しかし，世の中には，このKenMapをいろいろ支援してくださる方々がいて，市町村合併情報をいち早く教えてくれたり，島名データファイルを作ってくれた方もいます．鉄道路線図は無理だろうなあ思っていましたが，この面倒な作業をやってくれた人がいたんですね．
鉄道路線図は，単に，路線を描いただけではそれが何であるかがはっきりせず，あまり役立つとは思えませんが，そこに駅名が入ると，俄然，地図としての価値が増します．多くの方々のご協力により，日本国内すべてのJR線，会社線の路線および駅名データが完成しました．
各路線について，全駅名が表示されるようになっていますから，駅名が読めるように表示するには，ある程度拡大した地図でなければなりませんが，主要駅名のみの表示もできるようにしてありますから，県内や地方内の路線図を描くこともできます．
- 地図を表示し，「鉄道路線図を描く」「駅名を表示する」を選択するだけで，路線図と駅名を表示します
- 路線を表す地図線データファイル，駅位置を表すラベルファイルを決められた地方別フォルダに追加すれば，同時に表示されます
- 駅名を選択して，その駅を中心とする地図を描くことができます
- ラベルを選択して，表示したり，表示しないようにすることができます
- 鉄道路線図だけでなく，従来の地図線データの表示において，各地図線および線太さを個々に設定できるようにしました．
従来，地図線データファイルには，個々の線の太さ（サイズ）や色データが規定されており，地図を描くとその太さと色でしか地図線を描くことができませんでしたから，少し線を太くしたいとか，色を変えてみたいということに対応できませんでした．
鉄道路線図では，JRと会社線と色分けしてみたり，同じ会社線でも路線ごとの色分けが必要になったりします．また，この色は気に食わないなあということもあります．
そこで，すべての地図線について太さと色を自由に設定できるようにしました．特に，色については，同時に読み込まれる地図線の色コードごとに10までの番号をつけ，各地図線の色を番号で表し，10色までの色を任意に設定できるようにしました．
左の例では，色番号１で表されるJR線は，番号１のネズミ色を別の色に変更すれば，JR線はすべてその色になります．また，JR線の色番号を（1,2,3,4..というように）個別にふれば，JR線でも路線ごとに違った色で表示することができます．
線名を右クリックして，その線を特定の色で表示できます．また，ダブルクリックして，その路線の表示/非表示を選択できます．
この変更は一時的なもので，もとの地図線データファイルを修正するものではありませんから，「戻す」ボタンで，いつでも本来の設定に戻すことができます．
KenMapでは鉄道路線図にチェックを入れるだけで路線図を描くことができます．
地方別にはこちらから
北海道 東北 関東 東海 甲信越 北陸 近畿 中国 四国 九州
この作成手続きをkmpファイルとして保存しておけば，「ファイル読込」でこのkmpファイルを読み込んで，再表示することができます．また，地図線の色および太さを自由に変更することもできます．
