明治期の多度津駅時刻表

明治29年に発行された汽車時間表


ここには,帝國日本鐵道線路地図が載せられています.

四国地方の拡大図
丸亀-多度津-琴平間の鉄道路線図が描かれています.
 明治22年5月23日讃岐鉄道株式会社によって,四国で初めての鉄道が開通しました.讃岐鉄道(株)は明治37年山陽鉄道(株)に合併されましたが,明治39年国有に移管しました.

 愛媛県には,今の予讃線とは全く違ったところを鉄道が走っていたことが分かります.
時刻表
時刻表(明治22年7月14日朝日新聞付録より抜粋)
讃岐鉄道開業当時の時刻表です.
善通寺駅ではなく,吉田駅であったことや,始発が5時と早い時間であり,また,最終も9時で終わりです.
四国連絡時刻表(明治36年7月朝日新聞付録より抜粋)
四国から見ると,本州への連絡は,岡山方面は高松から船で三蟠(さんばん,現在の岡山市江波,岡山に鉄道が敷かれるまでは,大阪航路の湊であり,宇野港ができるまでは,四国方面への湊であった),京橋を経て岡山へ,また,広島方面は,多度津から尾道へ行ってました.