そのワケを君に。
「おまえってひつこいな。」
セックスが終わるといっつも言うセリフ。
「普通だろ。」
「普通ってこんなひつこくするもんなのか。」
「なんじゃねェの?」
そう喋ってる間も止まらない。
一回イッた体はまたスグ熱くなって、また突っ込みたくなって、汗にまみれた体を休むことなく撫でつける。
その手をうざったそうに体に這わせてルフィが喘ぐ。
荒い呼吸を繰り返す。感じやすいところに手が行くとぴくりと反応する。わかりやすい体だ。
毎日毎日繰り返してるから、どこがイイかなんて感覚で覚えちまった。
慣れてはいるがなあなあにはならない。
この体は決して飽きない。
「あ・・・ッ!い、つも・・・もう、いい加減にシロ・・・・・・ッ!」
敏感なところを嫌と云うほど愛撫する。
一箇所に与え続けられる快楽にコイツはいつも音をあげる。
俺はずっとそこを触ってたって舐めてたって飽きない。だからずっと触りまくってる。
やがて、ルフィが耐えられなくなってそこから俺を引き剥がすのが常だ。
「もっと、他があるだろ。」
そう言ってまた俺の口を剥がす。
「確かにてめェは全身食いモンになるぜ。」
「・・・もー、疲れた・・・」
体中に触れまくる俺にまたいつものセリフ。
「よく、ねェのか?」
「もーわかんね・・・」
苦しそうに息を上げる。顔は紅潮して汗だらけ。熱に潤んだ瞳で俺をぼんやりと見ている。
「溜まんねェな。」
その顔に顔を近づけ唇を吸う。
熱さで溶けそうに柔らかくなってる。その感触に更に興奮する。
無防備にさらされた口を割って舌を吸う。
どうして飽きねェんだろうな・・・?
てめェの舌ひとつでこんなに夢中になれる。
「うえっ・・苦し・・・」
途絶えることなく続く口接けにまたルフィが音をあげる。
涙まで浮かべてる。
ああ、ちょっと口、開けさせ過ぎたか?
口の端から溢れる唾液を舐め取り、そのままそれを辿って首筋の血管あたりの肌を吸う。
ああ、お前の味がする。
「んああ・・・なァ、もう、挿れてくれよ。」
しびれを切らして『おねだり』が始まる。
しょうがねェな。
俺はいつまでもお前の体を味わっていたいのに。
互いの精にまみれてぬめる後孔に猛る自身を沈め、無心に腰を動かす。
中の肉が俺に絡みついている。
ルフィの欲がそこに現れているかのようで、締め付けられる度悦楽が頭を支配する。
二人でイッた後もその心地よい中に身を沈めたままでいる。
いつもそうだ。
そしてあのセリフがまた出る。
「お前、ほんとにひつけえ。」
そう言われるとまた、
やりたくなるんだよな。
俺がしつこいのは
お前の体がしつこくさせるから。
だからお前が責任取れよ?
終