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海話TALES OF SEA

濃密な体~僕の正体

濃密な身体〜僕の正体

外骨格生物・・・甲殻類・・・エビやカニ


固い鎧の様な外骨格を持つエビやカニは、殻が邪魔をして大きく成れません。どれだけ食べても堅い骨格で覆われているから体積は変えられないのです。
だから彼らにとっての成長とは身体が『濃密』になっていく事なのです。

ちょっとイメージして下さい。
自分の身体が濃密になっていく様を・・・。
血液が、体液がどんどん濃くなっていくんだ。
細胞の数が増えても体積は大きくならないので、
小さな濃い細胞がびっしりになっていく。
重くずっしりとしてくる身体、
密度の濃い身体
狭くなった殻の中ではちきれそうになる身体。

自らの殻に囚われている気がしませんか?

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脱皮の時、それが彼らにとっての囚われからの解放の日です。この一瞬だけ彼らは鎧のような固い殻から解放される訳です。

脱皮前、彼らは最も濃密な身体になっています。そして脱皮を迎え、固い殻から出てくるのです。

また脱皮後のエビ・カニはとてもしなやかで柔らかい。ぷにゅぷにゅしています。僕は実際何度か触った事があるのですがペコっとへこむ感じじゃなくて全体がぷにゅっと柔らかいのです。

脱皮の時、身体が柔らかいこの時だけが体積を増す事が出来る時なのです。脱皮を始めると濃密な身体を薄め、そして一気に膨張します。
実にふた回りくらい大きな体になって出てきます。

映像がYOUTUBEに有ったので貼っておきます。



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脱皮直後は殻がぷにゅぷにゅですから、一時的に骨なしになっってしまいます。だから、動けない!いや、動いちゃいけないのです。殻が柔らかい今はあまりに容易く傷ついてしまいます。この時変形したり傷つくとそのまま殻は固くなり次の脱皮まで治せません。
脱皮自体がスムースに行かなければ足がもげることさえあるそうです。
脱皮はとても大変な作業なのです。

脱皮後、エビカニは脱ぎ捨てた殻を抱えるようにして微動だにせずうずくまっています。彼らが自由を取り戻し動けるようになるのは、再び殻が硬くなってからなのです。


固い殻の中に囚われている時が自由
囚われから解放された時が不自由

エビやカニを見た時、
彼らは今、濃密なのか希薄なのか?
ちょっと思ってみてください。

外骨格生物の成長と脱皮
そのドラマを、思ってみて下さい。