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愛車 SUZUKI RF400Rの紹介
'88HONDA CBR400RR(雪道転倒で廃車)に続いて2台目に乗ったのが'93SUZUKI RF400R。
コイツに乗って大阪から神奈川にやってきました。
これが現在の愛車である'93SUZUKI RF400R。1993年にスズキがカワサキZZRの対抗として投入したツアラー。
400CCでありながら750CCクラスのサイズ、「狼」を意識してデザインされたフルカウルボディ、太くて厚い
バックボーン形スチール製フレームは高速運転時の安定性が抜群にいい。サイドカウルの通気溝はフェラーリ
テスタロッサ風で高級感を出しているが、知らない人は何も感じないのであろう。RFは赤がスタンダードカラー
になっていることからも意識していることが分かる。ハンドリングはレプリカほどシャープではないが、前傾が
あるので楽なものではないし、サイズが大きくて重いのでコーナリングは難しい。
エンジンはGSX400F系をモディファイしたものと聞いている。初めて乗って回した印象は、中低速で使いやすい
ものの高回転まで気持ちよく吹けあがるものではなかった。前にフルパワーのCBRを経験していたのでモタモタ
吹けあがるエンジンという印象。だから少し改造すればおもしろくなるかなと思った。
上の写真が改造部分。ヨシムラの「サイクロン」スリップオンマフラー(左)とM-MAXリミッターカット(右の小さな黒い正方形)。
マフラー交換で少しは馬力が上がったと思うが、排気音が重低音になり渋い感じになった。アルミ製の光沢も美しい。
リミッターカットはマシンの理性を取っ払い、おとなしい味付けのツアラーマシンがレプリカ並の加速を得た感じ。
馬力アップとともにタイヤも大型車専用ラジアルに変更した。(ミシュラン MACADAM90X)
ボリュームのあるボディ、シャープな顔つき、俊敏さを増した走りどれも気に入っており、ずっと乗り続けたいバイク。
このバイクに乗ってもう7年になるが、今だに好調を続けている。(スピードメーターケーブルがよく切れるが)
通勤用バイクとして毎日地味に乗っているが、たまに遠出したりして喝を入れてあげる。
ちょっと海が見たくなれば茅ヶ崎に行ったりね。→ 茅ヶ崎写真館(2002.6.1 少し公開中)
いい季節になったらガンガン乗ってやろう。
・'88CBR400RRの思い出
中免をとって初めて乗ったのが中古で買った88年型CBR400RRだった。
ホンダが誇る技術のカムギヤトレーンを採用した高回転型のエンジンはモーターのような感覚。
セパレートハンドル、マウントブリッジ方式、アルミ製スイングアームは乗り手を選ぶ足回りで、初心者には
とても扱いづらいマシンだった。さらにアルミツインチューブのフレームは小型のボディとの相乗効果で
250CCクラスの重量を実現し、コーナーでの旋回性はレプリカの中でも最高だったと思う。
前過重が顕著なため特に下りコーナーが難しくて何度かコケた。
大阪南部の峠や京都北部の峠を走ったり、鳥取までツーリングに出かけたりした思い出がある。
しかし、乗りなれて面白くなってきた頃に雪道転倒で全損。
自分の技術を過信してしまったことによる自損事故(体は打撲のみ)。若かったなぁ。
エンジンはまだまだいけそうだったので何とかしたかったのだが、学生時代だったので資金不足で断念。
泣く泣く廃車にしてしまったのだが、もう一度乗ってみたい名車だと思う。
もう、程度のいい中古車とは出会えないだろうね。