主 催 多度津町立資料館
協 力 高松地方気象台
期 間 4月27日(土)〜6月23日(日)
休館日 月曜日,第2・第4火曜日
祝日(休館日が重なるときはその翌日)
入場料 無料
多度津測候所(多度津町家中6-4)は,明治25年(1892)8月1日香川県立多度津測候所として設置され,これまで110年間,気温や降水量、風速,気圧などの大気現象を観測してきました。高松地方気象台ができるよりも50年も前から,県内唯一の測候所として
活躍してきましたが,平成13年3月に観測業務が無人化されるに従って,多度津特別地域気象観測所として生まれ代わり,測候所は閉鎖されました.
測候所の建物は壊され,敷地もずいぶんと縮小されてしまいましたが,こうして,多度津が誇れる施設の一つが,また,消えてしまいました.
町立資料館では,測候所がこれまで使用してきた観測機器や貴重な観測資料その他往事を偲ぶ文物を保存し,後世に伝えていくことにいたしました.これを記念して,多度津測候所回顧展「さようなら測候所 110年の軌跡」を6月23日(日)まで開催しております.是非,資料館までおいでください.
仲多度郡多度津町家中1−6
多度津町立資料館
電話 0877-33-3343
明治25年発足当時の建物
特別地域気象観測所では,気温,降水量,風向・風速,日照時間,気圧,視程等を無人観測します.
明治36年ごろ
このころはまだ国鉄ではありませんが測候所の前を高松に通じる汽車が走っていました.
現在は,土讃線多度津駅から国鉄多度津工場までの線路として,今も使われています
昭和13年ごろ
左手の建物は水産講習所
電柱の間から海が見えています
多度津測候所沿革
明治24年6月(1891) 香川県議会において一等測候所新設を議決
明治25年8月(1892) 香川県立測候所発足,新庁舎完成,22時より観測開始
1日6回(02,06,10,14,18,22時)
明治25年10月(1892) 地震計設置
明治26年1月(1893) 毎時観測開始,統計開始年
明治36年1月(1903) 香川県立多度津一等測候所と改称
大正8年5月(1919) 香川県立多度津測候所と改称
昭和14年11月(1939) 中央気象台多度津測候所と改称(国営移管)
昭和22年4月(1947) 高松管区気象台多度津観測所と改称
昭和24年11月(1949) 多度津観測所と改称
昭和25年6月(1950) 多度津測候所と改称
平成13年3月(2001) 多度津測候所廃止,多度津特別地域気象観測所に移行
回顧展は終了しました