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自閉症論 8章
自閉症予防の4ヶ条
1.母子同床
一目ぼれ
抱いてあやす
母子密着
2.照明を落とす
3.蛍光灯の問題
遺伝要因
4.ヒトの顔
1.母子同床
一目ぼれ
新生児をつぶさに追った最近の研究で、赤ん坊はお産の衝撃から回復すると、深い眠りに落ちる前に、1時間ほど母親の顔を一心に見つめることがわかった。もちろん、母親から離さずにおけばの話である。病院によっては、この「母子の最初の見つめ合い」を取り上げるところがある。母子ともにお産で疲れているのだから「休ませてやるべきだ」との配慮だろう。(デズモンド・モリス著、『赤ん坊はなぜかわいい?』)
出産の際には、母体をその生理的な大変さに耐えさせるために大量のアドレナリンが分泌されます。アドレナリンが分泌されると心身が興奮状態になりますから、出産で疲れてはいてもお母さんは特有の高揚状態にあり、6時間ほどは眠れません。一方の赤ちゃんも、誕生後2時間ぐらいははっきりと目覚めています。双方が起きているこの最初の2時間の間に、一緒にいることでお母さんの脳にも赤ちゃんの脳にも刷り込みが起こるのではないでしょうか。私はそう考えています。(堀内たけし著、『サイレントベイビーからの警告』)
新生児は、おっぱいを飲むとき以外はほとんど眠っているというぐらい、眠っている時間が長いです。
しかし、生まれて2時間ほどは、しっかりと目覚めているということです。
そして、眠る前に1時間ほど母親の顔を一心に見つめます。
お母さんは、赤ちゃんと目を合わせているあいだに、赤ちゃんに魅せられます。
そして、自分の赤ちゃんが世界で一番かわいい赤ちゃんに見えるようになります。
「うちの赤ん坊は、鼻が低い。となりの赤ちゃんの方が鼻が高くてかわいい。取り替えたい!」
と思うことは決してありません。
鼻が低くても、鼻が低い自分の赤ちゃんが一番かわいく見えるようになります。
これは、一種の一目ぼれです。
赤ちゃんの方も、お母さんに一目ぼれします。
そして、お母さんが世界で一番素敵な人になります。
お母さんのそばにいるだけで幸せになれて、安らかになれます。
この現象が刷り込みです。
赤ちゃんは、出産のダメージから回復すると、最初におっぱいを飲みます。
そして、部屋の照明が薄暗ければ、そのあと1時間ほど、母親の顔を一心に見つめます。
赤ちゃんは、一生懸命見ようとします。
しかし、はじめは焦点が合わないので、お母さんの顔は見えないと思います。
あるいは、見えていても意味のないただの映像だと思います。
でも、赤ちゃんと目が合うと、お母さんは赤ちゃんに話しかけるはずです。
『こんにちは!赤ちゃん!』
声が聞こえて口が動くことで、お母さんの顔に焦点が合いやすくなり、顔が見えるようになるのだと推測します。
そうすると、赤ちゃんは、お母さんの肌のぬくもりと、お母さんの匂いと、お母さんの顔と、お母さんの声といった、諸感覚が統合された、お母さんのイメージが形成されて刷り込むことができるのではないかと推測します。
この出産直後の最初の母子の見つめ合いの時が、自然が用意していた刷り込みの時にあたるはずです。
しかし、この時をのがしてもまだ時間の余裕があるように、安全システムが装備されています。
刷り込みはとても大事なことだからです。
またそうでなければ、もっと多くの赤ちゃんが自閉症になっているはずだからです。
抱いてあやす
A.モンタギューは、『タッチング』という本のなかで、羊の新生児のことを書いています。
全くなめられないと(誕生後1時間なめるだけで充分にもかかわらず)羊の新生児の多くは立ち上がることができず、後には死んでしまうものが多いという。なめられることなしに立ち上がることのできる羊がいても、起き上がろうとすると、なめおわるまでは母親が足でそうさせないようにすることはよく知られている。バロンは、タオルでふいてもらった(なめると同じ意味をもつ)子羊は、ふいてもらわないものより早く立ち上がることを見出した。(p34)
ところが、人間を含め、オラウータン、チンパンジー、ゴリラ、といった大型の類人猿は、一般に子どもをなめない唯一の哺乳動物であるというユニークな特徴を持っているそうです。
しかし、赤ちゃんが生まれてオギャーと泣けば、すぐに抱いてあやすのがお母さんの本能ではないでしょうか。
そして、赤ちゃんが濡れていればタオルで拭き取るはずです。
日本では、産湯に入れて身体を洗いタオルで拭き取ります。
タオルで拭くことが羊のお母さんのなめるという行為に当たります。
赤ちゃんがお母さんを刷り込むには、出産のダメージから回復している必要があります。
出産のダメージから回復させるには、抱いたり、トントンしたり、なでたり、産湯に入れて身体を拭いたりといった適度な刺激を与えると効果的です。
抱いたり、トントンしたり、なでたりして皮膚に刺激を与え、声をかけて聴覚に刺激を与えることによって、出産のダメージによって遮断されていた感覚が目覚め、刷り込みの感受期がうまれるのだと考えます。
長年、新生児室で赤ちゃんを診察してきた石田勝正先生は、暗い表情の赤ちゃんも20分ほど抱いてあやしていると微笑むようになる、と書いています。
困難な出産が自閉症のリスク要因としてあげられています。
困難な出産でダメージを受けている赤ちゃんほど、抱いてあやすという刺激が必要なはずです。
しかし現代は、出産が困難だった赤ちゃんは、すぐに保育器に入れられてしまいます。
ダメージを受けている赤ちゃんを、保育器で寝かしておくというのは、対応が間違っています。
ダメージを受けていて元気のない赤ちゃんこそ
元気が出て微笑むまで、抱いてあやすのが母性ではないでしょうか?
泣いている赤ちゃんを抱いてあやし
元気のない赤ちゃんを抱いてあやすのが
母親にそなわった母性としての本能のはずです。
その母性としての本能を、現代の病院は無視しています。
ネコのお母さんは、子ネコが生まれると、ぬれている子ネコを体じゅうなめます。
それから胎盤を食べてまわりをきれいにして、自分の身体をなめてきれいにしてから横になります。
すると子ネコは、乳房の匂いに引かれて、自分で這っていって、乳房をさがし乳首を見つけてお乳を飲みます。
これは、おなじ哺乳類であるヒトの赤ちゃんにも本能として備わっています。
生まれたばかりの赤ちゃんを、お母さんのお腹の上に乗せると、自分で這って乳房にたどりつき、おっぱいを飲むそうです。
匂いだけで乳房にたどりつくのですから、新生児はネコ並みの優れた嗅覚を持っています。
ネコのお母さんは、それから1週間ほどは、ほとんど子ネコから離れません。
子ネコから離れるのは、食事とトイレのときだけです。
それも、子ネコが眠っている間に出かけて、眠っている間に帰ってきます。
生まれたばかりの子ネコは、目が開いていないので母ネコの顔は刷り込めませんが、母ネコの匂いを刷り込みます。
巣の中は、母ネコがいないときも、母ネコの匂いが充満しています。
また、ぬくもりのある兄弟同士で密着しています。
母ネコがいないときも、巣のなかにいれば、母ネコがいるのとほとんど同じなので子ネコは泣きません。
母子密着
母子同床で薄着の赤ちゃんも、ほとんど泣かないそうです。
ところが、厚着をしている赤ちゃんは泣くそうです。
厚着をしていると、お母さんと距離ができてしまいます。
また、赤ちゃんに厚着をさせていると、それだけで保護されているという感覚がうまれて
お母さんも赤ちゃんをあまり抱かないで、寝かしたままになってしまいやすいのではないでしょうか?
生まれてすぐから母親に抱かれていた赤ちゃんは
母親から30センチ離されただけで泣いてしまいます。
ということは、30センチ離されて寝かされていれば
30メートル離されて新生児室で寝かされているのと大差ないことになります。
赤ちゃんが薄着なら、母親が抱いて暖めて保護しようという本能が働くのではないでしょうか?
赤ちゃんが薄着なら、赤ちゃんと30センチも離れるということはないのではないでしょうか?
新生児は薄い肌着1枚が理想です。
また、生まれてすぐにおくるみにくるまれた赤ちゃんは、出産後のお乳を求める反射が遅れるそうです。
手が自由にならないので、お母さんの肌に触れられないからだそうです。
(ミシェル・オダーン著、『バース・リボーン』)
母親の存在を確認する確実な方法は、手で触ることです。
嗅覚、聴覚、視覚などは離れていても解る間接的な感覚ですが、触覚だけは直接母親の存在を確かめることができる感覚です。
触覚は存在を確認する一番確かな感覚です。
また、匂いは母親がいなくても母親の存在を代替することができます。
母子同床であれば、母親がトイレに行っているときも
母親の匂いに包まれているので、赤ちゃんは安心できます。
出産直後から生後1週間ほどは
母親の匂いに包まれた母子同床で
薄着で母子密着しているというのが自然の姿であり、理想の姿です。
2.照明を落とす
自閉症の子どもで、生後2週間、目を開けなかった子どもがいたそうです。
また、新聞の健康相談で、「生まれたときにフラッシュを焚いて写真を撮ったら、生後2日になっても目を開けないが大丈夫だろうか。」、という相談が載っていました。
新聞でのお医者さんの解答は、視力に問題はないから心配はいらない、というものでした。
しかし私は、自閉症のことが心配でした。
目を開けないということは、見ることを拒否しているということで、世界を拒否しているということです。
世界を拒否しているということは、母親の刷り込みもできないという危険があります。
少なくとも、目を開けないのでは、母親の顔は刷り込めません。
新生児は、生まれて3日間ほどは、強い明かりをいやがります。
ところが、分娩室は手術室とおなじで、非常に明るい無影灯で照明されています。
赤ちゃんは、照明された明るい分娩室で生まれます。
舞台のスターのように、スポットライトをあびて生まれてきます。
映画館から真昼の街に出てくると、目がくらみます。
ちゃんは母親の暗い胎内に10ヶ月もいたのです。
明るい世界は、はじめてです。
そんな赤ちゃんが、無影灯に照らされて生まれてきたら、目を開けてはいられません。
目を開けても、まぶしくて真っ白になって、ほとんどなにも見えないはずです。
明るい方が良く見えるというのは私たちの話です。
新生児は薄暗い方が良く見えます。
新生児の視力は悪くて、良く見えないという報告があります。
しかし、どのような環境で実験したのかが問題です。
まれて20分の新生児が、父親が口を開けると口を開け、父親が舌を出すと舌を出したというビデオを見たことがあります。
新生児は、かなり見えています。
新生児は、薄暗いと、見えるものを探して目をきょろきょろしていて、なにか見えると一心に見つめるそうです。
人間の出産は、80%は暗いときです。
また、昼間に生まれたとしても、昔は、薄暗い部屋でお産はおこなわれていたはずです。
生まれたばかりの赤ちゃんの写真を見ると
ほとんどの赤ちゃんが不機嫌そうに眉間にしわを寄せていて、目を細くしています。
明るすぎてまぶしいからです。
目を丸く開けている新生児の写真は、ほとんど見たことがありません。
ところが、ミシェル・オダンの『バース・リボーン』という本に載っている赤ちゃんの写真は、目をまん丸く開けています。
薄暗い部屋で生まれたからです。
まるで生後数ヶ月の赤ちゃんのように、しっかりと目を開けています。
赤ちゃんは、自分が生まれてくる環境を選べません。
ミシェル・オダンは、母親が出産のために本能で選ぶ環境が
赤ちゃんにも適している環境のはずだと書いています。
母親は、少数の信頼できる人たちに介助されて
静かで明るすぎない落ち着けて安心できる場所で出産をしてきたはずです。
母親の本能がそうやって赤ちゃんを守ってきたのです。
ところが現代は、母親の本能が無視されています。
分娩室が明るいのは医師には好都合ですが、母親の羞恥心という本能を無視しています。
そして、それだけではなく、赤ちゃんにダメージを与えていて、視覚による母親の刷り込みが妨げられています。
病院の分娩室で赤ちゃんが生まれたら
最初の授乳も、その後の母子の見つめ合いも、分娩室でおこなわれることになると思います。
赤ちゃんが眠りにつくまでの2時間ほどは
分娩室の明かりを落とし
母子のプライバシーを確保し
母子の最初の触れ合いがおこなわれるように、配慮する必要があります。
どれくらいの明かるさが良いのか解っていませんが
新生児が一番良く見える明るさが、理想の明るさになるはずです。
研究者の方には、なるべく早くどのくらいの明るさが新生児が一番良く見えるのか、数字を出して欲しいです。
現代の病院は非常に明るいです。
昔のように電気代を節約しようという時代ではなくなりました。
また、薄暗い病院は歓迎されません。
新生児室など、24時間、煌煌と明るい病院もあるそうです。
生まれて最初の2時間ほどの母子接触で
母親の匂いを刷り込み
母親の顔を刷り込み
母親の声を刷り込む、というのが理想です。
人類の長い歴史で、ずっとおこなわれてきた自然の姿です。
哺乳類としての本来の自然の姿にもどれば、自閉症は予防できると私は信じています。
3.蛍光灯の問題
自閉症の人で、蛍光灯で気分が悪くなるという人がいます。
ドナ・ウイリアムズさんは、蛍光灯のアレルギーがあります。
お店で働いていたときに、蛍光灯の明かりが強くて体調を壊しています。
数年前に、ポケモン事件というのがありました。1秒間に12回点滅しているテレビの画面を見ていた子どもが、日本中で700人、けいれんやひきつけを起こして病院で治療を受けました。
けいれんやひきつけを起こしたということは、脳がダメージを受けたということです。
点滅する明かりは自然の世界にはないので、人の脳が対応できるようにできていないからだと解釈されました。
ところが、蛍光灯も、50or60ヘルツで点滅しています。
ネコの視覚野にあるニューロンは、35〜75ヘルツで発火しているそうです。
そして、ヒトも同じだろうと推測されています。
また、普通のニューロンが興奮した時の発火は、50〜100ヘルツだそうです。
いずれも、蛍光灯の50or60ヘルツと重なっています。
蛍光灯は自然の灯りではありません。
新生児に対しての安全性は確かめられていません。
ポケモン事件と同じように、蛍光灯の点滅で脳がダメージを受けていたら、刷り込みが妨げられてしまい、自閉症になるという可能性があります。
また蛍光灯のアレルギーとは逆ですが、新生児室でじっと横たわったまま静かに天井を見ていて、泣かない赤ちゃんがいるそうです。
少しおかしいということで、「蛍光灯ベイビー症候群」と呼んでいるそうです。
(堀内たけし著、『サイレント・ベイビーからの警告』)
静かに蛍光灯を見ていて泣かない赤ちゃんというのは、ひょっとすると、蛍光灯を刷り込んでいる赤ちゃんかもしれません。
蛍光灯は点滅しているので目立ちます。
また、小さな音も出しています。
目だつだけでなく音も出していれば、刷り込みの条件を満たしている可能性があります。
そうであれば、母親の顔を刷り込む前に、蛍光灯を刷り込んでしまうという可能性があります。
光り輝く物が大好きという自閉症の子どもがいます。
ひょっとすると、光り輝く物、蛍光灯を刷り込んでいるのかもしれません。
蛍光灯の新生児への安全性は確認されていません。
少なくとも新生児のいる部屋では、蛍光灯は使用しないという配慮をしてほしいです。
遺伝要因
ポケモン事件では、病院へ行って治療を受けた子どもは日本中で700人でした。
テレビを見ていた何百万という子どもの中の、ごく一部の子どもでした。
受けたダメージに個人差がありました。
大きなダメージを受けた子どももいましたが、ほとんどの子どもは大きなダメージを受けませんでした。
同じように、明るさによって受けるダメージにも、蛍光灯によって受けるダメージにも、個人差があるはずです。
そういったダメージを受けやすいという感受性の個人差が
自閉症になりやすいといった遺伝要因として働いている可能性があります。
また、鳥のヒナには、刷り込みのしやすさ、しにくさ、といった遺伝による違いがあるそうです。
親鳥の模型を目の前で動かしたときに、何回目で後を追いかけるようになるか
早いヒナと遅いヒナといった遺伝による違いがあるそうです。
刷り込みをしやすいという遺伝子だと、母親以外の物を刷り込んでしまう危険があります。
逆に、刷り込みをしにくいという遺伝子だと、母親を刷り込めないという危険があります。
環境によっては、刷り込みをしやすいか、刷り込みをしにくいかといった遺伝の要因が、自閉症に関与している可能性があります。
しかし、こういった遺伝の要因が刷り込みの障害にかかわっているとしても
日本では1950年以前は、自閉症の子どもはほとんどいませんでした。
したがって、1950年以前のような出産環境にもどせば
自閉症はかなり高い確率で予防できます。
刷り込みを妨げるような要因を極力排除し
刷り込みをしやすい環境を整備すれば、遺伝の要因は問題にはなりません。
4.ヒトの顔
かなり小さな未熟児や、新生児が重態であったり、母親が重態だった場合は
出産直後から母子同床というわけにはいきません。
赤ちゃんの世話は看護婦さんがすることになります。
そして、ほとんどの赤ちゃんは看護婦さんを刷り込みます。
これは悪いことではなく、必要なことです。
母親を刷り込めないので、母親の代わりに看護婦さんが刷り込まれる必要があります。
視覚による刷り込みは、はじめは種を刷り込みます。
その後で、個を特定するという特徴があります。
したがって、赤ちゃんがはじめに刷り込むのが、母親でも看護婦さんでもおなじです。
はじめに看護婦さんを刷り込んでも、あとで刷り込みが母親へ転移すれば問題はありません。
しかし、刷り込みが転移しやすいように、看護婦さんはマスクや帽子やふちの目立つメガネは避ける必要があります。
看護婦さんを刷り込んでも、自然のヒトの顔であれば、母親にたいして人見知りはしません。
また、看護婦さんから母親へという、刷り込みの転移にも問題はうまれません。
動物園で、鶴のヒナを人工飼育するときは、人を刷り込まないように鶴のような手袋を使って餌をあげます。
人を刷り込んでしまうと人を仲間とみなすようになり、鶴を仲間として認めなくなってしまうからです。
鶴にとって、人を刷り込むことは誤刷り込みということになります。
それとおなじで、マスクをした口のない顔や、帽子をかぶった頭の大きな顔や、黒いふちの眼鏡をかけた看護婦さんの顔を刷り込むと、誤刷り込みということになります。
はじめは母親を同種の仲間として認めません。
はじめて母親を見たときは、顔をそむけたり、泣いたりします。
この現象を、私は新生児人見知りと名づけました。
(くわしくは2章を参照ください。)
子ネコが私を見て新生児人見知りしたのは、はじめの1回だけでした。
2回目からは怒りませんでした。
1回目に何ごとも起きなかったので、1回で、敵ではないと学習したのです。
ヒトの赤ちゃんは、子ネコよりも学習能力が高いはずです。
1回目に新生児人見知りをしたとしても
1回目になにごとも起きなければ
2回目からは母親を見ても泣かないはずです。
ところが、「ハイ、あなたの赤ちゃんですよ!」と、赤ちゃんを渡されたらどうでしょうか?
赤ちゃんが泣きだしたら、お母さんはどうするでしょうか?
まさか自分を人見知りして泣いているとは考えないはずです。
赤ちゃんを抱いてあやすのではないでしょうか?
おなかがすいていると考えて、おっぱいを飲ませようとするかもしれません。
そうしたら、どうなるでしょうか?
人見知りした相手に抱かれてあやされて、おっぱいを押しつけられたら、赤ちゃんはパニックになり恐怖を感じるかもしれません。
そうすると、母親への恐怖感が身についてしまうかもしれません。
あるいは、母親への恐怖症を発症するかもしれません。
そうやって、1000人に1人ぐらいは、母親への刷り込みの転移に失敗してしまう赤ちゃんがいないとも限りません。
可能性は限りなく0にする必要があります。
看護婦さんが赤ちゃんの世話をするのであれば、看護婦さんが刷り込まれる必要があります。
しかし、誤刷り込みにならないように、人という種として刷り込まれる必要があります。
赤ちゃんに接する看護婦さんは、自然のヒトの顔で接するように配慮してください。
まとめ
自閉症予防の4ヶ条が採用されるようになれば、自閉症の発症率は大幅に低下するはずです。
これから出産をする方は、病院を選ぶときに、自閉症予防の4ヶ条を病院に要求してください。
自然の姿に戻るだけなので、どの病院でもすぐにできる簡単なことばかりです。
ただし、大きな病院はシステムができているので、急には変更できないかもしれません。
したがって、助産婦さんが開いている助産院をお勧めします。
女性が個人で開業しているので素早く変更できます。
また、自然のお産のことを理解してくれやすいと思います。
お願い
最後にお願いがあります。
自閉症は予防することができます。
刷り込みの障害が自閉症の原因だという理論を
世界に認めてもらうことが現代の最重要課題だと、私は考えています。
親にとっては、我が子に障害があるということほどつらいことはありません。
どうかこの理論の普及にご協力ください。
お願いします。
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