Foreign Film (洋画) Part 1

作品名 感想・寸評・評価・観どころ、などなど
THE THING
遊星からの物体X
 某所では「全く怖くない」とか「怖くないホラー映画」などど不評のようですが、私はこれで十分怖いです。

 大昔、地球の南極に墜落したUFOが雪解けとともに人類に発見され、異星生物も発見される。その異星生物は観測チームの一員に姿を変えて次々と隊員を殺していく。
 触手らしきものを伸ばして犬を襲ったり、切り落とされた人の頭からカニの足みたいなものが伸びて、カサカサとあるいたり。
 人類か、異星生物かの見分け方は、血に火を近づけることで判った。隊員達はそれぞれを疑って、その判別方法を試したとき、ある隊員が本性を現し、他の隊員を襲い始めた。
 最後は2人だけ生き残り、エンドクレジットへ・・・。
ARMAGEDDON
アルマゲドン
 これの一番の見どころは、初めのところで小惑星からこぼれ落ちた?隕石が街に落ちてきて、街並みを破壊(といっても車が火をふいて吹っ飛ぶくらい)でしょう。

 巨大な小惑星が地球に接近していて、そのままでは地球との衝突は避けられなかった。そこで小惑星の地下深くで核爆発を起こして真っ二つにし、小惑星の軌道を変えようとした。
 その任務に8人の石油採掘のものたちが選ばれ、訓練を受けて宇宙に飛び立った。

 ところで、実物見たことないんで判りませんが、小惑星の表面ってあんな風になっているのかな?
CONTACT
コンタクト
 宇宙から突如あるメッセージが送られてきた。情報を解析するとある映像が浮かび上がってきた。それは・・・。
 送られてきたメッセージにはもうひとつデータがあり、そこから無数のページを発見する。それを並べて解析しようにも、あわない。
 その折、資金難で資金提供周りをしていて資金提供をしてくれたハデンよりヒントを得る。そこから得られたものは、とある設計図であった。
 その設計図を元に、構造物を造り上げた。乗員に選ばれたのは、エリーではなくアロウェイ博士であった。いざ宇宙へ・・・とその時、部外者によって博士ともども破壊されてしまった。
 悲しみの中、ハデンより宇宙船ミールより連絡が入る。おなじものが北海道に建設されていたのだった。そしてエリーに投げかける。「乗員を探している」と。
 システムが起動し、エリーは異空間へと旅だった。
OUTBRAKE
アウトブレイク
 アフリカモダバ流域の村が悪性ウィルスに感染し、爆弾によって村は消滅させられてしまうが、その悪性ウィルスは猿の密輸によってカルフォルニアで感染者をだしてしまい、空気感染をいう新型のウィルスで派生して街を壊滅に追い込んでいく。
 目には見えないウィルスの空気感染の恐ろしさがよく分かる。
 リアルに映し出さないものの、冒頭の感染した村の映像は怖いものがある。ヘリコプター同士の低空戦闘はスリルがある。
AIR FORCE ONE
エアフォース ワン
 大統領専用機「エアフォース・ワン」がテロリストにハイジャックされるシナリオ。
主演はハリソン・フォード。
 サラウンドは良好。F15の爆音やミサイルの音が駆け巡る。機内シーンはセットを作って、そこで撮影しているのだろうけど、もうすこしエアフォースに乗っている感じを出してもいいと思うけど、それだけ乗り心地がいいという事でしょうか。
 最後に「エアフォース・ワン」は海に叩き付けられて大破するのだが、そこだけ合成と判ってしまうのが、残念。
The Ninth Gate
ナインス ゲート
 世界に3冊しかない古書を探してある秘密を解いて行くというシナリオ。
 本には挿絵があり、3冊それぞれ同じ挿絵でも、描いた人物や絵の一部が違っていた。そして9枚の挿絵を揃えることである秘密が解かれる。
 本の調査を依頼した収集家は挿絵を9枚揃え、悪魔になるべく儀式を行うが、実は1枚偽物であり、自ら放った炎に焼かれて死んでしまう。
 その後、本の探偵は謎の女から、もう1枚の本物のありかを知る。それら本物9枚が揃ったとき、ゲートが開かれる。

 これの一番の見どころは、Dodge Viperの走行シーンです。赤いRT/10の巨大さにはうっとりしてしまいます。
 サスペンススリラー、シナリオは良く出来ていると思います。ただ、最後門をくぐった探偵がどうなるのかが知りたいところです。
STEPMOM
グッドナイト・ムーン
 フォトグラファーの彼女は、弁護士の彼と交際が順調に進んでいたが、彼には2人の子供がいた。そこに離婚調停中の先妻が子供を愛するあまりに、彼女に冷たく当たる。いろいろとすれ違い、行き違いがあるが先妻にはある秘密があった。しだいに二人は理解し合う。
 たまには、このような家庭的な映画もよろしいかと。
 晩秋のニューヨークがまた美しく、こういう風景の下でゆっくりとしてみたいものです。
INDEPENDENCR DAY
インデペンデンス デイ
 突如、宇宙の彼方から、宇宙人が地球を侵略しにくるというもの。
 巨大な母船から、いくつもの円盤型のUFOが各地の主要都市に現れて、一斉に攻撃を仕掛けてきた。
 UFOからさらに戦闘機らしきものが無数に飛び出してきて、空中戦の末、1機の戦闘機を落とし、そこから宇宙生命体を発見する。
 撃ち落とした戦闘機から、母船とUFOへの攻撃方法を見いだす。それは、コンピューターウィルスを使うというものだった。
 それにより、撃ち落とした戦闘機を使い、母船に侵入しウィルスを仕掛け、UFO・戦闘機の防御バリヤーを打ち破ることができた。
 かくして人類は未知の生命体からの侵略を阻止することが出来た。

 メイキングもなかなか良いです。炎が街を焼き尽くすシーンは、精巧な模型を斜めにして、火薬を爆発させ、街並みに炎を駆け巡らせるというもの。
 ホワイトハウスや超高層ビルの爆破シーンも、精巧な模型を造って、一発勝負で爆破・撮影するというもの。
 最近、3DCGを駆使したとか騒いでいますが、3DCGでも出来ないようなものもあるということが判り、また制作者の苦労が伺えます。
 DVDになってからは、容量に余裕があり、メイキングを収録するものが増えてきました。特殊撮影の方法を判ってしまうのは、おもしろくないという方もいらっしゃるかも知れませんが、方法を知るというのもまた楽しみの一つと考えます。

 この手の映画は他にもあるが、実際には宇宙人がいるという証拠もないし、居ないという証拠もない。なにより、侵略するならとっくの昔に侵略されていると思う。
 それに地球を襲う理由は?
GHOSTBUSTERS Special Box
ゴーストバスターズ 1&2
 ニューヨークに蔓延るゴーストを、大学の研究室を追われた3人が、町中でゴーストを退治するお話。テレビでも何度か放送されているので、解説は必要ないですね。
 しいて言えば、1は面白くヒットし、2を作ったが外したかなと思います。
THE THIRTEENTH FLOOR
13F
 ある高層ビルの13階で1937年のロスアンジェルスを仮想空間にて再現しようとしていたが、ボスが何者かによって殺されてしまう。謎を解くために彼は現在と過去(1937年のロス)を行き来するが、両者にパラレルワールドが存在する事を知る。なんと現在も仮想空間であった。
 始めは気づかない現在が仮想空間であったというオチが見事。そして地の果てが、ワイヤーフレームになっているのも面白い。
 1937年のロスはCGではなくセットかなと思うが、それにしては見事に出来ている。この時代は白黒映像でしか見ることがないので、色合いはこのようになっているんだなと感心した。
THE GREEN MILE
グリーン マイル
 3時間を超える大作。
 物語はある老人の回想から始まる。
 その老人は昔、刑務所の看守をしていて、そこに大柄の死刑囚がやってきた。
その死刑囚には不思議な能力があり、看守の持病を治してしまった。その後いくつかの奇跡を起こした。
 踏みつけられて死んでしまったネズミを生き返らせたり、老婆の不治の病をも治してしまい、さらにはその不治の病の源を嫌われ者のある看守に遷したり。
 死刑囚に最後の時がくる前、看守に己の能力を託し、死んでいった・・・。
THE SIX SENSE
シックス センス
 小児科精神科医は、ある夜以前担当していた少年に撃たれ、そしてその少年は自殺してしまった。
 その後、精神科医は8歳の少年を診ることになる。この少年の症状は自殺した少年と酷似していた。
 暫くして少年はその精神科医にある秘密を打ち明ける。それは・・・。
 その何かは、実際に観て確認してください。繰り返し観ることで、さらにおもしろくなる映画です。

 いままで私はこのようなシナリオの映画を見たことが無いので、これもアイデアの一つだと関心しました。
MouseHunt
マウスハント
 ある兄弟は父親を亡くし、製糸工場と古ぼけた屋敷を相続する。その屋敷にはかなりの価値があることを知って、オークションにて高値で売ろうと計画したが、たった一匹のネズミによって潰される。屋敷を破壊され、製糸工場に戻ると、そのネズミはチーズと製糸機械を使っていろいろな形のチーズを作って、仲よくやっていくというシナリオ。
 CGは多分使っていないような感じ。ネズミの動作が見事に訓練?されていて、笑わせてくれます。
 DVDがいまのところ発売されていませんが、非常に面白いです。
HOLLOW MAN
インビジブル
(PG-12指定)
 ある工場の地下深くにて国家最高機密機関にて動物の透明化の実験が行われていた。
 既に透明化していたゴリラを元に戻す実験が行われ、途中失敗かと思われたが、心臓マッサージによって元の姿に戻った。
 政府に失敗したかのような嘘の報告をしたセバスチャンは、今度は人間をと、焦っていた。そして自ら実験台となる。激痛に耐えながらも透明化することはできた。しかし・・・
 数日後、今度は元に戻るため、再び実験台になったが、あと一歩のところで透明に戻ってしまった。あれこれ調査したものの、これといって解決策が見いだせないでいた。
 苛立ちが絶頂にこようとしていたセバスチャンは、地下室から地上へ上がるためのエレベーターを使うには、声紋チェックとパスワードチェックが必要であるが、メンバーのを全て削除して、密室としてしまった。そして、政府にこれらのことを報告させないために、殺戮が行われる。

 始まりにいきなりネズミが握り潰されて血が飛び散ったり、透明化または元に戻る時の理科室の人体模型以上のリアルさは不気味です。透明化するときは、皮膚→筋肉→内蔵→骨という順番で消えていき、人体構造がよく分かります。
 一つ面白かったのは、全て透明になったために、目蓋を閉じても光が差してくるので、眩しくて寝られないというものでした。姿は消えても、ものは見える訳だから当然だね。
 ところで、透明化したらあなたならどうします?
magnolia
マグノリア
 なんの繋がりもないように思える9人の男女がいろいろな物事によって巡り合い、そしてある出来事によって一つになっていく物語り。
 3時間超の大作であるがゆえに、途中で話が分からなくなってきそうである。偶然が偶然を生み、そして必然となる・・・そんな話です。
 見どころ?として、クライマックス付近で起きる空からある小動物が雨霰の如く大量に降ってくるところです。よくあれだけの数を集めたと関心しましたが、その数が途中半端ではないので、観てると逆に気分を悪くするかもしれません。
 もう一度観れば、それなりにシナリオが判るかな。
RED PLANET
レッドプラネット
 これまた宇宙もの。
 こちらは、火星に20年かけて取り組んだところに5人の男女が行くシナリオ。
 船が火星に近づいたとき、太陽フレアの影響で異常事態に陥った。船長一人が船に残り、残りは火星に緊急着陸する。
 そこは、藻の緑で覆われているはずの地が、グランドキャニオンの様に、広大な砂漠となっていた。クルーは火星の施設を目指して移動するが、施設は廃墟の様にボロボロに大破していた。
 酸素残量があと僅か、酸欠直前でバイザーを取ると息ができた。酸素がある証拠である。
 疑問をもちつつも、夜になり、そこで一夜過ごすことにしたクルーに、一緒に来ていたロボットのプログラムが戦闘体制に切り替わってクルーを襲ってきた。
 残り2人になり、脱出手段を求めて移動していると、不思議な光景の前で、思いもかけない事実を知ることになる。

 移る映像はすべて宇宙か火星で、地球内は出てきません。船がちとちゃちいかななんて思ったりもしますが、実際はあんなもんでしょうか。
 火星の風景はまさしくグランドキャニオンです。というか、そこて撮影したのかな。
 他にはFSXが弱い気がして、始めつまらないかと思いましたが、結構面白かったです。ただ、火星に緊急着陸したあと、内部分裂でクルーの一人が崖から落されるのだけど、あとで登場するのかと思いきや、それっきりでした。
BEING THERE
チャンス
 作品自体は、20年前のもので、モノラル。
 ある屋敷の庭師のチャンスは、家主が死去してしまったため、弁護士によって半ば強制的に退去させられてしまう。
 TVが好きで、そこからいろいろと情報を仕入れていたのではないかと思えるのだが、一度たりとも屋敷から外界に出してもらえなかった為に、心はいたって無垢であった。
 街を彷徨っていたところで、駐車中の車と車の間に挟まれ、打撲してしまう。その車の主は経済界の大物令嬢であった。騒ぎを恐れ、屋敷に招いて治療してあげることにした。
 令嬢の父、ベンジャミンは、チャンスの無垢な心に惹かれ感動する。
 そこへ大統領が来て、チャンスの話を演説で引用したので、チャンスは一躍有名人となったが、だれも彼の情報を得ることができなかった。

 内容が内容だけに、大掛かりなFSXはありませんが、ちょっと色濃く20年前の雰囲気を味わえる感動ものです。

 最近は、制作費いくらとか、FSXをふんだんに使ったとかありますが、たまにはこういったものはいかがでしょうか。
SCARY MOVIE
最終絶叫計画
 非常に下らなく面白いパロディ映画。一応ホラー。
 ハロウィンマスクを冠った殺人鬼が次々と殺人を犯していくのだけど、随所に有名映画をぱくった場面がある。知っているところで、「マトリックス」「ブレアウィッチプロジェクト」「シックスセンス」などなど。
 シナリオは・・・よく判らなかった。
HILARY and JACKIE
ほんとうのジャックリーヌ・デュ・プレ
 実在したチェリストのお話。
  音楽家になる事を夢に見た姉妹。海岸で遊んでいると、波打ち際に誰かがいる。妹はその人に会いに行き、話をする。
 始めの頃は姉が舞台に上がることをうらやましく想い、努力する。次第に妹は才能を開花し、姉を上回ってしまう。そして妹の才能の前に、姉は音楽家になることを諦め、結婚し平凡な生活を送ることになる。
 妹は、益々磨きが掛かって世界中を巡る。しかし、心身共に疲れ果てて、姉の平凡な生活にあこがれ、姉の家に現実逃避する。
 暫くして舞台に戻ったが、28歳にして不治の病に冒され、そして42歳で他界してしまう。
DANTE'S PEAK
ダンテズ ピーク
 山間の街の近くにあるダンテズ山が噴火して、街を溶岩が包んでしまうというもの。
 噴煙のCGはCGと判らないほど見事。噴煙によって起きる雷も表現され、噴火の恐ろしさを見せつけてくれる。
 湖の水が塩酸の様になるが、本当だろうか。
VOLCANO
ボルケーノ
 こちらはロスのど真ん中で噴火が起きるというもの。街を飲み込んでいく溶岩に、消防車などが必死に対抗する。道路に巨大な溝を作って、海に導く作戦に出る。
 あちらの消防車は大きい。
 ちょっと残念なのは、エンドにて望遠のロスが映し出され、溝を溶岩が流れていくシーンがあるが、周辺はいつものロスであるため緊張感が伝わって来ないところです。

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