06年度新人クルー新たな出発
 
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「06年度新人クルー新たな出発」はこれで終わります。シーズンオフに大きく化けることを期待します。
06年10月15日  今日は昨日とは違い、逆風の条件で準決勝が行われました。女子ダブル準決勝G組は1レーン盛岡第三、2レーン青森、3レーン田村、4レーン由利の4クルーの出漕でした。田村はスタートしてすぐに綾華さんが切り込み、大きな水しぶきを上げて最下位に遅れました。その後、リズムがまったく狂い、フォワードばかり早くて空回りの漕ぎの連続でした。由利が先頭に立ちましたが、田村は500mで盛岡第三をとらえ、700mには青森をとらえて2位に上がりました。しかし、その後のスパートで青森に抜き返され0.7秒差の3位に終わり、念願の決勝進出はできませんでした。タイムは4分39秒95でした。男子シングル準決勝G組は1レーン黒沢尻工業の阿部君、2レーン田村の泰輔君、3レーン湖南の小池君、4レーン本荘の板垣君の4クルーの出漕でした。スタートから板垣君が飛び出し、泰輔君が追いかける展開でした。700m地点で1位の板垣君と2位の泰輔君、3位の小池君との差はそれぞれ1艇身位でしたが、800m以降泰輔君の艇速が落ちてきて小池君に並ばれたところがゴールでした。0.1秒の微差で2位を守り念願の決勝進出です。タイムは4分17秒81でした。男子ダブル準決勝G組は1レーン由利工業、2レーン田村、3レーン佐沼、4レーン喜多方の4クルーの出漕でした。スタートから由利工業、田村、佐沼が一線でしたが、徐々に佐沼が抜け出し、田村が2位、由利工業が3位で500mを通過しました。4レーンの喜多方が由利工業と並んだのが700m地点でした。田村は約1艇身リードしていましたが、早めにスパートをかけた4レーンの喜多方に気づかず、1レーンの由利工業ばかり気にして、スパートのタイミングがかなり遅れました。気づいたときには抜かれていたという信じられない結果で3位に終わり、決勝進出はできませんでした。タイムは3分48秒29でした。唯一決勝に進んだのがシングルの泰輔君でした。決勝は1レーン石巻工業の遠藤君、2レーン田村の泰輔君、3レーン本荘の板垣君、4レーン石巻の阿部君の4クルーの出漕でした。泰輔君はスタートからいつものパワーが見られません。どんどん遅れて3位と8秒差の最下位でした。桟橋に着いたときには立ち上がれないほどの状態でした。田瀬湖に来る前の日まで風邪でダウンしていたツケが一気に来た感じでした。今日は3クルーとも昨日とは比較にならない惨敗の1日でした。結局、念願の全国選抜の切符は1枚も取れませんでした。明日から1週間、生徒たちには1年間を振り返り、来年度の決意を固めるための休みを与えました。
06年10月14日  朝から絶好のコンディションでレースが行われました。女子ダブル予選B組は1レーン田村、2レーン本荘、3レーン石巻工業、4レーン宮古の4クルーの出漕でした。スタートから田村と本荘が飛び出しましたが、すぐに田村がトップに立って徐々に引き離し、500m以降完全に水が空きました。ゴール前バテて差が縮まりましたが、何とか逃げ切って1位でのゴールでした。タイムは4分13秒36で出漕12クルー中2番目のタイムで準決勝に進みました。1年生だけで初の東北大会ですから上出来です。男子シングル予選B組は1レーン秋田の渡辺君、2レーン田村の泰輔君、3レーン山田の山崎君、4レーン酒田東の佐藤君の4クルーの出漕でした。スタートから泰輔君が飛び出しましたが、左右に蛇行して何度も審判艇から注意を受けました。500m以降山崎君との激しい競り合いがゴールまで続きましたが何とか競り勝って、1位でゴールし準決勝に進みました。タイムは4分01秒67で12クルー中3番目のタイムでした。数日前まで風邪でダウンしていたとは思えないすばらしい頑張りでした。男子ダブル予選B組は1レーン山田、2レーン本荘、3レーン田村、4レーン金山の4クルーの出漕でした。スタートから山田と田村が飛び出しましたが500m以降徐々に田村が引き離し、5秒差で1位でゴールしました。タイムは3分33秒65で出漕12クルー中3番目のタイムで準決勝に進みました。出漕3クルーすべてが1位での予選通過は出来過ぎだと思います。
配艇で併漕する田村のダブルとシングル
06年10月13日  朝から良い天気のもとで2日目の配艇が行われました。男子ダブルは昨日と同じで調整はうまくいっています。女子ダブルも今日は昨日の反省からリギングを変えて、かなり良く漕げるようになりました。シングルの泰輔君の体調は次第に良くなり、今日はかなり力強く漕げるようになりました。3クルー全部が明日の予選を一発で通過してほしいと思っています。
06年10月12日  朝、さくら湖に集合して遠征の準備をし、8時40分に出発しました。泰輔君も少し良くなったので一緒に田瀬湖に行くことにしました。田瀬湖には13時過ぎに到着しましたが、少し風が吹いておりその風がかなり冷たく「北国に来た」という感じがピッタリでした。田瀬湖の水位は平成15年に来たときと比較するとかなり上がっており、コースが遠く見えました。配艇は14時40分からでした。男子ダブルは乗り慣れたデルタの艇だったので上手くリギングでき、いつもの漕ぎがすぐ再現できました。女子ダブルは男子と同じ重量艇だったので、苦労しました。ストレッチャーは持参した女子用のものを取り付けました。明日はもう少しワークハイトを低くして再調整です。泰輔君はリギングにかなり時間がかかりましたが、久しぶりの乗艇です。今日は「漕いだだけ」といった感じで終わりました。
06年10月11日  東北選抜大会の組合せも発表になり、明日、田瀬湖に出発します。男女ダブルの仕上がりはマアマアですが、シングルの泰輔君が風邪でダウンしギブアップの状態にあります。レースまでに回復してほしいと思っていますが、かなり厳しい状況にあります。天気予報では雨は降らないようなので、良い条件でレースができることを期待します。
06年10月7日  台風16号、17号と秋雨前線の影響で三春はかなりの雨が降りました。中間考査最終日の6日は横なぐりの雨の中での水上練習でした。7日はさくら湖の水位が約1m位上がり、北よりの風で水面は波だっていましたが、練習は予定通りできました。荻野漕艇場では流れが強く練習はできない状況だったようです。もしかしたら、東北で練習できたのは田村高校だけかもしれませんね。この連休期間中に十分仕上げて、東北選抜に臨みます。
06年9月24日  中間考査前の水上練習は今日で終わりです。男子ダブルが悦男君の膝の故障のため数日練習できませんでしたが、女子ダブルの1年生は元気一杯です。明日から学校でエルゴメーターで強化を図り、28日からテスト期間中の調整に入ります。テスト期間中はATレベルの10分漕をメインとしたメニューで各自調整します。悦男君の膝の具合もこのテスト期間中に良くなってほしいと思っています。
06年9月15日  毎日毎日雨で、雨の中での練習が続きましたが、今日はくもりで雨は降りませんでした。北東の風が吹いて寒く、練習コース内は逆風が吹いています。10月中旬の東北大会は岩手県の田瀬湖で行われますが、冬型の気圧配置になれば逆風が吹くと思うのでちょうど良い練習になります。東北選抜に出場する男女ダブル、男子シングルの3クルーは順調に練習をこなしています。10月初めに中間考査があるので、それまでに一度仕上げたいと思っています。
06年9月5日  昨日(4日)は完全休養日とし、今日から東北選抜に向けてのトレーニングを開始しました。リギングして出艇し、久しぶりにダブルスカル2艇とシングルスカル2艇がさくら湖に浮かびました。このうち3艇が福島県のチャンピオン艇だと思うと大会前とは違った雰囲気を感じます。東北選抜まではまだ1ヶ月以上あるので時間をかけてじっくりと仕上げたいと思います。
大接戦の男子ダブル決勝(向こう側が田村)     3種目優勝で東北選抜に駒を進めました
男子シングル決勝(手前が泰輔君)          女子ダブル決勝(向こう側が田村)
06年9月3日  今日も暑い日差しが降り注いでいます。風が横から少し吹いていて、それが複雑な吹き方をする条件で準決勝、決勝が行われました。午前中の準決勝は男子シングル、男子ダブルともに余裕を残して漕ぎ、ともに1位で通過しました。午後最初の決勝は女子シングルです。2レーンが湖南の依田さん、3レーンが田村のちなみさん、4レーンが西会津の三留さん、5レーンが湖南の渡部さんの4クルーの出漕でした。スタートから三留さんが抜け出し、湖南の2人が追う展開でした。今日はちなみさんは最初から置いていかれました。漕ぐレンジの大きさと水中の引きの強さが違います。4分33秒のタイムで4位でした。男子シングル決勝は2レーンが湖南の小池君、3レーンが喜多方工業の黒澤君、4レーンが川口の栗田君、5レーンが田村の泰輔君でした。泰輔君はスタートからリードを奪い、追いすがる湖南の小池君を次第に引き離し、5秒差で優勝しました。タイムは3分45秒でした。さくら湖での直前の練習の時にかなりの手応えを感じていましたが、それが現実になりました。女子ダブル決勝は2レーンが田村、3レーンが会津、4レーンが川口、5レーンが喜多方東の4クルーの出漕でした。スタートから田村がいつもよりハイレートで飛び出し、喜多方東をリードしました。500m地点で約1艇身リードし、800mからのスパートで引き離し、3.6秒差で優勝しました。2レーンを引いた不利をはねのけたパワーはすばらしいの一言です。タイムは3分55秒でした。男子ダブル決勝は2レーンが西会津、3レーンが田村、4レーンが喜多方B、5レーンが喜多方Aの4クルーの出漕でした。スタートから田村がリードしましたが今日は喜多方Aとの差が開きません。500mでキャンバスほどリードしましたがその後差が詰まり、800m地点ではほぼ並びました。その後スパートが入り、2クルーがゴールになだれ込みましたが、田村が0.8秒差で競り勝ちました。タイムは3分26秒でした。予選の結果からはもっと離れると思っていましたが、思うようにはいきませんでした。ただ、男女ダブルともに男女クオドのタイムより良いタイムで優勝しており、目標の1つは達成しました。これで田村は3種目の優勝です。たった6人の部員で成し遂げた偉業はすばらしいことですが、まだこれは通過点にしかすぎません。大きな目標(全国選抜大会出場)に向けてまた再出発です。
06年9月2日  いよいよ予選の日が来ました。天候は晴、午前中は弱い逆風でした。女子シングル予選A組は3レーンが田村のちなみさん、4レーンが湖南の依田さん、5レーンが喜多方商の田部さんの3クルーの出漕でした。スタートしてすぐちなみさんがリードしましたが250m以降依田さんにつめられ、500mでは逆転されました。その後徐々に離され、ちなみさんはゴールでは9秒差の2位で、タイムは4分28秒でした。漕ぎが小さいのと引きの弱さが敗因だと思います。男子シングルは予選C組に泰輔君が出場しました。喜多方の長谷川君が棄権したため、喜多方東の長澤君と2クルーでのレースでした。泰輔君はスタートからリードし、24秒差の圧勝でした。タイムは3分57秒で、出漕10人中最高タイムでした。本命視された湖南の小池君より3秒速かったのは立派です。どんどん良くなっていく感じで楽しみです。女子ダブル予選B組は3レーン川口A、4レーン田村、5レーン西会津の3クルーの出漕でした。スタートから田村がリードし、2位に29秒差の圧勝でした。タイムは4分5秒でした。しかし別な組で1位の喜多方東に2秒負けました。男子ダブル予選A組は2レーン喜多方商業、3レーン喜多方A、4レーン田村、5レーン西会津の4クルーの出漕でした。スタートから田村がリードし、2位の喜多方Aに7秒差の圧勝でした。タイムは3分27秒でしたが、逆風だったのでこんなものでしょう。事実上の決勝戦を制したことで優勝に一歩近づきました。予選で敗れた女子シングルのちなみさんは午後の敗者復活に回りました。敗者復活は3レーン湖南の渡部さん、4レーン田村のちなみさん、5レーン喜多方商業の田部さんの出漕でした。スタートからちなみさんがリードしましたが、500mを過ぎてから渡部さんに並ばれ、そのままゴールまで競り合いました。結局0.4差で競り負け2位になりました。2位まで決勝に進めますので何とか決勝進出を果たしました。男子シングルと男子ダブルは明日の準決勝に、女子シングル、女子ダブルは明日の決勝に進むことになりました。女子は決勝のレーン抽選が今日行われましたが、女子シングルのちなみさんは3レーン、女子ダブルは2レーンを引きました。荻野コースは流れの関係から2レーン不利は間違いありません。しかも接戦が予想される喜多方東が一番有利な5レーンを引いたので生徒たちはパニックになっています。でもこれは全国選抜大会への試練と考えるよう話しましたが、生徒たちは明日までどんな精神状態で過ごすのでしょうか。
06年9月1日  新人戦配艇の日になりました。朝、さくら湖に集合してシングル2艇を積み込み、荻野漕艇場に向かいました。天候はくもりですが、ほとんど風もなく良い条件でした。午前中はリギングし、午後から練習しました。女子ダブル以外は今まで使っていた艇と同じなので、リギングは短時間で終わりました。午後のタイムトライアルでは男子ダブルが3分20秒、男子シングルが3分41秒、女子ダブルが3分54秒、女子シングルが4分17秒でした。男子は予定通りのタイムでしたが、女子はもう少しタイムが出ても良いと思います。明日の朝、再度調整して予選に臨ませます。
男女併漕で練習する田村の新人クルー
06年8月27日  毎日猛暑の夏休みの練習が終わりました。明日から2学期が始まり、涼しい夕方の練習になります。新人戦まであと1週間ですが、仕上がりはマアマアです。特に男子ダブルはいつでもレースができる状態まで仕上がっています。月曜日からレースに向けて調整していきます。
06年8月22日  新人戦の組合せが決まりました。どの学校も部員不足でクオドを組めたのは男子で湖南と喜多方、女子で喜多方東と喜多方でした。したがってシングルとダブルが大激戦です。男子シングルは11クルーの出漕です。県総体の結果からは湖南の小池君が断然強いはずです。その他の10人の中には強いと思われる選手は見あたりません。泰輔君にも十分チャンスがあります。ぜひとも2位になって東北選抜の権利を取ってほしいと思います。男子ダブルは8クルーの出漕です。予選A組に入った田村と喜多方A、西会津が強いと思います。予選A組が決勝の前哨戦になるはずです。田村はここで勝って優勝を狙います。女子シングルは6クルーの出漕です。国体にクオドで出場する西会津の三留さんが断然強いと思います。県総体でちなみさんに勝った湖南の依田さん、渡部さん、喜多方東の青柳さんの3人も出漕しています。ちなみさんには大激戦の二番手に食い込んでほしいと思います。女子ダブルは6クルーの出漕です。喜多方東は県総体で優勝しましたが、初出場の田村の1年生クルーの方が強いと私は信じています。ぜひクオドを含めた全女子クルーの中で最高タイムで優勝してほしいと思います。
06年8月21日  17日から練習を再開して5日が過ぎました。各クルーそれぞれの課題の克服のため集中して練習に取り組んでいます。男子シングルの泰輔君は大きな漕ぎが少しずつ安定してきましたが、体重の乗りがまだ不足しています。男子ダブルはいつでもレースができる状況まで仕上がっていますが、艇速をもっと出すために基本練習に力を入れています。女子シングルのちなみさんは足首が硬いため前から大きく引けません。引ける範囲で強く押せるよう練習しています。女子ダブルは綾華さんのパワーが少しずつ発揮できるようになっていました。しおりさんのオールの固定時間も少しずつ長くなってきました。明日からしおりさんが集中勉強会に参加するため綾華さんはシングルでの調整に入りますが、女子ダブルは新人戦までに大きく化けてほしいと思っています。
06年8月11日  8日から荻野漕艇場で合宿を行いました。連日30℃を超える猛暑の中での合宿でした。10日朝まで青森県選抜チームが合宿していましたが、東北選抜大会で対戦するであろう県外チームが同じ水域で練習しているのは刺激になったと思います。心配した台風7号も関東沖に去り、荻野漕艇場には影響はありませんでした。8日、9日と全員がシングルで練習し、10日、11日にダブルとシングルでの練習を行いました。朝、5時30分出艇で7時まで、9時30分出艇で12時まで、15時30分出艇で18時30分までの3回の水上練習でした。上流7km地点まで上っての練習がメインでしたが、1日に漕ぐ距離は約50kmに及びました。生徒たちの手はマメだらけ、疲労のピークで合宿は終了しました。男子ダブルはインターハイを経験した2年生の雄希君と悦男君ですが、かなり良い感じで漕げていると思います。男子シングルは1年生の泰輔君です。体重の乗せ方がうまくいくともっと艇速が出るはずです。女子ダブルは1年生の綾華さんとしおりさんです。現在の所まだ期待ほど艇速は出ていません。クオドに乗っていたときのパワーがまだ発揮できていないためだと思います。新人戦までにはもっと艇速が出るよう指導していきます。女子シングルは1年生のちなみさんです。県総体で初のシングルでのレースを経験しましたが、あの時とは別人のように引けるようになりました。新人戦の台風の目になってほしいと思っています。新人戦は夏休み明けの9月1日から行われます。部員が6人ですから、男女ダブルと男女シングルの4種目にエントリーする予定です。目標は男女ダブルの優勝と4種目の東北選抜出場です。明日から16日まで合宿の疲労回復を兼ねたお盆休みに入り、17日からまた練習を再開します。
06年8月4日  男子ダブルがインターハイに行っている間、1年生は学校でトレーニングを続けました。エルゴの20分漕、ランニング、サーキットトレーニングが主なメニューです。毎日結果を琵琶湖にいる監督のもとにメールで報告しました。今日まで学校でトレーニングを続け、6日、7日とさくら湖で水上練習し、8日から荻野漕艇場で合宿します。目標は新人戦優勝と東北選抜大会で全国選抜の権利を獲得することです。