。水温の方が気温より高く、さくら湖は一面、湯気でおおわれています。
03年9月23日  天竜から帰って1週間が過ぎました。心配された台風も東海上に去り、今日は台風一過の晴天です。土曜日、日曜日と雨でしたが、今日は良い条件で練習ができました。男女のクオドで並漕し、タイムトライアルを行いましたが、やや逆風だったせいか期待した好タイムは出ませんでした。男女の差は10秒程度です。
03年9月15日  朝、7時に天竜を出発しました。準決勝のレースを見るつもりはありません。さくら湖にもどって練習するためです。さくら湖には15時に着きました。すぐリギングして出艇です。薄暗くなるまで練習しました。来年3月に再び天竜で漕ぎ、最終日まで残りたいと思って漕ぎました。
03年9月14日  敗者復活戦は予選のタイム通り、埼玉選抜、滋賀選抜、田村の順で500mを通過しました。埼玉選抜は抜けているのでやむを得ませんが、滋賀選抜との争いに持ち込みたいと思っていました。しかし、後半横風が強く何度もバランスを崩した田村は失速し、ゴール前では田名部高校にも抜かれて無念の4位です。タイムは3分45秒58でした。ラフコースでのオールコントロールの差が出た感じでした。
予選C組スタート後150m地点での競り合い。手前から6レーン福井選抜、5レーン北海道選抜、4レーン田村高校、3レーン鳥取県選抜、2レーン大村市高校選抜
03年9月13日  いよいよ予選です。台風の影響で昨晩から時々強い雨が降っていました。レースが始まっても時々雨が降る天候です。11:40発艇予選C組です。スタートから6レーンの福井選抜が飛び出しました。5レーンの北海道選抜が続き、田村はその後でした。3レーンの鳥取県選抜、2レーンの大村市高校選抜には少し勝っています。レースはそのままの状態で経過し、500mを福井選抜が通過、1.1秒遅れて北海道選抜、さらに1.4秒遅れて田村でした。その後、田村が追い上げ、3艇がそろってのゴールです。1位は福井選抜、0.5秒遅れて北海道選抜、さらに0.3秒遅れて3位でした。タイムは3分39秒16でした。2位まで予選通過なので敗者復活戦にまわることになりました。ほとんど差がなかったので、悔しい思いをしましたが、国体で善戦できたことで大きな収穫です。また、漕ぎもかなり良くなってきているので明日の敗者復活戦ではなんとか通過したいと考えています。
開会式前のスナップ。今年3月卒業で仙台大学に進学した勝裕君も、成年男子舵手付きフォアの選手として宮城県代表での出場です。
03年9月12日  今日も暑い一日です。練習での感じは昨日より良くなった気がします。明日の予選では思い切って引くことだけ考えるよう指示しました。
03年9月11日  九州の西に接近している台風の影響で、湿った南風が吹き込み9月とは思えないほどの暑さです。今日から本格的に練習が始まり、多くの有力クルーが練習を始めました。他のクルーを見ると、レベルが違いすぎるという感じです。全員ややワークハイトが低すぎる感じがするので、明日は少し上げたいと思います。利恵さんが練習後、気分が悪くなりましたが夕方には回復しました。
03年9月10日  いよいよ国体への出発の日が来ました。三春発6:40、天竜着13:50でした。途中トイレ休憩2回、昼食1回です。配艇は15:00からでした。初めての艇なのでいつもよりリギングに時間がかかり、正味の練習時間は約30分でした。宿舎は民泊で3軒に分かれました。私は鈴木洋夫さん宅の離れに一人で宿泊でしたが、まさに快適な宿舎でした。
クオドでアベック優勝です。10月の東北選抜大会で上位入賞を目指します。
03年9月7日  朝から弱い逆風です。今日一日この風が続く予報です。男子ダブルは準決勝の別々の組に出場しましたが、ともに4位で最下位でした。女子シングルも予選通過組には歯が立たず、3位に終わりました。女子クオド準決勝は再び湖南との対決です。昨日とレーンを変えてレースが行われました。今日は湖南が前半から飛ばしました。レート45を超えるスタートダッシュにはついて行けず、100mでは少し遅れました。38のレートで漕ぐ湖南に対してレート36の田村が追いついたのは300m地点でした。そこから徐々にリードし、500mではキャンバス差のリードです。その後、ゴールまで競り合いが続き、0.6秒差の勝利でした。連日接戦の女子クオドは見応えがあるかもしれませんが、当事者としては寿命が縮まる思いです。男子クオド決勝は予想通り湖南との一騎打ちでした。スタートからリードした湖南に300mで並びました。湖南とのレートの差は3です。低いレートながら1本1本力強く引いて、800mでは1/2艇身リードし、スパートが入って一気に引き離しました。完勝です。タイムは3分22秒です。やや逆風の条件なので新人クルーとしては上々です。昨年の新人戦は惨敗の田村でしたが、今年はクオドのアベック優勝が実現しました。
03年9月6日  朝から雨模様です。女子シングル予選は前半からついていけず、西会津の坂井さんに23秒負けの完敗でした。男子ダブル予選は2クルーとも3位で敗者復活戦にまわりました。貴洋君、規幸君は今回初レースでしたがよく頑張りました。タイムは3分48秒と3分51秒なの昨日のタイムトライアルとほぼ同じです。男子クオド予選は前半から喜多方高校に負けていました。800mで並び、残り200mで一気に水を空けました。相手がバテたせいもありますが、後半あれだけ伸びるのだから、もっと前半から力を出せれば決勝では湖南を相手に良い勝負ができるはずです。タイムは予選トップの3分26秒で別の組で1位の湖南より2秒良いタイムでした。注目の女子クオド予選はスタートから湖南と並び、徐々に差を広げ、500m通過した時点では1/2艇身リードしました。しかし、そこから追い込まれ、1秒差でやっと逃げ切りました。タイムは3分34秒でした。後半課題の残るレースでした。敗者復活戦に回った女子シングル、男子ダブルは敗者復活戦を1位で勝ち上がり、明日のレースに駒を進めました。
03年9月5日  午前中はリギングに専念しました。荻野の艇に乗るのは夏休み中の合宿以来で、約1月ぶりです。いつも荻野で練習しているクルーは自分がいつも使っている艇をそのまま使えるので、朝から練習ができますが、田村はそうはいきません。リギングはうまくいきました。午後、タイムトライアルをやりましたが、女子クオドが3分33秒、男子クオドが3分21秒、男子ダブルが3分46秒と3分55秒、女子シングルが3分28秒でした。このタイムを見ると、クオドが優勝圏内、あとはかなり厳しい状況です。昨日から学校で行われた球技大会の影響で、足が筋肉痛の生徒がかなりいます。今まで使わなかった筋肉を使ったためです。特に足に疲労がたまっているようなので心配です。
03年9月4日  いよいよ明日、新人戦に出かけます。今日まで精一杯仕上げました。国体に出場する女子クオドは横ばい。男子クオドはかなり艇速が出るようになりました。男子ダブルには田村は2クルーエントリーしましたが、それぞれ課題を抱えており、あまり期待はできません。女子シングルも横ばいの状態です。女子クオドは湖南との一騎打ちです。インターハイ出場クルーと国体出場クルーがメンバーの変更なしに新人戦で激突するなんてあまり聞いたことはありません。負けないとは思いますが、負けても不思議ではないのです。男子クオドは5クルーのエントリーですが、予選を1位で通り、決勝で女子と同様に湖南との一騎打ちに持ち込みたいと思っています。男子ダブルは12クルーのエントリーです。男子の有力メンバーをクオドに集めましたので、男子ダブルはやってみないとわかりません。一応、決勝進出が目標です。女子シングルは国体選手の西会津の坂井さんと予選で当たっているので、敗者復活を回って決勝で2位を狙います。昨年のこの大会はシングルとダブルの出漕でしたが、男子シングル3位、女子シングル3位、女子ダブル3位、4位で、結局、東北選抜大会に1クルーも出場できませんでした。あれから1年、今年は男女クオドがそろって東北選抜大会への出場を目指します。
03年8月24日  夏休み中の練習が今日で終わりました。お盆明けの1週間は前半は雨にたたられ、後半は真夏の暑さでした。一気に温度が10℃アップしたため、女子クルーは次々に体調を崩し、効果的な練習はできませんでした。男子クオドはかなり大きく引けるようになりました。まだレートは30位ですが、今の漕ぎで33まで上がれば、新人戦では台風の目になると思います。男子ダブルはまだまだ仕上がりません。何とか決勝に残れればといったところでしょうか。新人戦まであと2週間です。目標は女子クオド優勝、女子シングル2位、男子クオド2位以内です。男女そろって東北選抜大会に出場したいと思っています。
03年8月13日  恒例の夏の合宿が終わりました。この合宿は女子クオドが国体に向けて、その他のクルーは新人戦に向けてさらに実力をアップするためのものです。9日に台風の影響で練習計画に変更がありましたが、ほぼ予定通りに合宿は終わりました。女子クオドは順調に伸びています。男子クオドと並べても十分ついて行けます。(男子のレベルが低すぎるのかもしれません)新人戦に向けての男子クルーはクオドを最強クルーに決めました。残りの4人でダブルスカル2艇としました。荻野コースでのタイムトライアルでは男子クオドが3分25秒程度、男子ダブルが3分50秒程度、女子クオドが3分30秒程度、女子シングルが4分20秒程度でした。国体に出場する女子クオドはそのまま新人戦にも出場します。新人戦ではどのクルーもさらに数秒タイムを短縮してほしいと思っています。
03年8月5日  インターハイが終わりました。女子クオドは八尾高校が優勝しました。予選から決勝までのすべてのレースのタイム差から湖南と全国トップとは約10秒の差があることがわかりました。一応、田村の方が湖南よりレベルが上だとしても、5秒以上縮めないと国体では勝負になりません。8日からの合宿では全国に通用する体力、技術、精神力を高めたいと思っています。
03年8月4日  インターハイ準々決勝が行われました。女子クオドはまさに東北大会でした。1位が田名部(青森)、2位が本荘(秋田)、3位が湖南(福島)、5位が佐沼(宮城)で、湖南は準決勝に進めませんでした。準決勝進出が12クルーですから、田村のレベルも現在は全国10位台かもしれません。国体までにさらに強化して、全国1桁まで持って行きたいところです。
03年8月4日  さくら湖で救命具のテストを行いました。自動膨張式の救命具です。隣町の船引町に工場のある藤倉航装株式会社で製作したものです。今日初めてシングルに乗る海くんも安心して漕げました。
落水すると約10秒後に自動的に膨張する
腰に取り付けた救命具
夏のさくら湖です。台風や集中豪雨に備えて水位をかなり下げています。そのため艇庫から約100m、急な坂を艇をかついで移動しなければなりません。練習終了後にクオドをかついでこの坂を上るのはかなりきついと思います。(桟橋は水位によって移動するようにできています)
03年8月1日  東北総体から約10日が過ぎました。その間は、午前中課外授業、午後水上練習でした。国体まで時間が十分あるので、女子クオド全員にシングルスカルを漕がせました。特に利恵さんには1週間連続で漕がせ、バランスとオールコントロールを重点的に練習させました。今日からクオドに戻しましたが、前よりはきちんと漕げているようです。男子では1年生の一喜くんの漕ぎが力強くなりました。新人戦が楽しみです。8月8日から5日間、荻野漕艇場で合宿し、新人戦と国体にそなえます。
03年7月20日  9:30から決勝が行われました。田村と田名部高校、宮城選抜との争いです。決勝に進出していれば国体出場は決定していますが、できるなら上位で出場したいと生徒たちも意気込んで決勝に臨みました。昨日腹痛を起こした晴美さんもやや痛みはあるものの、がんばれるというのでそのまま出漕させました。今日はスタートから飛び出し、トップを奪いました。500mではキャンバス差で田名部高校が続き、さらに1秒差で宮城選抜が続きました。650mで利恵さんの右が切り込んで一気に艇速が落ち、田名部高校に抜かれました。さらに2度、3度と同じことが起こりました。追い込んでくる宮城選抜にも抜かれて、無念の3位です。ゴールでは田名部高校に3.5秒、宮城選抜に1秒差でした。この大会では利恵さんが足を引っ張った感じでしたが、4月から漕ぎ始めてまだ日が浅いのでやむを得ません。田村はインターハイには出場できませんので、夏休み中じっくり練習して9月の国体に備えます。漕手は全員2年生なので、あせらずに仕上げていきます。田村としては昨年の高知国体以来1年ぶりの全国大会出場です。
03年7月19日  相変わらず、北東の冷たい風が吹く中でのレースが行われています。12:30から準決勝が行われました。田村は田名部高校と岩手選抜と組んでいます。岩手選抜は敗者復活戦から勝ち上がりましたが、山田高校のダブルスカルと宮古高校のダブルスカルの混成であり、両クルーとも東北大会で決勝まで進出しているので油断はできません。スタートして田名部高校にトップを奪われました。250mではキャンバスほど負けています。その後、次第に差が開き、ゴールでは2.5秒差の2位でした。岩手選抜には4秒勝ちましたがいつもと違った感じです。ゴール後、晴美さんが腹痛でダウンです。スタート前から痛かったらしく、すぐ病院に運びました。幸い大事には至りませんでしたが、明日の決勝までにどの程度回復するかがカギです。
03年7月18日  霧雨で寒い朝でした。午前中に雨が止んで、また北東の冷たい風が吹き始めました。やや斜めからの順風です。予選では山形選抜、宮城選抜と組んでいます。レース前の練習では男子艇に対する対策がうまくいったと見えて、そんなに漕ぎずらそうではありませんでした。スタートからリードを奪いましたが、何度も注意を受けました。慣れないコースで蛇行したためです。500mは宮城選抜と1艇身差の1位で通過しました。利恵さんの左がキャッチからうまくつかめず、時々バランスを崩します。ラスト150mで利恵さんが切り込んで大きくバランスを崩しましたが、なんとか逃げ切り、1位で予選を通過しました。宮城選抜とは4秒差の3分38秒でした。別な組では秋田選抜と田名部高校がゴール前まで競り合い、秋田選抜、田名部高校、岩手選抜の順でゴールしました。タイムは秋田選抜と田名部高校が3分41秒、岩手選抜が3分44秒でした。タイム的には田村が1番ですが、違ったレースで風のある中ではタイムはあてになりません。予選タイムが1位だったので、明日の準決勝は田名部高校と敗者復活の勝者と対戦します。2位までに入れば決勝進出と国体出場が決定します。
03年7月17日  むつ市に来て2日目になります。北東の風が冷たく、気温は17℃です。長袖シャツを着込んでも寒い状態でした。今日の配艇は午前9時から2時間でした。女子クオドは初めて男子用の艇に乗りました。ワークハイトを一番低く設定してもまだ1cm以上高い状態でしたが、今日はそのまま漕いで様子を見ることにしました。やや漕ぎづらい状況でしたが、さくら湖での状態は維持できているようでした。500mタイムトライアルでは順風の中、1分50秒でした。明日までにシートを高くし、大きすぎるストレッチャーに対する対策を立てます。他のクルーの様子も気になりますが、青森県田名部高校、秋田選抜、宮城選抜、と田村の勝負になると思います。予選で宮城選抜と当たっているので、そこでどんな戦いができるかで、今後が見えてきます。
03年7月13日  12日、13日となんとか雨も降らず予定通り練習ができました。女子クオドは東北総体を意識した実戦練習です。男子ダブル(一喜、和明組)との併漕で練習しました。実力が接近しているため、スタートからゴールま艇が並んだままのタイムトライアルができ、効果的でした。明日から調整に入り、16日(水)に青森に出発します。新入部員2名が入部しました。1年生男子で規幸くんと祐一君です。
03年7月10日  県総体から4日が過ぎました。この間、県総体期間中に行われた進研模試の追試で3日間ほとんど練習ができませんでした。しかし、今日の練習では東北総体に出漕する女子クオドは力強い漕ぎが維持できており、一安心です。女子クルーのほとんどが進学クラスなので模試や長期休業中の課外授業は覚悟しています。きちんと勉強しながら部活を続けることに意義があるといつも生徒たちに指導しています。男子クルーは新人戦に向けて再編成です。しばらくはダブルスカルとシングルスカルで練習します。
1年ぶりの優勝に喜ぶ田村女子チーム。
500m手前で力強く湖南を引き離す田村チーム(手前赤いユニフォーム)
03年7月6日  今日は、朝から太陽が照りつけ、暑い中でのレースでした。女子クオドの準決勝は午前中に行われました。今日は、3レーンがリベンジャーズ、4レーンが湖南、5レーンが田村です。今日はスタートから違いました。スタートして100mで田村がトップを奪いました。湖南よりは低いレートですが、昨日よりパワフルです。そして1本1本確実に水を押しています。500m手前で水が空きました。必死に追いすがる湖南を見ながら、大切に1本1本引きました。ラストスパートも入れませんでした。完勝です。タイムは3分35秒、湖南は3分39秒でした。高校大会で負けたのでインターハイには出場できませんが、国体に向けて第一歩を踏み出しました。女子シングルの決勝は予選と同様に香苗さんが頑張りましたが、坂井さんにはかないません。2位が香苗さん、3位が由里子さん、4位が千紘さんでした。3年生にとって最後の試合でしたが、2位、3位で良かったと思います。
03年7月5日  明け方少し雨が降り、風もありましたがレースが始まる頃には風もおさまり、良い条件のもとで予選が行われました。女子シングル予選a組に香苗さん、千紘さんが出漕です。西会津の坂井さんに香苗さんが500mまでついていきましたがそこでギブアップでした。香苗さんは4分9秒で坂井さんに10秒負けました。千紘さんは4分23秒でした。女子シングルのb組には由里子さんが出漕し、4分21秒で1位で予選を通過しました。注目の女子クオド予選は午後から行われました。午前中と違ってやや逆風のコンディションです。3レーンが田村、4レーンリベンジャーズ、5レーン湖南です。スタートから湖南が飛び出しました。高校大会の時にはあっという間に見えなくなりましたが、今度は違います。やや湖南がリードのスタートでしたが、250mでは並び、逆に田村がリードしました。500mを過ぎた時点でキャンバスほどのリードです。そのままゴールまで競り合い、小差で田村が勝ちました。タイムは田村が3分37秒、湖南が3分38秒でした。たった1秒ですが、生徒たちには手応えのある1秒でした。男子クオドは福島選抜チームとの一騎打ちです。前半からついて行けず大差で負けました。福島選抜チームが3分20秒、田村が3分33秒でした。1年生主体の田村チームとしては上々だと思います。午後の敗者復活戦で女子シングルの香苗さん、千紘さんが勝ち上がり、明日の決勝では、予定通り西会津の坂井さんと田村の3人の激突です。
03年7月4日  朝から荻野漕艇場での配艇です。さくら湖の艇と違うので十分時間をかけてリギングしました。午後に女子クオドは男子クオドと並べてタイムトライアルを行いました。500mまで男子について行きましたが、ゴール前で離され、5秒負けの3分34秒でした。「やや逆風かな」といった状態なので、上々のタイムです。女子シングルは4分20秒から30秒くらいで、香苗さん、由里子さん、千紘さんの順でした。高校大会のチャンピオン西会津の坂井さんには勝てないと思いますので、3人とも決勝に残れれば十分です。
03年7月3日  さくら湖で県総体前の最後のタイムトライアルを行いました。女子クオドはスタートから男子クオドと競り合い、ゴール前で負けましたが、びっくりするような成長です。スタートダッシュではレートが38まで上がりました。湖南の40をはるかに超えたハイレートにはかないませんが、十分なスピードがあり、今度は置いていかれることはないと思います。また漕ぎもパワフルであり、高校大会とは別のクルーに仕上がりました。「今度は絶対に勝てる」そう思える仕上がりです。男子クオドも高校大会よりは間違いなく強くなっていると思います。女子シングルの3年生もここ数日の練習でかなり慣れて、何とか決勝に残れそうです。
03年7月1日  期末考査が今日終わりました。今日から再び水上練習です。今週末が県総体ですから、ほとんど時間がありません。期末考査期間中の体調の維持が課題でしたが、それがきちんとできているかどうかも実力のうちだと思っています。今回の県総体も男子クルーは高校大会と同じメンバーでクルーを組みます。別な組み合わせで組んでみたい気持ちもありますが、時間的余裕がなかったからです。1年生がどこまで成長しているかがカギです。女子クルーはシングルスカルに3クルーをエントリーしました。1年生の千紘さんに加えて、3年生の香苗さん、由里子さんも初のシングルでのレースになります。さくら湖にはシングルスカルが2艇しかありませんので、交代での練習です。3年生は今回のレースが最後になりますので、勝負を度外視して楽しんでほしいと思っています。女子クオドは1本1本の引きの強さの向上に重点をおいて調整しています。各自の課題の改善が図られればもう少し艇速は出ると思います。
03年6月23日  東北大会が終わりました。結果は4位でした。1位は秋田県本荘、2位が湖南、3位が青森県田名部でした。その他のクルーは10秒以上差があり、田村を含めた4校が現在東北の上位に位置しています。しかし、田村は4番目です。キャッチ前の突っ込みが大きく、かなりのマイナスになっていることがわかります。その辺が課題だと思います。また、1年生コックスの直美さんが大会のプレッシャーに負けて全然指示できなかったことも大きかったと思います。今日から試験前の恒例のエルゴメーターです。期末考査終了後すぐに県総体があるので、体を鈍らせることはできないからです。
03年6月15日  強化合宿が終わりました。高校大会の後、フォワードのバランスと引きの強さのアップを目標にトレーニングを続けてきました。14日、15日の荻野での強化合宿もその流れで行いました。利恵さんの漕ぎが少しずつ安定してきました。本格的に漕ぎ始めたのが4月からですから他の3人とはまだ差がありますが、この合宿でかなり手応えをつかんだようです。インターハイに出場する湖南の女子クオド、湖南の男子ダブル、川口の男子クオドと並べてタイムトライアル行いました。やや逆風でしたが田村の女子クオドのタイムは3分39秒で湖南の女子クオドに1秒負けました。スタートから少しおいて行かれ、少し遅れた状態でゴールまで競り合いました。レートは湖南が38位、田村は34でした。かなりレートの差がありますが、今はレートを上げずに引きの強さで勝負したいと思っています。田村も湖南も2年生のチームであり、来年までこの対決が続くからです。一緒に並べた湖南の男子ダブルが3分33秒、川口の男子クオドが3分23秒ですから、女子クオドの2チームのレベルは高いと思います。明日から3日間調整をして、木曜日に東北大会(宮城県長沼ボートコース)に出発します。
03年6月11日  高校大会から3日が過ぎました。まだ敗戦のショックは残っていますが、新たな再出発です。高校大会の結果からわかったことは、技術的に湖南の方がはるかに上であり、艇のバランスや体重のかかり方に大きな差があることです。またレートは湖南の方が3〜4高いことなどです。また各個人の修正すべき点も数多く見つかりました。東北大会まで残り1週間しかありませんが、技術的なことを中心に13日(金曜日)まで練習し、土、日の荻野での合宿で再度レースレベルまで仕上げるつもりです。