企画展
多度津藩御典医三谷家所蔵品展
平成18年7月9日(日)まで (終了しました)
 
 もとの東白方村の三谷家は,天正年間に始まる旧家ですが,代々,儒学者や医者を輩出した名家です.例えば,
三谷景信(1726-1800) 東白方三谷五左衛門(義治)の次男.立民と号す.儒者にして医学に長じ,著書に「子丑治談」あり.
  国学者森長見と親交あって,道隆寺境内  の「森長見碑志」を記す. 
三谷景筮(さく)(1750-1813) 景信の甥であるが後に養子となる.簡翁と号す.医師として御目見得,苗字帯刀を許される.
三谷景凱(1793-?) 景信の実子.士元と号す.弘田川下流富良津に架かる十四(そよつ)橋の碑銘を記す.
  文化5年(1808)伊能忠能らの海岸測量に随行した.
三谷簡融(1804-1856) 家老林良斎と親交あり,また,その門人となる.
三谷景典(1808-1879) 大阪に昇って医学を修め,白方にて開業する.
三谷慧(?-1927) 景典の三男.明治12年大阪医学校卒.明治20年,多度津仲ノ町に博愛病院(眼科)を開業する.
                           (同時に展示されている「仲多度郡・善通寺市医師会史,多度津における
                            医師の系譜−藩政時代−」をもとにまとめました)
  
薬研(やげん)
細部用メス はかり
産論翼 鷺岡先生著術正骨図
薬味タンス 縫合針
はりまぜ屏風 花開花映(菅茶山)
四季花卉年中行事図 大西雪渓(1813-1890,丸亀市郡家町に生まれる)
資料館奥庭


ちらし寿司多度津町立資料館