パズルの解を増やす手法  <<Back>>

1 合同変換

  パズルの中に、以下のような合同図形を織り込めば、その図形を交換することによって、新しい解を得ることができます。

   

 例えば上図の場合は、3つの合同図形があるので3!=6通りの変化があります。

 対称変換

パズルの中に、以下のような対称図形を織り込めば、その図形を対称移動することによって、新しい解を得ることができます。

  

 上図は2つのピースでできる対称図形を中心に織り込んだものです。対称変換できる図形を沢山入れることによって、

パズルの解の個数はは飛躍的に増えていきます。

  回転変換      

これは、対称変換の1つの応用です。図のように回転可能な図形を織り込むと、パターンが増えます。下図の例のほか、

正方形も回転変換可能な図形です。

 

 合同変換と対称変換の合成

これも対称変換と合同変換の応用例です。私はこのパターンに「スライド」と名づけました。対称変換と合同変換が波及しあう面白い変化です。生じる6種類の図形はもちろん2つの変換に対して閉じているわけです。

 奇妙な合同変換

ちょっと変わった合同変換を紹介します。A,B,Cの3つの図形は互いに合同です。特にCに注目すると、合同図形が2つ重なっていることがわかります(中段の図)。今、例えばAとBを交換したとしましょう。すると、今度は右図のように、A部分に合同図形が2つ重なります。

 共役類変換

図のA,Bは合同図形ではありませんが、Aのaと、Bのbを入れ替えても、ともに同じ図形が再現されます。C,Dについても同様です。

 

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